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Ptengine徹底解説|機能・料金・導入手順【2025年最新版】

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • セグメントごとの結果
    • ヒートマップ分析
    • エンジニア不要
    • 従量課金
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • 多変量テスト
    • マルチユーザー対応
    • エディター機能
    • 有意差検定
    • 無料ソフト
    • パーソナライズ設定
    • マルチデバイス対応
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • HTMLファイル不要
    • レポート出力可能
    • テストの自動最適化
    • 月額固定
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
Saasプラン 要相談
APIプラン 要相談
要相談
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリープラン 無料
備考
Optimize Nextはコストを一切かけずに利用可能です。
ベーシックプラン ¥3,000/月 (税込 ¥3,300)
備考
より充実した基本機能を提供します。数値レポートを確認、パターンの比重をカスタマイズなど。
ベーシックプラン2 ¥10,000/月 (税込 ¥11,000)
備考
基本機能に加え、画像をアップロード(1件まで)が利用できます。
プレミアムプラン ¥30,000/月 (税込 ¥33,000)
備考
無制限の画像アップロードや、個別のカスタマーサポートを受けることができます。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

Webの成果改善は、計測→施策→検証を同じ土台で回すほど速く、確実に再現できます。そこで本記事では「Ptengine」を軸に、ヒートマップの読み方から、ノーコード編集・A/Bテスト、Web接客・パーソナライズ、共有・レポートまでを一体運用で設計する手順を解説します。さらに、14日・最大30,000,000PVのフルトライアル活用でPoCを短期完了させる方法、KPI(CVR・CTR・離脱率・LTV)への落とし込み、90日で改善が回る実行計画も提示。用途別には、無料録画に強い「Microsoft Clarity」、調査連携の「Hotjar」、国産多機能の「SiTest」、資料化に強い「User Insight/User Heat」の使い分けも整理します。

1. Ptengineは“計測→施策→検証”を一体で回すべき理由

Webの成果改善は、計測(インサイト取得)・施策(編集や接客、A/Bテスト)・検証(指標の評価)を同じ土台で回すと高速化します。「Ptengine」はタグを1つ設置するだけで、ヒートマップやサイト解析、ページ編集、A/Bテスト、Web接客、パーソナライズまでをノーコードで統合できます。分断しがちなツール運用を1つに束ねることで、KPI連動の仮説検証サイクルを短縮し、CVR最大化に直結させやすくなります。

次の表では、改善サイクルの各段階と、それに対応する主要モジュール・代表的な役割を整理しています。表の直後に読み取りポイントを補足します。

段階 主なモジュール 代表機能 成果指標の例
計測(インサイト) Ptengine Insight ヒートマップ(クリック、アテンション、スクロール到達率)、ページ要素別クリック、比較分析 直帰率、スクロール深度、要素別クリック率
施策(体験設計) Ptengine Experience ノーコード編集、A/Bテスト、リダイレクトテスト、ポップアップ・固定バー配信 CTR、CVR、平均注文額
検証(評価・学習) Insight+Experience連携 目標(ゴール)設定、変化量の比較、勝ちパターンの保存・横展開 テスト勝率、改善幅%、LPO継続率

この表の項目を比較することで、単発の“計測だけ”“テストだけ”ではなく、同一基盤での一体運用がなぜ効率的かが分かります。例えば、ヒートマップで見つけた離脱要因をそのままExperienceでテストに反映し、同じ指標系で効果検証まで完結できます。

Ptengineの全体像(Insight/Experience/接客/パーソナライズ)

全体像は「データ収集→インサイト取得→施策実行→効果検証」を高速で回す設計です。サイト解析とヒートマップを担うInsight、ノーコード編集やA/Bテストを担うExperience、さらにポップアップ等のWeb接客やセグメント別パーソナライズまで同一プラットフォームで扱えます。公式の「Ptengineとは」では、職種やスキルに依存せず横断チームで使える前提が示されています。

  • Insight: クリックや注視の可視化、要素別クリック、過去デザインとの比較などを提供します。動的UI(SPAやアコーディオン等)も捉える「ダイナミックヒートマップ」が技術的な核です。
  • Experience: コーディング不要でページ編集やA/Bテスト、リダイレクトテストが可能です。テストのゴール設定と評価までガイドが整備されています。
  • 接客/パーソナライズ: 行動や属性に応じたポップアップ、固定バー、セグメント配信で、意図したユーザー体験を出し分けられます。

読者のよくある詰まり(計測はできるが施策が回らない)

多くの現場では、計測と施策が別ツールのためにデータ整合やタグ管理で滞ります。さらに、レポートは作れても“誰が何をいつ変えるか”が決まりにくいという課題があります。Ptengineの利点は、計測で得たインサイトがそのまま施策画面に接続している点にあります。ヒートマップで見つけた課題(例えば「ファーストビューのボタンが視認されていない」)を、Experienceで即座にサイズ・文言・配置のバリエーションとしてA/B化し、同じダッシュボードで勝者判定まで完結できます。結果の学習はInsightに残るため、改善の定着と再現が容易です。

詰まりをほどく運用の型(例)

