Webからの資料請求を増やすには?課題別に12の改善施策を解説
最終更新日:2024/10/08
<a href = "https://digi-mado.jp/article/85770/" class = "digimado-widget" data-id = "85770" data-post-type = "post" data-home-url = "https://digi-mado.jp" target = "_blank"></a>
<script src = "https://digi-mado.jp/wp-content/themes/digi-mado/js/iframe-widget.js"></script>
『デジタル化の窓口』は、この国のデジタル課題「2025年の崖」に備えるため2022年にサービスをスタートしました。1,500以上のIT製品、4,000以上の導入事例を掲載し、特長・選び方を分かりやすく整理して解説することで、自社に最適な製品・サービスを見つけるお手伝いをする紹介サービスです。
目次
自社のWebサイトを管理・運営している方の中には、「資料請求の数がなかなか増えない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
資料請求の数を増やすためには、ユーザーが訪問しやすい流入経路の確保と、行動を促すサイト設計が欠かせません。また、資料請求が増えない原因を分析し、課題解決に向けた具体的な施策を講じることも重要です。
本記事では、Webからの資料請求を増やすために知っておきたい基礎知識と、実践的な改善施策について解説します。課題別に12の改善施策を取り上げているので、資料請求数を増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事で解説すること ✔ Webからの資料請求を増やすための基礎知識 |
1. Webからの資料請求を増やすための基本方針
Webサイトを通じて資料請求を増やすには、まず「CV(コンバージョン)数」を増やすことを考える必要があります。CVとは、ユーザーにとってもらいたい行動のゴールを指し、ECサイトであれば「商品の購入」、BtoB商材を取り扱うサイトであれば「資料請求や問い合わせ」がCVになります。
資料請求の数を増やすには、「CV率(CVR)」と「訪問者数」という2つの要素を高めることが重要です。CV率が高いほど、訪問者のうちどれだけが資料請求に至ったかを示し、訪問者数が多いほど資料請求に繋がる可能性が増します。
具体的には、「CV数=CV率 × 訪問者数」という計算式に基づき、どちらの要素を改善すれば効率的に資料請求数を伸ばせるかを分析しましょう。
1. CV(コンバージョン)率を上げる施策
CV率を上げるには、以下の2つのポイントを改善することが効果的です。
資料請求フォームへの遷移率を高める
資料請求フォームに進むまでの遷移率を高めることが重要です。ユーザーがページを離脱するタイミングを分析し、以下の対策を講じることでフォームへの誘導を強化しましょう。
・ 魅力的なキャッチコピーやユーザーの課題を解決する内容を記載して、商品・サービスのメリットを訴求する。
・視覚的にわかりやすいデザインを心がけ、読みやすさや見やすさを考慮してテキストや画像を配置する。
・具体的な事例やお客様の声を掲載して信頼性を高め、資料請求を促す。
資料請求フォームの入力完了率を高める
ユーザーが資料請求フォームに遷移した後、入力完了率を高めるために以下の施策を検討しましょう。
・不必要な入力項目を削減し、最小限の情報のみを求めることで離脱率を低下させる。
・入力時のストレスを軽減するために、リアルタイムでエラー表示を行い、簡単に修正できるフォームを設計する。
・モバイル対応のフォームデザインを導入し、スマートフォンユーザーでも快適に入力できる環境を整える。
2. 訪問者数を増やす施策
訪問者数を増やすためには、「インプレッション数」と「クリック率」の向上が必要です。
インプレッション数を上げる
インプレッション数を増やすには、以下の施策を考慮しましょう。
・SEO対策を強化し、検索エンジンでの上位表示を狙う。ターゲットキーワードを選定し、コンテンツの質と量を向上させる。
・広告出稿(リスティング広告やディスプレイ広告)を活用して、ユーザーの目に触れる機会を増やす。
・ソーシャルメディアを通じて情報を発信し、拡散力を活用する。
クリック率(CTR)を上げる
インプレッション数を上げた後は、ユーザーにクリックしてもらうための工夫が必要です。
・魅力的なタイトルやディスクリプションを作成し、検索結果や広告で目を引く内容にする。
・広告クリエイティブを最適化し、ユーザーの興味を引くデザインやキャッチフレーズを設定する。
Webサイトを通じて資料請求を増やすには、CV率と訪問者数の両方を向上させる施策をバランスよく実施することが重要です。CV率の改善には、資料請求フォームへの遷移率と入力完了率を高める施策が効果的です。また、訪問者数を増やすには、SEO対策や広告出稿など、さまざまなチャネルを駆使して流入を増やすことが求められます。
どの施策を優先的に取り組むかは、自社サイトの現状や課題に応じて最適化を図りましょう。ユーザーの行動パターンを理解し、効果的な改善施策を取り入れて、資料請求数の増加を目指してください。
参考: SEOJapan|SEOにおけるインプレッションの意味とは?
