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LOGLY Audience Analytics徹底解説|機能・料金・導入手順【2025年最新版】

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • エンジニア不要
    • パーソナライズ設定
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • 多変量テスト
    • マルチユーザー対応
    • エディター機能
    • ヒートマップ分析
    • 有意差検定
    • マルチデバイス対応
    • 月額固定
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • HTMLファイル不要
    • レポート出力可能
    • テストの自動最適化
    • 無料ソフト
    • セグメントごとの結果
    • 従量課金
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
Saasプラン 要相談
APIプラン 要相談
要相談
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリープラン 無料
備考
Optimize Nextはコストを一切かけずに利用可能です。
ベーシックプラン ¥3,000/月 (税込 ¥3,300)
備考
より充実した基本機能を提供します。数値レポートを確認、パターンの比重をカスタマイズなど。
ベーシックプラン2 ¥10,000/月 (税込 ¥11,000)
備考
基本機能に加え、画像をアップロード(1件まで)が利用できます。
プレミアムプラン ¥30,000/月 (税込 ¥33,000)
備考
無制限の画像アップロードや、個別のカスタマーサポートを受けることができます。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

LOGLY Audience Analytics(旧Juicer)は、タグ1行で導入でき、無料でA/Bテスト×NPS×ポップアップ×B2B分析まで回せるのが特長です。A/Bのサバイバルモードで勝ち案を自動継承し、NPSは1問でロイヤルティと自由記述を収集。料金は0円から始め、必要に応じて月次レポートDL(¥50,000〜/月)や詳細データ活用(¥200,000〜/月)を段階追加できます。本稿では実績値(40,000サイト導入、平均163%改善)を根拠に、最短で成果を出す運用フローと、PtengineやClarity、VWO/Optimizely、SiTest、KARTE等の目的別代替も比較します。

1. LOGLY Audience Analyticsとは?

LOGLY Audience Analytics」は旧称Juicerとして知られる、基本機能が永年無料のユーザー分析DMPです。アクセス解析だけでなく、A/BテストやNPS(顧客推奨度)、ポップアップ施策、BtoB分析までを一体で提供し、タグを1行設置するだけで導入できます。掲載実績として国内導入40,000サイト以上、月間6億UB以上、サイト改善率78.1%、成果UP率163%が示されています。

製品の位置づけ(旧Juicer→LOGLY Audience Analytics/提供会社)

本製品は旧来のJuicerを継承しつつブランドを「LOGLY Audience Analytics」として展開しており、DMP(データ管理プラットフォーム)と簡易MAの中間領域に位置づきます。運営はアド・データ事業を展開する「ログリー株式会社」で、公開情報として会社概要・事業内容が確認できます。タグ1行で始められ、Googleタグマネージャ(GTM/YTM)対応複数サイト登録など運用面の下支えも提供されます。

次の表では、位置づけの理解に役立つ“導入と基盤”の要点を整理しています。表中の語句は公式ページ表現に準拠しています。

観点 公式の表記・仕様 補足
製品名 LOGLY Audience Analytics(旧Juicer) 旧称の呼称はサイト上でも併記
導入 タグ1行で導入、タグマネ経由も可 申込書・クレカ不要、即時登録
提供企業 ログリー株式会社 会社概要・IR等を公開
位置づけ 無料のユーザー分析DMP 分析〜施策(AB/NPS/接客)まで一体
実績 40,000サイト以上/6億UB以上/月 改善率78.1%、成果UP率163%

主な機能の全体像(A/B、NPS、ポップアップ、BtoB、リードスコア等)

主機能は分析→施策→評価をひとつの導線で回す構成です。A/Bテストはサバイバルモードにより勝ちパターンを自動優先、NPSは0〜10点の1問でロイヤルティと自由記述を収集します。ポップアップは条件配信に対応し、BtoBではIPベースの企業判定で来訪企業を可視化します。

  • A/Bテスト(置換型。勝ちパターン自動継承/画像保管/レポート自動生成オプション)
  • NPS(1問計測+理由コメントの蓄積、業界平均/全体平均との比較)
  • ポップアップ(ユーザー属性・見込み度に応じたWeb接客)
  • BtoB分析(企業名判定・訪問回数・最終訪問日・企業DB連携)
  • リードスコアリング/ペルソナ/業界平均比較/CRM・広告連携

次の表では、主な機能の適用場面を一覧化しています。

機能 目的 代表的な指標/出力
A/Bテスト クリエイティブ検証 クリック率/コンバージョン率、勝利パターン継承
NPS 顧客ロイヤルティ計測 推奨者・中立者・批判者比率、自由記述ログ
ポップアップ CV最大化/離脱抑止 セグメント別表示、カスタム頻度
BtoB分析 企業単位での可視化 企業名/訪問回数/最終訪問日/スコア段位
リードスコア 見込み度の優先順位付け ステージ別件数、上昇/下降アラート

