製品を導入することになった背景

DBJ Americasの親会社である株式会社日本政策投資銀行(DBJ)は、日本の戦後復興期に国内のインフラへの長期融資を目的として設立された金融機関です。2008年に民営化され、新たなファイナンス手法に取り組む中で、国内金融市場の発展を目指してきました。DBJ Americasは、2018年10月にDBJの海外現地法人として設立され、DBJの南北アメリカ大陸全域のビジネスをサポートする役割を担っています。この背景から、効率的な情報管理ツールの導入が必要となりました。

導入前に企業が抱えていた課題

DBJ Americasのスタッフは、出張が多く、オフィスでのデスクワークの時間が限られていました。そのため、他のスタッフとの直接のコミュニケーションが難しく、情報や人脈の共有が不十分でした。また、DBJでは配属転換が2~3年ごとに行われ、その都度、人的ネットワークや業界知識がリセットされる問題がありました。これにより、引継ぎ作業に多くの手間と時間がかかっていました。

導入前の課題に対する解決策

DBJ Americasのスタッフは、Sansanの導入を検討しました。DBJの日本本社では、2016年からSansanが導入されており、名刺情報のデジタル化や情報共有の効率化が実現されていました。生駒様自身もSansanの利便性を実感していたため、ニューヨークの駐在員事務所にSansanを導入する提案を行いました。その結果、現地法人設立のタイミングでSansanの導入が決定されました。

製品の導入により改善した業務

Sansanの導入により、名刺情報をスマートフォンで簡単に記録し、外出先でも情報を確認することが可能となりました。これにより、外出時の情報確認の効率が大幅に向上しました。また、グリーティングカードの発送業務も効率化され、手作業が大幅に削減されました。Sansanのメール送信機能を利用することで、メールの誤送信リスクも低減されました。これらの改善により、業務の生産性が大幅に向上し、Sansanの活用が社内で習慣化されていきました。