クロスオーダーの利用料金は、規約上、商品を売る卸売業者・問屋の側が払います。金額は公式サイトと規約に書かれていません。規約上、料金は申込書と使用量に基づく料金テーブルで決まるため、具体的な金額は見積もりで確かめます。
この記事では、クロスマート株式会社の公式サイトと利用規約で確かめられる範囲で、料金の決まり方、最低利用期間と解約の決まり、導入の段取り、見積もりで確かめることを説明します。発注する飲食店などの取引先にとっての費用と使い始め方にも触れます。
クロスオーダーの料金は誰が払うのか
クロスオーダーは、クロスマート株式会社が提供する卸売業者・問屋向けの受発注サービスです。飲食店などの取引先は、LINEやブラウザから発注できます。
利用料金を支払うのは受注者である卸売業者・問屋
基本規約では、利用料金を支払う者を「受注者」と定めています。受注者は、食料品・飲料または備品の売り手で、所定の手続きにより利用を申請し、クロスマート株式会社が承認した事業者です。したがって、クロスオーダーの利用料金を負担する構造は、商品を売る卸売業者・問屋側です。
規約の原文はクロスオーダー基本規約で確認できます。
クロスオーダーの利用料金は、規約上、商品を売る卸売業者・問屋側が支払います。
取引先は公式ページで「無料で使える」と案内されている
発注者に当たる飲食店などの取引先について、卸売業者向けの公式ページは「取引先は無料で使える」と案内しています。取引先は、普段利用しているLINEから発注でき、PCのブラウザ発注にも対応しています。クロスオーダー公式ページ 飲食店向けの利用案内
取引先側で確認したい費用や利用開始の手順は、第5章で扱います。
金額は公開情報では分からず、見積もりで確認する
2026年10月28日時点で、公式サイトと規約には、初期費用、月額料金、料金プランの金額、税込・税抜の別が記載されていません。問い合わせページでは、サービス説明、無料デモ、お見積依頼について案内しています。お問い合わせ
料金がどう決まるかは、規約に書かれていることを次の章で説明します。
料金の決まり方
クロスオーダーの利用料金は公開価格から判断する方式ではなく、申込書と使用量に基づく料金テーブルを確認する仕組みです。見積もりでは、利用するサービス、使用量の上限、上限超過時の扱いを同じ書面で確かめる必要があります。

申込書の利用料金とオプションサービス
基本規約は、受注者が本サービス利用の対価として、クロスマートが別途定める申込書に記載された利用料金を支払うと定めています。基本規約
個別規約では、クロスオーダー受発注、クロスオーダー給食、クロスオーダー請求書、クロスオーダー納品書、クロスオーダー見積書、クロスオーダー OCR、クロスオーダー販促チラシ、クロスオーダー販促カタログ、クロスオーダーコネクト、クロスオーダー音声注文、クロスオーダー Buddy、クロスオーダー営業 DXなどを「オプションサービス」と呼んでいます。受発注そのものも、このオプションサービスの一つとして挙がっています。
申込書の利用料金と、オプションサービスの料金テーブルに基づく料金の関係は、公式に書かれていません。見積もりを受け取った際は、利用予定のサービスがどの料金テーブルに当たるのかを、申込書の記載と照らして確認します。個別規約
使用量の上限を超えたとき
個別規約の料金テーブルは、オプションサービスの利用に関する使用量に基づく料金表であり、クロスマートから別途提示されます。選択した料金テーブルの使用量上限を超えた場合は、通知のうえ翌月分から上位のプランへ自動で変更されます。
一方、使用量が減少しても、下位のプランへは自動で変更されません。下位のプランに戻す手続きは、見積もりのときに尋ねます。使用量が何を指すかは公式に書かれていません。
月の途中でプランが変更された場合は、変更後のプランが月初から適用されたものとして料金が発生します。個別規約
請求の始まりと日割り
期間に応じて定められたオプションサービスの料金は、契約開始月から請求されます。日割計算による減額は行われないと定められています。契約開始月が導入のどの段階(申込み、初期設定、テスト稼働など)に当たるかは公式に書かれていないため、申込みの前にクロスマートへ確認する必要があります。個別規約
初期費用と書面の請求書
初期費用の有無と内容は、公式に書かれていません。見積もりのときに初期費用の有無を確かめます。問い合わせページ