“無料”でできること/有料オプションの関係

無料の基本プラン(¥0)でA/Bテスト、NPS、ポップアップ、BtoB分析、ユーザー分析などの主要機能が利用可能です。必要に応じて、詳細データの提供・自動レポート・広告配信連携などの有料オプションを段階追加します。FAQではサイト数・アカウント数の上限なしタグ導入の翌日午前から利用可AMP非対応などの重要仕様も明示されています。

次の表では、料金と拡張オプションを比較しています(税抜表記、月額の目安)。

プラン/オプション 月額料金 主な目的 代表機能/内容 備考
基本プラン ¥0 分析と施策の土台 A/B、NPS、ポップアップ、BtoB、ダッシュボード 期間・データ量の制限なし
データ活用プラン ¥200,000〜 詳細データの利活用 ユーザー属性/興味関心/行動の詳細データ提供 施策設計/外部連携の精度向上
DMP分析レポート ¥50,000〜 レポーティング自動化 月次PPTレポート自動生成・DL 目安は毎月5日ごろ生成
広告配信連携/運用 都度見積 オーディエンス活用広告 セグメント利用/媒体配信/運用代行 30以上の媒体に連携可

なお、運用仕様の要点は以下のとおりです。

  • サイト・アカウント上限なしクロスドメイン対応特定IP除外
  • タグ設置から最短翌日午前に利用可AMPページは非対応
  • ポップアップの同時複数グループ配信は不可(運用時の設計で回避策を検討)
    これらは導入前の前提条件として確認しておくと安全です。

実績・証拠数字(40,000サイト、6億UB、改善率78.1%、成果UP率163%)

公式には国内導入40,000サイト以上オーディエンスデータ月間6億UB以上ネットリサーチデータ500万件以上に加え、サイト改善率78.1%成果UP率163%が記載されています。A/Bテストの「平均163%改善」の表現はプロダクトページにも繰り返し示されており、“無料で施策まで”の設計が実運用の成果に結びつきやすいことを裏づける指標です。

関連記事:
ABテストツール18製品を徹底比較!基本概要と使い方【監修者コメント付き2025年最新】

ab-test-tool-comparison-table

ABテストツールの比較表を表示する

2. どんな課題を解決できる?|向いているユースケースと注意点

少人数体制でも無料の範囲で「分析→施策→評価」まで回せることが特徴です。特にB2BサイトではIPベースの企業判定リードスコアで営業と連携しやすくなります。一方でAMPページは非対応多変量テストは非対応など実装上の制約があります。初期判断を誤らないために、目的と制約をセットで確認しておきましょう。

次の表では、代表的な課題に対してどの機能をどう使い、何で成果を測るかを比較しています。料金は公式の目安に基づきます。

課題(ユースケース) 使う主機能 成果指標 無料/有料 留意点
LPや記事のCVRを早く上げたい A/Bテスト(置換型)、ポップアップ CVR、CTR、ビュースルーCV率 ¥0 多変量テストは非対応、配置変更やURL振り分けテストは不可
離脱抑止・回遊促進を図りたい ポップアップ(条件配信) 直帰率、回遊率、CVR ¥0 同一施策の「複数ユーザーグループ同時表示」は不可
顧客ロイヤルティの把握と改善点抽出 NPS(1問+自由記述) 推奨者比率、コメント件数 ¥0 表示頻度・対象調整でサンプル品質を担保
来訪企業の把握と商談化 BtoB分析、リードスコア 商談化率、指名検索、再訪率 ¥0 企業判定はIPベース。匿名個人の特定は行わない
月次レポートの自動化広告連携 DMP分析レポート、広告配信連携 改善提案数、配信ROAS レポート¥50,000/月〜、データ活用¥200,000/月〜 段階追加でコスト最適化

表の項目を比較することで、まずは¥0で検証し、必要に応じて上位オプションを段階追加するのが合理的だと分かります。料金水準や機能境界は公式プランの記載が根拠です。

CVR改善を“無償×手早く”始めたい中小〜中堅のサイト運営者に適合

最短タグ1行で導入し、置換型A/Bテストポップアップを組み合わせて初期の勝ち筋を探れます。A/Bテストはサバイバルモードにより劣後パターンを自動で減らし、短期間で学習を進められます。公式の「平均163%改善」という実績指標は、小工数での早期検証に適していることを示唆します。

  • タグ設置後は最短で翌日午前から利用可能
  • 成果指標はCVR/CTR/ビュースルーCV率から選択
  • 画像保管庫や勝利パターン継承で反復改善が容易

B2Bの企業判定・スコアリングで営業連携まで見据えるケース

BtoB分析アクセス元IPから企業名を判定し、訪問回数や最終訪問日などを可視化します。リードスコアと併用すれば、高温度セグメントを営業に連携しやすく、広告配信連携で類似企業の獲得にも展開できます。

