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LINE連携できる採用管理システム比較|連携の”段階”と選び方・注意点

目次

LINE連携できる採用管理システムは、応募者との連絡をメールや電話だけに頼らず、日常的に使われるLINEでやり取りしながら、その履歴を採用業務の記録として管理できる仕組みです。ただしLINE連携には「通知だけ」から「応募受付・マイページ連動」まで段階があり、自社に必要な深さを見極めることが選定の鍵になります。この記事では、なぜ今LINEなのか、LINE連携の4つの段階、自社に必要な段階の決め方、運用上の注意点、費用の考え方、段階別の主要製品を、公式情報をもとに解説します。

LINE連携できる採用管理システムとは?なぜ今LINEなのか

LINE連携できる採用管理システムは、応募者との連絡にLINEを使いながら、やり取りや対応状況を採用業務の記録として管理する仕組みです。連絡手段を増やすこと以上に、私用LINEに頼る属人的な運用から離れる意味があります。

メールや電話だけでは応募者に届きにくい

面接日時を案内したものの返信がなく、電話もつながらない。採用担当者にとって、予定が迫るほど落ち着かない場面です。若手やアルバイト・新卒の採用では、普段使うLINEを連絡経路に加える企業が増えています。

LINEヤフー社によると、LINE公式アカウントの平均開封率は約55%です(2022年6月時点)。メッセージは約2割がすぐに、約8割がその日のうちに確認するとされています。採用連絡を見てもらう入口として、LINEを検討する背景の一つになります。

私用LINEでの応募者管理に潜むリスク

ただし、担当者の私用LINEで応募者と連絡を取る方法は、返信の手軽さと引き換えに管理上の問題を抱えます。候補者の氏名や選考に関する情報が私用スマートフォンに残れば、情報漏洩の懸念が生じます。

担当者が休んだ日には、ほかのメンバーが過去の会話を確認できず、返答を止めてしまうかもしれません。退職時には引き継ぎが断たれます。「誰が、いつ、何を送ったのか」が記録されなければ、別の担当者が同じ確認を送ってしまい、応募者に不信感を与える場面もあります。複数人で対応状況を共有できないことも、連絡漏れや重複対応の原因です。

LINE連携は、こうした私用端末中心の運用を、企業のLINE公式アカウントと管理画面で記録を残す組織的な仕組みに置き換える手段です。連絡履歴と応募者情報を結び付けられれば、担当変更後も会話の経緯を追えます。

LINE連携は「段階」で選ぶ

「LINE連携あり」という表示だけでは、できることの範囲は分かりません。合否や面接の通知をLINEで送る段階もあれば、応募者と双方向でやり取りし、日程調整まで行う段階があります。さらに、LINE公式アカウントで応募受付や対象別の配信を行うもの、説明会予約・書類提出・適性検査受検などをLINEから進められる候補者マイページ連動まで備えるものもあります。

自社が解消したいのが「連絡を見てもらえないこと」なのか、「担当者ごとに会話が分断されること」なのかで、必要な段階は変わります。次章では、この4段階を軸に、LINE連携機能の違いを見分けます。

LINE連携には「段階」がある(4つのレベル)

採用管理システムのLINE連携は、連絡手段をLINEに置き換えるだけのものから、応募者自身が選考手続きを進められるものまで幅があります。必要な段階を見誤ると、導入後に「連絡はできるが説明会予約が回らない」といったズレが生まれます。

まずは、必要な連携の深さを4段階で捉える

日程変更への返信を受けられれば足りる採用もあれば、応募後の案内を対象者ごとに送り分けたい採用もあります。自社の応募数、担当者の対応体制、説明会などの運用量に照らして、求める位置を定めます。

段階 できること 向くケース
① 通知(一方向) 合否や面接に関する連絡をLINEで送る。自動応答やシナリオ配信は含まれない。 まずは応募者に見てもらえる連絡経路を確保したい場合
② 双方向のやり取り 応募者とLINEでメッセージを送受信し、面接日程を調整する。 日程変更や質問への対応が多く、電話・メールの往復を減らしたい場合
③ LINE公式アカウント本格連携 友だち追加を入口に応募を受け付け、タグや属性に応じた配信、シナリオ配信、リッチメニューを使う。 多数の応募者に対し、案内内容や送信時期を出し分けたい場合
④ 候補者マイページ連動 LINEから説明会予約、書類提出、適性検査の受検など、マイページ上の操作を行う。 応募から選考までの手続きをLINE中心で進めたい場合