発注者から郵送などによる書面の請求書の送付を求められた場合、個別規約では受注者がその費用と責任で対応すると定めています。書面の請求書を求める取引先がいるかを、導入の前に確かめておきます。個別規約
契約期間と解約の決まり
クロスオーダーは、契約後すぐに見直せる仕組みとは限りません。最低利用期間、解約の通知期限、自動延長の条件を申込前に把握しておく必要があります。
最低利用期間は1年間で、契約初年度の途中解約には補填の定めがある
基本規約では、最低利用期間を1年間と定めています。契約日から1年以内にサービスの一部または全部を途中解約する場合は、「利用対価の1年分(支払い済みの利用対価は控除する)に相当する金額の補填」を前もって要します。基本規約
契約初年度に途中解約する場合は、支払い済み分を控除した1年分の利用対価に相当する補填が必要です。
個別規約で「オプションサービス」とされるサービスについても、利用期間と途中解約には基本規約の最低利用期間・解約の決まりが適用されます。受発注に使うサービスもオプションサービスに含まれるため、申込書で利用対象を確認しておく必要があります。個別規約
解約の通知期限と自動延長を申込書と合わせて確認する
解約を希望する受注者は、解約希望日の1か月前までに、クロスマート所定の様式で通知します。
契約期間満了日の1か月前までに解約を申し出ない場合、契約は同じ条件でさらに1年間延長され、その後も同様に更新されます。更新後の年の途中解約に補填が必要かどうかは、規約の文から読み切れません。契約前に、更新後の途中解約の扱いと通知方法を確認してください。基本規約
利用終了後に必要なデータを自社へ保存する段取りを組む
請求書の保存対象データは、利用期間の終了後1か月間に限り、自社のサーバーなどに保存する目的で利用できます。また、利用期間の満了日が属する月の翌月末日を過ぎると、クロスマートの裁量で保存が終了し、削除されることがあります。個別規約
受発注データについては、クロスマートは保存する義務を負わないと基本規約に定めています。保存が必要なデータと出力の方法は、契約中に確かめておきます。基本規約
契約前には無料デモを依頼できる
公式の問い合わせページでは、サービス説明、無料デモ、見積依頼を受け付けています。問い合わせページ
期間を決めて本番環境を試せる無料トライアルや無料お試しについては、確認した公式公開ページには記載がありません。
導入の流れと準備
クロスオーダーは、申込み後に初期設定やテスト稼働へ進む流れです。契約と稼働開始の時点を分けて捉え、社内と取引先への案内を準備します。
契約は初期設定とテスト稼働より前に結ぶ
申込みの段階では、利用規約を確認したうえで電子契約に署名します。最低利用期間の1年間は本格稼働開始日ではなく契約日から数えます。契約の縛りは前の章のとおりです。クロスオーダー卸売業者向けページ 基本規約
料金がいつから発生するかについて、個別規約には、期間ごとに決まっているオプション利用料金は契約開始月から請求し、日割りでの減額はしないと書かれています。個別規約は「クロスオーダー受発注」もオプションサービスに含めています。一方で、基本規約にある申込書記載の利用料金がいつから請求されるのか、テスト稼働の期間も料金の対象になるのかは、公式に書かれていません。見積もりでは、契約開始日、請求開始月、テスト稼働中の扱いを同じ質問として確認し、社内の稟議や導入日程に反映させます。
公式ページが案内する導入の7段階
卸売業者向けの公式ページでは、導入の流れを次の7段階として案内しています。最初の打ち合わせでは企業の状況を聞き、使い方を提案します。キックオフミーティングでは、ゴール、今後の流れ、オペレーションを確認します。クロスオーダー卸売業者向けページ
- お打ち合わせ
- お申込み
- キックオフミーティング
- 初期設定・データ登録
- 社内勉強会
- テスト稼働
- 本格稼働開始
本格稼働の段階では全店舗へ案内し、必要に応じて勉強会や定例会を実施します。
社内の役割と基幹システムへの取り込みを確認する
社内勉強会は、営業担当者向けと受注担当者向けに用意されています。
テスト稼働では、テスト店舗を選び、案内用チラシを共有し、データ取り込みをテストします。利用中の基幹・販売管理システムには、システムに合わせた形式のCSVをダウンロードして取り込めると公式FAQで案内されています。クロスオーダー卸売業者向けページ