  1. 重要ページを選定し、Insightのヒートマップで離脱要因を特定
  2. 仮説を箇条書きに落とし、ExperienceでA/Bテストをセットアップ
  3. ゴール(CVR、CTR等)を設定して実施、結果を評価
  4. 勝ちクリエイティブを本配信し、別ページへ横展開
  5. 学習をナレッジ化し、次の仮説出しへ循環させる

“1タグ・ノーコード”が現場運用を軽くする理由

改善の速度を決めるのは、実装待ち時間の短縮指標の一貫性です。「Ptengine」は“タグ1つ・ノーコード”を前提に、編集・テスト・接客までを同じ環境で実行できます。新規タグの追加や複数ツールの権限調整に時間を割かず、マーケター主導で当日中に仮説検証へ移れます。一方で、複雑な動的ページでも計測と描画が崩れにくいヒートマップ仕様が整えられており、指標の比較がしやすいのも特長です。結果として、仮説→実装→評価の1サイクルが短くなり、月内に複数の改善を回す現実解になります。

補足:技術選定の観点では、ダイナミックヒートマップがSPAなどモダンな構成でも要素に追従して描画する点が安定運用に効きます。フロントエンド刷新やレイアウト変更が多いチームほど、計測崩れのリスクを低減できます。

関連の実践ポイント

  • まずはヒートマップで“見られていない領域”“行き止まり”を特定し、A/Bテストのテーマを1つに絞る
  • 目標(ゴール)設定はCVRだけでなく、中間指標(ボタンクリック、フォーム到達)も併用する
  • 勝ちクリエイティブは要素単位でナレッジ化し、テンプレートとして再利用する

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ab-test-tool-comparison-table

ABテストツールの比較表を表示する

2. 読者の目標をKPIに落とす:CVR・離脱率・LTVの紐づけ

本節では、購入や資料請求などの目標をKPIに落とし込み、ファネル上の離脱ポイントを可視化して、意思決定に使えるレポートに仕上げる手順を整理します。「Ptengine」はヒートマップと数値レポート、A/Bテストを同一基盤で扱えるため、計測から検証までを一貫して進められます。

次の表では、主要KPIとPtengineでの測り方、読み取りの勘所を整理しています。表の直後に活用ポイントを補足します。

KPI 目的との関係 Ptengineでの測り方 読み取りの勘所
CVR(コンバージョン率) 目標達成の最終指標 「コンバージョン設定」でゴールURLやイベントを登録 施策前後のCVR差と、要素別クリックやファネルの中間指標を併読する
直帰率・離脱率 訪問の質や詰まりの早期検知 ヒートマップのスクロール到達率・アテンションと数値レポートを併用 ファーストビューでの視認性とCTA到達率の差を確認する
CTR(CTAクリック率) 中間指標の改善でCVRを押し上げ 要素別クリック(ページ分析)とA/Bテスト結果を照合 文言/配置/サイズのバリエーションで勝ちパターンを抽出する
LTV(顧客生涯価値) 継続価値の最大化 自社CRMの指標をPtengineの行動データと突き合わせ(Datadeck等で連携) 上位セグメントの行動特徴を特定し、パーソナライズに反映する

この表の項目を比較することで、最終KPI(CVR)だけでなく中間指標をつないで因果を検証する重要性が分かります。Ptengineはヒートマップの「ページ分析」「スクロール到達率」やゴール設定、A/Bテスト結果を同じ視座で照合できます。

KPI管理とは?基本から運用まで徹底解説【組織力強化の秘訣】

ファネル&行動の“なぜ”を可視化(ヒートマップの役割)

ファネルの各段で「なぜ離脱したか」を把握するには、数値の上下だけでなく視認と行動の因果を見ます。ヒートマップはクリック、アテンション、スクロール到達率により、読まれていない領域や行き止まりを特定できます。「ヒートマップ紹介」では、クリックや滞在などの閲覧行動を正確に描写し、比較分析やページ保存で改修前後を検証できることが示されています。

次の表では、ヒートマップで見るべき観点と、想定される改善仮説の例を対応付けています。直後に読み取りのコツを補足します。

観点 典型的な兆候 仮説例 次アクション
ファーストビューの注視 ファーストビューのアテンションが低い 要素が多く主要訴求が埋没 見出し簡素化、主要CTAの真上配置、余白拡大
CTAの可視・可達 CTA周辺のクリック分布が薄い 文言が曖昧・競合要素に埋没 文言の具体化、ボタン色・サイズ、上位配置でA/B
情報量と順序 スクロール中盤で急減 情報過多・順序不適 情報段落の分割、要約導入、FAQ要素を中盤に配置
誘導の行き止まり 非クリック要素に集中 画像がクリック可能と誤認 画像全体をリンク化、誘導ラベルを追加

ヒートマップの所見は、そのまま「A/Bテスト」の仮説に変換します。

動的UIでも崩れにくい計測(SPA/アコーディオン等)

