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ペーパーレス化の方法|進め方5ステップと法要件

「AI OCR」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • Excel変換
    • 帳票種類分け(タグ付け)
    • Word変換
    • スマホでスキャン可
    • データベース連携
    • タイムスタンプ
    • 名刺スキャン
    • ベリファイ機能
    • レイアウト維持
    • 確認・修正・運用体制構築まで対応
    • 英語以外の言語対応
    • 英語対応
    • 自動補正機能
    • 縦書き対応
    • 手書き文字対応
    • 画像読み取り
    • 取消線対応
    • API連携
    • RPA連携
    • 準定型帳票対応
    • 非定型帳票対応
    • PDF編集
    • 撮影画像対応
    • ワークフロー
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
導入実績3000契約以上
DX Suite Lite 40,000円/月額
備考
初期費用0円
無料枠18,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
DX Suite 標準サポート
・メールサポート
・活用サポートコンテンツ

何人で使っても追加費用無し!複数部門での利用も可能です
DX Suite Standard 100,000円/月額
備考
初期費用200,000円
無料枠50,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
DX Suite 標準サポート
・メールサポート
・活用サポートコンテンツ
オンボーディングサポート(2か月)
・専任担当者による導入・運用支援
・帳票定義設定サービス
・Web会議による個別サポート

何人で使っても追加費用無し!複数部門での利用も可能です
DX Suite Pro 200,000円/月額
備考
初期費用200,000円
無料枠200,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
DX Suite 標準サポート
・メールサポート
・活用サポートコンテンツ
オンボーディングサポート(2か月)
・専任担当者による導入・運用支援
・帳票定義設定サービス
・Web会議による個別サポート

何人で使っても追加費用無し!複数部門での利用も可能です
オンプレミスプラン オープン価格
備考
高精度なAI-OCR をオンプレミス環境で利用可能なプラン
機密情報でも、高いセキュリティで大量処理ができます

何人で使っても追加費用無し!複数部門での利用も可能です
Trial for DX Suite 40,000円/月額
備考
無料枠18,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
本番同様の環境で検証可能な1か月間のトライアルプラン

何人で使っても追加費用無し!複数部門での利用も可能です
Success Program for DX Suite 200,000円/月額
備考
無料枠200,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
本番同様の環境で検証可能な1か月間のトライアルプラン
導入を成功に導くサポート付き