取引先への案内方法と導入期間の見方
取引先への案内について、公式FAQはサポート担当が伴走して導入支援すると案内しています。一方、公式事例では、卸売業者が配送時にチラシを渡し、請求書へチラシを同封し、営業担当者が訪問して初期設定を手伝うという3段階で案内した例があります。クロスオーダー卸売業者向けページ 公式導入事例
全社共通の標準導入期間は、公式に書かれていません。事例では、森永食品クックが導入に「3〜4ヶ月ぐらい」と説明し、クロスマートの公式発表では、山三ふじやがクロスマート担当者の現場同行サポートを受けて、約2ヶ月でLINE発注へ完全移行したと紹介されています。これらは各社の事例です。森永食品クックの導入事例 クロスマートの公式発表(山三ふじやの事例)
発注する取引先(飲食店など)の費用と使い方
飲食店などの発注側は、クロスオーダーを使い始める前に、利用料の案内と支払いに伴う費用の扱いを分けて確認します。スマートフォンではLINE、パソコンではブラウザから発注できます。
取引先向けの利用料と、確認しておきたい費用
卸売業者向けの公式ページは、「取引先は無料で使える」と案内しています。発注する飲食店などは、取引を始める卸売業者から渡されたチラシと、卸売業者が指定するログインID・取引開始コードを使って利用を始めます。
一方、基本規約では、決済手数料その他の支払いに必要な費用は「ユーザー」の負担と定めています。規約上のユーザーは発注者と受注者の総称です。通常の通信費のほかに、発注する取引先が負担する費用(支払いに伴う手数料など)があるかどうかは、公開情報だけでは判断できません。気になる場合は、取引を始める卸売業者か、提供元のクロスマートへ確認してください。
卸売業者向けページにある「取引先は無料で使える」という案内と、支払いに必要な費用の扱いは分けて確認します。
LINEとブラウザから注文内容を送る
普段使っているLINEから発注できます。専用アプリを新たに入れる必要はなく、パソコンを使う担当者はブラウザからの発注も選べます。公式の発注者向けページでは、LINEとPCブラウザの両方に対応すると案内されています。
発注後には、LINEのメッセージで発注内容が届きます。誰が何を発注したかを確認できるため、店舗の中で注文の内容を確かめられます。卸売業者からの商品情報やカタログも、LINEで受け取れます。
スマートフォンとPCで利用を始める手順
スマートフォンでは、卸売業者から渡されたチラシを手元に置いて設定します。取引開始コードなどは、卸売業者が指定した内容を入力してください。
- チラシのQRコードを読み取り、クロスオーダーをLINEの友だちに追加します。
- LINEの「注文する」から、卸売業者が指定したログインIDと取引開始コードを入力します。
- パスワードを設定します。
PCで始める場合は、まずメールアドレスを登録します。認証メールからユーザー名とパスワードを設定し、最後にログインコードを入力します。
見積もりで確かめることと、ほかの受発注システムとの比べ方
クロスオーダーは、公開ページだけでは料金の条件を読み切れない項目があります。見積もり時の質問をそろえ、契約条件まで同じ基準で比べることが、導入後の認識違いを防ぎます。
見積もりで聞くこと
申込書に記載される利用料金と、使用量に基づく料金テーブルの関係は公式に書かれていないため、利用したい範囲を伝えたうえで、見積もりに含まれる条件を確認してください。
- 料金を決める「使用量」の単位は何か。注文件数、取引先数、利用店舗数などのどれを基準にするか。
- 最も小さいプランに含まれる取引先数、注文数、アカウント数などの範囲はどこまでか。
- 初期費用の有無と、申込書の利用料金に含まれる内容は何か。
- 申込書に記載される利用料金と料金テーブルの関係はどうなっているか。何を利用すると料金が増えるか。
- 課金が始まる時期と、最低利用期間の起点はいつか。
- 使用量が減った場合に下位プランへ変更する手続き、申請期限、適用時期はどうなるか。
- FAX注文の取り込み(OCR)や留守番電話の注文の取り込みを利用する場合、それぞれの料金条件は何か。
- 基幹システムとの連携、CSVフォーマットの調整、基幹側の改修に費用が発生するか。
- 取引先への案内で、クロスマートが担う支援の範囲と、自社の営業・配送担当者が担う範囲はどこか。
