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ESBとは?EAI・ETLとの違いもわかりやすく解説

目次

iPaaS(複数のクラウドサービスやオンプレミスなどで管理されている独立化したデータを一元的に連携するためのソリューション)にはいくつか種類がありますが、その中のひとつに「ESB」があります。本記事では、そもそもESBとは何か、導入するとどんなメリットがあるのか、また、類似のツール「EAI」や「ETL」との違いについてわかりやすく解説します。

ESBとは?


ESB(Enterprise Service Bus)とは、既存のアプリケーションをパーツ化して、パーツごとに組み合わせて新しいアプリケーションを構築する手法のことです。ESBがデータ変換、プロトコル変換、メッセージルーティングなどの操作を実行しすることで、アプリケーションやウェブサービスの統合を効率的に処理できます。
また、ESBによって、データ・モデルの変換、コネクティビティーの処理などの統合が可能になります。
データの流れは
アプリケーション→ESBがデータを変換→他のアプリケーション
という流れになります。

ESB導入のメリット

ESBを導入すると、

  • アプリケーションの保守・管理・運用がしやすくなる
  • アプリケーション統合・開発が効率化できる
  • スケーラビリティに優れている

というメリットがあります。順に解説します。

アプリケーションの保守・管理・運用がしやすくなる

データやサービスを単一の通信路で流通させるバス型の構造となっており、各システムが個別の通信システム等を用意する必要がありません。そのため、異なるアプリケーションやシステム間のデータを、シームレスに統合することができます。これにより、アプリケーションの保守・管理・拡張を簡単に行うことができます。

アプリケーション統合・開発が効率化できる

従来統合にかかっていた時間が大幅に短削減され、アプリケーションの提供・改善に多くの時間を割くことができるようになります。また、アプリケーションの統合はプロジェクト間で再利用できるため、下流工程ではさらなる生産性の向上・コスト削減が可能になります。

スケーラビリティに優れている

成長するビジネスニーズに合わせて、簡単にシステムを拡張することができます。新しいシステムを導入する際にも、拡張時にシステムを停止する必要がありません。ESBのアプリケーション統合は中心となるサーバーが不要のため、システムを稼働したまま追加することができます。

ESB導入時の課題

ESB導入時には、以下のような課題があります。

  • コストがかかる
  • 統合の際、他システムに影響を及ぼす場合がある

順に見ていきましょう。

コストがかかる

ESBの実装・保守には専門的な知識が必要なため、属人化するほか、複雑でコストがかかります。ESBは複数のシステムを接続するための様々な機能が備わっており、また、大量のデータを処理するための大容量のメモリやストレージが必要になるため比較的高価になります。また、アプリケーションの統合が増えると、サーバーの高可用性(HA)や災害対策のコストが増加します。

統合の際、他システムに影響を及ぼす場合がある

アプリケーション統合に変更や機能強化を行うと、他のシステムに影響を及ぼし、不安定になることがあります。そのため、ESBのミドルウェアを更新する際には、既存の統合に影響を与えないよう入念なテストが必要です。また、ESBは一元管理されているため、アプリケーションチームは統合の処理を待たなければならないことがあります。

EAIとの違い


ESBは、システムの拡張性を高め、安定した稼働を実現するため、分散処理の仕組みを取り入れています。一方、EAIは、データの集中処理を行うため、システムが複雑になると処理速度が低下しやすいです。従来のEAIの「ハブ&スポーク」方式では、1つの中央システムに負荷が集中するため、パフォーマンスに問題がありました。その課題を解決するために「バス形式のEAI」=ESBが登場しました。こうして生まれた統合ソリューションであるESBは、安定しており軽量で、システムを柔軟に統合できる点が特徴です。

EAIについてより詳しい解説はこちら

EAIとは?ETLとの違いと、導入メリットを徹底解説

ETLとの違い


ETLはデータの「抽出」「変換」「格納」を行うツールで、ESBとETLは目的に違いがあります。ESBは異なるアプリケーション・システム間のデータ連携のためにデータの抽出や変換を行いますが、ETLはデータソースからデータを抽出・変換・格納する手段です。

