PR会社・広報代行の選び方・費用相場ガイド

PR会社・広報代行の選び方・費用相場ガイド

目次

1. そもそもPR・広報とは?広告との違いと「報道は買えない」earned mediaの本質

PR会社や広報代行を選ぶ前に押さえておきたいのは、PR(広報)と広告が根本的に別物だという点です。広告は枠を買うため掲載も表現も自社で決められる一方、PRはメディアという第三者を介するため掲載を保証できず、その代わりに利害関係のない第三者の評価として信頼されやすい性質を持ちます。この土台を先に理解しておくと、外注の是非や「掲載を保証します」といった提案の妥当性を、あとの章でぶれずに判断できるようになります。

PRとは「関係を築く経営機能」であって宣伝ではない

PR(パブリックリレーションズ)は、日本広報学会が2023年に「組織や個人が、目的達成や課題解決のために、多様なステークホルダーとの双方向コミュニケーションによって、社会的に望ましい関係を構築・維持する経営機能」と定義しています(日本パブリックリレーションズ協会「PR(パブリックリレーションズ)とは」)。商品を一方的に売り込む宣伝とは出発点が異なり、メディアや顧客、取引先といった関係者との信頼づくりそのものを扱う機能だと捉えると、PR会社に何を期待すべきかがはっきりします。掲載本数のような目に見える数字だけでなく、関係構築という見えにくい価値をどう評価するかが、選び手側の宿題になります。

広告との決定的な違いは「掲載をコントロールできるか」

広告は掲載枠を購入するため、条件を満たせば伝えたい内容をそのまま載せられ、掲載そのものも保証されます(PR TIMES MAGAZINE「広報PRと宣伝の違いとは?」)。これに対してPR(パブリシティ)は、掲載の可否も最終的な書かれ方もメディア側が決めるため、企業側がコントロールできません。第三者であるメディアを介する分、受け手には利害関係のない客観的な情報として届き、信頼されやすくなります。制御できない代わりに信頼を得られる、というトレードオフこそが、広告と入れ替えのきかないPRの本質です。

トリプルメディア(earned/owned/paid)で全体像をつかむ

PRがどこに位置するかは、メディアを三つに分けて整理すると見通しがよくなります。費用を払って露出を買うペイド(広告)、第三者の評価によって獲得するアーンド(報道・口コミ)、自社で運営するオウンド(自社サイト・SNS)という三分類で、この考え方をトリプルメディアと呼びます(PR TIMES MAGAZINE「PESOモデルとは」)。PR会社が主戦場とするのは、掲載内容やタイミングを自由に操れない代わりに信頼を生むアーンドメディアです。

種類 代表例 掲載・表現の主導権 受け手から見た性質
ペイド(paid=広告) テレビCM、Web広告、記事広告 自社(枠を買うので内容を決められ、掲載も保証される) 伝えたいことをそのまま出せるが、宣伝として割り引かれやすい
アーンド(earned=報道・PR) 新聞・テレビ・Webメディアの記事、第三者の口コミ メディア(可否も書かれ方も第三者が決める) 掲載を保証できない代わりに、客観的な評価として信頼されやすい
オウンド(owned=自社媒体) 自社サイト、ブログ、公式SNS 自社(自由に発信できる) 蓄積・更新は自在だが、あくまで自社からの発信

この三分類を頭に入れておくと、「必ず掲載します」「テレビ露出を保証します」といった提案が、アーンドメディアの原則からするとどこか無理を含むと気づけます。報道は買えないからこそ、PR会社の実力は、メディアに取り上げてもらえるだけの切り口づくりや記者との関係構築に表れます。次章以降では、その実力を見極める具体的な軸へと踏み込んでいきます。

2. PR会社・広報代行に依頼できる業務範囲

PR会社・広報代行に頼める業務は、プレスリリースを一本配信するだけの単発作業から、年単位で広報戦略そのものを担う継続パートナーまで幅があります。どこまで任せるかという委託範囲によって、支払う費用の桁も、期待できる成果の形も変わってきます。この章では「何を頼めるか」を業務の地図として整理し、次章で外注の是非を判断するための足場をつくります。

委託範囲は「実務代行」「戦略立案」「危機対応」の三層でとらえる

PR会社の業務は、大きく三つの層に分けると全体像がつかめます。年単位の広報戦略の立案や現状分析といったコンサルティング、プレスリリースの作成・配信やメディアとの関係づくりなどの日常業務代行、そして記者発表会の運営や不祥事発生時の危機対応といったイレギュラー案件です(PR TIMES MAGAZINE)。単発の実務だけを切り出して頼むこともできますし、三層すべてを任せて戦略パートナーとして伴走してもらう頼み方もあります。

個別に頼める主な業務

日常業務の代行としてよく依頼されるのは、次のような仕事です。いずれも掲載枠を買う広告とは違い、報道機関という第三者を介して露出を得ようとする点が共通します。

業務 頼める内容
プレスリリース作成・配信 情報整理とストーリー構築、原稿執筆、写真や図表の準備、配信サービスへの入稿、メディアリスト作成と個別連絡まで、パーツ単位で委託できます(PR TIMES MAGAZINE)。
メディアリレーション 記者や媒体と良好な関係を築き、価値ある情報提供と円滑なやり取りを続ける活動です(用語解説)。
パブリシティ(報道獲得) プレスリリースやイベントの結果として、ニュース掲載や報道につなげる活動を指します(用語解説)。
記者クラブ投げ込み・記者会見 公的機関や業界団体に置かれた記者クラブへ資料を持ち込む「投げ込み」や、記者発表会の企画運営を代行します(用語解説)。
危機管理広報 不祥事や事故など危機発生時の情報発信と対応で、迅速さと誠実さ、そして平時からの備えが信頼維持の鍵になります(用語解説)。
SNS・Web PR 自社サイトやSNSなど、オンラインを中心とした情報発信の設計と運用を支援します。
統合PR メディアにとどまらず、顧客や従業員、株主、取引先、地域といった多様な相手との関係づくりを、経営機能として束ねます(用語解説)。

委託範囲が変わると費用の桁が変わる

費用は、どこまで任せるかで大きく動きます。プレスリリースを配信するだけなら、セルフ型の配信サービスは一配信あたり二万円台から七万円弱が実勢で(@Press スマート配信のショットは25,000円/回、PR TIMESの従量課金は30,000円/件・税抜)、原稿作成やメディアリスト作成といった実務を単発で足すと数万円が上乗せされます(PR TIMES MAGAZINEでは原稿作成50,000円、メディアリスト作成と配信設定の代行20,000円・いずれも税抜)。

