製品を導入することになった背景

株式会社中野建設は、業務効率化を目指し、特に紙媒体のデータ入力作業の効率化を求めていました。2019年にRPA導入を検討し始め、管理本部部長が主導。Excel VBAを活用した経験があり、更なる業務効率化の可能性を探求していました。紙媒体のデータを手動でシステムに入力する際の時間消費とミスの多さに課題を感じ、これを解決するためにRPAとAI-OCRの組み合わせを考えました。

導入前に企業が抱えていた課題

同社は、請求書や予算書などの紙媒体のデータをシステムに手入力する作業で、ミスの修正や確認に多くの時間を費やしていました。また、複数の拠点で同じ作業を重複して行うなどの問題もありました。これらの課題を解決するために、RPAの導入が必要とされました。

導入前の課題に対する解決策

主導者は、知識ゼロの状態からでもロボットを作成できるRPAツールの選定を重視しました。日本語でわかりやすく、学習プログラムが豊富で、コスト面でも手軽なBizRobo! miniを選択。管理本部副主任が開発・運用の担当となり、WEBセミナーやeラーニングを活用して基礎知識を約1カ月で習得しました。

製品の導入により改善した業務

BizRobo!の導入により、紙の請求書入力作業の約9割が自動化され、年間約900時間の削減を実現。現在は22体のロボットが稼働し、1年間で1,400時間の労働時間削減を達成。これにより、社員は「本当に人間がするべき業務」に集中できるようになり、業務効率が大幅に向上しました。