段階③は、大量の応募者への案内を運用に落とし込める

応募者が増えると、説明会の案内、参加後の連絡、選考状況に応じた情報提供を同じ内容・同じタイミングで送るだけでは済みません。セグメントやシナリオ配信があると、担当者が送信先を都度選び続ける作業から離れ、対象に応じた案内を設計できます。

段階④は、説明会運用の導線を短くする

新卒採用などで説明会予約、書類提出、適性検査の受検が続く場面では、連絡を読んだ後に別の画面へ移る手間が離脱につながり得ます。LINEから必要な操作まで進める連動は、応募者が「あとで対応する」と保留したままになる局面を減らす選択肢になります。

自社に必要な段階を決める(要件定義)

LINE連携の選定では、できることの多さよりも、採用現場で誰の手作業をなくしたいかを起点にします。応募数と候補者層、残したい記録の範囲から必要な段階を定めれば、過不足のない運用に近づきます。

採用規模と候補者層から必要な段階を決める

最初に確認したいのは、応募が集中する時期に何件の連絡が発生し、誰が対応するのかです。少人数の中途採用で、担当者が候補者ごとに状況を把握できるなら、通知や個別連絡を中心とした段階①〜②でも回る場合があります。一方、説明会や面接の案内が重なる新卒採用では、日程変更への対応だけで担当者の時間が埋まりがちです。

アルバイト・パート採用では、店舗の店長が接客の合間に応募者へ返信する場面もあります。応募受付から面接調整までをLINEで進めたいのか、複数店舗の応募状況を管理側で追いたいのかによって、必要な段階は変わります。候補者が普段使う連絡手段に合わせることと、採用担当が処理しきれる設計にすることは、分けて考える必要があります。

判断は、①応募数の多さ、②新卒・アルバイト・中途のどの候補者層か、③自動化したい業務の順で進めます。応募受付だけなのか、日程調整やリマインドまで任せたいのか、対象に応じた配信も必要なのかを書き出し、その答えを段階①〜④に対応させます。

自前のLINE公式アカウント・Lステップで足りるか、ATS連携が要るか

通知と個別のやり取りで止まる段階②までなら、自前のLINE公式アカウントで運用できる余地があります。採用担当者が少なく、応募者ごとの会話を確認しながら対応できる体制なら、まずはその範囲から始める考え方もあります。

ただし、LINEで受けた応募を採用管理システムへ取り込み、選考ステータスに応じて案内を変え、対応履歴を組織の記録として残すなら、段階③〜④を前提にATS連携を検討します。担当者個人の端末や記憶に経緯が寄ると、休職・異動・退職時に「この候補者には何を案内したか」を追えなくなります。属人化を避けたい組織では、候補者情報とやり取りをATS側に寄せる判断が自然です。

欠けたら誰が困るかで判定する

要件は「あれば便利そう」で増やすと、使われない設定や確認作業まで抱えることになります。各項目について、欠けた場合に誰が手で担うかを具体的に置き換えてください。たとえばリマインドがなければ、面接前日に担当者が対象者を抽出して送信することになります。応募受付が連動しなければ、LINEの内容を見て候補者情報を転記する担当が必要です。

  • 応募受付が連動しない場合:応募内容の確認・転記を誰が行うか
  • 日程調整を任せない場合:変更連絡を受け、空き枠を確認する担当は誰か
  • 記録を残さない場合:担当交代時に会話履歴と選考経緯をどう引き継ぐか
  • 配信を使わない場合:案内対象を抽出し、個別に送る作業を誰が持つか

この問いに対して手作業の担当と時間を説明できるなら、その段階は見送る選択もできます。説明できず、対応漏れや引き継ぎの不安が残るなら、その業務を支える段階までを要件に含めるべきです。

どの候補者タイプにどの段階のLINEが効くか

LINE連携に必要な段階は、採用する人材によって異なります。連絡手段の主流、応募の量、選考中に続く接点の長さから、自社に必要な範囲を見定めます。

候補者タイプで必要な段階が変わる理由

同じ「LINE連携」でも、求められる役割は一様ではありません。説明会から書類提出まで接点が続く新卒採用、大量の応募に素早く対応したいアルバイト・パート採用、メールや電話が残る中途・管理職採用では、連絡の流れそのものが違います。高度な機能を広く求めるより、候補者が行動する場面に合う段階を選ぶ視点が出発点になります。

