この導入事例のポイント
- 管理会計業務、検収・照合、注文書の取り込みなど、多くの定型業務を自動化したい
- 「AUTOMATION ANYWHERE」を導入、業務効率の改善を図った
- PDFなど直接取り込めないデータに費やす時間を経理1人あたり1/3に軽減
- 年間人件費にして1人あたり約200万円ものコストを削減することができた
- 業務効率化によって生まれた時間を、他の付加価値のある業務に置き換えることができた
フジテック、ユーザー主体の開発でデジタル化を推進 年間7,280時間の業務時間短縮と、マネジメントサイクルの高速化を実現
※出典:フジテック、ユーザー主体の開発でデジタル化を推進 年間7,280時間の業務時間短縮と、マネジメントサイクルの高速化を実現
この導入事例のポイント
- 開発、設計、生産、据付、保守などの日々のルーティン業務自動化を図りたい
- 将来性も見込め、集中管理可能な「AUTOMATION ANYWHERE」を導入
- 「2024年度には7,000時間の業務削減」という目標を3年前倒しで実現できた
- 自動化のおかげで、自動化対象とならなかった他の業務の効率化も実現できた
製品を導入することになった背景
フジテック株式会社は、昇降機の専業メーカーとして、世界の都市機能の高度化に貢献しています。2019年に発足したデジタルイノベーション本部は、テクノロジーを活用して業務品質を向上させるための取り組みを開始しました。各部門の業務プロセスの調査を行った結果、多くのルーティン業務が基幹システムだけではカバーできていないことが明らかになりました。このような背景から、業務の自動化を進めるためのRPA導入の検討を2019年6月に開始しました。導入前に企業が抱えていた課題
フジテック株式会社の多様な部門、開発、設計、生産、据付、保守などで、基幹システムだけでは対応しきれていない集計などのルーティン業務が存在していました。これらの業務は、業務効率の低下や人的リソースの浪費を引き起こしていました。また、業務プロセスの調査では、場所や時間、人に縛られた業務が多く存在していたことも大きな課題でした。導入前の課題に対する解決策
RPAの選定に際して、フジテック株式会社は5つの製品を比較検討しました。ユーザー主体で開発が可能で、集中管理ができる製品を求めていました。Automation Anywhereは、特別なプログラムの知識を必要とせず、豊富なコマンドやレコーディング機能が利用できる点で評価されました。また、AWSでの管理やControl Roomという一括管理機能、リスト型のUIなど、集中管理に適している点も高く評価されました。製品の導入により改善した業務
RPAの導入により、フジテック株式会社は年間7,280時間の業務削減を実現しました。23部門で68のBotが稼働し、その中で59のBotはユーザー部門が独自に開発しました。また、月次で行われていた集計業務が週次や日次で行われるようになり、問題の早期発見や対策の早期化、マネジメントサイクルの高速化が実現されました。RPAの効果は、業務時間の削減だけでなく、業務の効率化やテクノロジーの民主化にも繋がっています。「4つのフェーズ」によるRPA導入で約40,000時間の削減に成功 社内の「アールピーエイター」がDXに向けた業務改革を牽引
※出典:「4つのフェーズ」によるRPA導入で約40,000時間の削減に成功 社内の「アールピーエイター」がDXに向けた業務改革を牽引
この導入事例のポイント
- 全国の組織で、商品企画に必要な機能を備えており、業務フローを標準化・自動化したい
- 負荷軽減力、運用や処理に優れた「AUTOMATION ANYWHERE」を導入
- 延々と続く単純作業の削減や人的ミスのリスク軽減により、業務が効率化された
製品を導入することになった背景
株式会社JTBは、デジタル技術を活用してビジネスモデルや働き方を変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)に積極的に取り組んでいました。国内旅行商品のプランや料金交渉、移動手段の手配、旅行先でのアクティビティや追加旅行素材の交渉など、多岐にわたる業務を効率化するため、業務フローの標準化と自動化を目指し、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の導入を決定しました。導入前に企業が抱えていた課題
JTBグループは、総合旅行業からソリューション提供型のビジネスモデルへの転換を目指していましたが、これにはデジタル技術の活用が不可欠でした。特に、全国にわたる出発地と目的地の組み合わせによる商品企画には、全国の組織で必要なすべての機能を備える必要があり、業務フローの標準化と自動化が大きな課題となっていました。導入前の課題に対する解決策
JTBは、管理者の負荷軽減と処理スピードの早さを重視し、2017年から国内外のRPAツールについて情報収集を開始しました。初期には国産ツールと海外製ツールを導入し、その後、適用業務の範囲を増やし、開発を内製化する方針を採りました。プログラム開発が可能でない人でも短時間で開発できる「Automation Anywhere Enterprise」が採用され、開発と運用のしやすさ、処理スピードの早さが決め手となりました。製品の導入により改善した業務
RPA導入により、JTBは4つのフェーズを通じて業務改革を進めました。第1フェーズでは宿泊仕入れ業務など効果が大きく、開発の難易度が高い業務をターゲットに導入し、拠点によっては残業時間が60%削減される効果を得ました。第2フェーズでは開発難易度が小さく、コスト効果も小さい業務を対象にし、第3フェーズで難しい開発の内製にチャレンジしました。第4フェーズでは社内業務のボトルネックを把握し、その解消にプロジェクトチームを組成しました。これらの取り組みにより、社内の5部門のうち3部門で約100のロボットが稼働し、大幅な業務効率化を実現しました。この導入事例のポイント
- RPAを製薬会社に欠かせない業務へ適用させ、業務効率化・自動化を図りたい
- 業務フローを標準化し自動化できる「AUTOMATION ANYWHERE」を導入
- 外注業務の内製化によってアウトソースのコスト削減が期待できるようになった
製品を導入することになった背景
アステラス製薬株式会社は、革新的な医療ソリューションを提供し続ける企業として、2017年に新たな技術への取り組みとしてRPA(ロボティックプロセスオートメーション)の導入を検討し始めました。この動きは、経営層からの新技術への関心と、社内での効率化の必要性から生じました。導入前に企業が抱えていた課題
アステラス製薬は、ファーマコビジランスと呼ばれる医薬品安全性監視業務において、臨床試験の安全性情報を世界各国の当局に報告する重要な業務を抱えていました。この業務は多くの製薬会社が高いコストをかけてアウトソーシングしており、内製化によるコスト削減と効率化が求められていました。導入前の課題に対する解決策
解決策として、アステラス製薬はRPAツールの選定を進め、Automation Anywhereが提供するRPAソリューションに注目しました。このツールは、グローバルでの実績とセキュリティ・ガバナンス機能が評価され、短期間での導入が決定しました。製品の導入により改善した業務
RPAの導入により、アステラス製薬はファーマコビジランス業務をはじめとする複数の業務で効率化を実現しました。特に、Case processing業務では、安全性情報に関する症例のチェックをRPAが自動化し、これにより外注していた業務の内製化が進み、コスト削減が期待されています。また、社内の創造的な仕事に人の時間をより多く割くことができるようになりました。この導入事例のポイント
- 業務負担が高いWebEDI関連の業務の自動化・業務効率化を図り生産性を高めたい
- 様々な作業の効率化機能を備えた「AUTOMATION ANYWHERE」を導入
- 導入後半年ほどで約600時間ほど削減、業務効率化を実現することができた
- RPA導入によって人為的なミス削減が実現、精神的負担の軽減にもつながった
- 新たな領域へチャレンジする時間の創出や、業務改革意識の向上にも繋がった