  • 匿名段階でも企業レベルの関心度を把握
  • 30以上の媒体への広告配信連携で再アプローチ設計
  • 月次レポート自動生成(有料)で商談会議の定例化

AMP/多変量テストなどの非対応事項(導入前に抑える)

導入前に仕様上の非対応を確認しておくと、後工程のやり直しを避けられます。AMPページは非対応で、A/Bテストの多変量(複数箇所同時変更)や配置変更・URL振り分けテストは不可です。ポップアップの「複数ユーザーグループ同時表示」も不可のため、セグメント設計で回避策を取ります。

3. 主要機能と使い方の流れ|“導入→分析→施策→評価”を一気通貫

タグを1行設置すれば、翌日の午前ごろから主要機能を使い始められます。タグ管理ツール(GTM/YTM)経由の導入も可能で、A/BテストやNPS、ポップアップ、BtoB分析までブラウザ操作で完結します。まずは公式手順に沿って初期設定を済ませましょう。

次の表では、導入直後に済ませたい初期タスクを比較しています。

設定項目 確認ポイント 反映目安
タグ設置(<head>直前 or GTM/YTM) ページ全体でタグが発火しているかをプレビューで確認 認識最短2時間→利用開始は翌日午前ごろ
動作確認(プレビュー) 管理画面とタグマネージャのプレビューで二重確認 認識最短2時間
コンバージョン設定(CV) 計測URLの指定(1URL、前方一致・部分一致の可否を確認) 設定即時反映
特定IP除外 社内IP・検証環境を除外してノイズを低減 設定即時反映
権限管理(閲覧のみ/管理者) 閲覧者・編集者のロールを割り当て 設定即時反映
AMP対応の可否 AMPページは非対応のため別導線で計測 該当なし

表の項目を比較することで、タグ→認識→集計→初期設定という流れと、CV・IP・権限の必須設定が短時間で整うことが分かります。

初期設定(タグ設置→翌日午前利用可/CV設定・IP除外・権限)

最初にタグを設置します。タグはHTMLの<head>直前に直貼りするか、タグマネージャ経由で追加します。設置後は最短2時間で認識され、利用は翌日の午前ごろから可能です。続けてコンバージョンURLを設定し(現行仕様では1URL)、社内IPの除外アクセス権限の付与を行います。これで分析・施策機能を安全に回せる初期状態が整います。

A/Bテストの運用(置換型・サバイバルモード・勝利継承)

A/Bテストは置換型で、管理画面から対象ページ・クリエイティブ・成果指標(CVR、CTRなど)を選ぶだけで開始できます。サバイバルモードを有効にすると、統計的に1位になれないと判断されたパターンが自動で非表示となり、勝ちパターンにトラフィックを集約できます。既存の勝利パターンを継承し、新しい案との比較を続ける運用も有効です。

  • 目的を1テスト1仮説に絞る
  • 指標はCVR%/CTR%/到達率%などを明確化
  • 勝利案は継承→新案投入で反復改善

次の表では、A/Bテストでよく使う設計要素を整理しています。指標欄は単位の表記を統一しています。

設計要素 推奨設定例 指標(単位) 注意点
成果指標 CVR CVR% 計測URLと整合させる
露出制御 サバイバルモード有効 到達率% 劣後案の自動停止で学習を加速
期間 2週間〜(目安) セッション件 トラフィックに応じて調整
継承 勝利案を次回ベースに 直帰率% 比較軸は1つに固定

表の設計要素を比較することで、統計的に安定した学習と運用の継続性を両立できることが分かります。

NPSの計測と活用(1問・比較・自由記述の活かし方)

NPS(ネット・プロモーター・スコア)は0〜10点の1問で推奨者・中立者・批判者を分類し、理由の自由記述も同時に蓄積します。表示タイミングや頻度IP除外の設定が可能で、業界平均や全体平均との比較にも対応します。施策前後でNPSを測ると、ロイヤルティの改善効果を可視化できます。

  • 設問文言や対象デバイスを管理画面で編集
  • 頻度キャップで回答疲れを抑制
  • コメントはVOC(顧客の声)として継続分析

次の表では、NPS運用の要点を一覧化しています。

設定項目 推奨 指標(単位) 読み取り方
表示タイミング 直帰でない2回目訪問以降 回答率% 離脱影響を最小化
表示頻度 未回答者に再出現 回/週 サンプル確保と体験の両立
比較軸 業界平均・全体平均 NPSスコア トレンド把握と差分評価
除外 社内IP コメント件数件 ノイズ除去で質を担保

表の各項目を比較することで、最小限の負荷で定量・定性の両面を取得できる設計が分かります。

ポップアップ配信の設計と制約(同時複数不可)

