製品を導入することになった背景

株式会社NTTデータ エマーズ様は、金融系企業との取引を行っており、情報セキュリティ体制の確立が経営上の必須課題となっています。特に、金融系企業のシステム開発を請け負っている同社にとって、情報セキュリティは非常に重要です。そのため、社内のネットワーク統制状況については、顧客先からも定期的に監査や調査が行われるほどの重要性があります。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社NTTデータ エマーズ様は、社内ネットワークの構築当初からセキュリティ維持のための各種ソフトウェアを導入してきました。しかし、現在導入しているネットワーク監視ソフトが古くなり、新しいサーバーOSのサポートがない、ログ容量が膨大でHDDの消費が激しい、ログ検索ができないなどの課題が生じていました。また、新たなセキュリティ強化として、Webフィルタリングやメール監視、デバイス監視などのPC操作監視機能の導入の必要性も感じていました。

導入前の課題に対する解決策

株式会社NTTデータ エマーズ様は、既存のネットワーク監視ソフトを乗せ替える際に、PC操作監視機能も搭載する総合的な情報セキュリティ商品を探すことにしました。その中で「MaLion」を選択した理由として、Webメール監視やWebフィルタリング、USBメモリの利用制限などの情報漏洩リスクのあるPC操作の制限が可能であること、管理者自身の操作ログも収集できること、そして乗せ替え前の商品よりも運用上の手間やコストを削減できる点が挙げられます。

製品の導入により改善した業務

「MaLion」の導入により、株式会社NTTデータ エマーズ様は、社内PCの操作制限をシステム化することができました。具体的には、会社で許可したUSBメモリ以外の利用を禁止したり、書き出し専用のPCを用意して他のPCでの書き出しを禁止するなどのセキュリティポリシーを適用することができるようになりました。また、情報セキュリティ機能だけでなく、IT資産管理機能も「MaLion」に内包されており、今後は管理ツールを一本化することで、管理者の運用効率を向上させる予定です。