何人で使っても追加費用無し!複数部門での利用も可能です
1年
DX Suiteの資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
紙をデジタルデータに
初期費用 50,000円
備考
標準版導入時の費用です。
標準版 10,000円/月額
備考
1,000枚毎の価格です。生成AIの利用は有償オプションです。
AI学習費用 50,000円~/帳簿
備考
カスタマイズ版導入時の費用です。
カスタマイズ版 20,000円/月額
備考
専用のAIを開発します。読み取り枚数は1,000枚毎です。無料で帳簿仕分け機能が利用できます。
なし
AISpectの資料サムネイル
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
社内文書をAI電子化
初期費用 要相談
基本プラン 要相談
備考
全てのアップロードファイルにAI-OCRを適用でき、ユーザー・グループ作成上限数、同時利用制限数は無制限です。AI解析数は基本プランに1000件規模で無料付帯でき、ストレージ容量は300GBから1TBの大容量基本プランで提供しています。
制限なし
OPTiM 文書管理 with AI-OCRの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
読取定義もAIが学習
初期費用 要相談
利用料金 要相談
3ヵ月
スマートOCRの資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
無料トライアル可能
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スモールプラン(クラウド版) 36万円/年(月額3万円相当)
備考
初期費用は不要!処理可能枚数1.8万枚前後
スタンダードプラン(クラウド版) 96万円/年(月額8万円相当)
備考
初期費用は不要!処理可能枚数6.4万枚前後
エンタープライズプラン(クラウド版) 240万円/年(月額20万円相当)
備考
初期費用は不要!処理可能枚数24万枚前後
オンプレミスプラン(オンプレミス版) お客様に最適な プランをご提案いたします
備考
初期費用は不要!
1年
SmartReadの資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
SAP BTPのPAYGOの場合
利用料金 要相談
要相談
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
要相談
オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談(別途問い合わせ)
利用料金 要相談
備考
※基本利用料+読み取り枚数に応じた変動課金(枚数課金型)
要相談
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
電帳法対応はAIで
初期費用 無料
無料トライアル 月額無料
備考
年間アップロード上限:120(月間上限:10)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:6ヶ月
スターターS1 月額 9,980円(税抜)
備考
年間アップロード上限:1,200(月間上限:100)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
スターターS2 月額 19,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:6,000(月間上限:500)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
スターターS3 月額 29,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:12,000(月間上限:1,000)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
ビジネスB1 月額 34,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:18,000(月間上限:1,500)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
IPアドレス制限
ビジネスB2 月額 39,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:24,000(月間上限:2,000)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
IPアドレス制限
ビジネスB3 月額 49,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:36,000(月間上限:3,000)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
IPアドレス制限
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ライト 30,000円/月額
備考
年額契約。読み取り800回/月。月額契約の場合36,000円/月額
スタンダード 50,000円/月額
備考
年額契約。読み取り2,000回/月。月額契約の場合60,000円/月額
アドバンスト 100,000円/月額
備考
年額契約。読み取り5,000回/月。月額契約の場合120,000円/月額
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
読み取り・要約・翻訳・計算まで自動で
初期費用 要相談
料金プラン 要相談
1ヶ月
RECERQA Scanの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
利用料金 要相談
無し
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
おてがる! AI-OCR(通常版_プラン1(エントリプラン)) 30,000円/月額
おてがる! AI-OCR(通常版_プラン2(SMBプラン)) 100,000円/月額
おてがる! AI-OCR(通常版_プラン3(ラージプラン)) 200,000円/月額
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
クラウド版 300万円/年間
オンプレミス版 360万円/年間
1年
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
invoiceAgent AI OCR Entry 3万円/月額
備考
OCR 年間96,000画像~
invoiceAgent AI OCR DEEPREAD Lite CPU 25万円/月額
備考
OCR 500画像/時~
1年
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
Small 30,000円/月額
Medium 100,000円/月額
Enterprise 150,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
クラウド版 1,200,000円~
オンプレ版  2,000,000円~
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません
トライアル 0円
備考
まずは試してみたい方向け
・AI OCR 30枚まで
・同時処理枚数3枚まで
・ワークフロー数1つまで
・ワークフロー(インポートのみ可)
・AI帳票仕分け 無制限
・AI類似変換 無制限
・表抽出 無制限
・RPA 無制限
・生成AI文字列変換 無制限
ベーシック 3万円/月
備考
AI OCRのみ利用する方向け
・AI OCR 1,500 枚 / 月 (最大50 枚 / 日)
・AI帳票仕分け 無制限
・AI類似変換 無制限
スタンダード 6万円/月
備考
一般的なプラン
・AI OCR 2,000 枚 / 月
・AI帳票仕分け 無制限
・AI類似変換 無制限
・表抽出 無制限
・RPA 無制限
スタンダードプラス 9万円/月
備考
生成AIも使いたい方向け
・AI OCR 無制限 ※キャンペーン中
・AI帳票仕分け 無制限
・AI類似変換 無制限
・表抽出 無制限
・RPA 無制限
・生成AI文字列変換 無制限
プロ 18万円/月
備考
処理枚数が多い方向け
・AI OCR 無制限 ※キャンペーン中
・AI帳票仕分け 無制限
・AI類似変換 無制限
・表抽出 無制限
・RPA 無制限
・生成AI文字列変換 無制限
・同時利用数 3台
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 660,000円(税込)
年間保守サービス 99,000円(税込)/年間
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン1 33,000円/月額(税込)
備考
※6,000項目まで
※6,000項目以上は従量利用料金、1項目3.3円(税込)
プラン2 110,000円/月額(税込)
備考
※60,000項目まで
※60,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込)
プラン3 220,000円/月額(税込)
備考
※200,000項目まで
※200,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込)
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
導入料金はお問合せください。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
WisOCR Basicのみ初期費用は100,000円です。
WisOCR Standard 100,000円/月額
備考
AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は5万フィールドまでです。
WisOCR Pro 200,000円/月額
備考
AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は20万フィールドまでです。
WisOCR Basic 15,000円/月額
備考
AI活字対応。月額での処理可能量は10万フィールドまでです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
OmniPage 19.2 Ultimate 58,900円
備考
外国製ですので、為替相場で費用が変動することがあります。
利用期間の最低制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
5 ダウンロード版 3,480円
5 パッケージ版 3,980円
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
読取革命Ver.17 12,980円(税込)
備考
PC1台用/ダウンロード版
読取革命Ver.17 10,513円(税込)
備考
PC10-49台用/ライセンス版
読取革命Ver.17 9,929円(税込)
備考
PC50-99台用/ライセンス版
読取革命Ver.17 9,345円(税込)
備考
PC100-499台用/ライセンス版
制限なし
読取革命の資料サムネイル
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
トライアル導入 30,000円/月額
備考
本格的な導入の前にトライアルを利用できます。正式導入の費用は要問合せです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円~500,000円
備考
・トライアル 初期費用なし
・ミニ 初期費用なし
・ライト/スタンダード 初期費用50万円
トライアル 50,000円/月額
備考
・月間300枚
超過費用150円/枚
ミニ 10,000円/月額
備考
・月間100枚
上限枚数に達した場合は利用停止
ライト 100,000円/月額
備考
・月間1000枚
超過費用75円/枚
スタンダード 30,0000円/月額
備考
・月間5000枚
超過費用60円/枚
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
通常版 パッケージ版 21,780円(税込)
通常版 ダウンロード版 14,080円(税込)
アップグレード版 オンラインコード版 7,150円(税込)
アップグレード版 ダウンロード版 4,730円(税込)
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
シングルライセンススタンダード 25,000円(税込)
備考
年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能は搭載されていません。
シングルライセンスコーポレート 35,000円(税込)
備考
年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能が搭載されています。
シートライセンススタンダード 35,000円(税込)
備考
表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能は搭載されていません。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。
シートライセンスコーポレート 37,800円(税込)
備考
表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能が搭載されています。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。
1年
オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 220,000円(税込)~
備考
プランにより初期費用が異なります。
クラウド(SaaS)版Sコース 11,000円/月額(税込)
備考
読取枚数 100 枚
クラウド(SaaS)版Mコース 33,000円/月額(税込)
備考
読取枚数 500 枚
クラウド(SaaS)版Lコース 55,000円/月額(税込)
備考
読取枚数 1,000 枚
オンプレミス スタンドアロン版 211,200円/年額(税込)
備考
読み取りの制限なし
オンプレミス サーバ版(サブスクリプション型)Trial 1,056,000 円/年額(税込)
備考
読取枚数 1,000 枚 / 月
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
SaaSコース 要相談
備考
従量課金制
BPaaSコース 要相談
備考
初期費用+月額固定費+オプション費用・個別見積
BPOコース 要相談
備考
完全カスタマイズ・個別見積
3か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
スキャナーとインターネット接続環境があれば初期費用は無料です。
プラン1(小型)通常版 33,000円/月額(税込)
備考
読取箇所が月6千までです。
プラン2(中型)通常版 110,000円/月額(税込)
備考
読取箇所が月6万までです。
プラン3(大型)通常版 220,000円/月額(税込)
備考
読取箇所が月20万までです。
30日
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