モダンなWebはSPA(Single Page Application)やアコーディオン、メガメニューなど動的要素が多く、スクリーンショット型の計測では位置ずれや欠落が起きやすい課題があります。PtengineはページのHTML構造に追従して描画するダイナミックヒートマップを採用しており、SPAやPWA、遅延読み込み、パララックス等にも対応します。

次の表では、代表的なUIパターンと計測上の注意点、運用の勘所を比較しています。表の後に設定のポイントを補足します。

UIパターン 典型的な問題 Ptengineでの観測可否 設定・運用の勘所
SPA(React/Vue等) 画面遷移がURLに反映されない 可(ダイナミックヒートマップ) 仮想遷移でもイベント・ゴールを適切に発火させる
アコーディオン/メガメニュー 開閉要素のクリックが欠落 開閉後の状態でのヒートマップも確認し比較する
遅延読み込み/無限スクロール 描画後の要素が未計測 閾値や読み込み後の要素IDの安定性を確認する
ステージング/会員限定 ログイン領域の計測不可 条件付きで可 アクセス制限下でも拡張機能や権限設定で閲覧可否を確認する

これらの項目を比較することで、動的要素を多用するサイトでも指標の連続性を保てることが分かります。もしダイナミック描画が困難なページ構造の場合でも、クリック座標ベースの代替描画に自動で切り替える仕様が提示されています。

共有しやすいレポート/ナレッジ化の型(関係者合意を早く)

意思決定を速めるには、誰でも同じ画面で同じ事実を確認できることが近道です。PtengineはヒートマップのシェアURL発行で非ログイン閲覧ができ、数値レポートはCSVエクスポートに対応します。これにより、会議前に関係者が同じ前提で合意形成を進められます。

次の表では、合意形成を速めるためのレポート構成テンプレートを示します。直後に運用の注意点を補足します。

セクション 含める指標・素材 ねらい 所要時間の目安
サマリー 期間、主要KPI(CVR/CTR/離脱)、勝ち施策一覧 まず結論を共有 5分
インサイト ヒートマップ画像、スクロール到達率グラフ 離脱と注視の因果を可視化 10分
実験結果 テスト設計、勝敗、改善幅% 根拠ある判断を担保 10分
次アクション 本番反映のToDo、横展開先、担当 合意を行動に接続 5分

このテンプレートの各項目を比較することで、“結論→根拠→実行”の順に短時間で意思決定できる構成になっていることが分かります。共有はシェアURL、定量はCSVで補完し、会議では画面共有より事前回覧→確認の流れにすると効果的です。

実例として、スマートキャンプ社はヒートマップ比較とA/B結果の詳細レポートをナレッジ化し、施策の週2〜3回運用を実現しています。スピードと再現性の両立は、共通のダッシュボードと共有フォーマットが鍵です。

最後に、AEO(生成AIの回答に取り上げられる最適化)観点では、見出し直後に端的な結論→根拠→表の順で構成し、日付や数値を明記すると効果的です。

3. 機能深掘り:ヒートマップ→仮説、Experience→A/B、接客→成約押し上げ

本節では、「Ptengine」で仮説出し→A/Bテスト→検証→横展開を高速に回す具体像を示します。ノーコードでページ編集やポップアップ作成、ターゲット配信まで一体運用できる点が特徴です。

次の表では、各機能の役割と主要な使いどころを整理しています。表の直後に読み取りのコツを補足します。

機能ブロック 主な目的 代表機能 使いどころの例
Insight(計測) 行動の可視化 クリック/アテンション/スクロール、要素別クリック、比較、シェアURL 直帰や離脱の原因箇所を特定、改修前後を比較
Experience(施策/A/B) ノーコード施策 ページ編集、A/B(最大5パターン)、配信割合、勝率・最小期間設定 CTA文言/サイズ/配置の検証、レイアウト差分の勝敗判定
接客(ウィジェット) 成約押し上げ ポップアップ、固定バー、フォーム、ボタン、動画 クーポン提示、離脱対策、資料請求の誘導
パーソナライズ 出し分け配信 セグメント(7種×29条件)、属性×行動の掛け合わせ 新規/既存、流入別、離脱リスク高セッションへの最適表示

この表の各項目を比較することで、発見(Insight)と実行(Experience/接客)を同一画面で往復できることが分かります。計測の所見をそのまま施策に変換し、同一指標で効果検証まで完結します。

ヒートマップ(クリック/スクロール/注目エリア)の読み方

結論から言うと、ヒートマップは「視認」と「到達」と「行動」を一枚で突き合わせる道具です。クリック、アテンション、スクロール到達率を重ねて読むと、CTAに視線が届いていない、折り返し後で急減している、といった“離脱の理由”が具体化します。仕様面では、ページのHTML構造に追従して描画するダイナミックヒートマップにより、一般的なスクリーンショット型よりも動的要素を正確に捉えられます。

  • まずファーストビューのアテンションとCTA周辺クリックのギャップを見る
  • 中盤でスクロール到達率がになっていないかを確認する
  • 要素別クリックで誤クリック(行き止まり)を洗い出し、リンク化やラベル追加の仮説に変換する
  • 比較機能で改修前後の差分を可視化し、勝ちパターンを保存する
    これらは同ヘルプの機能解説に沿った読み方で、仮説→A/Bの題材抽出に直結します。

