エンタープライズサーチとChatGPTの違いは?タイプ別の特徴も解説
最終更新日:2025/03/05
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『デジタル化の窓口』は、この国のデジタル課題「2025年の崖」に備えるため2022年にサービスをスタートしました。1,500以上のIT製品、4,000以上の導入事例を掲載し、特長・選び方を分かりやすく整理して解説することで、自社に最適な製品・サービスを見つけるお手伝いをする紹介サービスです。
目次
最近では、ビジネスシーンにおける生成AIサービスの利用が増えています。なかには、企業内部の情報検索において、「ChatGPTを活用できないか」「対話形式で情報の抽出をサポートしてもらえないか」などと考えている方もいるでしょう。
膨大な企業内部の情報を効率的に検索・活用するためには、エンタープライズサーチ(企業内検索システム)の活用が不可欠です。しかし、生成AIサービスとエンタープライズサーチは似て非なるものである点を理解する必要があります。
本記事では、エンタープライズサーチとChatGPTの違いは何か、主な機能やタイプ別の特徴とあわせて解説します。エンタープライズサーチの導入効果を高めるためのポイントや導入事例もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
「エンタープライズサーチ」の製品比較表
※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています
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- 製品名
- 注目ポイント
- 料金プラン
- プラン名金額
- 無料トライアル
- 最低利用期間
- 製品名
- 基本的な機能
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- エンタープライズサーチ
- ChatGPTと連携
- サムネイル表示(プレビュー)
- 検索履歴
- 重複データ対応
- 関連文書検索
- ハイライト表示・ソート表示
- OCR機能
- アクセス権限管理・認証設定
- サジェスト機能
- 絞り込み検索(ファセット機能)
- 多言語対応
- タグ検索
- 検索結果のランク付け
- API連携
- ユーザー辞書
- 自然言語処理機能
- スケーリング
- 検索結果のログ分析
- 製品名
- サービス資料
- 無料ダウンロード
- ソフト種別
- 推奨環境
- サポート
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- 精度が向上する社内AI
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- 初期費用 要問い合わせ
- 月額費用 要問い合わせ
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- Glean(グレン)
-
-
- Glean(グレン)
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ iOSアプリ Androidアプリ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
- 3千社導入の安心実績
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-
- 初期費用・サポート費用 0円
- プラン 8 4,800円/月額
- プラン 15 9,000円/月額
- プラン25 15,000円/月額
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- NotePM
-
-
- NotePM
-
- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
-
-
- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- 利用料金 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- Gemini Enterprise
-
-
- Gemini Enterprise
-
- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
-
-
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- Microsoft Search
-
-
- Microsoft Search
-
- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
-
-
- エンタープライズ 5,000米ドルから
- Premium お問い合わせください
- IBM Cloud Pak for Dataカートリッジ お問い合わせください
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- IBM Watson Discove…
-
-
- IBM Watson Discove…
-
- Software type
- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
-
-
- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- 利用料金 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- SAVVY/NEO
-
-
- SAVVY/NEO
-
- Software type
- パッケージ型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
-
-
- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- 利用料金 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- SAVVY/EWAP
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- SAVVY/EWAP
-
- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
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- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- 利用料金 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- REX-File・Finder
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-
- REX-File・Finder
-
- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
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- 初期費用 250万円 備考
- 初期費用はソフトウェアライセンスおよびハードウェア込みの価格です。
- 利用料金 60万円/年額 備考
- ユーザー数等の条件次第で費用は変動します。別途年間費用が発生します。
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- brox
-
-
- brox
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- Software type
- オンプレミス型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
-
-
- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- 利用料金 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- Falcon Search Engi…
-
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- Falcon Search Engi…
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
-
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- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- 利用料金 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- AI-BIRD
-
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- AI-BIRD
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
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- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- 利用料金 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- LOOGUE
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- LOOGUE
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
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- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- 利用料金 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- Helpfeel Back Offi…
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- Helpfeel Back Offi…
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
-
-
- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- 初期費用 要相談 備考
- 問い合わせ後にヒアリング
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- A-trek
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- A-trek
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- ZETA SEARCH
-
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- ZETA SEARCH
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- MARS FINDER
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- MARS FINDER
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- ファイルめがね
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- ファイルめがね
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
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- 初期費用 要相談
- FSエディション 要相談 備考
- 高コストパフォーマンスを発揮するファイルサーバー検索エンジンです。
- RAエディション 要相談 備考
- ファイル共有に便利な機能が満載のプランです。ファイルサーバーを丸ごとWEB共有できます。
- CMエディション 要相談 備考
- ファイルサーバーの文書管理体制を強化したプランです。
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- File Blog
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- File Blog
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- Enterprise Edition 要相談 備考
- 登録可能な文書数は無制限で、クライアント数も無制限です。導入規模は1,000名以上の企業です。
- WorkGroup Edition 要相談 備考
- 登録可能な文書数は750万文書で、クライアント数は無制限です。導入規模は100名以上の企業全社導入です。
- Basic Edition 要相談 備考
- 登録可能な文書数は300万文書で、クライアント数は無制限です。導入規模は100名以下の企業部門導入です。
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- CBES
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- CBES
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- J-Insight
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- J-Insight
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- Developer Edition 810 USD 備考
- 最初の30日間で最大750時間の無料利用枠があります。
- Enterprise Edition 1,008 USD
- Free trial
- Minimum usage period
- なし
- Amazon Kendra
-
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- Amazon Kendra
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
-
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- aslead Search
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-
- aslead Search
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- Elasticsearch
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- Elasticsearch
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- Sinequaプラットフォーム
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- Sinequaプラットフォーム
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- QuickSolution
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- QuickSolution
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- Free trial
- Minimum usage period
- 制限なし
- Neuron Enterprise …
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- Neuron Enterprise …
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- Software type
- クラウド型ソフト
- Recommended environment
- PCブラウザ
- サポート
- 電話 / メール / チャット /
価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!
エンタープライズサーチとは