紙の書類を電子化したいものの、何から手をつければよいか分からず止まってしまう企業は少なくありません。電子帳簿保存法では電子取引データの保存が2024年1月から原則義務となり、対応を迫られている担当者も多いはずです。ペーパーレス化は単に印刷をやめることではなく、契約・請求・申請・保管といった業務を電子で完結させ、コストと時間、法対応を同時に改善する取り組みです。この記事では、押さえるべき法要件を官公庁の一次情報で確認したうえで、進め方を5ステップで具体化し、業務別に適した製品カテゴリと選び方、進まないときの対策、活用できる補助金までを順に解説します。自社に合った進め方を見つける手がかりとしてご活用ください。

まず契約業務から脱ハンコを進めたい場合は、電子契約サービスの比較表をダウンロード(30秒)もあわせてご活用ください。

1. 業務効率化につながるペーパーレス化とは?

ペーパーレス化とは、これまで紙で作成・回覧・保管してきた書類を電子データに置き換え、業務の運用と保存を電子で完結させる取り組みです。単に印刷をやめることが目的ではなく、契約・請求・申請・保管といった一連の業務フローを電子化し、検索性・共有性・コスト効率を高める点に本質があります。本章では、まずペーパーレス化の対象範囲と、紙のまま運用し続けた場合の課題、電子化で得られる効果を整理し、記事全体の地図を示します。

1-1. ペーパーレス化の定義と対象範囲

ペーパーレス化の対象は、社内文書だけにとどまりません。契約書、請求書・領収書、見積書・発注書、社内の申請・稟議書、議事録、就業規則などの社内規程、各種マニュアルまで、業務で発生するほとんどの書類が対象になります。重要なのは、これらを「スキャンしてPDFにする」だけで終わらせず、誰がいつでも検索・参照でき、法令の要件を満たした形で保存し、承認や共有まで電子で回せる状態にすることです。

そのため、ペーパーレス化は単一のツール導入ではなく、後述する電子契約・文書管理・ワークフロー・AI-OCR・経費精算といった複数の製品カテゴリを、自社の業務に合わせて組み合わせていく取り組みになります。