ポップアップは条件配信により新規/再訪や回遊状況に応じた訴求が可能です。ただし同一施策を複数のユーザーグループに同時表示することは不可という仕様があるため、セグメントと頻度設計で重複露出を避けます。

  • 主要ページの離脱直前滞在時間を条件に設定
  • 頻度キャップで体験を阻害しない設計
  • テストは訴求1要素ずつで因果を明確に

次の表は、配信設計の要点を比較したものです。

目的 条件例 指標(単位) 制約・注意
離脱抑止 退出意図検知/スクロール率 CVR%/直帰率% 同時複数グループ不可
新規獲得 初回訪問×該当カテゴリ 申込件数件 訴求は1テーマに限定
回遊促進 再訪×関連記事導線 PV/訪問回数回/訪問 過剰表示の回避

表の比較により、目的→条件→指標の整合性を担保すれば、短期間で効果検証が進むことが分かります。

BtoB分析とリードスコア(営業アクションへの接続)

BtoB分析はアクセス元IPデータから企業名を判定し、訪問回数や最終訪問日などを可視化します。高温度セグメントはリードスコアと合わせてマーケ起点で営業に連携し、さらに広告配信連携(30以上の媒体)で指名・類似企業への再接触を設計できます。

次の表では、主要機能ごとに設定・指標・注意点を整理しています。ユースケースに応じて使い分ける際の指針にしてください。

機能 主要設定 主な指標(単位) 注意点
A/Bテスト 成果指標・配分・サバイバル有無 CVR%/CTR%/到達率% 統計安定まで過度な変更を避ける
NPS 表示タイミング・頻度・IP除外 NPSスコア/コメント件数件 業界平均・全体平均と比較
ポップアップ 表示条件・頻度キャップ CVR%/直帰率% 同時複数グループ不可
BtoB分析 企業判定・温度帯定義 再訪回数回/月/商談化率% 個人識別ではなくIPベース

表の比較から、分析→施策→評価の各機能が連動しており、最小構成(¥0)でも実験と学習を素早く回せることが読み取れます。最後に、AMPページは非対応のため該当URLは別導線を検討し、タグの設置・認識・集計サイクル(認識最短2時間→利用は翌日午前)を前提にスケジュールを組むと無理のない運用になります。

4. 料金とコスト最適化|無料の範囲と有料オプションの使い分け

まず把握したいのは、基本機能は¥0で使い始められる一方、詳細データ提供やレポート自動生成、広告配信連携はオプション課金という三層構成です。公式の「プランと料金」と比較サイトの記載は整合しており、判断材料として十分に参照できます。

次の表では、料金の全体像をひと目で比較しています。金額は月額の目安で、表記は税抜相当です。

区分 月額料金 含まれる代表機能 代表的な到達点
基本プラン ¥0 A/Bテスト、NPS、ポップアップ、BtoB分析、ダッシュボード 初期検証(CVR・NPSの改善)
DMP分析レポートDL ¥50,000〜/月 月次レポート自動生成(PPT形式/約30枚) 社内共有の定例化・意思決定支援
データ活用プラン ¥200,000〜/月 詳細ローデータの提供(属性・興味関心・行動) 外部BI/CRM連携で高度分析
広告配信(セグメントのみ提供) ¥50,000〜 セグメントデータの提供 自社運用で媒体配信を実施
広告配信(運用まで一括) ¥1,000,000〜 データ連携〜運用代行を一括 早期に広告効果検証を開始

無料と有料の境界(どこから費用が発生するか)

無料でできる範囲は広く、登録・タグ設置・主要施策の実行(A/B・NPS・ポップアップ・BtoB)まで含まれます。費用が発生するのは、月次レポートの自動DLや詳細データの外部活用広告配信連携を行うときです。初期は無料で十分に仮説検証できるため、レポーティングや連携の必要性が明確になるまで課金は先送りにできます。

次の表は、代表機能の課金境界をまとめたものです。

項目 無料(¥0) 有料発生ポイント
A/Bテスト(置換型) 企画〜実行〜結果確認 なし(基本機能の範囲)
NPS(1問+自由記述) 配信・集計・比較 なし(基本機能の範囲)
ポップアップ(条件配信) 設定・実行・効果測定 なし(基本機能の範囲)
BtoB分析(企業判定) 企業名・訪問回数など把握 なし(基本機能の範囲)
レポート ダッシュボード閲覧 DMP分析レポートDL:¥50,000〜/月
データ活用 画面上の指標確認 ローデータ提供:¥200,000〜/月
広告活用 画面内での分析 セグメント提供/運用代行:¥50,000〜/¥1,000,000〜

オプション別の費用感(レポート/データ活用/広告連携)

オプションは「定例化(レポート)」「高度分析(データ活用)」「獲得強化(広告)」の3系統です。どれも基本プラン¥0のまま追加できるため、投資対効果の合意形成が取りやすいのが特長です。