ETLについてより詳しい解説はこちら

ETLツールおすすめ製品比較21選|製品選びのポイントを徹底解説

ESB導入でアプリケーションの保守・管理・運用を効率化しよう


ESB(エンタープライズサービスバス)は、異なるアプリケーション間の統合を効率化する仕組みで、データ変換やメッセージルーティングなどの機能を持ちます。これにより、保守や管理が簡単になり、システムの拡張も柔軟に行えるため、成長するビジネスに対応可能です。ESBを導入して、アプリケーションの保守・管理・運用をさらに効率化しましょう。

「ETLツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • プログラミングによる独自実装可
    • データ暗号化
    • ノーコード運用可
    • 一定間隔起動
    • 国内メーカー
    • オープンソースコミュニティ
    • APIアップデート自動対応
    • Git連携
    • データマスキング
    • 受発注処理業務対応
    • ワークフロー実行履歴
    • フォーマット変換
    • グループ化
    • 文字形式変換
    • 文字整形
    • 連携テンプレート
    • スケジュール実行
    • データマッピング
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ASTERIA Warp Core 30,000円~/月額
備考
厳選した基本機能をパッケージ化
ASTERIA Warp Core + 60,000円~/月額
備考
基本機能+データベース連携を実現
ASTERIA Warp Core ++ 120,000円~/月額
備考
基本機能 +データベース連携 +リアルタイム連携が可能
制限なし
ASTERIA Warp Coreの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
ASTERIA Warp Standard 要相談
備考
※通常ライセンス
データ連携ミドルウェアのデファクトスタンダード
ASTERIA Warp Standard 200,000円~/月額
備考
※サブスクリプションライセンス
※年契約
データ連携ミドルウェアのデファクトスタンダード
ASTERIA Warp Enterprise 要相談
備考
※通常ライセンス
大規模データ連携基盤
ASTERIA Warp Enterprise 240,000円~/月額
備考
※サブスクリプションライセンス
※年契約
大規模データ連携基盤
制限なし
ASTERIA Warpの資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
備考
Microsoft365の利用料金に含まれています。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 40,000円/月額
備考
「さくらのクラウド」のIaas環境での利用となります。
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
ライセンスサーバー上で管理されたライセンスをユーザーがシェアして使う独自のトークン制ライセンスです。
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
備考
使用時間に対する課金制です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
セットアップ+開始時の構築支援(オンボーディングプログラム)の料金です。
データ基盤プラン 要相談
オールインワンプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
ランニングコスト 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
スケジュール実行プラン ¥132,000
備考
料金単位:スケジュール数
月額:3個まで、¥ 13,200
リアルタイム実行プラン ¥198,000
備考
料金単位:実行フロー数
月額:3個まで、¥19,800
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
ランニングコスト 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
ランニングコスト 要問合せ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリー ¥0
備考
月額ライセンス料 ¥0/名+タスク実行料金 ¥0/タスク
自分の業務を自動化したい方のために
スタンダード ¥1,200~/名+¥0.64~5/タスク
備考
月額ライセンス料 ¥1,200~/名+タスク実行料金 ¥0.64~5/タスク
より多くのことを自動化したいパワフルなチームのために
プロ ¥1,600~/名+¥0.64~5/タスク
備考
月額ライセンス料 ¥1,600~/名+タスク実行料金 ¥0.64~5/タスク
業務フロー全体を変革する企業のために
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
STANDARD $100/月額
備考
基本的なプランです。
ADVANCED $1250/月額
備考
データ パイプラインの制御と拡張性をさらに高めたいチーム向けの高度な機能を持つプランです。
PREMIUM $1250/月額
備考
最高のデータ量を持ち、クラス最高のセキュリティとコンプライアンスを必要とする急成長中の組織向けのプランです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 0円
備考
オープンソースです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
ライトプラン 10万円/月額
スタンダードプラン 30万円/月額
エンタープライズプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
Reckonerの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /

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