製品を導入することになった背景

アットホーム株式会社では、バックオフィス業務の負担軽減を目的として、RPAの導入を検討し始めました。特に、顧客情報管理部では、多岐にわたる業務と繁忙期・閑散期の変動に対応する人員確保、そして人為的ミスの発生が課題となっていました。これらの課題を解決するため、2017年にRPA製品「BizRobo!」の導入を決定。さらに、2020年からはAI-OCR製品「Tegaki」との連携を開始し、業務効率化を図っています。

導入前に企業が抱えていた課題

アットホーム株式会社の顧客情報管理部では、全国約40拠点の営業所から集約される各種提供サービスの申込書類の設定処理やお客様情報管理など、煩雑なバックオフィス業務を一手に引き受けていました。これらの作業は社内の基幹システムを利用して行われていましたが、作業内容の多様性やスタッフの業務過多、人為的ミスの発生などが大きな課題となっていました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題に対処するため、アットホーム株式会社は「BizRobo!」を導入することを決定しました。導入の決め手は、現場レベルでの操作の容易さと管理の便利さでした。さらに、2020年には、精度の高いAI-OCR製品「Tegaki」との連携を開始。これにより、紙媒体申込書の情報と受注登録システム画面の自動突合が可能になり、作業効率が大幅に向上しました。

製品の導入により改善した業務

「BizRobo!」の導入により、アットホーム株式会社では、直ちに3万会員分の大規模処理を成功させ、社内表彰も受賞しました。また、毎月平均700〜900枚の処理を2体のロボットが行い、ダブルチェックの手間や精神的負担が軽減されました。現在では、全社的に開発したロボットは137体に上り、定常稼働しているのは80体ほど。これにより、月間約400時間の時間削減効果が得られています。