- 利用を終える際のデータの出し方、利用できる期間、データ出力にかかる費用はどうなるか。
見積もりは金額だけで判断せず、利用範囲、使用量の上限、運用支援、終了時の扱いまで確認します。
契約の条件をそろえる
比べるときは、最低利用期間(1年)、解約の通知期限(解約希望日の1か月前)、自動延長(1年ごと)といった契約の縛りも、ほかの製品の条件と並べます。更新した後の年の途中解約の扱いと、更新のときの価格の改定の条件は、契約の前に確かめてください。
ほかの受発注システムと比べる
比較では、食品の卸売と飲食店の受発注に対応しているかを最初に確認します。クロスオーダーは、LINE、ブラウザ、FAX-OCRへの対応を案内しており、FAXや電話を残しながら運用する事例も紹介されています。従来どおりFAXや電話を使う取引先が残る場合は、両方を受ける業務の設計まで比べます。
各サービスには、同じ質問を当てはめてください。料金の決まり方、使用量の単位、含まれる機能、初期費用、連携に必要な費用、最低利用期間、自動延長、解約時の通知期限を並べると、月ごとの見え方だけで比較しにくい条件も確認できます。
ほかの製品の候補は受発注システムを比べる記事で探せます。受発注システムの比較表を請求すると、各製品の料金や機能を一覧で確かめられます。
製品のおすすめポイント
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サプライヤーポータルで取引先も簡単参加! eBuyerBrains
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- 誰もが使いやすいスマホ発注の採用で営業効率アップ
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自動化でメイン業務に集中 受発注デジタル化サービス(ビズネット株式会社)
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製品のおすすめポイント
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- エンドユーザー側の伝票詳細照会機能を搭載
- 各種マスタ設定などの多機能な管理者機能で管理工数を削減
製品のおすすめポイント
- 日々入荷が変わる生鮮品の入荷案内(提案書)が利用できる
- FAXを自動送信することで、ミスを最大限に削減
- 得意先の発注は数量を入力するだけの簡単注文に
、ネットショップ運営を効率化 ネクストエンジン(受発注システム)
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製品のおすすめポイント
- 多数のモールやショッピングカートとの連携を標準装備
- オフラインでの注文にも対応可能。オンライン・オフラインの一元管理を実現
- 指定の形式にすると自社開発のカートとの連携も可能に
タブレットで楽々購買管理 MPS受発注クラウド
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製品のおすすめポイント
- IoTセンサーと連携することで業務をもっと効率化
- 発注者がより柔軟に購買管理できる機能を搭載
- 受発注だけではなく請求機能も備えた強力機能
製品のおすすめポイント
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- 基幹システム導入顧客の声から生まれた受発注システムだからこその連携力
- パッケージ+カスタマイズを採用することで、より柔軟に、よりコストの削減を実現
製品のおすすめポイント
- 発注者の環境をとことん考え抜いた使いやすさ
- カスタマイズ対応で自社に合った運用が可能
- 各種基幹システム・販売管理システムとの連携が可能
- 業種業態や必要に応じて追加できる、多彩なオプション機能
スピーディーかつ低コストな導入 TS-BASE 受発注
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製品のおすすめポイント
- 在庫状況や出荷状況が分かりやすく、⽣産性が向上
- リアルタイム在庫管理システムで、煩雑な管理がスムーズに
- SaaS型による低コストで、セキュリティ対策も万全