次の表では、目的別に費用・成果物・運用ポイントを整理しました。

目的 プラン 目安費用 成果物/使いどころ 運用ポイント
社内可視化の定例化 DMP分析レポートDL ¥50,000〜/月 月次PPT(約30枚)を自動DL 会議体のKPI更新を自動化
高度な分析・連携 データ活用プラン ¥200,000〜/月 属性/興味関心/行動のローデータ BI/CRM/MAに接続して因果を検証
広告で素早く仮説検証 セグメントのみ提供 ¥50,000〜 媒体配信用セグメントデータ 自社運用で媒体設定・入札を実施
広告の丸ごと委託 運用まで一括 ¥1,000,000〜 連携〜運用をワンストップ 最低申込金額の合意が前提

まず無料で検証→必要箇所のみ課金の基本戦略

B2Bサイトの導入では、最初の1〜2か月を¥0で検証し、CVRやNPSが改善した施策からレポートDLやデータ活用に投資する流れが合理的です。広告はセグメント提供(¥50,000〜)から小さく始め、勝ち筋が見えたら運用一括(¥1,000,000〜)に拡張します。判断の拠り所は公式の価格表と実績、比較サイトの価格レンジです。

次の表は、段階導入のテンプレートです。期間・KPI・想定コストの整合性を確認してください。

フェーズ 期間目安 主要アクション KPI例 追加コスト
検証 2〜8週 タグ設置→A/B・NPS・ポップアップ運用 CVR%、NPS、直帰率% ¥0
定例化 1〜3か月 DMP分析レポートDLで社内共有 施策数件/月、示唆件数件 ¥50,000〜/月
高度分析 2〜6か月 データ活用でBI/CRM連携 商談化率%、LTV ¥200,000〜/月
獲得強化 随時 セグメント提供→媒体配信 ROAS、CAC ¥50,000〜(運用一括は¥1,000,000〜)

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • エンジニア不要
    • パーソナライズ設定
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • 多変量テスト
    • マルチユーザー対応
    • エディター機能
    • ヒートマップ分析
    • 有意差検定
    • マルチデバイス対応
    • 月額固定
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • HTMLファイル不要
    • レポート出力可能
    • テストの自動最適化
    • 無料ソフト
    • セグメントごとの結果
    • 従量課金
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
Saasプラン 要相談
APIプラン 要相談
要相談
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリープラン 無料
備考
Optimize Nextはコストを一切かけずに利用可能です。
ベーシックプラン ¥3,000/月 (税込 ¥3,300)
備考
より充実した基本機能を提供します。数値レポートを確認、パターンの比重をカスタマイズなど。
ベーシックプラン2 ¥10,000/月 (税込 ¥11,000)
備考
基本機能に加え、画像をアップロード(1件まで)が利用できます。
プレミアムプラン ¥30,000/月 (税込 ¥33,000)
備考
無制限の画像アップロードや、個別のカスタマーサポートを受けることができます。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

5. 導入・運用ベストプラクティス|“小さく速く”成果を出す設計

まずKPI(CVR、NPS、直帰率など)を先に置き、小さく回す実験設計で「分析→施策→評価」を短サイクル化します。セグメント(新規、再訪、B2B)を切り、「LOGLY Audience Analytics」のA/Bテスト、NPS、ポップアップ、BtoB分析、広告連携を段階的に使い分けます。

次の表では、本節の要点をKPI→設計→運用の流れで俯瞰します。表を起点に各H3で具体化します。

フェーズ 先に決めること 使う主機能 成果指標(単位)
目標設定 KPI・期間・対象セグメント ダッシュボード、ユーザー分析 CVR%/NPS/直帰率%
検証 仮説1つ+A/B設計 A/Bテスト、ポップアップ CVR%/CTR%/到達率%
顧客理解 心理・満足度の把握 NPS NPSスコア/コメント件数件
営業連携 企業単位で温度付け BtoB分析、リードスコア 再訪回数回/月/商談化率%
拡張 広告・CRM・BI連携 広告配信/データ活用/レポートDL ROAS/CAC/LTV

KPIと実験計画(CVR/NPS/離脱などの指標設計)

最初に1テスト=1仮説に絞り、指標と観測期間を固定します。A/Bテストの成果はCVRやCTR、NPSはスコアと自由記述で評価し、指標同士の因果が混ざらないようにします。KPIはダッシュボードとレポートDLで定例化し、社内合意を取りやすくします。参考として、公式トップには「東急スポーツオアシス」の声が掲載され、小さなリソースでもA/B×ポップアップでPDCAが高速化した事例が示されています。