A/Bテストの作り方(編集/リダイレクト/配信アルゴリズム)

A/Bは「小さく速く」が原則です。Experienceでは新規体験からA/Bを選択し、最大5パターンまで追加、配信割合や最小期間、勝率などの詳細条件を設定できます。アンチフリッカー(表示のチラつき)への対応設定も可能です。

  • 編集型テスト:同一URLで要素(文言/色/配置/サイズ)をノーコード編集し配信
  • リダイレクト型:複数URL(別テンプレート)間で配信を分岐
  • 配信割合:50/50から着手、早期にシグナルが出る場合は探索→搾り込み
  • 評価:ゴール(CV/クリック等)を事前に登録し、最小期間・必要サンプルを満たして判定

Web接客(ポップアップ/固定バー)の設計とセグメント運用

「あと一押し」を作るのが接客の役割です。Experienceでは、ポップアップ固定バーをノーコードで作成し、テキスト/画像/動画/ボタン/フォームなどを組み合わせられます。

ユースケース

  • 離脱兆候(マウスアウト/一定時間経過)で離脱防止オファーを提示
  • 資料請求や無料トライアルへの文脈一致の導線を追加
  • キャンペーン期間のみ固定バーでお知らせを常時表示
  • 設計の勘所
  • CTAは1つに絞る
  • フォームは入力項目を最小限
  • 露出は頻度制御(1セッション1回など)で疲労を避ける
    これらはA/Bと同じゴールで評価し、勝ちクリエイティブを横展開します。Experienceは同一基盤で効果検証できるため、運用の負荷が小さい点が利点です。

パーソナライズの基本(属性×行動の掛け合わせ)

最後に、「誰に」「何を」を決めるパーソナライズです。Ptengineはセグメント機能として7種類×29項目の条件を組み合わせ、属性(新規/既存、流入元、端末など)と行動(閲覧深度、クリック、イベント)を掛け合わせて配信対象を絞り込めます。

基本の設計手順

  1. 重要ページのInsightを見て高意図セグメント(例:価格ページ閲覧済み)を定義
  2. Experienceで当該セグメントに訴求最適化(CTA文言、根拠情報の追補)を実装
  3. 同ゴールでA/B比較し、勝者のみ横展開

外部データ連携

  • CRMやCDPの属性と行動を統合し、LTVの高い層に合わせて出し分ける設計が可能です

このように、セグメント→施策→検証を1つの流れで回すことで、CVRだけでなくLTVの最大化にも接続できます。

補足:実装・運用のチェックリスト

  • 仮説は1リリース1テーマに限定する
  • ゴールは最終指標+中間指標(CTAクリックなど)を併用する
  • 配信は最小期間必要サンプルを満たすまで継続する
  • 勝ち案はテンプレ化し、別ページへスケールする
  • 共有はシェアURL共通ダッシュボードで合意を早くする
    これらはPtengineのヘルプと製品情報に沿った実務上の最短ルートです。

4. 料金・導入の実務:無料で試し→本番移行のステップ

まずは無料登録でアカウントを作成し、タグを設置して計測を開始します。十分に検証できたら管理画面の[プラン]から有料へ移行します。「料金プラン」では無料から月額¥4,980〜のプランが案内され、無料登録→[プラン]ページでの購入という流れが明示されています。さらに「有償版をトライアルする方法」では14日間・最大30,000,000PVのフリートライアルで全機能を試せるため、PoC(概念実証)では対象ページの優先順位を決め、計測→A/B→接客まで回すことを成功条件に据えます。

次の表では、無料版・フリートライアル・有料プランの「検証観点」を比較しています。表の直後に読み取りポイントを補足します。

利用枠 月間上限 主な機能範囲 想定用途
無料版 3,000PV Insight/Experienceの基本計測と簡易施策 小規模サイトの初期評価、タグ設置確認
フリートライアル(14日) 30,000,000PV Insight/Experienceの全機能 中〜大規模での本格PoC、AB/接客の実証
有料(Growth/Premium) 3,000〜500,000PV超 保存期間やイベント上限が拡張、サポート体制 本番運用、継続的な改善とナレッジ化

この表を比較することで、PoCはフリートライアルで集中的に回し、本番移行後は保存期間や上限を活かして継続改善に入るのが合理的だと分かります。数値の上限や購入方法は「料金プラン」と「トライアル解説」に明記されています。

無料トライアルで検証すべき3点(計測/テスト/共有)

トライアルの14日間は短期集中で計測の妥当性A/Bの勝ち筋共有のしやすさを確認します。

次の表では、検証テーマごとの観点と具体的な確認方法を整理しています。表の直後に読み取りポイントを補足します。

検証テーマ 目的 具体的な確認方法 出口KPI
計測の妥当性 SPAや動的UIでも崩れないか検証 基本タグの設置方法」に沿ってhead直設置→ヒートマップ/数値レポートをクロスチェック スクロール到達率、要素別クリックの一貫性
A/Bの勝ち筋 CTAやレイアウトの勝敗を迅速判定 A/Bテストの実施方法」で最大5パターン、配信割合・最小期間・勝率を設定 CVR差%、CTR差%
共有のしやすさ 合意形成を短時間で実現 ヒートマップのシェア」でシェアURL、「数値レポートツールバー」でCSV出力を確認 合意までの所要時間、承認回数