1-2. 紙のまま運用するコストとリスク

紙の運用には、印刷代・用紙代・郵送費といった直接的なコストに加え、書類を探す時間、押印のための出社や回覧の待ち時間、保管スペースの賃料といった見えにくいコストが伴います。さらに、原本の紛失や劣化、テレワーク時に書類を確認できないといった事業継続上のリスクも抱えます。

実際に、行政分野では押印の見直しが大きく進みました。河野行政改革担当大臣(当時)は2020年11月13日の記者会見で、行政手続およそ1万5千種類のうち99.247%で押印を廃止できると公表しています(出典:内閣府 https://www.cao.go.jp/minister/2009_t_kono/kaiken/20201113kaiken.html )。押印という紙前提の慣行そのものが、見直しの対象になっていることがわかります。

1-3. ペーパーレス化で得られる効果

ペーパーレス化の効果は、コスト削減だけではありません。検索・共有の効率化による業務スピードの向上、テレワークへの対応、内部統制や監査証跡の強化、そして電子帳簿保存法やインボイス制度といった法対応まで含まれます。市場の動きもこれを裏づけており、調査会社ITRは電子契約サービス市場が2024年度に295億円(前年度比20.7%増)に達し、2024〜2029年度の年平均成長率(CAGR)は11.3%、2029年度には500億円を超えると予測しています(出典:ITR 2025年10月9日発表 https://www.itr.co.jp/topics/pr-20251009-1 )。

観点 紙のまま運用した場合 ペーパーレス化した場合
コスト 印刷・用紙・郵送・保管スペースの費用が継続的に発生 印刷・郵送・保管コストを削減しやすい
業務スピード 書類の検索・回覧・押印に時間がかかる 検索・共有・承認を電子で短縮しやすい
働き方 出社しないと確認・押印できない テレワークでも処理を進めやすい
法対応 電子取引データの保存要件に対応しづらい 電帳法・インボイス対応の仕組みを組み込みやすい
リスク 紛失・劣化・災害時の消失リスク アクセス権・バックアップで統制しやすい

ここで示した効果はあくまで一般的な傾向であり、実際の削減幅は対象業務や書類量によって変わります。次章では、電子化の前提として必ず押さえておくべき法制度を、官公庁の一次情報で確認します。

効果を具体的に比べたい方は、電子契約サービスの比較表をダウンロード(30秒)から検討を始めると進めやすくなります。

2. 法律で押さえるペーパーレス化の保存要件

ペーパーレス化でつまずきやすいのが「電子で保存して、後から税務調査などで問題にならないか」という不安です。この不安は、関連する法律の要件を正しく理解すれば解消できます。本章では、電子帳簿保存法・e-文書法・電子署名法・インボイス制度の4つを、正式名称・施行年・要件まで官公庁の公式情報で確認します。法令の詳細な要件は改正されることがあるため、実務に適用する際は必ず各官公庁の最新情報を確認してください。

2-1. 電子帳簿保存法と電子取引データ保存の義務化

電子帳簿保存法は1998年(平成10年)に施行された法律で、国税関係の帳簿書類を電子データで保存するためのルールを定めています。保存方法は「電子帳簿等保存」「スキャナ保存」「電子取引データ保存」の3区分に分かれます(出典:国税庁 電子帳簿等保存制度特設サイト https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/tokusetsu/index.htm )。

特に重要なのが電子取引データ保存です。メールやWeb上で授受した請求書・領収書などの取引情報は、2024年1月1日以降、原則として電子データのまま電帳法の要件に沿って保存することが求められます(出典:国税庁 一問一答【電子取引関係】 https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/pdf/03-6.pdf )。従来の宥恕措置は2023年12月31日で終了し、2024年1月以降は「猶予措置」に切り替わっています。

区分 対象 ポイント
電子帳簿等保存 会計ソフト等で作成した帳簿・書類 2022年1月の改正で事前承認制が廃止
スキャナ保存 紙で受領・作成した書類をスキャンして保存 解像度・タイムスタンプ等の要件あり(2-2参照)
電子取引データ保存 メール・Web等で授受した取引情報 2024年1月1日以降は原則電子保存が義務

猶予措置は、①保存要件に従えない「相当の理由」があると所轄税務署長が認め、かつ②税務調査の際に電子データのダウンロードの求めと、出力した書面の提示・提出の求めの両方に応じられる場合に、出力書面での保存が認められるものです。事前申請は不要とされています(出典:国税庁 一問一答【電子取引関係】 https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/pdf/03-6.pdf )。また、基準期間の売上高が5,000万円以下の事業者などは検索機能の確保要件が免除されるなど、中小規模の事業者に配慮した規定も設けられています(最新の金額・条件は前掲の一問一答で確認してください)。