新卒は説明会予約・マイページ連動の段階④

新卒採用では、説明会の予約や出欠確認、書類提出、適性検査の受検など、候補者との接点が選考を通じて続きます。LINEからこうしたマイページ操作につながる段階④なら、候補者が予約画面を探し直す場面を減らせます。説明会予約・マイページ連動を軸にした運用や対象製品の詳細は、新卒採用管理システムの比較で確認してください。

アルバイト・パートはLINE応募受付の段階③

アルバイト・パート採用では、応募の入口で離脱させず、応募後の連絡へ速やかにつなげることが課題になりやすい領域です。自社採用サイトの「LINE応募」ボタンから数クリックで応募を受け付けるような段階③は、応募受付をLINE上に置きたい場合の当たりになります。募集量が多いときの運用や製品ごとの違いは、アルバイト・パート採用管理システムの比較に譲ります。

中途・管理職は通知中心、または従来手段で足りる場合もある

中途・管理職採用では、メールや電話を主な連絡手段として使うケースもあります。そのため、合否や面接に関する連絡をLINEで届ける段階①にとどめる、あるいは従来手段を継続する判断でも差し支えないことがあります。候補者とのやり取りをLINEへ広げる前に、現行の連絡方法でどこに滞留や対応漏れがあるのかを確認すると、必要な段階を過不足なく定められます。

費用の考え方(4つの層で見る)

LINE連携ありの採用管理システムは、料金表だけで総額を判断しにくいサービスです。問い合わせ時には、初期費用からLINE公式アカウントの運用費まで、費用が発生する場所を分けて確認します。

LINE連携の料金が「要問い合わせ」になりやすい理由

LINE連携は、多くの場合ATS本体とは別のオプションです。通知だけを送るのか、応募受付や日程調整、LINEからのマイページ操作まで求めるのかで、必要な設定や運用の範囲が変わります。たとえばsonar ATS by HRMOSは、LINEでのエントリー受付、日程予約、リマインド、マイページ連動を案内していますが、LINE連携の料金は公開されていません。公式情報

ほかの対象製品も公式サイトで金額を確認できないケースが多く、料金の比較表を無理に埋めると、肝心の前提条件が抜け落ちます。見積もりでは、自社が必要とするLINE連携の深さを伝えたうえで、オプションの有無と条件を尋ねる形が現実的です。

費用は4つの層で見る

月額だけを見ると、導入直後の請求と日常運用の支出が混ざってしまいます。次の4層に分けると、社内で「どこまでを採用システムの予算として持つか」を話しやすくなります。

費用の層 見積もり時に見る点
初期費用 導入設定、既存の運用からの切り替え、LINE連携の初期設定に何が含まれるか
ATS本体の月額 採用管理システムそのものの利用料と、契約条件
LINE連携オプション費 通知、双方向連絡、応募受付、配信機能など、利用範囲に応じた追加費用
LINE公式アカウントの運用費 LINE社の料金プランと、メッセージ通数に応じて生じうる従量課金

担当者が「月額はいくらですか」と聞いたときも、回答がどの層を指すのかで意味が変わります。初期費用の有無、ATS本体とLINE連携の請求が分かれるかを、同じ見積書上で確認したいところです。

LINE公式アカウント自体の運用費を外さない

LINE連携機能の料金とは別に、LINE公式アカウント側の料金プランも必要です。メッセージ通数による従量課金が発生しうるため、説明会案内、予約リマインド、選考結果の連絡を増やすほど、この層が予算に表れます。配信を始めてから「システム費ではないので採用予算に入れていなかった」とならないよう、想定する配信量と配信対象を採用担当と運用担当で共有しておくべきです。

なお、MOCHICAには比較メディア調べで「月額5,000円〜」などの参考値がありますが、公式に確認できる金額ではありません。見積もりの目安として扱うにとどめ、初期費用、LINE連携の対象機能、LINE公式アカウント費を含む条件は各社へ確認してください。

LINE連携に対応した主要な採用管理システム(段階別)

LINE連携の有無だけでは、候補者ができる操作や担当者側の運用負荷までは分かりません。通知にとどまる製品から、応募・日程調整・マイページ操作までLINEで進められる製品まで、連携の深さで候補を絞ります。