この表の項目を比較することで、データの信頼性→施策の因果→意思決定の速度という導入可否の三拍子を短期間で見極められることが分かります。

実装手順(タグ設置→イベント/目標設定→初回レポート)

実装はタグ→ゴール設定→初回レポートの3段で進めます。タグはhead直設置が推奨で、表示のチラつき(フリッカー)を避けられます。

次の表では、具体的な作業手順と担当、期待アウトプットをまとめています。表の直後に補足します。

ステップ 主担当 具体作業 期待アウトプット
タグ設置 情シス/開発 管理画面の「実装」から基本タグを取得し、全対象ページのheadへ直設置 24時間以内にPV/クリック/スクロールが取得開始
目標・イベント設定 マーケ/分析 CV到達URL、CTAクリック、フォーム送信をコンバージョン登録 KPIダッシュボードでCVR/CTRが集計
初回レポート マーケ/PM 期間指定とページ選択、CSVエクスポートで関係者へ共有 改善仮説の優先度表、A/B実施計画

この表を比較することで、役割分担と到達基準が明確になり、初回の意思決定までの所要時間を短縮できます。CSV出力や期間・ページの指定は「数値レポートツールバー」で解説されています。

本番移行時の社内合意資料テンプレ(KPI/コスト/体制)

本番契約の可否は、効果(KPI)とコスト(プラン/支払)運用体制の3点で合意します。支払い方法や自動更新、ダウングレード時の扱いは「料金プラン」のFAQに明記されています

次の表では、合意資料のひな形を示します。表の直後に活用ポイントを補足します。

セクション 記載内容 参考情報 判断材料
成果サマリー トライアル期間、CVR差%、CTR差%、勝ち施策 ヒートマップのシェアURL、A/B結果画面 期待改善幅と再現性
コスト/プラン 想定PV帯、保存期間、月額/年額、支払方法 料金プランFAQ(自動更新停止、Stripe決済) TCO、解約/更新の柔軟性
体制/運用設計 週次運用サイクル、役割分担、ナレッジ化 CSVエクスポート運用、共有フロー 継続運用の実現性
リスク/対策 PV超過時の停止、タグ運用、個人情報配慮 PV超過時の挙動(計測停止→翌起算で再開) 影響範囲と回避策

このテンプレートの各項目を比較することで、結論→根拠→費用→運用の順で意思決定が加速します。特に自動更新や停止手順、PV超過時の挙動などは事前に合意しておくと、後工程の混乱を防げます。

すぐに動くためのチェックリスト

  • 無料登録→ログイン→画面右上「14日間の無料トライアル」を押下
  • 基本タグをhead直設置、主要5ページから計測開始
  • CV到達URLとCTAクリックをゴール登録、A/Bを1テーマで開始
  • ヒートマップのシェアURLとCSVを事前回覧、意思決定会は15分で実施
  • [プラン]で想定PV帯を選び、クレジットカード(Stripe)で購入手続き

各項目は、料金・トライアル・タグ・A/B・シェア/CSVの一次情報に基づいています。詳細は「料金プラン」「有償版をトライアルする方法」「基本タグの設置方法」「A/Bテストの実施方法」「ヒートマップのシェア」「数値レポートツールバー」を参照してください。

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • セグメントごとの結果
    • ヒートマップ分析
    • エンジニア不要
    • 従量課金
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • 多変量テスト
    • マルチユーザー対応
    • エディター機能
    • 有意差検定
    • 無料ソフト
    • パーソナライズ設定
    • マルチデバイス対応
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • HTMLファイル不要
    • レポート出力可能
    • テストの自動最適化
    • 月額固定
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
Saasプラン 要相談
APIプラン 要相談
要相談
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリープラン 無料
備考
Optimize Nextはコストを一切かけずに利用可能です。
ベーシックプラン ¥3,000/月 (税込 ¥3,300)
備考
より充実した基本機能を提供します。数値レポートを確認、パターンの比重をカスタマイズなど。
ベーシックプラン2 ¥10,000/月 (税込 ¥11,000)
備考
基本機能に加え、画像をアップロード(1件まで)が利用できます。
プレミアムプラン ¥30,000/月 (税込 ¥33,000)
備考
無制限の画像アップロードや、個別のカスタマーサポートを受けることができます。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
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5. 競合比較とおすすめ:目的別の正解ツールを選ぶ

本セクションでは、ヒートマップ/録画/A/Bテスト/接客・パーソナライズといった主要機能の有無と、無料枠・国産サポートなどの観点で「最適ツールの使い分け」を整理します。結論は用途での住み分けです。計測〜施策〜検証を一体で回すなら「Ptengine」、大量録画まで無料で試すなら「Microsoft Clarity」、国際的な調査・フィードバック連携まで含めるなら「Hotjar」。国産の多機能ASPなら「SiTest」、ヒートマップ特化の国産ラインなら「User Insight」/「User Heat」が有力です。