エンタープライズサーチ(企業内検索システム)とは、企業内部で管理されている情報を横断的に検索するための検索エンジンです。エンタープライズサーチを利用することで、ユーザーは社内サーバーやクラウドストレージ、データベース、メールなど、さまざまな場所に保存されている企業内部の情報を一括で検索できます。
エンタープライズサーチにおいて、まずはクローラーと呼ばれるデータを自動で収集するプログラムが企業内部のデータを収集し、インデックスを作成します。そして、クローラーによって生成されたインデックスを参照して検索することで、関連性の高い情報が即座に表示される仕組みです。
エンタープライズサーチは、情報の迅速な検索に役立つほか、膨大なデータの一元管理も可能になります。従業員が必要な情報を素早く検索・活用できるようになると、企業全体の生産性が向上し、意思決定のスピードも早くなるでしょう。
エンタープライズサーチの主な機能
エンタープライズサーチの主な機能は、以下の通りです。
| 横断検索 | データの保存先を問わず、企業内部の情報を横断的に検索できる機能 |
| あいまい検索 | 類義語による検索ができる機能 |
| 絞り込み検索 | キーワードとあわせて検索条件(保存先・ファイル種別・最終更新者など)を指定できる機能 |
| OCR機能 | 画像やPDFファイルからテキストデータを抽出する機能 |
| サジェスト機能 | キーワードの一部を入力した時点で、複数の検索候補が表示される機能 |
エンタープライズサーチと一言でいっても、製品によって搭載されている機能はさまざまです。エンタープライズサーチを導入する際は、自社のニーズに合わせて必要な機能が搭載されているか事前に確認するようにしてください。
ChatGPTとは
ChatGPTとは、アメリカの人工知能研究所「OpenAI」が開発したAIチャットサービスです。まるで人間のようにユーザーと文章で対話したり、質問に対する回答を返したりできる特徴があります。
近年普及している生成AIサービスのなかでも、ChatGPTは最も知名度が高いサービスの一つです。誰でも利用可能な無料プランのほか、企業向けの有料プランもあります。企業向けにリリースされた「ChatGPT Enterprose」であれば、大規模利用を想定した管理機能が充実しており、セキュリティ面でもより安全に利用できます。
エンタープライズサーチとChatGPTの3つの違い