これに対して、戦略立案から日常実務までを継続的に任せる広報代行は、料金体系がリテナー(月額固定)、スポット、プロジェクト単位、タイムチャージ、成果報酬などに分かれ、月額はおおむね30万円から100万円程度の幅になります(PR TIMES MAGAZINE)。配信そのものの実費と、戦略パートナーとしての月額リテナーは別のコストだと切り分けて捉えると、提示された見積もりが委託範囲に見合うかを判断しやすくなります。

委託範囲が変わると「成果」の意味も変わる

頼む範囲は、約束できる成果の質にも直結します。PRが主戦場とするのは、報道機関という第三者を通じて得る露出(earned)やSNSでの共有(shared)で、掲載の可否や内容を発注者が制御できる有料広告(paid)とは性質が根本から異なります(AMEC バルセロナ原則3.0)。掲載そのものは買えないため、掲載を確約する成果報酬型には慎重な見極めが要ります。

期待値の面でも、実態を押さえておく価値があります。ある調査では、自社リリースのメディア掲載率が0%との回答が最も多く、掲載率1割以下が6割を超えていました(PR TIMES 広報100人調査)。掲載の数を成果指標に据えると、配信の本数やスピードばかりが評価される運用に傾きやすいことも、当事者調査で示されています(PR TIMES 1,013名調査)。何をもって成果とするかを契約前に握っておかないと、露出はあっても事業成果に結びつかない状態に陥りがちです。

掲載を保証するタイプの成果報酬には、法的リスクの面でも注意が要ります。2023年10月から、広告であることを隠す表示はステルスマーケティングとして景品表示法違反にあたり、規制の対象は商品やサービスを供給する発注企業(広告主)で、依頼を受けた第三者の側ではありません(消費者庁)。掲載と引き換えに広告表記を欠いた記事が出れば、その責任は発注した自社に及びます。委託範囲を決める段階で、成果の定義と表示のルールまで含めて確認しておくと、後のトラブルを避けられます。

3. そもそも委託すべきか?自社SNS・Web広告・配信サービス自社運用・内製との見極め

「一番いいPR会社はどこか」を調べ始める前に、そもそも自社にとって委託が最適な手段なのかを一度確かめておくと、その後の選定がぶれません。本当のゴールはPR会社と契約することではなく、第三者の報道露出を通じて認知や信頼を高め、売上・採用・資金調達につなげることにあります。その目的から見れば、露出を得る手段は委託だけではありません。自社SNSでの発信、広告での露出購入、配信サービスの自社運用、広報の内製など複数の選択肢があり、どれが自社の段階に合うかを見極めるのが先決です。

そもそもの目的に立ち返る

メディア露出(アーンドメディア)は、自社サイトやSNSだけでは届かない層への認知拡大、宣伝ではなく客観的情報として受け取られることによる信頼向上、掲載実績の営業・提案資料への活用、求職者が取材記事を確認することによる採用力の強化につながるとされます(PR TIMES MAGAZINE)。この「第三者に報じてもらう」性質こそが、広告との決定的な違いです。広告は費用を払えば内容もタイミングも自社で制御できる一方、広報は企業とメディアの間に金銭のやりとりがなく、利害関係のない第三者の目線で発信されるため信頼性が高い反面、掲載の可否も内容もメディア側が決めます(PR TIMES MAGAZINE)。委託するかどうかは、この「信頼を得たいのか、露出量を買いたいのか」から逆算して考えるものです。

露出を得る手段は一つではない

情報発信のチャネルは、費用を払って露出を買うPaid、第三者の評価で獲得するEarned、SNSでの共有によるShared、自社媒体のOwnedに整理できます(PR TIMES MAGAZINE)。PR会社への委託は、このうちEarnedを主戦場とする一つの手段にすぎず、目的次第では別の手段のほうが適切なこともあります。露出を得る主な選択肢と、それぞれが向く状況・注意点を並べると次のとおりです。

手段 向いている状況 おさえておく注意点
自社SNSで発信(オウンド) 既存の見込み客と継続的に接点を持ち、発信内容とタイミングを自社で握りたい 第三者評価ではないため信頼の獲得は中長期になります。運用設計はSNS運用代行の領域として別に検討します
Web広告で露出を買う(ペイド) 特定期間に確実な露出量が欲しく、訴求内容も制御したい 広告と認識されるため信頼構築には向きにくく、費用は露出量に比例します。詳細はWeb広告運用の領域です
インフルエンサーに依頼 SNS上の特定コミュニティへ狙って届けたい 2023年10月施行のステマ規制で広告である旨の明示が必須になり、表示義務違反の責任は依頼した発注企業側に帰属します(消費者庁
配信サービスを自社運用 発表できる材料があり、社内にリリースを書ける人がいる 配信は掲載を保証しません。掲載率は低い前提で期待値を管理します(後述)
広報を社内で内製 継続的に関係を築き、自社の文脈を深く発信したい 担当者が一人前になるまで相応の育成期間がかかります(後述)
PR会社・広報代行に委託 戦略設計やメディアリレーション、記者対応まで外部の専門性を借りたい 丸投げでは機能せず、工数や伝達ロスといった課題が残ります(後述)

「配信するだけ」なら自社で回せることも多い

目的が「まず発表を世に出してみる」段階で、社内にリリースを書ける人がいるなら、プレスリリース配信サービスを自社で運用する選択肢が現実的です。料金形態は無料プラン、単発の従量課金(数万円台から)、月額定額に分かれ、初めての企業はまず単発配信で試し、検証を経て定期運用へ移る進め方がリスクを抑えられるとされます(PR TIMES MAGAZINE)。具体的な相場は費用の章で詳しく扱います。

ただし注意すべきは、配信と掲載は別だということです。広報担当100名への調査では、自社リリースのメディア掲載率が「0%」との回答が43%で最多、「1〜10%」を含めると63%が掲載率1割以下でした(PR TIMES(メタリアル調査))。さらに広報・マーケ担当504名の調査では、プレスリリースの成果が「見えづらい」への同意が合計89.6%に達しています(PR TIMES(PRIZMA調査))。自社で回すなら、何をもって成果とするか(掲載数だけでなく問い合わせや流入なども含めて)を先に決めておくことが欠かせません。

委託・内製が要るのは関係構築から先

一方で、露出を単発で終わらせず継続的に獲得するには、記者や編集者に自社を認識してもらう「メディアとの関係構築(メディアリレーション)」が必要で、これは配信作業だけでは完結しません(PR TIMES MAGAZINE)。戦略設計から記者対応まで踏み込む段階になって初めて、内製か委託かという問いが立ちます。

この判断にはトレードオフがあります。業界当事者によれば、大手PR会社への外注は月額60万〜100万円ほどが目安で即戦力を借りられる一方、内製に切り替えても広報担当者が一人前になるには通常2年ほどかかるとされます(ベンチャー広報)。外注は立ち上がりが速い代わりに高コスト、内製は育成に時間がかかる代わりにノウハウが社内に残る、という関係です。

