製品を導入することになった背景

株式会社島津製作所の人材開発部は、2018年秋頃から双方向学習が可能なe-learningの方法を探求していました。その中で、2018年12月に日本で開催された人材開発の国際会議「ATDJapan」でUMUとの出会いがありました。UMUの機能には魅力を感じたものの、双方向学習を実現するためのモバイル端末の配布などの課題が存在していました。しかし、2020年3月の新型コロナウイルスの影響で、集合研修が難しくなり、新人研修をオンラインで行う方向へと急遽変更されました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社島津製作所は、双方向のe-learningを実現したいと考えていましたが、モバイル端末の配布などの課題が立ちはだかっていました。また、社内の勉強会を通じても、オンライン化への移行は進行していませんでした。新型コロナウイルスの影響で、集合研修だけでは新人研修の実施が難しくなるという新たな課題が生じました。

導入前の課題に対する解決策

オンライン研修への移行を決定した株式会社島津製作所は、モバイル端末のレンタルを急遽決定しました。通常、導入時には学習設計やコース作成の勉強会が行われますが、今回はUMU側がトップページの作成を担当し、島津製作所のチームはコンテンツ作成に専念しました。この協力のもと、導入からわずか2週間でシステムを構築することができました。

製品の導入により改善した業務

UMUの導入により、2週間で新入社員研修の全プログラムを作成することができました。また、オンライン研修では受講生の顔や表情がはっきりと見えるため、一人ひとりの個性がより理解しやすくなりました。さらに、日報の提出やグループ内の討議内容をオンラインで共有することができ、情報の集約や学びの機会が増加しました。これにより、効率化、機会創出、関係構築の3つの観点での成果を実感することができました。