Eye“247” Work Smart Cloud｜ 価格と導入効果を解説

Eye“247” Work Smart Cloudは、PC操作の1分ログを核に、勤怠乖離チェック、USB/WPD制御・透かし印刷、IT資産管理をクラウドで一体提供する統合基盤です。50ライセンス以上は¥500/台・月、初期費¥0、14日無料トライアルという公式条件のもと、部門の稼働可視化から内部統制、監査証跡づくりまでを同じデータで進められます。本記事では、要件表の作り方、トライアルでの検証観点、相見積りの“総コスト”比較、運用平準化のコツまで解説します。

1. Eye“247” Work Smart Cloudとは？

「Eye“247” Work Smart Cloud」（Eye247 Work Smart）」はPCの操作ログを1分間隔で収集し、業務の見える化・労務（勤怠乖離チェック）・情報漏えい/セキュリティ対策・IT資産管理をクラウドで一体提供するサービスです。50ライセンス以上で¥500/台・月、初期費用¥0、14日間の無料トライアルがあります。

次の表では、当該サービスの「全体像」を1ページで把握できるよう、主要な要素を一覧化しています。
表の金額と単位は統一し、読みどころを本文で補足します。

この表は、働き方（業務・労務）とセキュリティ/資産管理を一枚の基盤に統合している点、1分ログという解像度、料金と試用条件、実績/受賞までを横並びで把握するためのものです。ログ粒度と取得範囲は選定の基礎要件、料金と試用は導入判断の初期条件、実績/受賞は対内説明の説得材料になります。

サービスの位置づけ

本サービスは、「業務状況分析」「セキュリティ対策/情報漏えい対策」「IT資産管理」「ログ取得」「勤怠オプション」で構成され、ダッシュボードとレポート（日報・週報・月報）で可視化/共有を標準化します。ダッシュボードPLUSでは働き方とセキュリティの両軸で比較分析し、所定労働時間の閾値設定（集計マスタ）も可能です。つまり、労務の裏付けと内部統制を同じデータで進められる設計です。

• 代表的な可視化：トピックスチェック、勤務時間ランキング、ヒートマップ、カレンダー、月間集計、担当者別勤務状況
• レポート連携：日報/週報/月報をメール送信、コメント運用、タイムラインで予定と実績を突合
• 連携性：Google Workspace/Microsoft 365/サイボウズ Garoonのカレンダー連携に対応
  これらは「何が、どれだけ、いつ行われたか」を読みやすい形に整え、現場の自己分析から上長・管理部の説明責任まで同一のビューで通します。

取得ログの粒度と範囲

作業ログは1分間隔で取得し、アプリ名と紐づけて記録します。さらに、印刷ログ、USB使用履歴、禁止ソフト起動、個人情報スキャン、ファイル操作履歴、クリップボード監視、URLアクセス、Wi-Fi接続、データダウンロード履歴まで広範にカバーします。勤怠乖離チェックではPC操作時間と勤怠打刻の差分を自動で可視化でき、他社勤怠データのCSV取り込み/CSV出力にも対応します。

• セキュリティ/漏えい抑止：USB/WPD等の外部記憶媒体の使用制限/記録、透かし印刷、禁止ソフト制御、脆弱ソフト/Hotfixの可視化
• IT資産管理：OS/メモリ/CPU/ソフト/ライセンス/PC負荷/位置情報など端末情報の自動取得と検索
• 通知/制御：ログ/ウイルス対策未導入/USBコピー検知などのアラート、ポリシー設定、アンインストール保護、プロセス除外
  これらは内部不正の抑止と事後の証跡を同時に実現し、法令/規程順守の運用に寄与します。

主な導入実績・受賞トピック

導入1,900社以上（2023年6月30日現在）が公表されており、総務省後援「ASPICクラウドアワード2023」社会業界特化系ASP・SaaS部門の「ASPIC会長賞」を受賞しています。具体的な導入企業ロゴも複数掲載され、3年連続受賞の訴求が確認できます。選定理由の一つにPC操作ログを核にした働き方の可視化が挙げられており、働き方改革支援と情報漏えい対策の両面で評価されたことが読み取れます。