エンタープライズサーチとChatGPTの違いは、主に以下の3つです。
| エンタープライズサーチ | ChatGPT | |
| 検索対象 | 企業内部で管理されている情報を検索する | インターネット上の情報を検索する |
| 情報の信頼性 | 正確な情報を表示する | 誤った情報を表示する場合がある |
| 閲覧権限の設定 | 閲覧制限を設定できる | 閲覧制限を設定する仕様にはなっていない |
以下で、それぞれの違いを詳しく解説します。
1.検索対象
エンタープライズサーチとChatGPTは、検索対象が異なります。
エンタープライズサーチは、企業内部の情報に特化した検索ツールです。そのため、企業内部で管理されているデータベースや文書、メールなど、特定の情報を対象とした検索が可能です。
一方、ChatGPTはインターネット上の情報を検索対象としており、企業内部のデータにはアクセスできません。ChatGPTはエンタープライズサーチと比べて幅広い情報にアクセスできるため、一般的な調べ物や学習時の利用に向いています。
2.情報の信頼性
エンタープライズサーチとChatGPTは、情報の信頼性に違いがあります。ChatGPTは、エンタープライズサーチと比較して情報の正確さに欠けるため、ビジネスシーンでの利用には注意が必要です。
エンタープライズサーチは、企業内部に存在するデータを対象に検索するため、事実に基づく情報の抽出が可能です。
一方で、ChatGPTはインターネット上のあらゆるデータを対象に検索するため、情報の信頼性に欠けます。憶測や推測などを含む信憑性の低いソースや、古いデータに基づく情報が混在して表示される可能性があるため、利用シーンによっては内容のダブルチェックが必要です。
3.閲覧権限の設定
エンタープライズサーチとChatGPTは、閲覧権限に関する違いもあります。
エンタープライズサーチは、データごとに閲覧権限を設定し、ユーザーごとにアクセス権限がある情報だけを検索結果に表示できます。そのため、機密情報や部署ごとのデータに対し、適切な閲覧権限を設けることで機密保持やコンプライアンスへの対応が可能です。
一方、ChatGPTはあくまでAIが生成した情報を提供するサービスです。企業内部で管理されているデータと異なり、インターネット上で公開されている情報には閲覧権限という概念がありません。
エンタープライズサーチの代表的な4タイプ

エンタープライズサーチには、生成AIを連携するタイプや高速の検索機能が強みのタイプなど、さまざまな種類があります。それぞれが異なるニーズに対応しているため、企業の規模や導入目的に応じたシステム選びが重要です。
以下で、エンタープライズサーチの主要タイプと特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
生成AI(ChatGPT)を連携するタイプ(RAG)
最近では、ChatGPTをはじめとする生成AIを連携させるタイプのエンタープライズサーチが登場しています。
実際に、企業内で生成AIを活用するためには、社内情報に基づく回答が不可欠です。RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)と呼ばれる技術を用いて、エンタープライズサーチとChatGPTを連携させると、内部情報に関する質問に対して、AIが回答を自動生成できるようになります。
生成AI(ChatGPT)を連携するタイプのエンタープライズサーチは、単なる情報検索の効率化のためだけではなく、社内用の生成AIとして活用することが可能です。
高速の検索機能が強みのタイプ
エンタープライズサーチには、高速の検索機能が強みのタイプがあります。
エンタープライズサーチは検索対象となる情報量が多いほど、結果を表示するまでに時間がかかる傾向があります。そのため、大手や多拠点の企業などは、自社が保有しているデータ容量に応じた製品選びが不可欠です。
高速の検索機能が強みのタイプは、検索対象の情報量が多くても高速で検索結果を表示できるため、大規模なデータベースを持つ企業でもストレスなく使用できます。データ容量に応じて最適なエンタープライズサーチを選ぶことで、より良いコストパフォーマンスを期待できるでしょう。
外部システムとの連携性が高いタイプ
エンタープライズサーチには、外部システムとの連携性が高いタイプがあります。クラウドストレージや業務アプリケーションはもちろん、ニュースサイトを含む外部のWebサイトに接続できる製品もあります。
連携性が高いタイプのエンタープライズサーチは、ほかの社内システムや業務ツールとシームレスに統合できるため、データ移行やシステムの置き換えが不要です。そのため、内部情報を横断的に活用しやすくなるメリットがあります。システムの柔軟性を重視する場合は、連携性が高いタイプのエンタープライズサーチの導入がおすすめです。
専門分野の検索が強みのタイプ
エンタープライズサーチには、専門分野の検索が強みのタイプもあります。製造業や研究機関、医療機関、法務関連を中心に、専門性の高い技術文書やマニュアルなどを管理する企業におすすめのタイプです。
専門分野の検索が強みのタイプは、一般用語に加えて、さまざまな分野の専門用語やユーザー用語を適切に扱えるように設計されています。ファイルの種類や日付、関連性など、高度なフィルタリング機能を活用することで、特定の条件に合致した情報を素早く抽出できます。
エンタープライズサーチを導入するメリット