次の表では、KPIテンプレートを示します。単位と定義を統一し、会議体での合意形成を容易にします。

KPI 定義 単位 観測頻度 主な取得元
CVR 訪問あたり成約割合 % 週次/月次 A/Bテスト、ダッシュボード
CTR クリック発生割合 % 週次 A/Bテスト
NPS 推奨度(推奨者%−批判者%) スコア 月次/四半期 NPS
直帰率 1PVで離脱した割合 % 週次 アクセスログ分析
商談化率 リードから商談化した割合 % 月次 BtoB分析/CRM
  • 仮説は1つ、期間は2〜4週目安で設計
  • 勝利案は継承→次の仮説で反復改善
  • KPIとテスト条件は途中で変えない

セグメント運用(新規/再訪/見込み度/B2B)

ユーザー行動や温度(見込み度)に応じて、メッセージと評価指標を変えます。新規には初回体験の摩擦を減らす訴求、再訪には比較検討の後押し、B2Bは企業判定とリードスコアで商談化を意識します。

次の表は、セグメント別の施策マッピングです。目的→手段→評価の整合を確認してください。

セグメント 目的 主な施策 主要指標(単位) 補足
新規 初回体験の最適化 A/BでLP要素検証、初回限定ポップアップ CVR%/直帰率% 訴求は1要素に限定
再訪 比較検討の後押し NPSで障壁把握→FAQ導線提示 NPS/到達率% コメントをVOC分析
高温度(ホット) 申込・問い合わせ促進 CTA強化、限定オファー表示 CVR%/再訪回数回/月 リードスコア上位を優先
低温度(ナーチャ) 関心の育成 事例や導入効果の提示 回遊率%/指名検索 長期目線で評価
B2B(企業) 商談化 企業判定→営業連携→広告リタゲ 商談化率%/再訪回数回/月 IPベースで企業名を推定

連携活用(GAインポート/広告・CRM連携)

導入初期はGoogleアナリティクス(GA)から過去データをインポートし、可視化の断絶を避けます。検証が進んだら、30以上の媒体への広告配信連携CRM連携で拡張し、勝ちセグメントを獲得施策に展開します。料金は基本¥0で開始し、必要に応じてレポートDL(¥50,000〜/月)データ活用(¥200,000〜/月)を追加します。

次の表は、連携の役割分担を整理したものです。

連携先 役割 何を持ち込む/出すか 代表的なユースケース
GA 過去データの継続可視化 セッション/ページ/イベント 過去傾向とA/B結果の比較
CRM/MA リード育成・営業連携 リード属性/ステータス NPSや温度に応じたメール配信
広告媒体 獲得の加速 セグメント/類似拡張 勝ちセグメントの拡張配信
BI 意思決定の強化 ローデータ KPIの深掘り・役員報告

ガバナンス(権限管理・IP除外・自動レポート)

アカウント共有で閲覧・編集権限を分け、社内IPの除外でデータのノイズを排除します。定例会は月次レポートDLで自動化し、改善提案を継続可能にします。

次の表は、運用チェックリストです。導入当週に一括設定し、以後は月1で棚卸すると安定します。

項目 初期設定 運用頻度
権限管理(閲覧/編集) メールで権限付与 変更時
IP除外 社内IPを登録 初回+変更時
AMP判定 AMPは別導線設計 初回
定例レポート DMP分析レポートDL 月次

小さく速く回すための最短ルート

  • タグ1行で導入(GTM/YTM可)
  • A/B×NPS×ポップアップで最初の勝ち筋を発見
  • 勝ちセグメントをBtoB分析×広告連携で拡張
  • レポートDL/データ活用は必要箇所だけ段階追加
    この順序なら、初期費用¥0で検証→成果の出た箇所に集中投資が可能です。

6. 代替・併用に向くおすすめ製品(目的別の選び方)

サイトの規模や要件に応じて、「Juicer」との併用置き換え候補を目的別に整理します。まず比較観点を一望し、その後に各製品の使いどころと注意点を短く解説します。

次の表では、主要6製品の用途・料金の目安・強みを比較しています。特に無料で始めたいか、本格的に実験を拡張したいかで選び方が変わります。

製品名 主な用途 初期費用 月額の目安 無料プラン 代表的な機能 向いているケース
SiTest 分析〜A/B〜EFOの国産オールインワン ¥0 要問い合わせ/プランにより あり ヒートマップ、録画、A/B/多変量、EFO、ポップアップ 日本語UIと支援で小〜中規模サイトの内製改善に適合
Ptengine ヒートマップ+A/B+WEB接客+パーソナライズ ¥0 ¥4,980〜 あり ダイナミックヒートマップ、ポップアップ、A/B、パーソナライズ 無料/低コストで可視化〜施策まで一気通貫に始めたい
Microsoft Clarity 無料の録画・ヒートマップ ¥0 ¥0 あり セッション録画、クリック/スクロールHM、異常操作検知 まず行動把握の土台を作りたい、コスト制約が大きい
VWO 本格A/B/多変量/パーソナライズ ¥0 MTU基準で変動 なし(体験はあり) A/B、分割URL、多変量、サーバーサイド、機能実験 実験設計を高度化し継続改善を回す
Optimizely Web Experimentation 企業規模の実験基盤 ¥0 要問い合わせ なし A/B、多変量、配信制御、統計エンジン 多部門連携の大規模実験やガバナンス重視
KARTE 国内CXプラットフォーム ¥0 要問い合わせ なし 行動起点の体験設計、メッセージ、データ連携 パーソナライズ×コミュニケーションを包括運用