ただし委託すれば安心というわけでもありません。広報業務を委託した担当者503名への調査では、直面した課題として「依頼調整の工数がかかる」39.2%、「コミュニケーション不足によるミス」35.8%、「ノウハウが社内に蓄積されない」35.0%が上位に並びました(PR TIMES(PRIZMA調査))。委託を選んでも、社内に窓口を置き、意思決定と情報連携を担う体制は自社に残る前提で考える必要があります。

自社運用と委託の見極め方

結局のところ、自社で回すか委託するかは「いま自社がどの段階にいるか」で決まります。次の観点に自社を当てはめると、進む方向が見えてきます。

  • 単発の発表を世に届けたいだけの段階なら、配信サービスの自社運用で足りることが多いです
  • 戦略から設計し、継続的に関係を築きたい段階に入ったら、内製か委託を検討します
  • 時間をかけてでも社内にノウハウを残したいなら内製寄り、専門性やメディア人脈をすぐ借りて立ち上げを急ぎたいなら委託寄りになります
  • インフルエンサーや掲載保証をうたう手段を使う場合は、広告表示の責任が発注した自社にある点を必ず織り込みます
  • いずれを選んでも、成果の定義(KPI)と社内の意思決定・情報連携の体制は自社が持つ必要があります

この見極めを済ませたうえで委託に進むと決まったなら、次は候補となるPR会社をどんな軸で選ぶか、そしていくらが妥当かという具体的な検討へ移ります。

4. 「掲載は買えない」を握る——掲載保証の誤解・成功報酬型の落とし穴・ステマ規制

報道で取り上げるかどうかを最終的に決めるのは媒体側であり、どのPR会社も「掲載」そのものは保証できません。この前提を取り違えたまま業者を比べると、「掲載を約束します」という言葉に惹かれて、かえって最も危うい相手を選びかねません。選び方の各論に入る前に、PRの成果がなぜ買えないのか、そして「買えてしまう掲載」に潜む法的リスクを押さえておきます。

PRが扱うのは「獲得する露出」で、発注者が中身を制御できない

コミュニケーションのチャネルは、報道など第三者を通じて得る earned、自社媒体の owned、SNSでの共有にあたる shared、有料広告の paid に整理するのが国際的な捉え方です(広報効果測定の国際団体AMECのバルセロナ原則3.0)。PR会社が主戦場とするのは earned と shared で、掲載可否や取り上げ方をお金で決められる paid、つまり広告枠とは性質が根本から異なります。

報道機関を介して情報を届ける「パブリシティ」は、掲載枠を購入する有料の広告出稿とは性質が異なります。広報(PR)は企業とメディアの間に金銭のやりとりがなく、利害関係のない第三者の視点で発信される点が、宣伝・広告との決定的な違いです(PR TIMES MAGAZINE「広報PRと宣伝の違いとは?」)。第三者である記者や編集部が自ら価値を判断して載せるからこそ信頼される一方、載せる・載せないの決定権は発注者の側にありません。

期待値の面でも、リリースが載る確率は高くありません。広報担当者100名への調査では、自社リリースのメディア掲載率が「0%」という回答が43%で最も多く、「1割以下」を合わせると63%に達しています(メタリアル 広報100人調査)。依頼しても大半のリリースは掲載に至らないのが実態で、「載せられます」を売り文句にする相手ほど、この現実と噛み合いません。

種類 掲載を決めるのは 費用の性質と注意点
報道・パブリシティ(earned) 媒体側(記者・編集部) PR会社に払うのは稼働費。掲載そのものは約束されない
記事体広告・ペイドパブリシティ(paid) 出稿側(枠を購入) 掲載料。広告に当たり、広告である旨の明示が必要

「掲載保証」「成功報酬で必ず載る」を掲げる業者に警戒する

それでも掲載を約束できるとすれば、その正体は多くの場合、媒体に対価を払って載せてもらう手法です。広告費で枠を買う記事体広告(ペイドパブリシティ)はその典型で、これは報道ではなく広告に分類されます。成果報酬型で「載らなければ費用は発生しない」とうたうサービスも、裏を返せば「載せるために対価で掲載内容の決定へ関与する」構造になりがちで、次に述べるステマ規制の射程に入ります。掲載を確約する言葉は、報道の仕組みと整合しないか、広告手法を報道のように見せている疑いとして受け止めるのが安全です。

ステマ規制が問う「載せてもらう」責任は依頼企業に返ってくる

対価を払って掲載を得る手法には、2023年10月1日に施行された景品表示法のステルスマーケティング規制が関わります。消費者庁は、広告であるにもかかわらず広告と判別しにくい表示を不当表示に指定しました(消費者庁 ステルスマーケティング)。事業者と第三者の間に「第三者の自主的な意思による表示とは認められない関係性」があれば、その表示は事業者の表示と判断され、対価を払って掲載内容に関与した場合が該当し得ます(消費者庁 ステルスマーケティングに関するQ&A)。

見落としやすいのは責任の所在です。規制の対象は商品やサービスを供給する事業者、すなわち広告主であって、依頼を受けたインフルエンサーや媒体などの第三者は対象になりません。第三者に投稿・掲載させても、その表示の責任は依頼した企業が負います(消費者庁 ステルスマーケティング)。PR会社に任せた施策がステマに該当すれば、法的責任は発注企業に返ってくるということです。

広告であることを明瞭にするには、「広告」「PR」「プロモーション」といった表記や、提供を受けている旨を文章で示す関係性の明示が求められます(消費者庁 Q&A)。対価が絡む成果報酬型ほど、この表記が抜けたときの打撃は大きくなります。ステマ表示は措置命令の対象となり、命令に違反すると行為者は2年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金、両罰規定により法人には3億円以下の罰金が科され得ます(不当景品類及び不当表示防止法 第46条・第49条)。

選定時にこの原則をどう使うか

ここまでの理解は、業者を見分ける具体的な物差しになります。次のような表現は、報道の仕組みと整合しないか、広告表記が必要な有料手法を報道のように見せている疑いがあり、契約前に中身を確かめる価値があります。

  • 「掲載を保証」「確実にメディア露出」と言い切る
  • 成果報酬の「載らなければ無料・載れば課金」を、掲載そのものに紐づけている
  • 掲載先の枠を確約するが、それが広告(記事体広告)なのか報道なのかを曖昧にする

逆に任せて安心なのは、掲載を約束する代わりに、ニュース価値の設計やメディアとの関係づくりで「載る確率」をどう高めるかを説明できる相手です。有料手法を併用する場合も、広告である旨の表記と、その責任が発注企業に帰属することまで含めて提示できるかどうかが、選ぶ側の見極めどころになります。