• 対内説明で役立つポイント：実績の明確な数値（1,900社以上）と公的後援アワードの受賞は、ガバナンス/監査部門への説得材料として有効
• 期待効果：残業/深夜/休日労働の抑止、内部統制の強化、監査証跡の省力化を同一ログ基盤で推進
  これにより、業務効率とセキュリティ統制のトレードオフを緩和できます。

料金と試用

公式情報として、50ライセンス以上で¥500/台・月、初期費用¥0が明記されています。加えて、14日間の無料トライアルが提供され、トライアル時の初期設定・ログは本契約へ引き継ぎ可能です。少数構成や大口の価格レンジは比較サイトにも掲載例がありますが、一次情報（公式）を基準に見積もりを取得し、台数やオプション（勤怠/ログ延長など）を加味して総コストを確認するのが安全です。

• まずは無料トライアルを行い、1分ログの検索性/ダッシュボードの運用負荷/アラート到達性を検証
• 台数×単価＋オプション×人数で試算し、運用工数（レポート配信/アラート対応/ポリシー設計）も合わせて評価
• 社内説明用には、導入実績とアワードのファクトを添えて意思決定プロセスを前進
  これらを押さえると、短期間で上申しやすくなります。

関連記事：
監修｜労務管理システム比較42選！機能・特徴別に徹底解説

2. 導入前チェック：要件整理（読者の“知りたい”を最短で）

最短で選定精度を上げるには、要件→対応機能→運用での確認ポイントを先に固めます。以下のチェックを踏まえ、「機能一覧」と「勤怠乖離チェック」で事実確認しながら14日間トライアルで検証する流れが効率的です。

次の表では、主要要件をEye“247” Work Smart Cloud（以下、Eye247）でどう満たすかを一覧で比較しています。表の右列はトライアル時に必ず触る操作・画面です。

この表を比較することで、“満たすべき要件”と“実機でどこを見るか”がひと目で整理できます。特に勤怠関連は、CSV取込→乖離検知→CSV出力まで通しで試すと運用像が掴めます。

労務・健康経営：勤怠乖離チェック/外部勤怠CSV取り込み/アラート運用

労務の第一関門は客観的な労働時間把握です。Eye247ならPC操作ログ（1分間隔）と勤怠打刻の差分を乖離として可視化し、他社勤怠システムのCSV取込とアラート通知まで標準で備わります。法令面でも、テレワーク時は事業者に適正な労働時間管理の責務があるため、この機能はガバナンス強化に直結します。

次の表では、検証シナリオと合格基準をミニマムで示します。

• まずは対象部門で2週間のパイロットを実施
• 基準時刻や所定労働時間は集計マスタで定義
• 健康経営のKPI（深夜/休日労働時間、長時間連続稼働など）を可視化してモニタリング

情報漏えい対策：USB/WPD制御・印刷制限/透かし・個人情報スキャン・禁止ソフト制御

内部不正や誤操作を抑止するには、入口（デバイス制御）と出口（印刷・持出）と保有状況（個人情報スキャン）の3層で考えます。Eye247はUSB/WPDの接続管理、USBコピー検知アラート、禁止ソフト制御、透かし印刷、個人情報スキャンを提供します。メール/作業ログ/ウイルス対策未導入などのアラートもメール送信できます。

次の表では抑止→検知→証跡の観点で機能をひも付けます。

• 透かし印刷は印刷日時・PC名・部署・社員番号などを印字でき、紙の流出抑止に有効
• 個人情報スキャンは該当ファイルの削除まで追跡できるため改善活動に活用
• USB登録/操作ログで持出しデバイスを棚卸

IT資産管理：OS/ソフト/Hotfix・ライセンス・使用率・脆弱ソフト検知

運用安定化の鍵は、未更新/脆弱な端末の早期発見です。Eye247はソフト一覧、ライセンス数、使用率、ウイルス対策導入率、脆弱ソフト、Hotfix適用状況などを一覧化し、未対策端末を抽出できます。棚卸やレガシーソフトの見直しにも役立ちます。

