製品を導入することになった背景

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、創価大学通信教育部は学生の学習機会を確保するための対策を迫られました。2020年5~7月に全国で予定されていた地方スクーリングや科目試験が中止となり、夏期スクーリング授業を急遽オンライン化する必要が生じました。また、この機会に受講者の経済的・時間的負担を軽減するためのオンライン化の推進が求められました。

導入前に企業が抱えていた課題

創価大学通信教育部は、2014年頃まで従来の郵送や集合授業によるアナログな学修環境での通信教育を実施していました。近年、受講者の経済的・時間的な負担を軽減するための学習環境のICT化が進められていました。2023年度にはオンライン授業のライブ配信や本人認証付きWeb試験の全面実施を目指していましたが、新型コロナウイルスの影響で計画を前倒しする必要が出てきました。

導入前の課題に対する解決策

新型コロナウイルスの影響を受けて、創価大学通信教育部はZoomとLMSを連携させたオンライン授業を導入しました。また、試験を本人認証付きWeb試験に切り替え、授業前やレポート提出時にも本人認証の仕組みを実装しました。ZoomとLMS(KD)のシステムを同期させることで、学生はZoomに別途接続することなく、KD上からオンライン授業を受けることができるようになりました。

製品の導入により改善した業務

製品の導入により、夏期スクーリング・秋期スクーリングを完全オンライン化することができました。試験も本人認証付きWeb試験に切り替えられ、出席管理や不正受講の問題を解消しました。学生へのアンケート結果では、オンライン授業に「かなり満足」「満足」が約8割、今後もオンライン授業での受講を「希望する」が約9割と、非常に高い評価を得ることができました。