5. 委託範囲の決め方——単発のプレスリリース配信か、継続リテナー/戦略PRか

委託範囲をどこまで任せるかは、会社のタイプを選ぶより前に決める最初の分岐です。単発で必要な施策だけ発注するのか、月額で継続的に任せるのかによって、得られる成果の性質も、支払う費用の構造も変わってくるためです。自社が今どのフェーズにあるのか、つまり新商品のローンチのように一度の露出をつくりたいのか、それとも中長期で認知を育てたいのかを起点に読み進めてください。

単発(プロジェクト型)で小さく試す

プレスリリースの作成・配信や、発表会・記者会見の運営など、必要な施策を都度発注する形です。プレスリリース1本の制作は5万〜15万円程度、配信代行まで含めても1件15万〜25万円ほどが目安とされ、費用を抑えて試せます。記者会見や発表会の企画・運営になると、当日の運営費や人件費が加わるため費用は案件ごとに大きく広がりますが、いずれも「今回はこれだけ」と範囲を切って発注できるのが利点です。

新商品のローンチや周年など、伝えたい出来事が明確にある局面に向きます。一方で施策ごとの都度発注になるため、一度掲載されても次につながりにくく、記者との関係やノウハウが自社に積み上がりにくいという弱点があります。まず反応を見てから本格化を判断したい、という段階の入口として使いやすい形です。

継続リテナー/戦略PRで露出を積む

月額固定で広報業務を継続的に任せ、メディアとの関係を中長期で築いていく形です。リテナー契約の相場は月20万〜80万円程度が一般的で、スタートアップ向けは月30万〜50万円、大手の総合PR会社は月100万円以上が中心とされます。関係を積み重ねるほど露出が続きやすくなる反面、成果がゼロの月でも定額費用は発生し、月額の負担は重くなります。

継続的に認知を形成したい、あるいは自社に広報機能を育てながら外部の力も借りたい、という段階に向きます。広報支援の当事者も、大手PR会社への外注は月100万円ほど、年間で1000万円前後が必要になる一方、内製で担当者が一人前になるには通常2年ほどかかると述べています。外注の重さと内製の立ち上がりの遅さは表裏の関係にあり、継続を選ぶかどうかは「どのくらいの期間、露出をつくり続けたいか」で見極めると判断がぶれません。

単発と継続は料金体系そのものが分かれている

この分岐は、配信サービスの価格表を見るとはっきり表れています。たとえばあるプレスリリース配信サービスでは、まず1回試す従量課金プランが1配信3万円、継続露出を積む月額プランが30日ごと3.5万〜7万円と、単発と継続で料金の建て付け自体が別になっています。読者が自社の状況に照らして、どちらの建て付けが合うかを選べるように設計されているわけです。

あわせて押さえておきたいのは、こうした配信そのものの費用(1件あたり3万円前後から)は、広報代行のリテナー月額とは別に発生するコストだという点です。委託範囲を見積もるときに代行費と配信費を切り分けておくと、総額を読み違えずに済み、見積もりの妥当性も判断しやすくなります。

危機管理広報は別軸で備える

不祥事や事故への対応を担う危機管理広報(クライシスPR)は、単発か継続かという通常の委託範囲とは別建てで考えます。平時のリスク対策と有事の対応という二本柱で設計され、費用は顧問契約型で月20万〜50万円、有事のスポット対応で一時金50万〜100万円が目安とされます。日常の露出づくりとは目的が異なるため、必要になったときに動ける備えとして、平時の委託とは切り離して検討しておくと安心です。

6. 自社に合うPR会社のタイプの選び方(総合/業界特化/SNS・Web PR/スタートアップ/地方)

PR会社は外から見るとどこも似て見えますが、実際には得意な業界とメディアのつながり、想定する企業規模、そして依頼後に自社へ知見が残るかどうかで性格が大きく分かれます。「どこも同じに見える」という悩みの多くは、各社の売り文句を横並びで比べているために起こります。選ぶ側が見るべきは謳い文句ではなく、自社の業界・規模で実際に何を実現したかという実績です。まずは代表的な5タイプの違いを押さえ、次に自社へ引きつけて絞り込み、最後に「パイプは本物か」を確かめる順序で進めると失敗しにくくなります。

代表的な5タイプと得意領域

PR会社は大きく次の5タイプに整理できます。業界特化型の強みは、その業界の専門メディアとのパイプや業界の文脈を踏まえたストーリー設計にあるとされ、SNS・Web PR型はSNS運用やインフルエンサー施策、Webメディアへのアプローチに強みを持ちます(ヴォラーレ PR LABe-pace)。自社がいま最も必要としている露出はどれかを起点にすると、候補の型は自然に絞られます。

タイプ 得意な露出・メディアのパイプ 向いている規模・段階 知見の残り方の傾向
総合PR型 マスから業界紙まで幅広い媒体を総合的にカバーする 一定の予算があり、全方位に露出を広げたい中堅〜大企業 窓口を任せやすい反面、任せきりだと社内に手順が残りにくい
業界特化型 特定業界の専門メディア・記者と深いパイプを持ち、業界文脈でストーリーを設計する 専門性の高いBtoB・SaaSや特定領域の商材 業界の勘所を一緒に言語化でき、知見が残りやすい
SNS・Web PR型 SNS運用・インフルエンサー施策・Webメディアでの話題化に強い 生活者向け商材や、拡散・指名検索を伸ばしたい企業 運用ノウハウを移管してもらえるかは会社差が大きい
スタートアップ特化型 資金調達・採用・立ち上げ期のストーリーづくりに近い距離で伴走する シード〜アーリー期のスタートアップ 経営に近い距離で動き、広報の型を一緒に作りやすい
地方密着型 地元紙・地方局・ローカルメディアとのパイプを持つ 商圏が特定地域に限られる事業や地方企業 地域の記者網を引き継げるかは事前確認が要る

費用そのものは型より契約形態(月額の顧問契約か単発か)で変わる部分が大きいため、金額の目安は本記事の費用相場の章で確認してください。

自社に合うタイプを絞る三つの軸

タイプ名だけでは選べません。候補を自社に引きつけて絞るには、次の三つの軸で各社を見ます。

一つ目は、得意業界とメディアのパイプです。同じ「PRに強い」でも、当てられる媒体は会社ごとに偏りがあります。自社の業界・テーマでの支援実績があるかを最優先で確認します(ヴォラーレ PR LAB)。二つ目は、自社規模との適合です。業界だけでなく、自社に近い企業規模や成長段階での実績があるかを見ます(e-pace)。大企業向けに最適化された会社と、立ち上げ期に伴走する会社では、動き方も費用の考え方も違います。三つ目は、丸投げにするか、自社に知見を残すかです。広報業務を外部委託した担当者503名の調査では「ナレッジが社内に蓄積されない」が35.0%で不満の上位に入っており(PR TIMES(PRIZMA 広報業務委託503名調査))、任せきりだと成果が出ても社内に手順が残りません。実務を通じて広報人材を育てるOJT型を選べば、依頼が単なる外注で終わらず社内に型が残ります(FRONTIER-PR)。