次の表は、監査項目→画面の対応付けです。

• 禁止ソフトの起動制御と検知で“シャドーIT”対策
• PC負荷/位置情報でトラブル時の一次切り分け
• CSV出力で資産台帳の更新を省力化

運用設計：レポート（日報/週報/月報）・メール通知・ポリシー設定/除外・カレンダー連携

運用ルールの平準化が浸透の分かれ目です。Eye247は日報/週報/月報の自動配信、アラート通知（作業ログ/USB/ウイルス対策未導入など）、ポリシー設定/プロセス除外、カレンダー連携（Google Workspace/Microsoft 365/Garoon）を搭載します。タイムラインで予定と実績の突合も可能です。

次の表は、定常運用メニューの雛形です。

• コメント欄で上長とメンバーの合意形成
• プロセス除外で誤検知/不要監視を抑制
• スケジュール自動取込で“予定vs実績”を継続評価

動作環境・対応：管理画面ブラウザ/クライアント要件（導入可能性の初期判定）

導入可否は環境適合の早期判定が近道です。管理画面はChrome/Edge推奨、解像度は1,680×1,050以上、クライアントはWindows 11/10が標準、MacはManager連携版の扱いです。メモリ4GB以上/空き容量500MB以上が目安で、サーバーエージェントはCloudでは非対応です。

次の表は、初期判定用の環境チェックです。

• 迷う場合は14日トライアルで操作感/負荷/検知率を実機で確認
• セッション自動切断（無操作30分）など運用上の仕様も事前共有

補足（判断を支える外部基準）
テレワークを含む多様な働き方では、客観的な勤務状況の把握が求められます。厚生労働省の「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」および「労務管理ガイドライン」を参照し、乖離チェックの運用と健康確保措置をセットで設計してください。Eye247の1分ログ×CSV連携×アラートは、この要件に沿った実運用の仕組み化に適しています。

3. 使いどころ深掘り（ユースケース別に“刺さる”見せ方）

このセクションでは、部門マネジメント、監査/内部統制、現場オペレーションの3視点で活用像を具体化します。根拠は1分粒度のPC操作ログと各種レポート/アラート機能で、残業抑制、不正抑止、説明責任をデータで支えます。主要画面（ヒートマップ、ランキング、カレンダー、タイムライン、日報/月報、乖離チェック）は機能一覧に明記されています。

次の表では、3視点の目的、KPI、確認すべきEye247の画面/機能を対応付けています。表のKPIは測定単位を明示し、トライアル時の“どこを見るか”を短時間で把握できるようにしました。

この表の項目を比較することで、部門・監査・現場の要求を同じデータ基盤で満たせること、そして検証時に着目すべき画面が整理できます。ヒートマップやランキング、乖離チェック、レポート/CSV出力は公式の機能一覧に記載されています。

働き方の可視化：ヒートマップ/ランキング/タイムラインによる偏り検知と平準化

「業務の偏りはどこで発生しているのか」を、ヒートマップと勤務時間ランキング、カレンダー/タイムラインで瞬時に把握します。1分粒度の作業ログが基礎データで、全社平均と対象者平均の比較（集計マスタ）により、早出・深夜・休日稼働の偏りを定量化できます。

次の表では、よくある改善テーマを画面にひも付けました。KPIは単位を含め、稼働の平準化に直結する指標を例示しています。

運用のコツは、1）基準時刻や所定労働時間の閾値を先に定義、2）部門単位で2週間のパイロット、3）ヒートマップとランキングを週次でレビュー、の3点です。これらの画面群は機能一覧に明記されています。

内部不正・漏えい抑止：USBコピー検知/アラート、透かし印刷、ファイル操作追跡

抑止（ルール）、検知（アラート）、証跡（ログ）の3層で考えます。Eye247はUSB/WPDの使用制限や禁止ソフト、透かし印刷で持出し抑止を行い、USBコピー検知のリアルタイム通知で即時初動、ファイル操作/名称変更/削除まで追えるログで事後調査を支援します。

次の表は、対策レイヤー別に“何を確認するか”を整理したものです。

とくにUSBコピー検知のメール通知は初動の遅延を防ぎます。USBの接続日時、コピーしたファイル名、USBデバイス情報の記録可否も確認してください。

監査対応：レポート自動化とログ検索/CSV出力で証跡づくりを省力化

監査/稟議の“時間がかかる”を解消するのが日報/週報/月報の自動配信とCSV出力です。乖離チェックは他社勤怠のCSV取り込みに対応し、1分ログと突合して客観的な労働時間を根拠として提示できます。