2. Webからの資料請求を増やす施策4選|CV率向上編
資料請求数を増やすには、WebサイトのCV(コンバージョン)率(CVR)を改善することが欠かせません。CV率が低いと、せっかく多くの訪問者を集めても資料請求に至らないことが多くなり、結果としてリード数の増加が見込めなくなります。ここでは、CV率向上に効果的な4つの施策について詳しく解説します。
1. LPO(ランディングページ最適化)を実施する
LPO(ランディングページ最適化)は、資料請求を促進するために、訪問者が最初にアクセスするページ(ランディングページ)を最適化する施策です。以下のポイントを押さえて、ランディングページを改善しましょう。
ユーザーにとってのメリットを明確化する
ランディングページでは、訪問者にとってどのようなメリットがあるのかを具体的に伝えましょう。商品の強みや、サービスを利用することで得られる効果を分かりやすく説明することが重要です。
見やすく、分かりやすいデザインにす
テキストや画像、ボタンの配置を工夫し、ユーザーが直感的に情報を把握できるようにしましょう。特に、CTA(Call to Action)ボタンの配置やデザインを工夫して、ユーザーのアクションを促すことがポイントです。
ユーザーが離脱しない導線設計
ページ内での誘導が分かりやすく、無駄なクリックを減らすことで、フォーム遷移率を高めることができます。
LPOの目的は、ユーザーに適切な情報を提供し、次のアクション(資料請求)を促すことです。ユーザーの目線や行動を想定したページ構成を意識しましょう。
参考: LPOとは? 導入メリットやSEO・EFOとの違い、対策の流れを紹介
2. EFO(エントリーフォーム最適化)を行う
EFO(エントリーフォーム最適化)とは、資料請求フォームの入力項目や使い勝手を改善する施策です。以下の観点からフォームを見直し、CV率を上げましょう。
入力項目を減らす
資料請求フォームに必要以上の入力項目があると、ユーザーが途中で離脱してしまう可能性が高くなります。最小限の情報を求めるようにし、必要なデータだけを取得するフォーム設計を心がけましょう。
リアルタイムでエラーを表示する
ユーザーが入力したデータにエラーがある場合、リアルタイムで表示し、修正が簡単にできるようにすると、離脱率を下げることができます。
入力のしやすさを考慮する
フォームのサイズやデザイン、ボタンの配置など、ユーザーがストレスなく入力できるようなUI(ユーザーインターフェース)を意識しましょう。特に、スマートフォンなどのデバイスからでもスムーズに入力できるデザインを取り入れることが重要です。
3. 資料請求サイトを活用する
資料請求専用のサイトに自社の資料を掲載することで、CV率を高めることができます。資料請求サイトは、特定の業界やジャンルの資料を集めているプラットフォームであり、資料請求を検討しているユーザーが集まりやすい特徴があります。
ターゲットユーザーにリーチしやすい
資料請求サイトには、すでに資料を探しているユーザーが多く訪れています。そのため、一般的なWebサイトに比べて資料請求に至る可能性が高いです。
多くの企業と比較される可能性がある
資料請求サイトは多くの企業が資料を掲載しているため、他社と比較されやすいデメリットがあります。そのため、他社に負けない訴求ポイントや、充実した資料の内容を用意することが求められます。
資料請求サイトへの掲載には、初期費用や月額費用がかかる場合が多いため、予算に応じて活用を検討しましょう。
4. 魅力的な特典を提供する
ユーザーに資料請求を促すために、魅力的な特典を提供することも効果的です。特典は、ユーザーが「この資料を請求してみよう」と思わせるきっかけとなります。
例えば、以下のような特典を用意することが考えられます
・商品・サービスの無料サンプルをプレゼント
・資料請求者限定の割引クーポンを提供
・アンケート回答で金券やギフト券をプレゼント
ただし、特典目当ての資料請求が増えると、成約に繋がりにくいリードが増える可能性もあります。あくまでも自社のサービスに興味を持つユーザーが惹かれる特典を設定することが大切です。