「パイプがある」を営業トークで終わらせない確かめ方

どのタイプを選ぶ場合でも、最後に効くのが「メディアとのつながりは本物か」という確認です。「パイプがあります」はほとんどの会社が口にするため、言葉ではなく具体物で見極めます。商談の段階で、次を出してもらえるかを見てください。

  • 過去のプレスリリースの配信先メディアリストと、担当者の連絡網。つながりの「程度」を口頭説明で終わらせないための最初の一手です(ベートーベンVECTOR marketing picks)。
  • 自社が狙う領域で、実際に掲載・露出に至った成功事例。狙う商材とかけ離れたジャンルの事例しかない会社は、その領域では実績が薄い可能性があります(FRONTIER-PR)。
  • 今回の施策でどの媒体に、どういう切り口で当てるつもりかという想定メディアリスト。「幅広く展開します」という抽象的な返答しか出てこない場合は、パイプの実体を疑う材料になります。

この確認を省くと、「どこも同じに見える」まま価格や知名度で選んでしまい、契約後に畑違いの担当がついたり、想定した媒体にまったく当たらなかったりというズレが起きます。逆に、自社領域の掲載実績と想定メディアリストを具体的に示せる会社は、タイプが何であれ有力な候補と考えてよいでしょう。

7. 成果をどう測るか——掲載件数/リーチ/AVE(広告換算費)の限界と事業KPI

PR会社・広報代行の提案書に並ぶ「掲載件数◯件」「リーチ◯万人」「広告換算費◯円」といった数字は、成果の大きさを一目で示してくれるように見えます。けれども露出の量は成果の出発点にすぎず、とりわけAVE(広告換算費)は広報効果測定の国際指針で明確に否定された指標です。依頼先が何をもって成果とするかは、その会社の実力と誠実さがもっとも表れる部分でもあります。数字に惑わされず良し悪しを見分けられるよう、代表的な指標の意味と限界を順に整理します。

AVE(広告換算費)を成果の物差しにしない

AVEは、獲得した記事や露出を「同じ枠を広告で買ったらいくらかかるか」に換算した金額です。大きな数字が出やすく提案書での見栄えがよい一方で、広報効果測定の国際団体AMECが定めるバルセロナ原則3.0は、七つの原則の一つに「AVEは広報活動の価値ではない(AVEs are not the value of communication)」を掲げ、広告料金への換算による価値評価を明確に否定しています。

理由は、PRが主戦場とする報道やSNSでの共有が、掲載の可否も論調も発注者側では制御できない「獲得された露出」であり、枠と内容を買える広告とは性質が根本から異なるからです。性質の違うものを広告料金に換算しても、価値の実像はつかめません。「AVEで◯円分の効果」を主要な成果として大書する提案には、一歩引いて中身を問う姿勢が要ります。

掲載件数・配信本数は「量」であって成果ではない

バルセロナ原則は、測定を露出量(アウトプット)で止めず、受け手の変化(アウトカム)と事業への影響(インパクト)まで見るよう求めています。ところが実務では本数偏重が根強く、マーケ・広報担当1,013名への調査(PRIZMA)では約7割が本数ベースの運用で、評価されるKPIも「メディア掲載数」37.1%・「配信本数・頻度」34.5%が上位を占める一方、「ビジネス成果を証明できていない」が24.7%にのぼりました。

そもそも掲載は狙って出せるものではありません。広報担当100名への調査(メタリアル)では、自社リリースのメディア掲載率が「0%」43%、「1〜10%」20%と、合わせて63%が掲載率1割以下と回答しています。件数や本数だけをKPIに据えると、数字は積み上がっても事業は動かない、という選定ミスに陥りやすくなります。「月◯本」を約束する会社や、本数の報告に終始する会社には注意が必要です。

掲載の「質」を定性で見極める

バルセロナ原則は、量的な分析だけでなく、メッセージがどう受け取られ、信じられ、解釈されたかという質的な分析を組み合わせるよう促しています。露出を評価するときは、次の三つの角度で質を確かめると、量の多寡に引きずられずに済みます。

  • 媒体の信頼性(読者や視聴者がその媒体をどれだけ信頼しているか)
  • ターゲット適合(自社が届けたい相手が実際に読む媒体か)
  • メッセージの反映度(自社が伝えたい要点が、記事のなかにどれだけ正確に残ったか)

この観点に立てば、無関係な媒体への転載が量産されるより、狙った読者が読む信頼できる媒体に意図したメッセージで一本載るほうが価値が高い、という判断ができます。依頼先には、掲載を「何件」ではなく「どの媒体に・どんな論調で」載せられるかを確かめるとよいでしょう。

最後は事業KPIに接続して測る

バルセロナ原則が価値評価の軸に据えるのは、売上や収益をはじめとする組織の事業指標へのアウトカムです。裏を返せば、露出そのものは目的ではなく、事業目的への橋渡しにすぎません。もっとも、その接続は容易ではなく、広報・マーケ担当504名への調査(PRIZMA)では、プレスリリースの成果が「見えづらい」への同意が合計89.6%に達し、成果KPIも資料ダウンロード数・リード数・サイト流入数などに分散していました。

だからこそ、契約前に「何をもって成果とするか」を発注側と依頼先ですり合わせておくことが欠かせません。問い合わせ数、採用応募数、指名検索(社名での検索)の伸び、資料請求、資金調達といった、自社の事業目的に直結する指標へ露出をつなぐ設計を、提案段階で握れるかどうかが、後の効果検証を左右します。

露出の可視化はクリッピングとSNS分析で

成果を測る前提として、どこで何が語られたかを取りこぼさずに可視化する仕組みも要ります。バルセロナ原則は、報道(earned)・自社媒体(owned)・SNSでの共有(shared)・広告(paid)というすべてのチャネルを、オンライン・オフラインを問わず横断して測るよう求めています。実務ではオフラインの露出をクリッピングで、オンラインの反応をSNS分析で押さえるのが基本形です。

依頼先を選ぶ際は、露出をどのツールと手法で収集・可視化し、月次でどう報告するかまで確かめておくと、量だけの報告に流れずに済みます。次に掲げるSNS分析ツールの比較は、この可視化を自社で補う際の選択肢として役立ててください。