2-2. スキャナ保存の要件と紙原本の廃棄可否

「スキャンしたら紙の原本は捨ててよいのか」は、現場で最も多い疑問の一つです。電帳法のスキャナ保存の要件を満たして保存すれば、要件を満たした電子データを正式な保存として扱えます。国税庁は、解像度は200dpi以上、カラーは赤・緑・青それぞれ256階調(約1,677万色)以上を求めています。重要書類はカラー保存、一般書類はグレースケール保存も可能とされています(出典:国税庁 一問一答【スキャナ保存関係】 https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/pdf/03-4.pdf )。

要件項目 内容
解像度 200dpi以上
階調 赤・緑・青 各256階調以上(約1,677万色)
色調 重要書類はカラー、一般書類はグレースケール可
タイムスタンプ 入力期間内に付与(受領者がスキャンする場合は概ね速やかに 等)

タイムスタンプの付与期間など細部の定義は改正される場合があるため、原本廃棄の運用を決める前に、必ず前掲の国税庁の最新Q&Aで条件を確認することをおすすめします。要件を満たさないまま原本を廃棄すると保存義務を満たせないおそれがあるため、社内ルールとして「要件確認 → 検証 → 廃棄」の手順を定めておくことが安全です。

2-3. e-文書法と電子署名法の役割

e-文書法は、正式名称を「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」といい、2004年11月に成立し2005年(平成17年)4月に施行されました。各種法令で紙での保存が義務づけられていた文書を、電磁的記録(電子データ)で保存することを容認する横断的な法律です。対象書類に応じて、見読性・完全性・機密性・検索性といった要件が求められます(出典:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/03/tp0328-1a.html )。

電子署名法は、正式名称を「電子署名及び認証業務に関する法律」(平成12年法律第102号)といい、2001年(平成13年)4月1日に施行されました。第3条では、本人による一定の要件を満たす電子署名がある電磁的記録は、真正に成立したものと推定すると定めています。これにより、電子契約でも紙の押印と同様に文書の成立を法的に裏づけられます(出典:法務省 https://www.moj.go.jp/MINJI/minji32.html / e-Gov 法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/412AC0000000102 )。

2-4. インボイス制度と請求書の電子保存

インボイス制度(適格請求書等保存方式)は、2023年(令和5年)10月1日に開始しました。一定の事項を記載した帳簿および適格請求書(インボイス)の保存が、仕入税額控除の要件となります。適格請求書を発行できるのは、税務署長の登録を受けた適格請求書発行事業者に限られます(出典:国税庁 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice_about.htm )。

請求書を電子でやり取りする場合、インボイス制度の記載要件と、電子帳簿保存法の電子取引データ保存の要件の両方を同時に満たす必要があります。このため、請求書まわりのペーパーレス化は、後述する経費精算や文書管理の仕組みとあわせて検討すると、法対応と効率化を両立しやすくなります。

法要件を満たす保存先を選ぶ際は、文書管理システムの比較表をダウンロード(30秒)が参考になります。

3. 失敗しないペーパーレス化の進め方5ステップ

ペーパーレス化は、全業務を一度に変えようとすると現場の負担が大きく、かえって頓挫しがちです。本章では、効果が大きく失敗リスクの小さい業務から段階的に進めるための5ステップを示します。各ステップに「使う製品カテゴリ」を紐づけているため、手順を読みながら自社で必要なツールの当たりをつけられます。

3-1. 目的の明確化と社内合意

最初に、なぜペーパーレス化するのかという目的を明確にします。コスト削減なのか、テレワーク対応なのか、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応なのかによって、優先すべき業務が変わります。目的を経営層と現場で共有し、推進体制と大まかなスケジュールを合意しておくことが、後の定着を左右します。

3-2. 対象業務・書類の洗い出し

次に、社内で発生している書類と業務を棚卸しします。書類の種類、月あたりの発生量、処理にかかっている工数、関係する部署を一覧化すると、効果の大きい業務が見えてきます。発生量が多く、様式が安定している書類ほど電子化の効果が出やすい傾向があります。

3-3. 電子化(スキャン・AI-OCR)

紙で受け取る書類は、複合機やスキャナーで取り込み、必要に応じてAI-OCRでデータ化します。AI-OCRは手書きや非定型の帳票でも読み取り精度を高めやすい技術ですが、読み取り結果が常に完全とは限らないため、金額など重要項目には人による確認の工程を残す設計が現実的です。