5. ふりかえり
資料請求数を増やすには、まずWebサイトのCV率(CVR)を上げることが重要です。LPOやEFOといった施策を実施し、ユーザーが資料請求を行いやすい環境を整えましょう。また、資料請求サイトの活用や特典の提供といった手法も組み合わせ、ユーザーの行動を促すことが大切です。
CV率の向上に向けた改善施策を実施することで、資料請求数の増加だけでなく、リードの質も向上させ、最終的な成約率のアップにも繋げることができます。各施策をバランスよく取り入れ、Webサイト全体のパフォーマンス向上を目指しましょう。
3. Webからの資料請求を増やす施策3選|訪問者数増加編
資料請求を増やすためには、Webサイトへの訪問者数を増やすことが欠かせません。どれほど優れたコンテンツや資料を用意していても、訪問者が少なければ資料請求に至る機会も減ってしまいます。ここでは、訪問者数を増やすために効果的な3つの施策について解説します。
1. SEO(検索エンジン最適化)対策を強化する
SEO対策とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンで自社サイトを上位表示させ、訪問者を増やすための施策です。特に、ユーザーが資料請求を検討しているキーワードを選定して最適化することで、見込み客の流入を増やしやすくなります。
SEO対策の具体的なポイント
ターゲットキーワードの選定
自社の資料請求に関連するキーワード(例:「資料請求 BtoB」や「ホワイトペーパー 無料」など)を調査し、検索意図に合ったコンテンツを作成します。
コンテンツの質を向上させる
ユーザーの疑問や課題を解決する内容を盛り込み、信頼性の高い情報を提供することで、ユーザーにとって価値あるサイトを構築しましょう。
内部リンクの強化
サイト内の関連ページにリンクを設置し、ユーザーがスムーズに情報を取得できるように導線を整備します。これにより、ページの滞在時間を延ばし、検索エンジンからの評価を高めることができます。
SEO対策は即効性が低く、効果が出るまでに時間がかかりますが、継続的に施策を行うことで、オーガニック(自然検索)からの流入を増やし、長期的な訪問者数の増加が期待できます。まずはターゲットとするキーワードを見極め、コンテンツとSEOを総合的に見直すことから始めましょう。
2. リスティング広告を出稿する
リスティング広告は、GoogleやYahooの検索結果画面に表示される広告です。ユーザーが特定のキーワードを検索したときに、検索結果の最上部や最下部に表示されるため、SEO対策よりも即効性が高い施策として利用されています。
リスティング広告のメリット
ターゲティングの精度が高い
キーワードや地域、ユーザー層を絞り込んで広告を表示できるため、資料請求に興味のあるユーザーを効率的に集客できます。
成果の測定が容易
広告が表示された回数(インプレッション数)やクリック数、コンバージョン数などのデータをリアルタイムで確認し、広告の効果を分析できます。
即効性がある
出稿直後から広告が表示されるため、短期間で訪問者数を増やすことが可能です。
ただし、リスティング広告はクリック数に応じて費用が発生するため、予算を事前に設定し、無駄なコストがかからないように管理する必要があります。また、広告の内容やクリエイティブも定期的に見直し、ターゲットに訴求力のあるメッセージを届けることが大切です。
3. SNSを活用する
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用してWebサイトへの訪問者を増やすのも効果的な施策です。YouTube、X(旧Twitter)、Instagram、LinkedInなどのSNSプラットフォームを活用し、企業の資料請求ページへのリンクをシェアすることで、ターゲットユーザーを集めることができます。
SNS活用のポイント
企業アカウントを育てる
