製品を導入することになった背景

三重県に本拠を置く井村屋グループは、メール添付ファイルのセキュリティ確保やBCP再構築の必要性を感じていました。これらの課題を解決するための情報共有基盤として、クラウド コンテンツ マネジメント「Box」の採用を決定しました。この採用により、業務効率化や情報共有のリアルタイム化が期待されていました。

導入前に企業が抱えていた課題

井村屋グループは、メール添付ファイルのセキュリティを確保するための暗号化が社内ルールとして徹底されていなかったことが課題でした。また、オンプレミスでのシステム導入による添付ファイルの容量制限やメールサーバーの容量不足、シャドーITの問題など、多くの未解決の課題が存在していました。

導入前の課題に対する解決策

井村屋グループは、新しい働き方や生産性向上を目指して、クラウドストレージの導入を検討し始めました。当初、コスト面での懸念があったBoxでしたが、NTTコミュニケーションズのSSOソリューションとの連携により、セキュリティとコストのバランスが最適化されました。さらに、Boxのグローバルな導入実績やセキュリティ信頼性、多様な連携ソリューション、中国での利用可能性などが評価され、Boxの採用が決定されました。

製品の導入により改善した業務

Boxの導入により、井村屋グループは情報共有のリアルタイム化や業務効率化を実現しました。特に、海外事業戦略部では、展示会や商談の際の資料共有や現地での写真共有が容易になりました。また、Boxと基幹システムの連携により、原価計算書や製品仕様書などの情報をリアルタイムで共有する取り組みが始まりました。さらに、過去の製品レシピや製造ノウハウといった貴重な情報をBoxに集約し、新しい開発部門スタッフが容易に参照できるようになりました。