3-4. 法要件を満たす電子保存

電子化した書類は、第2章で確認した電帳法・e-文書法の要件に沿って保存します。スキャナ保存の解像度やタイムスタンプ、電子取引データの検索要件などを満たせる仕組みを選ぶことが、後の税務対応で安心につながります。この受け皿となるのが文書管理システムや、電帳法対応をうたう各種クラウドサービスです。特に電子取引データは、取引年月日・取引金額・取引先で検索できる状態にしておくことが求められます。基準期間の売上高が一定以下の事業者は検索要件が免除される場合がありますが、将来の事業拡大も見据えるなら、最初から検索性を確保できる仕組みを選んでおくと、後で運用を作り直す手間を避けられます。

3-5. ワークフロー・電子契約で運用定着

最後に、申請・承認や契約といった「業務の流れ」を電子化し、運用として定着させます。社内申請はワークフロー、契約書は電子契約に置き換えることで、電子化した書類が業務の中で自然に回るようになります。

ステップ やること 主に使う製品カテゴリ
1. 目的の明確化 目的・体制・スケジュールの合意 (全体方針)
2. 業務の洗い出し 書類・量・工数の棚卸し (現状分析)
3. 電子化 スキャン・データ化 AI-OCR
4. 電子保存 法要件を満たす保存 文書管理
5. 運用定着 申請・承認・契約の電子化 ワークフロー・電子契約・経費精算

最初から全工程の完全自動化を目指すのではなく、まずは一部の業務で小さく試し、検証と改善を重ねてから対象を広げる進め方が、結果的に定着への近道になります。

電子化の入口となる読み取りツールは、AI-OCRの比較表をダウンロード(30秒)で比較できます。

4. 目的・業務別に選ぶペーパーレス化の方法

ペーパーレス化の手段は多岐にわたるため、「どのツールを選べばよいか分からない」という声が多く聞かれます。本章では、自社の業務から逆引きできるよう、代表的な業務・書類ごとに最適な手段を対応づけます。読み終えた箇所から、該当する比較表で具体的な製品を確認できる導線にしています。

4-1. 契約書は電子契約で脱ハンコ

契約書のペーパーレス化には電子契約が適しています。電子署名やタイムスタンプにより、押印・郵送・保管の手間を削減しながら、第2章で触れた電子署名法に基づく文書の成立を担保できます。製品ごとの料金や機能は異なるため、詳細は電子契約サービスの比較表で確認してください。

4-2. 請求書・領収書はAI-OCRと経費精算

紙やPDFで届く請求書・領収書は、AI-OCRでデータ化し、経費精算システムで処理・保存する組み合わせが有効です。電子帳簿保存法の電子取引データ保存やインボイス制度への対応も、これらの仕組みで効率化しやすくなります。詳細はAI-OCRの比較表および経費精算システムの比較表で確認できます。

4-3. 社内申請はワークフロー

稟議・各種申請といった社内手続きは、ワークフローで電子化すると、回付・承認の待ち時間を短縮し、承認の証跡も残せます。内部統制や監査対応の面でも効果が見込めます。

4-4. 文書保管は文書管理システム

電子化した書類を検索可能な形で一元保管するには、文書管理システムが受け皿になります。版管理やアクセス権設定、電帳法対応の検索要件への対応など、保存と活用を両立しやすくなります。詳細は文書管理システムの比較表で確認してください。

業務・書類 主な手段(カテゴリ) 比較表
契約書 電子契約 cat_id=2666
請求書・領収書 AI-OCR + 経費精算 cat_id=460 / 75
社内申請・稟議 ワークフロー (該当カテゴリを参照)
文書の保管・検索 文書管理 cat_id=76

請求書・領収書の処理を効率化するなら、経費精算システムの比較表をダウンロード(30秒)をご確認ください。

5. おすすめのペーパーレス化ツールと製品

本章では、ペーパーレス化を支える代表的な製品カテゴリと、各カテゴリの代表的な製品を紹介します。料金やスペックは改定されることがあり、プランによっても異なるため、ここでは選定の出発点として位置づけ、具体的な金額や機能は各比較表および公式情報で確認することを前提とします。

5-1. 電子契約(クラウドサイン 等)

電子契約の代表的な製品として「クラウドサイン」があります。公式情報では、有料プランは月額固定費に加えて送信1件あたり220円という体系が示されています(最新の料金は公式の料金ページで確認してください。出典:https://www.cloudsign.jp/price/ )。権限管理や契約更新のアラートなど、契約管理に役立つ機能も提供されています。