PR・広報の露出成果を可視化して効果測定・改善につなげるなら、SNS分析ツールの比較も判断材料になります。以下の比較表もあわせてご覧ください。

「SNS分析ツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

「SNS分析ツール」の製品比較表(読み上げ用)
製品名 注目ポイント 料金プラン 無料トライアル 最低利用期間 基本的な機能 サービス資料 ソフト種別 推奨環境 サポート
NEX-RAY 全媒体を一括分析 Free: 0円 / Starter: 6,000円/月 / Professional: 60,000円/月 / Enterprise: 144,000円/月 あり 利用期間の最低制限なし 過去データ取得 なし クラウド型ソフト PCブラウザ 電話、メール、チャット
コムニコ マーケティングスイート なし 初期費用: 要相談(備考: 問い合わせ後にヒアリング) / 利用料金: 要相談(備考: 問い合わせ後にヒアリング) あり 制限なし トレンド分析、ニーズ分析、リスク分析、投稿予約・管理、評判(クチコミ)分析、評判事前検知、過去データ取得 なし クラウド型ソフト PCブラウザ、スマートフォンブラウザ メール
Statusbrew なし Standard: 15,000円 /月額 / Premium: 35,000円 /月額 / Enterprise: 要相談(備考: 問い合わせ後にヒアリング) あり 制限なし 投稿予約・管理、過去データ取得 なし クラウド型ソフト PCブラウザ、スマートフォンブラウザ チャット
EmbedSocial なし エンタープライズ: 要相談(備考: グローバル企業や、カスタマイズ開発・API利用など高度な案件向け) / プレミアムプラン: 34,650円/月額(備考: 他店舗展開するチェーン店やマルチブランドを展開する企業向け) / PRO Plusプラン: 18,700円/月額(備考: ECサイトでのUGC活用をはじめてみたいD2C企業向け) / PROプラン: 7,150円/月額(備考: ホテル・不動産など地域に根ざしたローカルビジネス向け) / FREEプラン: 無料(備考: 個人のホームページでの活用、システムのお試し向け) あり 最低利用期間はなし SNS分析ツール、クロスメディア分析、トレンド分析、ニーズ分析、フォロワー分析、体験ギャップ分析、評判(クチコミ)分析、過去データ取得 なし クラウド型ソフト PCブラウザ メール
Quid Monitor なし Quid Monitor: 要相談 なし 最低利用期間はなし SNS分析ツール、エリア分析、クロスメディア分析、トレンド分析、ニーズ分析、フォロワー分析、評判(クチコミ)分析、過去データ取得、関心の高いKW抽出 なし クラウド型ソフト PCブラウザ メール
Buzz Finder なし 初期費用: 要相談 / 利用料金: 要相談 あり 最低利用期間はなし SNS分析ツール、トレンド分析、ニーズ分析、評判(クチコミ)分析、評判事前検知、過去データ取得 なし クラウド型ソフト PCブラウザ メール
見える化エンジン なし 見える化エンジン+導入支援: 要相談 / 見える化エンジン+コンサルティング: 要相談 あり 最低利用期間はなし エリア分析、トレンド分析、ニーズ分析、フォロワー分析、リスク分析、評判(クチコミ)分析、過去データ取得 なし クラウド型ソフト PCブラウザ メール
CCX social なし 基本利用: 無料(備考: 機能制限有り(機能制限解除にはサブスクリプションへの加入が必要)) なし 最低利用期間はなし エリア分析、トレンド分析、ニーズ分析、フォロワー分析、リスク分析、評判(クチコミ)分析、過去データ取得、関心の高いKW抽出 なし クラウド型ソフト PCブラウザ メール
Slooooth(旧Aista) なし Smooooth: 8,800円(月額)(備考: 初期費用不要。 一か月の無料トライアル有り。 運営会社テレワークのため、電話での問い合わせが遅れる可能性に関する記載有り。メールでの問い合わせがおすすめ。) あり 最低利用期間はなし エリア分析、トレンド分析、ニーズ分析、ハッシュタグ分析、フォロワー分析、リスク分析、投稿予約・管理、評判(クチコミ)分析、過去データ取得、関心の高いKW抽出 なし クラウド型ソフト PCブラウザ 電話、メール
SINIS なし PROFESSIONAL: 55,000 円/月額(税込) / STARTER: 11,000 円/月額(税込) / LITE: 無料 なし 最低利用期間はなし エリア分析、クロスメディア分析、トレンド分析、ニーズ分析、ハッシュタグ分析、フォロワー分析、ポジショニング分析、リスク分析、評判(クチコミ)分析、過去データ取得、関心の高いKW抽出 なし クラウド型ソフト PCブラウザ メール
つぶやきデスク なし エンタープライズ: 220,000円/月額(備考: 年間契約のみ。 解約時は契約更新の30日前までに連絡が必要。 無料トライアルは有料版申込日から当月末まで。) / ビジネス: 55,000円/月額(備考: 年間契約のみ。 解約時は契約更新の30日前までに連絡が必要。 無料トライアルは有料版申込日から当月末まで。) あり 最低利用期間はなし SNS分析ツール、トレンド分析、ニーズ分析、ハッシュタグ分析、リスク分析、投稿予約・管理、評判(クチコミ)分析、過去データ取得、関心の高いKW抽出 なし クラウド型ソフト PCブラウザ メール
SocialDogs なし Enterprise: 40,000円/月額(備考: 7日間無料トライアル有り お得な年額プラン有り 初期費用なし) / Business: 19,800円/月額(備考: 7日間無料トライアル有り お得な年額プラン有り 初期費用なし) / Professional: 4,980円/月額(備考: 7日間無料トライアル有り お得な年額プラン有り 初期費用なし) / Personal: 1,480円/月額(備考: 7日間無料トライアル有り お得な年額プラン有り 初期費用なし) / Free: 無料 あり 制限なし エリア分析、クロスメディア分析、トレンド分析、ニーズ分析、ハッシュタグ分析、フォロワー分析、ポジショニング分析、リスク分析、投稿予約・管理、評判(クチコミ)分析、過去データ取得、関心の高いKW抽出 なし なし PCブラウザ メール
  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • SNS分析ツール
    • エリア分析
    • クロスメディア分析
    • トレンド分析
    • ニーズ分析
    • ハッシュタグ分析
    • フォロワー分析
    • ポジショニング分析
    • リスク分析
    • 体験ギャップ分析
    • 投稿予約・管理
    • 評判(クチコミ)分析
    • 評判事前検知
    • 過去データ取得
    • 関心の高いKW抽出
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
全媒体を一括分析
Free 0円
Starter 6,000円/月
Professional 60,000円/月
Enterprise 144,000円/月
利用期間の最低制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Standard 15,000円 /月額
Premium 35,000円 /月額
Enterprise 要相談
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
エンタープライズ 要相談
グローバル企業や、カスタマイズ開発・API利用など高度な案件向け
プレミアムプラン 34,650円/月額
他店舗展開するチェーン店やマルチブランドを展開する企業向け
PRO Plusプラン 18,700円/月額
ECサイトでのUGC活用をはじめてみたいD2C企業向け
PROプラン 7,150円/月額
ホテル・不動産など地域に根ざしたローカルビジネス向け
FREEプラン 無料
個人のホームページでの活用、システムのお試し向け
最低利用期間はなし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Quid Monitor 要相談
最低利用期間はなし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
最低利用期間はなし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
見える化エンジン+導入支援 要相談
見える化エンジン+コンサルティング 要相談
最低利用期間はなし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
基本利用 無料
機能制限有り(機能制限解除にはサブスクリプションへの加入が必要)
最低利用期間はなし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Smooooth 8,800円(月額)
初期費用不要。 一か月の無料トライアル有り。 運営会社テレワークのため、電話での問い合わせが遅れる可能性に関する記載有り。メールでの問い合わせがおすすめ。
最低利用期間はなし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
PROFESSIONAL 55,000 円/月額(税込)
STARTER 11,000 円/月額(税込)
LITE 無料
最低利用期間はなし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
エンタープライズ 220,000円/月額
年間契約のみ。 解約時は契約更新の30日前までに連絡が必要。 無料トライアルは有料版申込日から当月末まで。
ビジネス 55,000円/月額
年間契約のみ。 解約時は契約更新の30日前までに連絡が必要。 無料トライアルは有料版申込日から当月末まで。
最低利用期間はなし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Enterprise 40,000円/月額
7日間無料トライアル有り お得な年額プラン有り 初期費用なし
Business 19,800円/月額
7日間無料トライアル有り お得な年額プラン有り 初期費用なし
Professional 4,980円/月額
7日間無料トライアル有り お得な年額プラン有り 初期費用なし
Personal 1,480円/月額
7日間無料トライアル有り お得な年額プラン有り 初期費用なし
Free 無料
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