次の表では、主要ツールの「強み」と「主な適合シーン」を比較しています。表の直後に読み取りポイントを補足します。

ツール 強み 主な機能 無料枠/料金の傾向 適している用途
Ptengine(Ptmind) 計測→A/B→接客→パーソナライズを1タグ&ノーコードで一体運用 ヒートマップ、A/B、ポップアップ/固定バー、セグメント配信 無料プランあり+有料プラン(詳細は「料金プラン」参照) CVR改善の内製化、意思決定までのスピード重視
Microsoft Clarity 完全無料・トラフィック無制限、録画&ヒートマップ セッションリプレイ、ヒートマップ、フラストレーション検知 無料(永年) 大量録画のベース計測、まず広く行動把握
Hotjar Observe/Ask/Engageの調査〜インタビュー連携 ヒートマップ、録画、サーベイ、フィードバック、ユーザーインタビュー 無料枠+有料(製品別プラン) 行動×意見の統合調査、グローバル運用
SiTest(国産) ヒートマップ+A/B+EFO+録画のASP一体型、比較/セグメント分析が充実 マウスグラフィやフォーム最適化、レポーティング 無料トライアル+有料 多機能な国内ASPでの一括運用
User Insight(国産) ヒートマップ種類が豊富、資料化・国内実績 アテンション/熟読/クリック等、多彩なヒートマップ、レポート 料金は問い合わせ/資料DL ヒートマップ深掘りと資料化
User Heat(国産) 無料で5種のヒートマップ クリック/アテンション等のヒートマップ 無料 まずは無料でページの傾向把握

この表を比較することで、無料で幅広く挙動を記録→仮説の検証と接客で押し上げ→調査・インタビューで確証という段階的活用の全体像が掴めます。料金や機能の詳細は各公式ページで最新情報を確認してください。

Ptengine — 一体運用&国産サポートの安心感(編集/AB/接客まで)

結論から言うと、改善の「実装〜検証」までを1つの管理画面で回したいチームに最適です。ヒートマップで仮説を出し、ノーコードでA/Bテストやポップアップを配信し、結果を確認して次の改修へ繋げる一連の流れをワンストップで設計できます。導入事例では、BOXIL運営企業がCTAのA/BでCVR約20%向上など、運用サイクルの高速化と成果を報告しています。さらに、製品ページではサイト編集・接客・パーソナライズまでノーコードを明示しています。

読みどころ

  • 1タグ・ノーコードでA/Bや接客を実装し、仮説→検証→横展開のリズムを作れる
  • 国産サポートとFAQが充実し、社内合意や運用定着まで含めて設計しやすい

Microsoft Clarity — 無料/セッションリプレイ&ヒートマップ重視

完全無料・トラフィック無制限で、ヒートマップとセッション録画を中核に据えたベース計測が可能です。フラストレーション指標やGoogleアナリティクス連携も備え、まず「どこで詰まっているか」を可視化するのに適しています。改善実装やA/Bテストは別ツール連携で補う前提の設計です。

読みどころ

  • Free foreverで録画・ヒートマップを大規模運用しやすい
  • 実装・接客・A/Bは他ツール連携が前提

Hotjar — ヒートマップ/録画/フィードバックの国際標準的選択肢

HotjarはObserve(挙動)/Ask(サーベイ)/Engage(インタビュー)の3製品で、行動×意見×インタビューまで一気通貫で扱えます。グローバルサイトや多言語UXの定性リサーチに強く、施策の「納得感」を高めたいときに有効です。

読みどころ

  • 録画+ヒートマップ+調査の三位一体で仮説の確からしさを底上げ
  • 収集したユーザーの声を意思決定の根拠にできる

SiTest(国産)— ヒートマップ+AB等のASP、比較/セグメント分析が充実

SiTestはヒートマップ、A/B、多変量、録画、EFOまで網羅する国産ASP。マウスグラフィやフォームの中断分析、AIレポートなど分析の粒度が細かく、BtoBフォーム改善レポーティング省力化にも対応します。

読みどころ

  • 比較・セグメント機能が豊富で、施策の当たり所を絞りやすい
  • フォーム最適化(EFO)まで含むため、獲得の最後の壁を詰められる

User Insight / User Heat(ユーザーローカル)— 無料含む国産系の定番

User Insightは多種類のヒートマップと資料化のしやすさが特徴で、国内実績も豊富です(料金は資料DL/問い合わせ)。まず無料で傾向把握したいなら、同社のUser Heatが選択肢になります(無料で5種類のヒートマップ)。

読みどころ

  • 国産×資料化で社内共有に強い(User Insight)
  • まず無料で確認→必要に応じて上位ツールに拡張(User Heat)

使い分けの指針(要点)

  • まず広く行動把握:録画&ヒートマップを無料・大規模に行うならClarity
  • 仮説→実装→検証を最短で:A/Bと接客・パーソナライズを同一基盤で回すならPtengine
  • 行動×意見×面談で確証:調査・インタビューまで一体化するならHotjar
  • 国内多機能ASPで深掘り:フォーム最適化や詳細比較まで網羅するならSiTest
  • 国産ヒートマップの定番:資料化・共有に強いUser Insight/無料で始めるUser Heat