5-2. 文書管理システム

文書管理システムは、電子化した書類の保存・検索・版管理を担うカテゴリです。クラウドストレージを起点にしたものから、文書のライフサイクル管理に対応した国産の製品まで幅があります。電帳法の検索要件への対応可否を確認しながら選ぶとよいでしょう。

5-3. AI-OCR(DX Suite 等)

AI-OCRは、紙やPDFの帳票をデータ化する入口を担います。代表的な製品として「DX Suite」などがあります。読み取り精度や対応言語といった具体的な数値は製品・条件によって異なるため、公式情報や比較表で確認してください。

5-4. 経費精算(楽楽精算・freee・マネーフォワード クラウド 等)

経費精算システムは、領収書のペーパーレス化と電帳法・インボイス対応の中核です。「楽楽精算」、「freee」、「マネーフォワード クラウド」などが代表的で、電子帳簿保存法対応やタイムスタンプ付与などの機能が提供されています(機能・料金の詳細は各公式で確認してください)。

5-5. ワークフロー

ワークフローは、申請・承認の電子化を担うカテゴリです。承認経路の設定や証跡管理により、社内手続きのペーパーレス化と内部統制の強化を両立しやすくなります。

カテゴリ 代表的な製品 主な役割
電子契約 クラウドサイン 等 契約の脱ハンコ・契約管理
文書管理 各社クラウド型・国産製品 電子保存・検索・版管理
AI-OCR DX Suite 等 紙・帳票のデータ化
経費精算 楽楽精算・freee・マネーフォワード クラウド 等 領収書の電子化・電帳法対応
ワークフロー 申請承認基盤各種 申請・承認の電子化

各製品の料金・機能は変動し、プランによっても異なります。最新かつ正確な情報は、各カテゴリの比較表と公式情報で必ず確認してください。

契約の脱ハンコから着手する場合は、電子契約サービスの比較表をダウンロード(30秒)が選定の出発点になります。

6. ペーパーレス化が進まない原因と対策

ペーパーレス化は、ツールを導入しただけでは定着しません。多くの企業が「現場が紙に固執して進まない」という壁に直面します。本章では、進まない原因を組織・心理の面から整理し、現実的な乗り越え方を示します。

6-1. 現場・経営層が紙に固執する理由

紙の運用が続く背景には、慣れた業務フローを変えることへの抵抗、ITリテラシーの差、取引先が紙を求めるといった事情があります。これらは個人の問題ではなく、変更に伴う不安や負担が可視化されていないことが原因であることが少なくありません。まずは目的と効果を共有し、関係者の不安を一つずつ解消していく姿勢が重要です。

6-2. 部分運用から始める段階的アプローチ

一度に全社を変えるのではなく、効果が大きく様式が安定した業務から部分的に始めると、成功体験を積みながら無理なく広げられます。小さく試して改善を重ねるアプローチは、第3章で述べたステップとも一致します。

進まない原因 主な対策
業務変更への抵抗 目的・効果の共有、成功体験の積み上げ
ITリテラシーの差 操作研修・マニュアル整備・サポート窓口
取引先が紙を要求 取引先と段階的に調整、対応可能な業務から着手
法対応への不安 第2章の法要件を社内で明文化

6-3. セキュリティとアクセス権の備え

電子化にあたっては、情報漏えいへの不安にも応える必要があります。アクセス権の設定、操作ログの記録、取り扱う情報に応じたクラウド型・オンプレミス型の選択など、セキュリティ面の備えを設計に織り込むことで、安心して運用を広げられます。

保管・検索の基盤を整えるなら、文書管理システムの比較表をダウンロード(30秒)が役立ちます。

7. 補助金で抑えるペーパーレス化のコスト

ペーパーレス化の導入では、初期費用や月額費用への不安がつきまといます。本章では、中小企業が活用できる支援策と、費用を抑える考え方を示します。補助金の採択枠や要件は年度ごとに変わるため、必ず事務局の公式情報を確認してください。

7-1. IT導入補助金の概要と対象

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者がITツールを導入する際の経費の一部を補助する制度です。中小企業庁の情報では、2024年度の中小企業生産性革命推進事業として2,000億円規模が措置されており、ペーパーレス化に関わるツールも対象になり得ます(出典:中小企業庁 ミラサポplus https://mirasapo-plus.go.jp/hint/20874/ )。対象ツールや申請枠の詳細は、各年度の事務局公式情報で確認してください。