表の「無料プラン」「月額の目安」を比較することで、着手コスト拡張余地のバランスが分かります。PtengineやClarityは着手コストが極小、VWOやOptimizely、KARTEは要件充足力が高い一方で費用は要相談です(詳細は各公式を必ず確認してください)。

SiTest|分析〜A/B〜EFOまで“全部入り”。日本語UIと支援が手厚い

SiTestはヒートマップ、録画、A/B/多変量、EFOまでを1製品でカバーする国産ツールです。日本語UIと支援が手厚く、フォーム最適化(EFO)まで一気通貫で内製しやすいのが特徴です。

  • 向いている用途:内製で仮説→計測→改善を素早く回したい小〜中規模サイト
  • 主な長所:EFO(入力支援やフォームレポート)や多変量テストまでワンストップで運用可
  • 留意点:要件次第で費用は変動。高度なサーバーサイド実験は専門SaaSのほうが適合する場合あり

導入検討のヒント:まずは無料プランで効果検証、EFOやテストの稼働率が上がったら上位プランへ

Ptengine|ダイナミックヒートマップや無料プラン、ポップアップ/Experience併用

Ptengineはヒートマップ+A/B+WEB接客+パーソナライズを1タグで提供。無料で開始でき、有料は¥4,980〜と低コストで段階拡張が可能です。プロダクト「Experience」でノーコード編集・A/B・配信をワンストップ運用できます。

  • 向いている用途:無料〜低コストで可視化→ポップアップやA/Bまで素早く回したい
  • 主な長所:ダイナミックヒートマップや豊富なテンプレートで施策着手が速い
  • 留意点:トラフィック増で課金レンジが上がるため、PV成長時はプラン見直しを

経験・事例:国内外の多数の導入事例が公開されています(例:Ptengineの「お客さまストーリー」)。改善インパクトや具体施策の参考になります。

Microsoft Clarity|完全無料の録画・ヒートマップで行動把握の土台づくり

Clarityは永年無料でセッション録画とヒートマップを提供します。まずユーザー行動の可視化と課題仮説の抽出に最適です。導入はタグ設置のみで、トラフィック上限なしが公表されています。

  • 向いている用途:コストゼロで定性×定量の行動理解を開始したい
  • 主な長所:無料・無制限で録画/ヒートマップを継続運用可
  • 留意点:A/B配信やパーソナライズは別ツール併用が前提

経験・事例:公式のケーススタディが複数公開されています。まずは成功パターンを学び、自社サイトに当てはめると良いでしょう。

VWO|本格A/B/パーソナライズ。公式は段階的プラン

VWOはA/B、分割URL、多変量、パーソナライズ、サーバーサイドまでカバーする実験スイート。料金はMTU(月間トラッキングユーザー)基準の段階プランで、トラフィックに応じてスケールします。

  • 向いている用途:検定設計や多変量を含む本格的な実験運用
  • 主な長所:UI実験に加え機能フラグによるサーバーサイド実験/自動継承など拡張性が高い
  • 留意点:費用はMTUとプロダクト構成で変動。要件定義と試算が必須

Optimizely Web ExperimentationKARTE|高度実験/国内CX基盤

Optimizelyは大規模サイトの実験運用に向くプロダクトで、チーム/権限/配信制御も含めたエンタープライズ運用に強みがあります。KARTEは国内のCXプラットフォームとして、行動起点のメッセージ/体験設計とデータ活用を包括的に支援します。いずれも価格は要問い合わせです。

  • 向いている用途:多部門連携、CDP連携やメッセージ配信までを含む高度運用
  • 主な長所:エコシステム連携と運用ガバナンスの総合力
  • 留意点:要件定義とPoC(概念実証)で投資対効果を見極める

選び方の要点

  • 無料で素早く:「Microsoft Clarity」「Ptengine(無料プラン)」で行動把握→初期施策
  • 内製で全部入り:「SiTest」ならEFOまで一気通貫の改善サイクル
  • 実験を高度化:「VWO」「Optimizely」で多変量・サーバーサイド・配信制御へ
  • CXを統合:「KARTE」でパーソナライズとコミュニケーション運用を包括

まずは無料の可視化+小さなA/Bから始め、効果が出た領域だけ段階的に投資するのが、費用対効果の高い王道パターンです(各公式の価格・機能記載をご確認ください)。

7.【まとめ】まず無料導入→AB×NPSで初回改善計測

最短ルートはシンプルです。無料登録→タグ1行で導入→A/B×NPS×ポップアップで初回の“勝ち筋”を掴む→必要に応じて有料オプションを段階追加。あわせてAMP非対応などの仕様を事前に確認します。

