製品を導入することになった背景

株式会社エヌ・ティ・ティ・トラベルサービス(以下、NTTトラベル)は、特別利用券を法人向けに提供しており、その発行から精算までの業務が非常に多岐にわたっています。特に、利用券の発行枚数は月平均で数千枚にも上り、その後の精算業務は膨大なものとなっています。このような状況下で、業務の効率化と精度向上が求められていました。

導入前に企業が抱えていた課題

NTTトラベルでは、以前から他社のOCRソフトを使用していましたが、その文字認識精度に問題がありました。具体的には、読み取ったデータの約9割を手作業で修正する必要がありました。さらに、既存のOCRソフトは新しいOS、Windows 7に対応していなかったため、OSのアップデートに伴い、新しいOCRソフトの導入が必要となりました。

導入前の課題に対する解決策

NTTトラベルでは、複数のOCRソフトを比較検討しました。その結果、パナソニックの「帳票OCR」が高い文字認識精度と豊富な導入実績を持っていることから、無料体験版の検証を開始しました。この検証により、以前の9割にも及ぶ手作業がほぼ解消されることが確認されました。

製品の導入により改善した業務

「帳票OCR」の導入により、精算に関わる業務負荷が約40%削減されました。また、操作教育にかかる時間も大幅に削減され、利用者からの信頼度が向上しました。さらに、請求処理がスピーディーになり、業務の効率化と高品質化が実現しました。これにより、NTTトラベルは今後、さまざまな伝票に対しても「帳票OCR」を活用することで、更なる業務改善を検討しています。