エンタープライズサーチを導入する主なメリットは、以下の4つです。
- 情報検索の効率化を図れる
- アクセス可能な情報量が増える
- 情報管理を最適化できる
- 社内コミュニケーションを強化できる
エンタープライズサーチでは、複数のデータベースやストレージに散在している情報の横断的な検索が可能です。これにより、一度の検索でアクセスできる情報量が増え、データの検索・収集にかかる作業時間を大幅に短縮できます。
また、さまざまな検索機能を活用することで、従業員一人ひとりの経験や検索スキルにかかわらず、平等に必要な情報へアクセスしやすくなるメリットもあります。
なお、エンタープライズサーチの導入によって、データ管理の最適化も可能です。従業員が新たに保存したデータも翌日には検索結果に反映されるため、企業全体で情報の最新性を保てるようになります。
エンタープライズサーチを導入するデメリット

エンタープライズサーチの導入には、以下のようなデメリットも存在します。
- 導入・運用コストがかかる
- 継続的なチューニングが必要になる
- 情報漏洩のリスクが高まる
エンタープライズサーチの利用には、初期費用や月額料金が発生するため、予算が限られている企業にとっては導入ハードルが高く感じられるでしょう。なお、導入時にライセンス費用を一括払いする買取型や、毎月決まった金額を支払うサブスクリプション型など、製品によって料金形態が異なります。
また、エンタープライズサーチは導入して終わりではありません。高い検索精度を維持するためには、社内データの形式や構造の統一を図りながら、システムを継続的にチューニングする必要があります。
ほかにも、不特定多数のユーザーがさまざまなデータの保存場所にアクセスできるようになると、情報漏洩のリスクが高まります。そのため、エンタープライズサーチの導入にあたっては、閲覧権限を設定し、セキュリティ対策を強化することが大切です。
エンタープライズサーチを選ぶポイント

エンタープライズサーチの導入効果を高めるためのポイントは、主に以下の3つです。
- 社内のニーズを把握する
- システムの運用・管理体制を整える
- 使い勝手が良いシステムを選ぶ
企業内部の情報をどのように検索・活用するかは、事業内容や部署によって異なります。そのため、エンタープライズサーチを導入する際は、事前に社内のニーズを把握したうえで、最適なシステムを選ぶ必要があります。
また、スムーズなシステム運用を実現するためには、社内の管理体制を整えることも大切です。具体的には、インデックスの更新やデータソースの増加といった変更に対応したり、情報漏洩や不正利用を防ぐためにアクセス権限を管理したりするなどして、システムの安定性を図ります。
なお、従業員がエンタープライズサーチを使いこなせるようになるまでには時間がかかります。使い勝手が良いシステムを選ぶことで、利用率が向上し、導入効果を高められるでしょう。
エンタープライズサーチのおすすめ26選
大手EC半数以上が導入
NaviPlusサーチ
エンタープライズサーチ 製品のおすすめポイント
精度が向上する社内AI
Glean(グレン)
エンタープライズサーチ 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント 製品のおすすめポイント
トライアル
無し
サポート
電話 メール
トライアル
有り
サポート
メール
エンタープライズサーチの導入事例

ここでは、エンタープライズサーチの導入事例を2つ紹介します。
| 企業名 | サービス名 | 導入前の課題 | 導入効果 |
| 株式会社ニチリン | QuickSolution |
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| 株式会社アイシン | Neuron ES |
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いずれの企業もエンタープライズサーチを活用することで、情報検索にかかる時間を大幅に削減できました。エンタープライズサーチは、特定の担当者や部署に限らず幅広い業務に活用できるため、導入効果が大きいといえるでしょう。
関連記事:QuickSolutionの導入事例
関連記事:Neuron ESの導入事例
まとめ
エンタープライズサーチとChatGPTは、検索対象や情報の信頼性において異なる特徴があります。エンタープライズサーチが企業内部の情報を対象とする一方で、ChatGPTはインターネット上の情報を対象に検索しています。
エンタープライズサーチには、さまざまなタイプがあり、最近では生成AIを連携するタイプの製品も登場しました。RAG技術を用いることで、ChatGPTが企業内部の情報にアクセスし、より効率的な情報抽出を可能にしています。
本記事では、エンタープライズサーチとChatGPTの違いから、タイプ別の特徴や利用するメリット・デメリットまで解説しました。ChatGPTと連携できるタイプを含め、自社のニーズに合ったエンタープライズサーチを導入し、情報検索・管理にかかる作業の効率化を図りましょう。
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