段階④:LINEを候補者の手続き窓口にするならsonar ATS by HRMOS

Thinkings株式会社のsonar ATS by HRMOSは、通知、双方向連絡、LINE公式アカウントでのエントリー受付に加え、マイページ機能との連動まで確認されています。候補者はマイページへログインしなくても、LINEから説明会予約、書類提出、適性検査の受検を進められます。

LINE上で日程予約を完結でき、リマインドも自動送信されるため、「予約後に連絡が途切れた候補者へ、誰がいつ追いかけるか」という採用担当者の作業を減らしやすい設計です。選考中のフォローや内定者への個別連絡もLINEで扱えるため、LINEを連絡手段にとどめず、選考手続きの入口として使いたい場合に当たります。

  • ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 他社システム連携 入力フォーム作成 限定公開の求人作成 採用サイト作成 新卒・中途の両方に対応 求人サイト連携 アンケート機能 エージェント連携 LINE連携 レポート機能 メッセージ自動応答
    サポート メール チャット
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種

LINEを主軸に設計したMOCHICAは段階③〜④

MOCHICAは、提供:ネオキャリアのLINEネイティブ型採用管理ツールです。学生は企業情報を確認してLINEからエントリーでき、興味に合わせたセグメント配信や、選考状況に応じた案内・結果連絡をシナリオで自動送信できます。

日程調整もLINE内で行えるため、候補者ごとに案内文を都度作る運用から距離を置きたい企業に向きます。企業情報や選考状況をLINE内で確認する使い方も示されており、段階③を中心に、候補者体験では④に近い連携を備える製品です。

アルバイト・パート採用で応募受付までLINE化するHITO-Manager

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社のHITO-Managerは、アルバイト・パート採用に特化しています。自社採用サイトの「LINE応募」ボタンから数クリックで応募でき、応募後にはすぐLINEで通知。応募者との双方向のやり取りや面接日程調整にも対応します。

店長が接客の合間に応募確認をするような現場では、応募受付と返信が別々の画面に分かれない点が実務上の利点になります。段階③に当たるLINE応募受付と、段階②の双方向連絡を備えます。なお、HITO-Link リクルーティングとは別製品です。

  • ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 他社システム連携 入力フォーム作成 採用サイト作成 求人サイト連携 レポート機能 メッセージ自動応答
    サポート 電話 メール
    トライアル 無し
    最低利用期間 1年
    よく導入している業種

双方向連絡を中心に使うジョブカン採用管理

株式会社DONUTSのジョブカン採用管理は、LINE公式アカウント連携により、候補者とのメッセージ送受信、日程調整、選考結果の連絡を行えます。候補者ごとの返信管理や未読状況の把握もできるため、段階②を主軸とする選択肢です。

LINEから求人へ直接応募する機能は、開始時点では標準搭載ではなく、今後の開発方針として公表されていました。応募受付までを前提に選ぶ場合は、導入時点の仕様を確認する必要があります。

  • ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 他社システム連携 入力フォーム作成 限定公開の求人作成 採用サイト作成 求人サイト連携 エージェント連携 LINE連携
    サポート メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種

通知・連携の有無から確認したい製品

株式会社マイナビのアクセスオンラインは、LINE公式アカウントと連携できることが確認されています。ただし、通知、応募受付、マイページ連動のどこまでをLINEで行えるかは公式本文で詳述されていません。新卒採用でLINE公式アカウントとの接点を持ちたい場合の候補として、個別に機能を確認するとよいでしょう。

株式会社NSDデジタルソリューションズのJobSuite FRESHERSは、LINEと連携した学生への連絡通知機能を案内しています。確認できる範囲では段階①であり、双方向連絡や日程調整、応募受付の可否は公式情報では未詳です。連絡の見落としを抑える通知用途から検討する製品と位置づけられます。

LINE運用の落とし穴と注意点

LINEは候補者に届きやすい連絡手段である一方、運用の置き方を誤ると、引き継ぎ漏れや選考辞退につながります。候補者との距離を縮めながら、組織として対応できる仕組みを整える視点が必要です。

私用LINEをやめ、記録が残る仕組みにする

担当者の私用スマホで候補者と連絡を取る方法は、手軽に始められても、やり取りが担当者個人に閉じます。面接日時の変更、候補者からの質問、選考結果の連絡が端末内に残ったままでは、担当者が休職・退職したときに経緯を追えません。「誰が、いつ、何を返したのか」が分からず、同じ質問を候補者に繰り返す場面も起こり得ます。

