受発注システム28選比較｜インボイス対応＆補助金までを一気に解説【2025年最新】

アナログな方法で受発注業務を行っていることで、ミスが頻繁に起こったり、作業効率が下がったりしていませんか？受発注システムを導入することで、それらの課題を解決することができます。手作業での情報のやり取りを、電子データによって自動化できるため、生産性が大幅に向上します。

この記事では、ニーズ別のおすすめ受発注システムや、選定ポイントを詳しく解説します。この記事を参考にして、受発注システムの導入に役立ててください。

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価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

1. 受発注システムとは？

受発注システムとは、「商品の注文（発注）」→「受注処理」→「出荷・請求」までを一元管理するソフトウェアです。紙の注文書やFAXを使わず、取引先と同じ画面上でやり取りできるのが最大の特長です。

1.1 受発注の基本フロー

インボイス制度：2023年スタートの適格請求書等保存方式。消費税控除を受けるにはデジタルでも「発行番号・税率」付き請求書保存が必須です。

1.2 クラウド化が進む背景（在庫可視化・リアルタイム連携）

クラウド型（SaaS）の受発注システムが選ばれるのは、「在庫可視化」と「リアルタイム連携」がセットで手に入るからです。

• 在庫可視化でコスト削減
  医療材料SPD「JoyPla」は、部署ごとに定数管理し自動発注することで医材コストを年7％削減しました。
• リアルタイム連携でミスを撲滅
  クラウドERP「SmileWorks」は受注登録と同時に発注を自動起票し、入力ミスと発注漏れを大幅に低減しています。
• モバイル対応でどこでも発注
  SaaS型はブラウザやスマホアプリからアクセス可能。外出先でも在庫と発注状況を確認できるため、意思決定が速くなります。

補助金情報：中小企業はインボイス対応の受発注システム導入で「IT導入補助金」を活用できます（補助率2/3、上限450万円）

1.3 自作 vs SaaS vs ハイブリッド – 3つの選択肢をチェック

ここでは、導入形態を大きく三つに整理します。

OCRを連携する方法などは「AI OCRおすすめ39選【2025年最新・比較表あり】価格相場や選定ポイントを解説」をご覧ください。

選び方のヒント

1. スピード重視ならSaaS：
   インボイス・電子帳簿保存法の期限が迫っている企業は月額制を選ぶ方が安全。
2. 独自業務が多いならハイブリッド：
   FAXや特殊帳票を残したい場合はOCR連携で段階的にDX。
3. 将来の保守コストも要計算：
   自作は開発費が抑えられても、担当者退職時に仕様がブラックボックス化するリスクが高い。

次章では、これらの視点を踏まえて 28製品をタイプ別に比較し、自社にピッタリ合う受発注システムの見つけ方を具体的に解説していきます。

2. タイプ別早見表｜まずは自社に合う“箱”を決める

どの製品を検討するにも、「自社はどのタイプの受発注システムがフィットするか」 を先に決めると比較がラクになります。ここでは主要3タイプを‐業種適合・月額目安・法令対応可否の軸で一覧化しました。

*公表料金・事例の中央値。ユーザー数や取引高で変動します。

選び方のコツ

1. 院内SPDやシリアル管理が必須ならSPD型。
   JoyPlaはGS1-128バーコードを読み取るだけで入荷と在庫が更新され、トレーサビリティ対策にも直結します。
2. まずFAXを減らしたい中小企業は汎用クラウド型。
   楽楽B2BはAI-OCRで紙注文書を自動読込、無料トライアルも用意されています。
3. 取引先の多さがボトルネックならプラットフォーム型。
   インフォマートの最新料金体系は10万円超取引なら従量制が15万円上限と明確になり、コスト計画が立てやすくなりました。

次章では、それぞれのタイプに属する28製品を個別に比較し、料金・機能・サポート体制を詳しく見ていきます。

3. BtoBプラットフォーム／マーケット型

BtoBマーケット型は “取引先ネットワークが完成済み” という大きなアドバンテージがあります。新しい取引先も既存IDで即接続でき、APIや決済ゲートウェイと組み合わせれば、見積→発注→決済→物流 をワンストップで自動化できます。

* 公式サイトまたは導入事例中央値。ユーザー数・取引高で変動。

Othello Connect（オセロコネクト）

Othello Connect(オセロコネクト)とは、クラウド型の生産管理システムです。申込み当日から基本機能を利用できるうえ、2ヶ月間の無料お試し期間も用意しており、サービスを気軽に体験できます。月額33,000円で基本機能を利用できるため、システムに多くの予算を割くことが難しい中小企業でも無理なく導入が可能です。さらに、400種類以上の豊富な機能から業務に必要なものだけを月単位で選んで利用できます。導入時だけでなく、運用開始後も柔軟にカスタマイズできる点も大きな特徴です。

オセロコネクト　料金ページ

GoQSystem

株式会社GoQSystemのGoQSystemは、EC利用に適応した受注業務、商品登録、在庫連携、出荷業務、売上・収支管理が可能なシステムです。各モール・カートと連携し、通販業務を一括で行えます。ECの受注業務の自動化が可能で、ピッキング梱包作業をするだけでメール送信やステータス移動などの手間を省けるのもポイントです。また、リピーターとして計算する条件を設定すれば、新規や2回注文など表示されるのでマーケティングにも役立ちます。

GoQSystem　料金ページ

BtoBプラットフォーム TRADE

株式会社インフォマートのBtoBプラットフォーム TRADEは、BtoBのために企業間商取引に特化した受発注システムです。70万社、100万事業所に利用されており、2021年度の流通金額は18.5兆円を記録。上場企業の93％が利用した事のある、実績の豊富なシステムでもあります。紙の帳票、伝票やりとり由来の無駄をなくし、商行為をクラウドの電子データに置換することで、企業に利益をもたらします。

※料金は要お問い合わせ
BtoBプラットフォーム TRADE　お問い合わせページ

楽々B2B

株式会社インフォマート のBtoBプラットフォーム 受発注は、旧フーズインフォマートというソフトで受発注を効率化する受発注システムです。時間やコストを削減し、ワークスタイルを変革して労働環境の改善が可能になります。発注業務だけでなく店舗経営での判断材料としてシステムを活用可能です。脱電話、脱FAXによって企業価値を高めます。

※料金は要お問い合わせ
楽々B2B　お問い合わせページ

クロスオーダー

クロスマートのクロスオーダーはLINEとFAX OCRを活用した受発注システムです。卸業者と飲食店の受発注業務に特化しています。取引先の使いやすさにこだわって本当に使ってもらえる受発注システムを実現しました。オンラインへの切替が難しい取引先にはFAX発注のまま。クロスオーダーはFAX-OCR機能でFAXの手書き文字を瞬時にデータ化できます。独自のLINE受注とFAX-OCRを採用することで作業時間はこれまでの90％を削減します。

※料金は要お問い合わせ
クロスオーダー　料金ページ

TANOMU

TANOMUは発注ユーザー数5万店以上を誇る受発注システムです。あらゆる操作をスマートフォンで行えるため、配送中や倉庫内など、いつでもどこからでもTANOMUを使って注文が可能です。スマートフォンを使って簡単に作業ができるため、個人経営店舗の導入率が高いのも特徴です。CSV連携機能を搭載することで受注業務を1/10に削減することもできます。FAXでの受注も搭載されているOCRでデータすることができ、100%デジタル化を実現します。