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秘書代行・電話秘書代行とオンライン秘書の違い|種類と料金・選び方

目次

「秘書代行」を探していると、電話秘書代行、オンライン秘書、事務代行、データ入力代行と似た呼称が並び、どれがどう違うのか分からなくなります。違いを見分ける軸はシンプルで、「電話の一次対応を任せたいのか」「事務作業そのものを手放したいのか」「特定の単純作業だけを切り出したいのか」の三つです。この記事では5つの種別の違いを整理し、自社の用途ではどれを選ぶべきかが判断できるようにします。最終更新:2026年6月

まず結論|「秘書代行」は総称、中身は大きく分かれる

「秘書代行」は単一のサービス名ではなく、複数のサービスをまとめて指す総称です。同じ言葉でも事業者によって任せられる範囲が異なるため、呼称ではなく「実際にどの業務を対応してもらえるか」で見分ける必要があります。

「秘書代行」には2つの意味がある

「秘書代行」という言葉は、大きく2つの意味で使われています。1つは(A)電話の一次対応を中心とした用法で、電話代行とほぼ同じ意味で「電話代行・秘書代行」「秘書代行品質の電話代行」のように使われます。もう1つは(B)秘書業務全般を指す用法で、オンライン秘書各社が提供するような事務サポート全体を含みます。

このように、同じ「秘書代行」でも事業者ごとに射程が違います。言葉そのものからはどちらの意味かを確定できないため、案内文や料金体系に書かれた対応業務を見て判断するのが確実です。

5つの種別の早わかり

本記事で扱う5つの種別を、一言ずつ整理します。電話秘書代行は、電話の一次対応を任せるサービスです。オンライン秘書は、事務作業全般をオンラインで任せるサービスを指します。事務代行は、対応範囲も料金体系(稼働時間制)もオンライン秘書とほぼ重なり、呼称が違うだけのケースが多く見られます。データ入力代行は、入力という特定の作業に絞られ、料金も件数や文字単価で計算される点が構造的に異なります。

5つのサービスの違い|対応範囲で見分ける

これらのサービスは名前が似ていても、実際に引き受ける業務の範囲が異なります。電話だけを受けるのか、事務全般を任せられるのか、入力作業に特化しているのか。ここを押さえると、自社の困りごとに合うサービスが見分けやすくなります。以下、それぞれが何をして何をしないのかを対応範囲の観点で整理します。

電話秘書代行(電話代行)

かかってきた電話の一次対応を引き受けるサービスです。自社の社名で応対し、用件を聞き取ったうえで、必要に応じて担当者へ取り次いだり、伝言を預かったりします。受けた内容はSlackやChatwork、LINEといったチャット、あるいはメールで通知される仕組みが一般的です。一方で、クレームや込み入った問い合わせは一次受付(状況の聞き取り)までで、解決や詳しい回答までは原則として範囲外、もしくは別プランの扱いとしているサービスが多く見られます。代表例として、fondeskCUBE電話代行ベルシステム24 e秘書などが挙げられます。

オンライン秘書(オンラインアシスタント)

スケジュール調整やメール対応、リサーチ、資料作成といった秘書業務を、オンラインで引き受けるサービスです。加えて、経理や人事労務、Web・SNS運用、翻訳、データ入力まで、事務全般を幅広くカバーするケースが多くなっています。担当者がチームで対応するか、専属でつくかといった体制はサービスによって異なります。代表例として、フジ子さんCASTER BIZHELP YOUなどがあります。

事務代行

オンライン秘書とほぼ同じ内容を指すことが多く、呼び方の違いに近いと考えてよいでしょう。対応範囲も、稼働時間に応じて料金が決まる仕組みも重なっており、同じ事業者が「オンライン秘書」と「事務代行」の両方の名前でサービスを提供している例も見られます。どちらの名称で探しても、任せられる業務は近いものになります。

データ入力代行

名刺や名簿、アンケート、手書き原稿などを電子データにする「入力」に特化したサービスです。入力だけを請け負うのか、集計やリスト化まで対応するのかはサービスによって分かれます。たとえば7-indexは入力に特化しており、うるるBPOのように集計まで対応するサービスもあります。入力後の活用までを見据えて、どこまで任せられるかを確認しておくとよいでしょう。

対応範囲の早見表

対応範囲 電話秘書代行 オンライン秘書 事務代行 データ入力代行
電話の一次受付 × × ×
取次・伝言 × × ×
クレーム・複雑な対応 × × ×
スケジュール・メール対応 × ×
経理・人事などの事務 × ×
資料作成・リサーチ × ×
大量のデータ入力 ×

料金体系は種別で「別物」|比べる前に知っておく

結論から申し上げると、秘書代行・電話秘書代行とオンライン秘書は、月額の数字だけを並べても比べられません。種別によって課金の単位そのものが違うからです。電話秘書代行は「受けたコール数」、オンライン秘書は「稼働した時間」、データ入力代行は「入力した件数や文字量」で料金が決まります。同じ「月◯円」でも数えているものが別物なので、この章ではまず種別ごとの課金の仕組みを押さえ、章末で正しい比べ方をまとめます。

電話秘書代行|月額基本料+コール従量

電話秘書代行は、月◯件までの応対を含んだ基本料金があり、その件数を超えた分を1件あたりの従量で支払う形が一般的です。基本料に含まれるコール数と、超過したときの単価がポイントになります。