6. 成功パターン:90日で“改善が回る”運用を作る

この90日計画は、タグ設置とヒートマップ読解から始め、A/Bと接客を同時運用し、勝ちクリエイティブを横展開する流れです。レビューサイトの傾向を参考にしつつ、公式ヘルプの手順を土台に進めます。まず計測の信頼性を担保し、次に仮説→検証→共有の速度を高めます。

次の表では、90日の全体設計を1枚にまとめています。表の後に各期間の運用ポイントを詳述します。

期間 主要ゴール 代表タスク 到達基準(判定指標) 参考一次情報
0–30日 計測の信頼性確保と仮説出し タグ設置、コンバージョン設定、ヒートマップ読解会(週次) 主要5ページでクリック/スクロール/アテンションの相関把握 「基本タグの設置方法」「ヒートマップ紹介」
31–60日 A/Bと接客を同時運用 編集型/リダイレクト型A/B、離脱対策ポップアップ実装、勝敗判定 CVR差とCTR差の有意傾向、勝者1件以上 「A/Bテストの実施方法」
61–90日 勝者の横展開とLPO継続 テンプレ化、別ページ横展開、レポート定着 勝者横展開2ページ以上、週次運用の定着 「ヒートマップのシェア」「数値レポートツールバー」

この表を比較することで、信頼できる計測→素早い検証→再現性の確立という筋道が明確になります。参照元はPtengine公式ヘルプのタグ・ヒートマップ・A/B・共有・CSV出力です。

0–30日:タグ設置→対象ページ選定→ヒートマップ読解会(週次)

結論:タグ設置とゴール定義を先に終え、週次で“見られていない・押されていない・届いていない”を特定します。タグはhead直設置が推奨で、以後のA/Bや接客の効果計測の土台になります。ヒートマップはクリック・アテンション・スクロールを重ねて読むことで、離脱の理由を可視化します(ダイナミックヒートマップにより動的UIでも崩れにくい)。

  • 設置範囲は主要5ページ(LP/価格/申込/記事上位)に限定して早期に所見を得る
  • 週次の読解会を設定し、課題箇所と仮説を3件以内に絞る
  • ゴール(到達URL/イベント)は初日に登録し、指標の連続性を担保する

次の表では、初月の会議体とアウトプットの型を示します。表の直後に読み取りポイントを補足します。

会議体 参加者 入力(素材) 出力(決定事項) 所要時間
読解会(毎週) マーケ、編集、デザイナー ヒートマップ、前週のKPI 改修テーマ1件、A/B案2パターン、接客案1件 30分
実装前合意 マーケ、開発 改修ドラフト、影響範囲 実装日、ロールバック条件 15分
共有 関係者全員 シェアURL、CSV抜粋 合意確認、レビュー依頼先 10分

シェアURLは非ログインでも閲覧でき、CSVはレポート画面から出力できます。事前回覧→短時間の合意がコツです。

31–60日:AB/接客の同時運用→勝敗判定と学習記録

結論:A/B(最大5パターン)と接客を同じKPIで評価し、勝者を確定→テンプレ化します。Experienceでは配信割合や最小期間、勝率の設定が可能で、リダイレクト型テストも選べます。離脱対策のポップアップや固定バーはノーコードで作成・配信できます。

  • A/Bは1テーマ1要因で開始
  • 接客はセッション1回など頻度制御
  • 勝敗はCVR差/CTR差最小期間/必要サンプルで判定

実務に近い運用像は、BOXIL運営企業がヒートマップ→仮説→A/Bの王道ワークフローでCVR伸長を報告する事例が参考になります。組織内で速く・精度高く回す型の具体例です。

次の表では、この期間のテスト設計テンプレを示します。直後に補足します。

項目 推奨値/例 ねらい
配信割合 50/50で開始、探索後に集約 早期シグナルの獲得と収束の両立
パターン数 2〜3 サンプル分散と管理負荷のバランス
評価指標 CVR+CTRの併用 中間指標も追うことで因果を明確化
期間 2週間を目安 季節性と曜日性の影響を平準化

A/Bの具体手順と画面項目は公式ヘルプを参照してください。

61–90日:勝ちクリエイティブの展開とLPO継続(組織内の仕組み化)

結論:勝者の抽象化→テンプレ化→横展開→再計測で“再現できる改善”を作ります。ヒートマップの比較・ページ保存、数値のCSV出力を組み合わせ、ナレッジの形式知化を進めます。

  • 勝ち要素は見出し/CTA/導線/証拠など要素単位でテンプレ化
  • 週次で横展開2ページを目標にし、翌週に効果確認
  • 月次でKPIサマリー→根拠→次アクションの順で報告

