製品を導入することになった背景

農業資材を中心としたEC事業を展開する株式会社プラスワイズは、事業の急速な拡大に伴い、業務量が増大し、特に受注処理の効率化が課題となっていました。2020年、会計顧問からRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入を提案され、これによりPC上の定型作業を自動化し、業務効率の大幅な改善を図ることができると判断しました。特に、RPAツール「BizRobo! mini」は、スモールスタートから大規模運用への拡張が容易である点が評価され、導入が決定されました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社プラスワイズでは、事業拡大に伴い受注業務の量が増え、特に繁忙期や連休明けのピーク時における作業負担の増大が課題となっていました。また、受注確認の遅延による業務のボトルネックや、ECモールの厳格なガイドラインへの対応が求められる中、業務効率化が急務とされていました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するため、株式会社プラスワイズはRPAツール「BizRobo! mini」の導入を決定しました。このツールは、ノンプログラミングで業務プロセスの自動化が可能であり、受注確認から発送通知に至る一連の作業を効率的に自動化することができました。また、現場の担当者も開発運用に参加し、現場のニーズに即したロボットの開発が行われました。

製品の導入により改善した業務

「BizRobo! mini」の導入により、受注確認関連の作業で年間1,000時間相当の人的リソースが創出され、業務全体の円滑化が実現されました。特に受注確認の迅速化により、後工程の前倒しが可能となり、繁忙期の業務に余裕を持たせることができました。さらに、ECモールのガイドライン対応も強化され、事業リスクの解消にも寄与しました。今後は、商品管理分野でのRPA活用の拡大も計画されています。