  • まず無料登録し、タグを1行設置(GTM/YTM経由も可)
    設置方法は公式FAQと解説記事が用意されており、タグマネージャにも対応しています。
  • 翌日午前ごろから計測・機能が利用可能
    タグ設置後の反映目安は「最短で翌日の午前中ごろ」です。
  • A/Bテストは置換型で、サバイバルモードにより勝ちパターンを自動で生存・継承
    公式は「平均163%改善」を掲げています(実装や母数設計は自社で要管理)。
  • NPS(ネット・プロモーター・スコア)は1問推奨者・中立者・批判者に自動分類し、自由記述も蓄積
    施策前後比較やベンチマークにも活用できます。
  • ポップアップはセグメント条件配信に対応。ただし同時に複数ユーザーグループへ1つの施策を配信することは不可
    配信条件の設計をあらかじめ整理しましょう。
  • BtoB分析/リードスコアで企業単位の可視化と“ホットリード”抽出が可能
    営業連携(MA/CRM、広告)まで見据えたスコア活用が現実的です。
  • 料金は基本0円。必要に応じてレポートDLやデータ活用などの有料オプションを後から追加
    まず無料で検証し、費用はボトルネックに応じて段階的に投下します。
  • 注意AMPページは非対応。対象URLやテンプレートにAMPが含まれる場合は範囲を見直すか代替導線を検討します。

次の表では、初回改善までの“最短ルート”をチェックリスト形式で比較しています。

 

ステップ 目的 具体アクション 目安期間
1 導入 アカウント作成→タグ1行設置(GTM/YTM可) 0.5日
2 開始判定 翌日午前に計測・機能の起動確認 1日
3 仮説検証① 主要CV動線でA/Bテスト(サバイバルモードON) 7–14日
4 仮説検証② NPSを全体/重要ページで実施、自由記述収集 3–7日
5 施策展開 セグメント別ポップアップ配信(同時複数不可に注意) 3–7日
6 B2B深掘り 企業判定+リードスコアで営業トリガー化 7–14日
7 拡張 レポートDL/データ活用/広告連携を段階追加 7日〜

表の項目を比較することで、どの順で何を確認すれば“無料の範囲で初回の改善”を最短で得られるかが分かります。各行の参考リンクは公式ドキュメントで、最新仕様・制約の確認に有用です。

最後に、運用でつまずきやすい点を3つだけ。

  • 母数設計:A/B・NPSとも必要サンプルを試算し、テスト期間を先に確保する
  • セグメント設計:新規/再訪、見込み度、B2B区分で重複配信や競合施策を避ける(ポップアップの同時複数不可に留意)
  • 仕様確認AMP非対応、一部マルチバリアント非対応など事前にFAQで確認する
    これらを押さえれば、「無料で施策まで」を旗印に小さく速く成果を積み上げられます。

ab-test-tool-comparison-table

ABテストツールの比較表を表示する

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • エンジニア不要
    • パーソナライズ設定
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • 多変量テスト
    • マルチユーザー対応
    • エディター機能
    • ヒートマップ分析
    • 有意差検定
    • マルチデバイス対応
    • 月額固定
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • HTMLファイル不要
    • レポート出力可能
    • テストの自動最適化
    • 無料ソフト
    • セグメントごとの結果
    • 従量課金
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
Saasプラン 要相談
APIプラン 要相談
要相談
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリープラン 無料
備考
Optimize Nextはコストを一切かけずに利用可能です。
ベーシックプラン ¥3,000/月 (税込 ¥3,300)
備考
より充実した基本機能を提供します。数値レポートを確認、パターンの比重をカスタマイズなど。
ベーシックプラン2 ¥10,000/月 (税込 ¥11,000)
備考
基本機能に加え、画像をアップロード(1件まで)が利用できます。
プレミアムプラン ¥30,000/月 (税込 ¥33,000)
備考
無制限の画像アップロードや、個別のカスタマーサポートを受けることができます。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
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よくある質問

JuicerとLOGLY Audience Analyticsの関係は?

「Juicer」は現ブランド「LOGLY Audience Analytics」の旧称で、同一製品ラインです。公式サイトでも「旧Juicer」と明記されています。

0円でどこまで使えますか?

基本プランは¥0で、A/Bテスト・NPS・ポップアップ・BtoB分析など主要機能を利用できます。費用が発生するのは月次レポートDL(¥50,000〜/月)や詳細データ活用(¥200,000〜/月)、広告連携などのオプション追加時です。

タグを入れてから、いつ使い始められますか?

計測認識は最短2時間、実際に機能が利用できるのは翌日午前ごろが目安です。

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