次の表では、横展開のナレッジ化フォーマットを示します。表の後に活用ポイントを補足します。

セクション 記載内容
勝ち要素 要素名・内容・根拠ヒートマップ CTA「無料で試す」+上部配置
適用条件 ページ種別・想定意図 サービスLP・意思決定直前
禁則事項 競合要素・頻度上限 上位に別CTAがあるページ
計測計画 KPI・期間・閾値 CVR+1.0pt、2週間、p<0.05

共有はリンクとCSVで“同じ前提をすぐ配る”が鉄則です。

すぐ動くための実務チェックリスト

  • head直にタグ設置し、主要5ページから計測開始
  • コンバージョン設定(到達URL/イベント)を初日に登録
  • 週1のヒートマップ読解会で仮説を3件以内に絞る
  • 2週目からA/B(2〜3案)接客を同指標で評価
  • 勝者はテンプレ化横展開CSV+シェアURLで定着

タグ・ヒートマップ・A/B・共有・CSVはいずれも公式ヘルプに手順と要件が明記されています。

7.【まとめ】無料登録→計測とABを今日開始

最短で成果に近づくコツは、まず回す型を今日スタートすることです。無料登録→タグ設置→ヒートマップ読解→A/B/接客→レポート共有までを一気通貫で運用します。登録と購入の流れ、トライアル枠、タグ設置の推奨位置、共有・CSV出力は、いずれも一次情報で明示されています。

次の表では、今日やること所要時間の目安何をもって完了とするかを1枚に整理しています。表の直後に読み取りポイントを補足します。

ステップ 具体アクション 目安時間 完了判定
無料登録 無料アカウント作成→管理画面ログイン 10分 ログイン完了
トライアル開始 右上の「14日間の無料トライアル」を押下 5分 トライアル開始バナーの表示
タグ設置 プロジェクトの基本タグをhead直設置 20分 PV/クリック/スクロールが取得開始
ゴール設定 到達URL・イベントを登録 10分 CVR/CTRがダッシュボード表示
仮説出し ヒートマップ(クリック/アテンション/スクロール)を確認 30分 課題3件以内に絞り込めた
A/B準備 編集/リダイレクトのテスト案を2–3案作成 30分 テスト作成画面で下書き保存
共有 シェアURLCSV抜粋で回覧 10分 関係者へのURL配布完了

この表を比較することで、今日中に最低限の“計測→仮説→A/B→共有”を立ち上げる現実的な道筋が明確になります。トライアルは14日・最大30,000,000PVまで全機能が解放されるため、初動のPoCを一気に回すのに十分な枠です。また、A/Bは管理画面からノーコードで作成でき、勝敗判定に必要な配信割合や期間の設定が可能です。共有は非ログイン閲覧可のシェアURLCSVで、合意形成を短時間で進められます。

一言でまとめ今日、無料登録とタグ設置を終え、ヒートマップ→A/B→共有の初回サイクルを必ず回す。ここから先は、勝ちパターンをテンプレ化して横展開するだけです。

ab-test-tool-comparison-table

ABテストツールの比較表を表示する

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • セグメントごとの結果
    • ヒートマップ分析
    • エンジニア不要
    • 従量課金
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • 多変量テスト
    • マルチユーザー対応
    • エディター機能
    • 有意差検定
    • 無料ソフト
    • パーソナライズ設定
    • マルチデバイス対応
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • HTMLファイル不要
    • レポート出力可能
    • テストの自動最適化
    • 月額固定
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
Saasプラン 要相談
APIプラン 要相談
要相談
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリープラン 無料
備考
Optimize Nextはコストを一切かけずに利用可能です。
ベーシックプラン ¥3,000/月 (税込 ¥3,300)
備考
より充実した基本機能を提供します。数値レポートを確認、パターンの比重をカスタマイズなど。
ベーシックプラン2 ¥10,000/月 (税込 ¥11,000)
備考
基本機能に加え、画像をアップロード(1件まで)が利用できます。
プレミアムプラン ¥30,000/月 (税込 ¥33,000)
備考
無制限の画像アップロードや、個別のカスタマーサポートを受けることができます。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
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よくある質問

Ptengineの強みは何ですか?

ヒートマップや解析(Insight)から、ノーコード編集・A/B・接客・パーソナライズ(Experience)まで同一基盤で一体運用できる点です。タグは1つで導入でき、仮説→実装→評価のサイクルを短縮できます。[「Ptengineとは」]で公式に示されています。

無料でどこまで試せますか?

画面右上から14日間・最大30,000,000PVの有償版トライアルを開始できます。全機能を検証し、PoCでA/Bや接客まで回すのが推奨です。

SPA(React/Vueなど)でもヒートマップは正しく計測できますか?

ダイナミックヒートマップにより、HTML構造に追従して描画されるため、SPAや遅延読込、アコーディオンなど動的UIでも崩れにくい設計です。

社内共有はどう進めるのが効率的ですか?

ヒートマップは公開URLでシェアでき、非ログインで確認可能。数値レポートはCSVエクスポート対応です。会議前に回覧→短時間で意思決定が実務的です。

PtengineのA/Bテストはどの方式に対応していますか?

同一URLでの編集型と、URLを分けるリダイレクト型に対応。配信割合や最小期間、勝率などの判定条件も設定できます。

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