SNSアカウントを運用し、フォロワーや登録者を増やしてコミュニティを形成することが重要です。質の高い投稿や情報発信を行い、ユーザーとのエンゲージメントを高めましょう。
リンクの設定と告知を徹底する
各投稿やプロフィールページに資料請求ページのリンクを設定し、見込み客を資料請求フォームに誘導します。特に、キャンペーンや新しい資料のリリースなどを告知することで、一時的な訪問者数の増加を図ることができます。
SNS広告の活用
予算を設定してSNS広告を出稿することも効果的です。広告を用いることで、アカウント登録者以外のユーザーにもリーチし、新規訪問者を増やすことができます。
ただし、SNSの運用は長期的な取り組みが求められるため、継続的に投稿を行い、アカウントを育てることが大切です。定期的にSNSの効果測定を行い、どの投稿が最も反響があったかを確認しながら戦略を見直しましょう。
4. ふりかえり
資料請求を増やすには、訪問者数の増加が不可欠です。SEO対策やリスティング広告、SNSの活用を組み合わせて、自社サイトへの流入を増やしましょう。それぞれの施策にはメリットとデメリットがあるため、自社のリソースや予算、目標に応じて最適な施策を選び、戦略的に運用することが重要です。
訪問者数が増えれば、その分資料請求数も増える可能性が高まりますが、最終的にはサイト全体のCV率を高める施策と組み合わせて総合的に改善を図ることが成功の鍵となります。訪問者数増加施策を行った後は、CV率の向上施策にも取り組み、資料請求数の増加を実現しましょう。
4. Webからの資料請求を増やす施策2選|資料改善編
Webからの資料請求を増やすには、単に訪問者を増やすことやフォームの最適化を行うだけでなく、ユーザーが「資料を請求したい」と思わせる高品質な資料を用意することが必要です。ここでは、資料のタイトルや内容そのものを改善し、資料請求数を増やすための具体的な施策を2つ紹介します。
4.1. ユーザーの興味を引くタイトルをつける
資料のタイトルは、ユーザーにとってその資料を請求するかどうかを判断する重要なポイントです。タイトルが魅力的でなければ、資料の内容がいかに素晴らしくてもユーザーは請求しようと考えません。そのため、ユーザーの興味を引き、思わず資料を請求したくなるようなタイトルをつけることが大切です。
効果的なタイトル作成のポイント
具体的なメリットを提示する
例えば「業界別売上アップ戦略マニュアル」や「無料で学べるマーケティング成功事例10選」といった、ユーザーが得られるメリットを明確にするタイトルをつけることで、興味を引きやすくなります。
数字や具体的な情報を使う
「○○の方法」「△△のコツ」など、数字や具体的な情報を取り入れることで、ユーザーにとって内容の把握がしやすくなります。タイトルに数字を入れることで、資料の内容を視覚的に強調できる効果も期待できます。
ユーザーの課題にフォーカスする
ターゲットの抱える課題を解決できることを伝えるタイトルにしましょう。例えば、「売上が伸び悩む理由と解決策」など、ユーザーの関心を直撃する内容を盛り込むと効果的です。
資料のタイトルは、資料の中身を要約しつつ、ユーザーにとって「知りたい情報がここにある」と感じてもらえるように工夫することがポイントです。
4.2. 資料の種類や内容を増やす
資料の種類や内容を充実させることも、資料請求数を増やす効果的な施策です。ユーザーは、単一の資料では自分の課題やニーズに十分に応えられないと感じることが多いため、複数の選択肢を用意することで、幅広いニーズに対応することが重要です。
資料の種類を増やす際のポイント
ターゲット別の資料を作成する
ユーザーのペルソナ(属性やニーズ)ごとに異なる資料を用意しましょう。例えば、「初心者向けマーケティングガイド」「上級者向けSEO対策ガイド」など、レベルや目的に応じた資料を用意することで、より多くのユーザーにアプローチできます。
具体的なテーマに絞った資料を作成する
資料のテーマを具体的に絞ることで、ユーザーが興味を持ちやすくなります。例えば、「営業チームのモチベーション向上施策」「新規事業立ち上げに必要な準備事項」など、特定の課題にフォーカスした内容を作成しましょう。