公式の料金例を挙げます。fondesk は月10,000円で50件まで対応し、税別・初期費用なし・14日間の無料お試しが用意されています。CUBE はシンプルプラン10,000円、スタンダードプラン25,000円(いずれも税別)です。ベルシステム24 e秘書 は平日スタンダードが11,000円〜(税別)で、初回登録料15,000円がかかり、最低利用期間も設けられています(契約条件は公式でご確認ください)。

超過分の単価は1件あたり200〜300円ほどが一般的な水準です。全体の相場帯を見ると、平日の一次受けで月1万円台、全日・24時間対応になると月7万円前後まで広がり、初期費用は0〜15,000円ほどに収まります。基本料の安さだけで選ぶと、入電が多い月に超過料金で膨らむことがあるため、込みの件数とのバランスを見ておくと安心です。

オンライン秘書・事務代行|稼働時間プラン制

オンライン秘書や事務代行は、月◯時間という稼働時間の枠で定額になるプラン制が主流です。電話の本数ではなく、依頼した作業にかかる時間で料金が決まる点が電話秘書代行との大きな違いです。目安として、月30時間のプランで9〜13万円ほどが一つの相場になります。

稼働時間あたりの単価や各社ごとの料金は幅があるため、詳しい相場と比較はオンライン秘書の料金相場の記事で詳しく解説しています。

データ入力代行|件数・文字単価

データ入力代行は、入力した量に応じて料金が決まる従量制です。たとえば名刺入力は1件15〜30円ほど、テキスト入力は0.4円〜/文字といった単価が設定され、依頼するボリュームがそのまま費用に反映されます。最低数千円程度の小口から、量が増えれば数万円規模まで、必要な分だけ依頼できるのが特徴です。電話対応や継続的な事務支援とは異なり、スポットの作業を切り出して任せたいときに向いた料金体系です。

このように、課金の単位がコール数・稼働時間・入力件数とそれぞれ違うため、月額の数字だけを横並びにしても意味のある比較にはなりません。まずは「自社は電話が月に何件くらいか」「事務作業を月に何時間ぶん手放したいか」を見積もったうえで、同じ種別の中で各社を比べるのが正しい比べ方です。種別をまたいで安い高いを論じるのではなく、自社の使い方に合う種別を選んでから料金を見比べていきましょう。

用途から逆引き|あなたが選ぶべきはどれ

結論から言えば、選び方は「何を手放したいか」で決まります。電話だけを誰かに受けてほしいなら電話秘書代行、事務作業そのものを継続的に外に出したいならオンライン秘書・事務代行、というのが基本の分かれ目です。下の表で、自分のやりたいことに近い行を起点に種別を絞り込んでみてください。

用途別の選び分け表

やりたいこと 適する種別 代表例
電話の一次対応だけ欲しい(不在時の取次・伝言) 電話秘書代行 fondeskCUBE
電話+問い合わせ回答もまとめて 電話秘書代行の上位プラン/コールセンター系 ベルシステム24 e秘書
事務全般を継続的に任せたい(経理・人事・資料作成など) オンライン秘書・事務代行 フジ子さんCASTER BIZHELP YOU
大量の入力作業だけ データ入力代行 7-indexうるるBPO

見落としがちな「任せ方のコスト」

表で種別が見えてきたら、もう一つ確認しておきたいのが「任せ始めるまでにかかる手間」です。ここを見落とすと、契約したのに思ったほど楽にならなかった、という事態になりやすいところです。

電話秘書代行は、基本的に丸投げに近い形で任せられます。受電のルールを伝えるだけで運用が始まることが多く、導入も即日〜1週間ほどと早い傾向があります。電話というはっきりした業務を切り出すだけで済むため、こちら側の準備はそれほど重くありません。

一方でオンライン秘書・事務代行は、任せる業務の切り出しや、手順のマニュアル化といった準備が必要になります。何をどこまで任せるかを整理し、担当者と認識をすり合わせるため、稼働が安定するまで2週間〜1ヶ月ほどかかることもあります。

気をつけたいのは、「頼めば自動的に楽になる」という前提で契約してしまうケースです。任せる範囲を決めきれないまま始めると、結局こちらが指示出しに追われ、かえって工数が増えることもあります。つまり、事務そのものを手放そうとする種別ほど、最初に「どう任せるか」を設計しておく必要がある、と考えておくとよいでしょう。

まとめ|事務を手放すなら、オンライン秘書から比較を

5種別は「電話に出てほしいのか」「事務を手放したいのか」「特定の単純作業だけか」という3つの問いで整理できます。電話の一次対応を任せたいなら電話秘書代行、決まった入力作業だけを切り出したいならデータ入力代行が向きます。そして経理や資料作成まで事務全般を継続的に任せたいならオンライン秘書・事務代行が候補になります。まず自社が手放したい業務の範囲を決めることが、最初の分かれ道です。

料金体系は種別ごとに考え方が異なるため、用途を先に決めてから、同じ種別の中で各サービスを比べるのが失敗しないコツです。事務全般を継続的に任せたい場合は、対応範囲や稼働時間、契約形態を横並びで確認できるオンライン秘書サービスの比較から、自社に合う一社を絞り込んでみてください。

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