企業のLINE公式アカウントとATSの管理画面でやり取りを記録し、複数人で対応状況を共有する運用へ切り替えると、担当交代時にも会話の流れを引き継げます。候補者情報を個人の私物端末に残さないことは、採用業務を担当者の記憶や在席状況に依存させないための基本になります。

ブロックは選考辞退に直結するため、配信を設計する

候補者にとってLINEは、企業からの連絡だけを見る場所ではありません。関係のない案内が続いたり、選考状況に合わない情報が届いたりすれば、通知そのものを止めたくなるでしょう。ブロックされると、その後の面接案内や確認連絡も届かず、実質的に選考を続けにくくなります。

配信は、応募直後、日程調整中、面接後などの選考ステータスに応じて分けます。説明会予約済みの人へ同じ案内を繰り返さず、対象者を絞って必要な連絡だけを送る設計です。たとえば日程調整中の候補者には候補日の確認を、選考待ちの候補者には結果連絡を届ける。この区別が、連絡を業務上必要なものとして受け取ってもらう土台になります。

LINEを強制せず、メール・電話も残す

LINEを日常的に使っていても、採用活動まで私的な空間に持ち込みたくない人はいます。友だち追加をためらう候補者や、通知を必要以上に増やしたくない候補者にとって、LINEだけを唯一の窓口にすると応募や選考継続の心理的な障壁になりかねません。

連絡先の登録時にLINE、メール、電話などを選べる状態にし、LINEを使わない候補者にも同じ情報が届くようにします。急ぎの確認は電話、記録として残したい案内はメールといった使い分けも可能です。LINEは便利な選択肢として活用しつつ、候補者が連絡手段を選べる余地を残すことで、採用側の都合だけに寄らない運用になります。

よくある質問とまとめ

LINE連携は、導入の有無だけで判断すると運用の姿が見えにくくなります。既存環境でできることと、組織的な採用管理に必要な範囲を分けて確認しましょう。

現在利用中のATSにもLINE連携オプションはありますか

製品によります。LINE連携はオプション扱いのケースも多いため、利用中のATSの提供元へ確認が必要です。別の専用ツールを増やさなくても、既存ATSの連携オプションで通知や候補者対応を補える場合があります。

自前のLINE公式アカウントやLステップで対応できる範囲

合否連絡や面接案内を送る段階、個別に返信して日程を調整する段階までは、自前の運用でも回せます。一方で、LINEからの応募受付をATSへ取り込み、選考ステータスと連動させ、担当者間でやり取りの記録を残すなら、段階③・④に対応するATS連携が向きます。

LINE公式アカウントにかかる費用

ATSの初期費用・月額費用・LINE連携オプションに加え、LINE社の料金プランによるLINE公式アカウント運用費が別途必要になる場合があります。見積もりでは、この4層を分けて確認すると、後から費用の前提がずれません。

中途採用での使いどころ

中途採用でも利用できます。ただし、管理職の採用ではメールや電話が依然として主な連絡手段になることがあります。若手層やアルバイト・パート採用ではLINEを中心にし、候補者層に応じて通知からマイページ連動までの段階を選ぶ考え方が現実的です。

私用LINEでの管理に潜む問題

担当者個人のLINEで応募者を管理すると、退職・異動時に会話の経緯が引き継げず、私物端末への情報依存や対応漏れも起こり得ます。企業のLINE公式アカウントと管理画面を使い、誰が対応しても確認できる記録として残します。

配信時のブロックを抑えるには

ブロックは選考辞退につながる可能性があります。説明会の案内、予約リマインド、選考結果など、必要な人へ必要な連絡だけを届ける設計が必要です。配信頻度を抑え、対象者を分けて送るセグメント配信も検討します。

LINE連携の価値は、連絡手段を増やすことではなく、候補者に合う接点を選びながら採用記録を組織で扱える点にあります。自社に必要な段階と運用上の注意を定めたうえで、採用管理システムの比較へ進むと選定しやすくなります。

採用管理システム全体から比較したい場合は採用管理システムの比較・選び方を、候補者タイプ別では新卒採用管理システムの比較アルバイト・パート採用管理システムの比較もあわせてご覧ください。

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