資料のフォーマットを工夫する
PDF資料やホワイトペーパーだけでなく、チェックリスト、テンプレート、動画資料など、異なるフォーマットを用意することも効果的です。ユーザーが利用しやすい形式を選択できることで、請求数の増加につながります。
また、資料の内容自体もユーザーにとって価値のある情報を提供することを心がけましょう。市場調査データや事例、具体的な手法やノウハウなど、ユーザーが「この資料を読むことで得られる価値」を明確に提示することが重要です。
2. ふりかえり
資料請求数を増やすには、資料そのものの質を高め、ユーザーのニーズに合ったタイトルや内容を用意することが不可欠です。魅力的なタイトルをつけることは、ユーザーの興味を引き、資料請求を促す第一歩です。また、複数の種類や内容の資料を用意することで、さまざまなニーズに対応し、資料請求数の増加を目指すことができます。
資料の質を向上させることは、最終的には成約率の向上にもつながります。ユーザーに価値を感じてもらえる資料を作成し、効果的なタイトルと内容を取り入れて、資料請求数の最大化を図りましょう。
5. Webからの資料請求を増やす施策3選|デザイン改善編
資料請求数を増やすためには、Webサイトのデザインを工夫することも重要です。デザインがユーザーに与える印象は、資料請求率に大きく影響します。魅力的なデザインや視覚効果を取り入れることで、ユーザーに「この資料を請求したい」と思わせることができます。ここでは、デザイン改善によって資料請求数を増やすための3つの施策について解説します。
5.1. クリックしたくなるようなCTAボタンをデザインする
資料請求を促すためには、わかりやすく効果的なCTA(Call To Action)ボタンを設置することが不可欠です。CTAボタンは、ユーザーが資料請求を行う際の最終アクションポイントであり、そのデザインがユーザーの行動に直結します。以下のポイントを押さえて、思わずクリックしたくなるCTAボタンを設計しましょう。
効果的なCTAボタンデザインのポイント
目立つ配色を選ぶ
背景色とのコントラストをつけることで、ユーザーの目に留まりやすくなります。例えば、サイト全体がブルー系のデザインであれば、オレンジや赤などのボタンを配置して目立たせると効果的です。
サイズと形状を工夫する
CTAボタンのサイズは適切に設定し、クリックしやすい大きさを意識しましょう。ボタンの形状も角丸にすることで、ユーザーに優しい印象を与え、クリック率の向上が期待できます。
アニメーションやエフェクトを追加する
ボタンをクリックした際に色が変わったり、カーソルを合わせたときにアニメーションを表示させることで、ユーザーの注目を集めやすくなります。
行動を促すコピーを入れる
単に「資料請求」と記載するのではなく、「今すぐ無料で資料を入手する」や「成功事例を詳しく知る」といった行動を促す具体的なコピーを追加しましょう。
また、CTAボタンの配置も重要な要素です。ユーザーがページをスクロールしやすい場所や、資料の内容を理解した後に自然に目に入る位置に配置することで、より多くの資料請求を促せます。
5.2. ポップアップを活用する
ポップアップは、特定のタイミングでユーザーの画面に表示されるウィンドウで、資料請求を増やすための効果的な手段です。資料の魅力を伝えたり、特別なキャンペーン情報を表示したりすることで、ユーザーの興味を引き、行動を促します。
効果的なポップアップ活用のポイント
表示するタイミングを工夫する
ユーザーがページを離れようとした瞬間にポップアップを表示する「Exit-Intent(退出意図)」や、特定のスクロール位置に到達したときに表示する「Scroll-Trigger」を設定することで、タイミングよく資料請求を促すことができます。
内容を簡潔にまとめる
ポップアップは表示された瞬間にユーザーに情報を伝える必要があるため、簡潔で分かりやすいコピーを使い、資料の魅力を伝えましょう。
閉じるボタンをわかりやすくする
