製品を導入することになった背景

株式会社FCCテクノ様は、情報漏洩対策ツールの導入を検討する中で、コロナ禍と働き方改革の促進を大きなきっかけとして挙げています。2021年に経営陣が30代のメンバーに一新され、会社全体で大きな転換期を迎えることとなりました。この転換期を機に、テレワークの導入が決定し、業務用PCもデスクトップからノートPCへの移行が始まりました。この背景には、コロナ禍の中での不要な出社を避け、従業員の健康を守るという意図がありました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社FCCテクノ様は、以前から「IT資産管理」と「操作ログとデバイス制御」の2種類のオンプレミス型ソフトを使用していました。当時、多くの従業員がデスクトップ型PCを使用していたため、特に問題は感じていなかったのですが、テレワークの導入に伴い、新たな課題が浮上しました。オンプレミス型ソフトでは、社外からのリアルタイムのログ収集が難しく、テレワークを行う従業員のPCの情報をリアルタイムで確認することができない状態になってしまいました。

導入前の課題に対する解決策

この課題を解決するために、株式会社FCCテクノ様はクラウド型の情報漏洩対策ツールの導入を検討しました。その中で「MaLion」を選択した理由として、クラウド型のサービスであること、MacとWindowsの両方を同じように管理できること、そして予算内で必要な機能を利用できる点が挙げられます。また、以前からインターコムの製品を使用していた経験から、その信頼性も選択の決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

「MaLion」の導入により、株式会社FCCテクノ様は、操作ログの確認や端末稼働状況のレポート作成機能を主に利用しています。これにより、業務の負担が軽減され、従業員の安心感も増しています。特に、ノートPCの導入後は端末の紛失や不正アクセスへの警戒感が高まっていましたが、「MaLion」の活用により、これらのリスクを低減することができました。また、新しい従業員にも、入社時にこの管理ツールの存在と必要性を伝えることで、セキュリティ意識の浸透を図っています。