8. PR会社・広報代行の費用相場と料金体系

PR会社・広報代行の費用は、継続を前提とする「月額リテナー型」、単発で切り出す「プロジェクト型」、掲載や露出に連動する「成果報酬型」という三つの料金体系に大きく分かれ、それぞれ相場も向き不向きも異なります。依頼前に見極めたいのは、自社の目的が中長期の関係構築なのか単発の話題づくりなのかという点と、提示された金額が何をどこまで含むのかという内訳です。ここでは公開されている料金や相場を幅で示しながら、妥当性を判断する目安を整理します。

三つの料金体系と費用の目安

はじめに、費用感と向き不向きを並べて比べられるように整理します。金額はいずれも幅があり、委託する範囲や想定する媒体によって上下する前提でご覧ください。

料金体系 費用の目安 向いているケース 主な注意点
月額リテナー型(継続) 運営まで委託すると月20万〜100万円台に分布(LISKUL 中長期で認知を積み上げ、メディアとの関係を継続的に築きたい場合 成果が出ない月も定額が発生し、一定期間の継続が前提になりやすい
プロジェクト型(単発) 案件ごとの都度見積り(LISKUL)。プレスリリース1本なら原稿作成と配信の合算が目安 製品発表や記者会見など、単発の施策を試したい場合 継続的な関係構築やノウハウの社内蓄積には向きにくい
成果報酬型 掲載・露出の実績に連動(定義は会社ごとに異なる) 予算を抑え、成果に応じて支払いたい場合 掲載を約束する構造ゆえ媒体や内容を選びにくく、広告表記を欠くとステマ規制に触れうる

月額リテナー型(継続)の相場

運営まで任せる本格的なリテナー契約は、月20万〜100万円台に分布します。公開されている例では、電通PRコンサルティングが月20万円から、KANOWAが月25万円から、ベクトルが月100万円から、シェイプウィンが戦略・運営代行で月30万円からと案内されています(LISKUL)。より簡易なプランでは月数万円台からの設定もありますが、その場合は委託できる範囲が限られます。業界の当事者からは、大手に外注すると月100万円ほど、安くても月60万円から、年間では1000万円前後の予算が必要という声もあります(ベンチャー広報)。リテナー型は継続が前提のため最低契約期間が設けられることが多く、初月から成果が出るとは限らない点も見込んで予算を組む必要があります。

プロジェクト型(単発)の相場

単発契約は案件内容に応じた都度見積りが基本です(LISKUL)。プレスリリースを1本外注する場合の費用は、「原稿作成」と「配信」の組み合わせでおおよその見当がつきます。原稿作成の代行はおおむね1本3万〜5万円程度で(ドリームニュースPR TIMES)、配信そのものは後述の配信サービスで1配信あたり1.5万〜8万円程度が実勢です(LISKUL)。記者会見の企画運営など規模の大きい単発は、これに当日の運営費や人件費が加わるため、金額は案件ごとに大きく変わります。

成果報酬型を選ぶときの注意

成果報酬型は掲載や露出が出たぶんだけ支払う仕組みで、予算を抑えたい場合に候補になります。ただし「掲載を約束する」構造そのものに注意が必要です。2023年(令和5年)10月1日に施行されたステルスマーケティング規制では、広告であることを隠した表示が景品表示法違反にあたり、規制の対象は商品やサービスを供給する事業者、つまり広告主に置かれています(消費者庁)。掲載や記事化を成果として買う運用で広告表記を欠くと、その法的責任はPR会社ではなく発注企業に帰属します。対象はSNSやレビューに限らずテレビ・新聞・雑誌等の表示も含むため、成果報酬の条件と表記ルールは契約前に確かめておきたいところです。

プレスリリース配信サービスの利用料は別軸

広報代行の委託フィーとは別に、プレスリリースを実際に配信するサービスの利用料がかかります。これは代行費用に含まれる場合もあれば、実費として別に請求される場合もあります。主な公開料金では、PR TIMESが従量課金で1件3万円、定額プランは月7万円から(PR TIMES)、@Pressがセルフ配信の「スマート配信」で2.5万円から(@Press)、原稿校正から伴走する「サポート配信」で3.98万円から(@Press)、バリュープレスが従量で1配信3万円、定額で月3.5万円からとなっています(バリュープレス)。横断的に見ると、1配信あたりの相場はおおむね1.5万〜8万円程度に収まります(LISKUL)。代行費用を比較する際は、この配信料が別か込みかもあわせて確認します。