ユーザーに不快感を与えないよう、ポップアップを簡単に閉じられるデザインにし、無理なく閲覧を続けられるよう配慮しましょう。
ただし、ポップアップは使い方を誤るとユーザーの体験を妨げる可能性があるため、表示タイミングや内容を慎重に設定することが重要です。ポップアップを効果的に活用することで、ページからの離脱を防ぎ、資料請求を促すことができます。
5.3. 資料に関する写真や動画を掲載する
ユーザーが資料請求を行うかどうかを判断する際、視覚的な情報は非常に大きな役割を果たします。資料に関する写真や動画をWebサイトに掲載することで、ユーザーが資料の内容や価値をイメージしやすくなり、請求意欲を高めることができます。
効果的な視覚コンテンツのポイント
資料の表紙や中身の一部を見せる
資料の表紙や目次などを画像として見せることで、ユーザーに資料の内容を視覚的に伝えられます。実際にどのような情報が含まれているかがわかると、資料請求のハードルが下がりやすくなります。
動画を使って資料の内容を紹介する
資料の内容や得られる効果について、短い動画で説明するのも効果的です。動画を利用することで、資料を読む前にその内容やメリットを伝えやすくなります。
事例や成功体験をビジュアルで示す
図やグラフ、インフォグラフィックを使って、資料の要点や成功事例を視覚的に示しましょう。これにより、資料の価値を簡潔に伝えることができます。
資料請求ページに視覚的な要素を取り入れることで、テキストだけでは伝わりにくい情報を補完し、ユーザーの理解を深めることができます。
2. ふりかえり
Webサイトのデザインは、資料請求数に大きな影響を与えます。魅力的なCTAボタンのデザイン、適切なタイミングでのポップアップ活用、視覚的なコンテンツの追加を通じて、ユーザーの興味を引き、資料請求を促すことができます。これらの施策を組み合わせ、ユーザー体験を向上させることで、資料請求数の最大化を目指しましょう。
資料請求数の増加は、リード獲得の第一歩です。デザイン施策の改善を通じて、より多くのユーザーに資料を届け、自社の価値を伝える機会を創出しましょう。
6. Webからの資料請求は最終的なゴールではない
資料請求を増やすことはWebサイトの重要な目標ですが、最終的なゴールは商品やサービスの成約(コンバージョン)です。したがって、資料請求を増やしただけでは、ビジネスの成功には不十分です。資料請求後のリード(見込み客)に対して適切なアプローチを行い、成約へとつなげるための施策を講じることが重要です。
6.1. 継続的なコミュニケーションを図る
資料請求をしてくれたユーザーは、少なからず自社の製品やサービスに興味を持っています。この見込み客に対して定期的に情報を発信し、興味を喚起し続けることが重要です。
具体的なアプローチ方法
メールマーケティングを活用する
資料請求時に取得したメールアドレスに対して、製品の最新情報や関連するコンテンツ、成功事例を定期的に配信しましょう。見込み客が購買意欲を高めるような内容を意識して送ることがポイントです。
LINEやSNSを活用したフォローアップ
LINE公式アカウントやSNSを利用して、最新のキャンペーン情報やイベント告知など、見込み客が興味を持ちそうな情報を発信します。特に、LINEでは1対1のコミュニケーションが可能なため、ユーザーの反応を確認しながら適切なフォローアップができます。
見込み客の行動を把握し、パーソナライズしたアプローチを行う
メールの開封率やクリック率、SNSの反応などを分析し、ユーザーごとに最適なタイミングでコンテンツを配信することが大切です。これにより、ユーザーの検討度合いを高め、成約につなげる確率を上げることができます。
6.2. 見込み客を育成するためのナーチャリング施策を導入する
見込み客の育成(リードナーチャリング)は、資料請求後に成約へとつなげるための効果的な施策です。資料請求直後は、まだ購入や契約の意思が固まっていないことが多いため、適切な情報提供を行い、徐々に購買意欲を高めることが求められます。
リードナーチャリングの施策例
定期的なメルマガ配信
