製品を導入することになった背景

一般財団法人建材試験センター(JTCCM)は、建材や建築・土木に関する試験・認証・評価・証明等を行っており、全国に複数のオフィスと試験所を持っています。2019年春頃、同センターは約240名の職員の勤怠ログ管理のためにBizRobo!の運用を開始しました。この背景には、タイムカードの打刻後も無意識に残業してしまうという状況や、所属長や管理者が意図しない形でのサービス残業が発生しているという問題がありました。

導入前に企業が抱えていた課題

一般財団法人建材試験センターの総務部では、全国の職員約240名の勤怠ログの管理に関して、RPAの導入の必要性が感じられていました。特に、タイムカードを打刻した後も残業してしまう状況や、所属長や管理者が意図しない形でのサービス残業が発生しているという問題が挙げられます。これらの課題を解決するために、実労働時間と申請労働時間の乖離を是正する取り組みが求められていました。

導入前の課題に対する解決策

一般財団法人建材試験センターは、実労働時間の可視化を目指してシステムの構築を検討しました。しかし、データの集計作業に時間がかかることが判明したため、BizRobo!を活用して各システムからのデータ収集と一括管理を行うこととなりました。リコージャパン株式会社の提案を受け、BizRobo!の導入が決定されました。この導入により、PCの利用時間、タイムカードの打刻時間、残業申請時間などのデータを収集し、差異を分析することが可能となりました。

製品の導入により改善した業務

BizRobo!の導入により、一般財団法人建材試験センターでは実労働時間の可視化が実現され、実労働時間と申請労働時間の乖離が大幅に減少しました。具体的には、月30時間以上の残業をしていた職員が大幅に減少し、平均でも10時間程度の残業となりました。また、所属長が正確な勤怠状況を把握・判断できるようになったことで、不明瞭な状況下での居残りがなくなり、生産性が向上しました。