製品を導入することになった背景

法人様向けにクラウドやモバイル、セキュリティなどの研修サービスを実施している日本アイ・ビー・エム様は、常に新しい教材を模索しておりました。その中で、VR動画教材の可能性に目をつけました。特に、あるグローバル企業様へのセキュリティ関連の教育コンテンツ提供の際、新しい方法としてVRを採用することを検討しました。仮想体験ができるVRは、物理的な設備を設けることなく、疑似体験が可能であり、これが導入の大きな背景となりました。

導入前に企業が抱えていた課題

日本アイ・ビー・エム様は、毎年新しい知識やテクノロジーを追加するだけでなく、受講者の興味を引く教材を制作してきました。動画やマンガ、アニメなどの教材を制作していたものの、さらに新しい方法を求めていました。また、ある海外子会社での実体験を基にしたセキュリティ教育を、他の拠点にも展開したいという要望がありましたが、物理的な設備の導入はコストやスペースの問題がありました。

導入前の課題に対する解決策

VR技術を活用することで、物理的な設備を設けることなく、仮想空間での疑似体験が可能となりました。この解決策を採用することで、教育の質を向上させることが期待されました。しかし、日本アイ・ビー・エム様自体がVR教材の制作経験がなかったため、制作実績を持つプロシーズ様に制作を依頼することとなりました。

製品の導入により改善した業務

VR教材の導入により、受講者は仮想空間での疑似体験を通じて、セキュリティのウィークポイントを実際に見つけるという実践的な学習を行うことができました。また、8カ国語に対応した教材制作も行われ、多言語対応の教育が可能となりました。ナレーションの指導や吹き出しの編集など、細かい部分の調整も行われ、より質の高い教材が完成しました。これにより、受講者の学習効果や満足度が向上し、教育の質が大きく向上しました。