業界の最新トレンドや商品・サービスの活用方法、事例紹介などを定期的に配信し、見込み客に価値ある情報を提供します。これにより、信頼関係を築き、購買意欲を高めることができます。
ウェビナーやオンラインセミナーの開催
見込み客を対象に、製品やサービスの魅力を伝えるウェビナーを開催し、双方向のコミュニケーションを図りましょう。ウェビナー後のフォローアップメールなどでさらなるアクションを促すことも効果的です。
ホワイトペーパーやeBookの提供
資料請求後、さらに詳細な情報を提供するためにホワイトペーパーやeBookを用意し、ステップアップしたコンテンツを配信することで、ユーザーの関心を深めることができます。
6.3. 過去に獲得したリードにもアプローチする
新規リードだけでなく、過去に獲得したリードに対しても定期的なアプローチを行うことが重要です。過去に資料請求をしたが成約に至らなかったユーザーに対しても、再度アプローチを行うことで新たな商談機会を生み出すことができます。
アプローチのポイント
新商品・サービスの案内を行う
過去の資料請求者に対して、新商品やサービスの案内を送ることで、再度興味を引くことができます。製品やサービスがアップデートされたタイミングで、これまでの課題を解決できる可能性があることを伝えましょう。
再度資料請求を促す
新しい資料やより具体的な事例をまとめた資料を用意し、再度資料請求を促すメールを送るのも有効です。特に、過去のユーザーの属性や行動データをもとにパーソナライズされた内容でアプローチすると、反応率が高まります。
定期的なキャンペーンの案内
特別なキャンペーンや期間限定のオファーを案内し、再度アクションを促します。過去のリードに対して限定的な特典を提供することも、関心を引く方法です。
2. ふりかえり
資料請求は、見込み客と接点を持つための大きなチャンスですが、それ自体がゴールではありません。資料請求後も適切なアプローチを行い、見込み客を育成しながら最終的な成約につなげることが重要です。メールやSNSを活用した継続的な情報発信や、ナーチャリング施策を通じて、見込み客との関係を深めましょう。
資料請求後のフォローを丁寧に行うことで、ユーザーの信頼を獲得し、成約率を高めることができます。各施策を組み合わせて、自社のリードを最大限に活用し、長期的なビジネス成長を目指しましょう。
7. まとめ|この記事で解説したこと
Webサイトを通じて資料請求数を増やすには、「CV率(コンバージョン率)」と「訪問者数」の両方を向上させる施策をバランスよく実施することが重要です。
この記事で解説したこと ✔ Webからの資料請求を増やすための基礎知識 |
7.1. CV率を上げる施策
資料請求数を増やすための第一歩は、WebサイトのCV率を向上させることです。具体的には、以下の施策が効果的です。
LPO(ランディングページ最適化)
ランディングページのデザインやコンテンツを見直し、訪問者が資料請求を行いやすいように構成を整えましょう。ユーザーが興味を持ちやすい見出しや画像、わかりやすい導線設計がカギとなります。
EFO(エントリーフォーム最適化)
資料請求フォームの入力項目を減らし、ユーザーがストレスなく情報を入力できるようにすることも、CV率向上に直結します。スマートフォン対応や、リアルタイムでのエラー表示機能を追加することも有効です。
魅力的な特典の提供
資料請求を促すために、無料サンプルや限定クーポンなどの特典を用意することで、ユーザーのアクションを後押しできます。
7.2. 訪問者数を増やす施策
訪問者数を増やすためには、SEO対策や広告出稿などの施策を組み合わせて行うことが必要です。特に、ターゲットユーザーを効果的に集客できる施策を選定しましょう。
SEO対策の強化
検索エンジンで自社サイトを上位表示させ、オーガニック検索からの流入を増やす施策です。ターゲットキーワードの選定と、質の高いコンテンツの作成が求められます。
リスティング広告やディスプレイ広告の出稿
キーワード検索と連動するリスティング広告や、視覚的に訴求できるディスプレイ広告を活用することで、短期間で訪問者数を増やすことが可能です。