7-2. 費用対効果の考え方

費用対効果は、ツールの料金だけでなく、削減できる印刷・郵送・保管コストや、検索・承認にかかっていた時間の短縮効果まで含めて評価します。ペーパーレス化を後押しする需要は高く、ペーパーロジックの調査では、回答企業の59.3%が2024年度にペーパーレス化関連の導入予算を予定または検討していると報告されています(出典:ペーパーロジック調査・PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000023701.html )。補助金と削減効果を合わせて見込むことで、投資判断がしやすくなります。

制度・観点 概要
IT導入補助金 中小・小規模のITツール導入経費を補助(採択要件は公式確認)
削減コスト 印刷・用紙・郵送・保管スペースの費用
時間短縮 書類の検索・回覧・承認にかかる工数

費用を抑えて導入したい方は、経費精算システムの比較表をダウンロード(30秒)で対応製品を確認できます。

8.【まとめ】自社の優先業務から比較検討を

ペーパーレス化は、紙を減らすこと自体が目的ではなく、契約・請求・申請・保管といった業務を電子で完結させ、コスト・スピード・法対応を同時に改善する取り組みです。進め方は、目的の明確化から運用定着までの5ステップを基本に、効果の大きい業務から段階的に広げるのが現実的です。電子帳簿保存法やインボイス制度などの法要件は、官公庁の一次情報で確認しながら、要件を満たせる仕組みを選ぶことが安心につながります。

まずは自社で発生量が多く効果の出やすい業務を一つ選び、契約書なら電子契約、請求書・領収書ならAI-OCRと経費精算、社内申請ならワークフロー、保管なら文書管理というように、該当するカテゴリの比較表で製品を見極めることから始めてみてください。

自社の優先業務が決まったら、電子契約サービスの比較表をダウンロード(30秒)から具体的な製品比較を始めてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. ペーパーレス化の方法は何から始めればよいですか?

まず目的を明確にし、発生量が多く様式が安定した業務から段階的に始めるのが基本です。契約書・請求書・社内申請など、効果の大きい業務を一つ選んで小さく試し、検証しながら対象を広げます。

Q2. ペーパーレス化の方法として最初に電子化すべき書類は?

一概には言えませんが、発生量が多く定型的な請求書・領収書や契約書から着手すると効果が出やすい傾向があります。自社の業務量を棚卸ししたうえで優先順位を決めてください。

Q3. ペーパーレス化と電子帳簿保存法はどう関係しますか?

電子帳簿保存法は電子データでの保存ルールを定めており、特に電子取引データは2024年1月1日以降、原則として電子保存が求められます。ペーパーレス化では同法の要件を満たす保存方法の選択が前提となります。

Q4. ペーパーレス化でスキャンした紙の原本は廃棄してよいですか?

電子帳簿保存法のスキャナ保存の要件(解像度200dpi以上、所定の階調、タイムスタンプ等)を満たして保存すれば、要件に沿った電子データを正式な保存として扱えます。廃棄前に国税庁の最新の要件を必ず確認してください。

Q5. 中小企業でもペーパーレス化の方法は実践できますか?

実践できます。電子帳簿保存法には基準期間の売上高が一定以下の事業者に対する検索要件の免除や、相当の理由がある場合の猶予措置など、規模に配慮した規定があります。補助金の活用も選択肢になります。

Q6. ペーパーレス化の方法に使えるツールにはどんな種類がありますか?

電子契約、文書管理、ワークフロー、AI-OCR、経費精算などのカテゴリがあります。契約書は電子契約、請求書・領収書はAI-OCRと経費精算、社内申請はワークフロー、保管は文書管理が代表的な組み合わせです。

Q7. ペーパーレス化の方法にかかる費用に補助金は使えますか?

IT導入補助金など、中小企業のITツール導入経費を補助する制度の対象になり得ます。対象ツールや申請枠は年度ごとに変わるため、事務局の公式情報で最新の要件を確認してください。

Q8. ペーパーレス化が進まないときの対処方法は?

目的と効果を社内で共有し、現場の不安を解消しながら、効果の大きい業務から部分的に始めることが有効です。操作研修やサポート体制の整備、取引先との段階的な調整も並行して進めます。

Q9. ペーパーレス化の方法でセキュリティはどう確保しますか?

アクセス権の設定、操作ログの記録、取り扱う情報に応じたクラウド型・オンプレミス型の選択などを設計に織り込みます。重要情報ほど権限管理と証跡の確保が重要になります。

Q10. ペーパーレス化の方法として電子契約は法的に有効ですか?

電子署名法では、本人による一定要件の電子署名がある電磁的記録は真正に成立したものと推定されると定められています。要件を満たした電子契約は、紙の契約と同様に文書の成立を法的に裏づけられます。

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