製品を導入することになった背景

一般財団法人日本予防医学協会は、年間100万件以上の健康診断データを取り扱っています。健康診断結果レポートの作成において、手作業によるデータ入力とチェックが多く、繁忙期にはスタッフを追加して教育する必要がありました。さらに、健康社会への貢献を目指し、検査結果の通知までの納期を短縮することが求められていました。

導入前に企業が抱えていた課題

健康診断事業は繁閑の差が激しく、毎年繁忙期にスタッフを追加し、作業手順を一から教育する必要がありました。このような状況は、業務効率の低下とスタッフの負担増加を引き起こしていました。

導入前の課題に対する解決策

一般財団法人日本予防医学協会は、複数のRPA製品を比較検討した結果、NEC Software Robot Solutionを選定しました。この製品は、現場スタッフからの評価が高く、操作がわかりやすいとされていました。また、導入サポートが手厚く、PoCプランや教育プログラムが明確であったため、導入の決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

製品の導入により、4カ月で合計1,000時間以上のロボット稼働を実現し、登録作業の負担が大幅に軽減されました。具体的には、健康診断データの登録作業や論理チェックなど、これまで人手で行われていた作業の一部が自動化されました。この結果、残業や休日出勤が減少し、3人で行っていた作業が2人で回せるようになりました。また、業務プロセスの見直しも行われ、業務改善にも貢献しています。