SNSの活用
YouTubeやX(旧Twitter)、LinkedInなどのSNSを活用し、資料請求ページへの誘導を行いましょう。ユーザー層に合わせたコンテンツと、適切な投稿頻度でアカウントを育成し、訪問者数の増加を図ります。
7.3. 資料のクオリティを向上させる
配布する資料のクオリティも、資料請求数に大きく影響を与える要素です。内容が薄い資料ではユーザーの期待に応えられず、資料請求後に興味を失う可能性があります。資料の内容を充実させるために、以下の施策を検討しましょう。
ユーザーのニーズを満たす内容にする
ターゲットユーザーが抱えている課題や興味をもとに、具体的で価値のある情報を提供しましょう。調査データや事例、具体的な解決方法などを盛り込むことで、ユーザーに「この資料は役に立つ」と感じてもらうことが大切です。
デザインやレイアウトを工夫する
視覚的に読みやすく、理解しやすいデザインを心がけましょう。図やグラフ、インフォグラフィックを活用し、情報を直感的に伝えることが効果的です。
タイトルや表紙のデザインを最適化する
資料のタイトルや表紙のデザインを魅力的にすることで、ユーザーの興味を引きやすくなります。簡潔で具体的なタイトルを設定し、資料の内容が伝わりやすいデザインを取り入れましょう。
7-4. 最終的なゴールは成約につなげること
資料請求はリード獲得の一環ですが、最終的なゴールは成約(コンバージョン)です。資料請求後のフォローアップとして、定期的な情報発信や個別のアプローチを行い、見込み客を育成するリードナーチャリング施策を導入しましょう。これにより、資料請求をきっかけに得たリードを成約へと結びつけやすくなります。
2. 結論
資料請求数を増やすためには、CV率向上、訪問者数増加、資料クオリティの向上といった施策を総合的に行うことが必要です。それぞれの施策をバランスよく組み合わせ、Webサイト全体のパフォーマンスを最適化することで、効率的に資料請求数を増やし、最終的な成約数の向上を目指しましょう。資料請求後のフォローアップも重要なポイントとなるため、リードを逃さず成約へとつなげるアプローチを検討してみてください。
よくある質問
資料請求数を増やすには、まず何を改善すれば良いですか?
最初にCVR(コンバージョン率)を改善することをおすすめします。具体的には、ランディングページの最適化(LPO)や、資料請求フォームの入力項目を見直すエントリーフォーム最適化(EFO)を実施し、ユーザーが資料請求しやすい環境を整えましょう。
SEO対策と広告出稿、どちらを優先すべきですか?
どちらも重要ですが、短期間で効果を出したい場合は広告出稿(リスティング広告)を優先すると良いです。SEO対策は長期的な成果が見込める施策のため、並行して取り組み、持続的に訪問者を増やす戦略を取りましょう。
資料のクオリティを上げるためにはどうしたらいいですか?
ユーザーのニーズに合った情報を盛り込み、課題解決や成功事例など具体的で役立つ内容を提供することが重要です。また、表紙やタイトルに工夫を加え、視覚的にも読みやすく、興味を引くデザインを取り入れることで、資料請求数の向上が期待できます。
<a href = "https://digi-mado.jp/article/85770/" class = "digimado-widget" data-id = "85770" data-post-type = "post" data-home-url = "https://digi-mado.jp" target = "_blank"></a>
<script src = "https://digi-mado.jp/wp-content/themes/digi-mado/js/iframe-widget.js"></script>
目次
おすすめ比較一覧から、
最適な製品をみつける
カテゴリーから、IT製品の比較検索ができます。
1781件の製品から、ソフトウェア・ビジネスツール・クラウドサービス・SaaSなどをご紹介します。