初期費用・最低契約期間・見積の内訳を確認する

見積書は、戦略設計、メディアリストの作成、リリース原稿の作成、記者対応、効果測定といった工程の積み上げで構成されます。総額だけを見て判断せず、初期費用の有無、最低契約期間、先ほどの配信料が別か込みか、そして効果をどう測るかまで踏み込んで確認すると、金額の意味が読み解けます。効果測定については、露出をメディアの広告料金に換算するAVE(広告換算費)だけに頼らないことが国際的な基準でも求められており、AVEは広報活動の価値そのものではないと位置づけられています(AMEC バルセロナ原則3.0)。何をもって成果とするかを発注側で握っておくことが、費用対効果の検証につながります。

料金体系ごとに前提が異なるため、相場観を確かめる一番の近道は、目的と委託範囲、想定する媒体をそろえた同一条件の依頼書を用意し、複数社へ見積もりを依頼して比べることです。総額の安さだけでなく、内訳の細かさや成果の定義まで並べて見ることで、自社にとって妥当な価格かどうかを見極められます。

9. 依頼の流れと契約前の確認+よくある質問

依頼で失敗を避ける最大の鍵は、契約前に「何をもって成果とするか」を発注側とPR会社の双方で握っておくことです。問い合わせから契約までの流れを把握し、委託範囲や成果の定義を曖昧にしないだけで、後々の「思っていたのと違う」を大きく減らせます。ここでは依頼の進め方と契約前に確認したい点、そして依頼を検討する方が抱きがちな疑問への答えを整理します。

問い合わせから契約までの流れ

多くのPR会社では、問い合わせののち、自社の課題や目標をすり合わせるヒアリングを経て、提案と見積もりが示され、条件に合意して契約という順で進みます。ヒアリングの段階で、自社の狙い・想定予算・希望する期間・任せたい範囲を具体的に伝えるほど、提案の精度が上がります。あわせて意識したいのが、契約後の自社側の動きです。せっかく取材の打診が来ても、社内の承認に時間がかかって記者が他社へ流れてしまった、という失敗も実際に起きています(cd-j.net 広報スキルブログ)。誰が判断し、どのくらいの速さで動けるのかを、依頼側でも決めておくと安心です。

契約前に確認したいチェック項目

提案を受けたら、契約前に次の点を文書で確認しておくと、認識のズレを防げます。

  • 委託範囲:戦略設計・原稿作成・メディアリスト作成・記者への連絡・取材対応のどこまでを任せるか。「テレビに強いと聞いたのにWeb転載しか出なかった」といったズレは、得意領域と担当範囲の確認不足から起きがちです(note テレダスJOURNAL)。
  • 最低契約期間と解約条件:広報は立ち上がりに時間がかかるため、最低契約期間と、途中で見直す場合の条件をあらかじめ確かめておきます。
  • レポート頻度と連携方法:外注経験者が挙げる不満は「依頼調整の工数がかかる」「コミュニケーション不足によるミス」「ノウハウが社内に残らない」が上位で、いずれも35〜39%前後にのぼります(PR TIMES/PRIZMA 503名調査)。定例の頻度、情報共有の手段、ナレッジの引き継ぎ方を取り決めておくと、これらの多くは避けられます。
  • 成果の定義:ここは特に握っておきたい点です。契約前に「掲載を保証する」約束ではなく、何をKPIに置くかを合意します。広報のKPIは、配信件数などの行動目標・掲載件数などの露出目標・指名検索やサイト流入などの成果目標の3層に分けて管理するのが定石で、露出量を金額に置き換えるだけの広告換算値(AVE)偏重は避けるべきとされています(PR TIMES MAGAZINE)。具体的な指標の置き方は成果測定の章で詳しく扱います。

ここからは、依頼を検討する方から特によく挙がる疑問に答えます。

プレスリリースを配れば、必ず記事に載るのでしょうか

いいえ、載るとは限りません。掲載の可否も内容も最終的にはメディア側が判断し、発注側がコントロールすることはできません(PR TIMES MAGAZINE)。配信サービス自身も「記事にしてもらえる保証はない」と明言しています(ValuePress!)。実際、自社リリースの掲載率が「0%」という回答が43%、1割以下まで含めると63%にのぼる調査もあります(PR TIMES/メタリアル調査)。報道は広告枠のように買えるものではなく、代行に払う費用も掲載の対価ではありません。この前提で期待値を置いておくことが、依頼後の満足度を左右します。

広報は代行に任せるのと自社でやるのと、どちらが効率的でしょうか

どちらが優れるかは、自社の体制と予算によって変わります。業界の当事者は、大手PR会社への外注はおおむね月額60万〜100万円ほどかかる一方、社内の広報担当が一人前になるには通常1〜2年を要すると述べています(ベンチャー広報 代表ブログ)。外注は立ち上がりが速い代わりに費用がかさみ、内製はコストを抑えられる代わりに時間がかかる、というトレードオフです。この判断の詳しい考え方は、外注是非を扱う章で整理しています。

効果はどれくらいの期間で出るのでしょうか

一律の目安をお約束できるものではありません。広報は活動が結果に直結しないことも多く、成果が「見えづらい」と感じる担当者は約9割にのぼります(PR TIMES/PRIZMA 504名調査)。数か月で掲載が出ることもあれば、記者との関係づくりに時間を要することもあります。だからこそ、掲載本数のような短期の露出と、指名検索やサイト流入といった中期の成果を分けてKPIを決め、段階的に見ていくのが現実的です。

英語・インバウンド向けのPRも頼めますか

対応の可否は会社によって異なります。海外メディアへの発信や多言語対応、訪日層に向けた施策を得意とする会社もあれば、国内メディア中心の会社もあります。委託範囲を確認する際に、対象とする言語・地域・メディアを具体的に伝え、実績を尋ねてください。実際に、メディア掲載をきっかけに外国人求職者からの問い合わせが半年で24件増えた、といった成果を出した事例も報告されています(広報PRのチカラ 導入事例)。狙う相手が国内か海外かで適した会社は変わるため、そこを最初に伝えるのが近道です。

低価格でフットワークの軽い会社はありますか

価格帯は依頼の型で大きく変わります。プレスリリースの配信そのものは、セルフ運用型であれば1配信あたり2.5万〜3万円前後から利用でき(@Press スマート配信PR TIMES 料金プラン)、比較的手軽に始められます。一方、戦略設計から継続して伴走する広報代行の月額リテナーは、数十万円規模になることもあります(ベンチャー広報 代表ブログ)。まずは配信やスポットの支援から試したいのか、継続的な関係構築まで任せたいのかで、価格と身軽さのバランスの取り方は変わります。目的に合わせて型から選ぶと、無理のない範囲で始められます。

選び方の基本を押さえたら、次は具体的な候補を絞り込む段階です。地域別のおすすめ記事や比較表で、自社の目的や予算に合う会社を実際に見比べてみてください。判断に迷う点があれば、資料のダウンロードや問い合わせから条件を伝えて相談するのが、遠回りのない進め方です。

目次