次の表は、監査でよく求められる証跡と取得手順の対応表です。

これらの機能（レポート、タイムライン、乖離チェック、CSV）は公式の機能一覧/トップに明記されています。導入事例ページでは、“可視化により平等な評価ができた”等の声が公開され、監査/評価の説明責任に資することが読み取れます。

多拠点・在宅：クラウド配信・ポリシー端末別適用でスモールスタート可能

テレワークや拠点分散では、クラウド配信で素早く展開し、ポリシー設定を端末/部門単位で段階適用するのが現実的です。スケジュール連携と日報/アラートのメール配信を組み合わせれば、現場と管理の距離を縮められます。14日トライアルで小さく始め、適用範囲を段階的に広げる進め方を推奨します。

次の表は、在宅/多拠点の典型ユースケースと初期設定の要点です。

注意点として、制御が強いと現場の生産性に影響する場合があります。ポリシーの段階適用とプロセス除外で誤検知・過検知を抑え、レポート配信やアラートの頻度は“最小で最大効果”を意識して設計してください。これらの設定系（ポリシー、メール、アラート、除外、スケジュール連携）は機能一覧に掲載されています。

ケーススタディの補足
公開中の導入事例では、テレワークの業務の明確化、実労働時間の見える化、評価の公平性向上、コストを抑えた業務可視化とセキュリティ強化など、定性的効果が報告されています。自社検証では、上記のKPI（h、%、件）を事前に定義し、トライアル2週間→月次で差異評価の流れで数値化することを推奨します。

参考：
導入事例 | Eye“247” Work Smart Cloud

4. 価格と見積りの考え方

まず押さえるべき事実は、「Eye“247” Work Smart Cloud」は初期費用0円、50ライセンス以上で¥500/台・月、14日間の無料トライアルを公式に提示していることです。さらに1ライセンスはデバイス単位で、トライアル時の初期設定・ログは本契約後に引き継ぎ可能です。

次の表では、公式の要点を横並びで把握できるように整理しました。表の金額には単位を付け、見積り検討時に確認すべきポイントを添えています。

オプション考慮：勤怠管理/ログ保存延長とメール・アラート運用の工数

機能面では、勤怠管理オプション：¥100/ユーザー・月、ログ保存延長オプション：¥100/ユーザー・月の掲載例があります。加えて、メールレポート配信やアラート対応、ポリシー設計/例外設定など運用工数（社内コスト）も総コストに含めましょう。

次の表は、オプション×運用工数の観点で“見落としがちな費目”を整理したものです。

オプション費用は“ユーザー数”で積み上がる点に注意してください。端末数と人数が一致しない環境では、台数単価×端末数＋オプション×人数の別軸で評価するのが安全です。

試算テンプレ：台数×単価＋（オプション×人数）＋教育/運用時間

合意形成を早めるには、共通の計算式を関係者で共有するのが有効です。以下は標準テンプレとサンプル試算です（媒体掲載例の単価を使用、税別）。

計算式
月額総額 ≒ 台数×台単価 ＋ 人数×（勤怠¥100＋ログ延長¥100） ＋ 運用工数（h/月×社内時給）

この表を比較することで、台数軸の費用と人数軸のオプション費用の二重構造、そして運用工数の影響が可視化されます。単価はあくまで掲載例であり、正式見積りでの確定が前提です。

相見積りの勘所：最低利用期間・支払い・トライアル移行可否の確認

見積り比較では、価格だけでなく契約条件をそろえて評価します。とくに以下の4点は確認必須です。

1. 最低利用期間：媒体によって2ヶ月の掲載例あり。未記載媒体もあるため最終契約で確定
2. 支払い方法：銀行振込/カードの掲載例。自社の会計運用に適合するか確認
3. トライアル移行可否：トライアル設定・ログの引継ぎ可は公式で明記。移行時の作業とダウンタイムを確認
4. ライセンス単位：1ライセンス=デバイスを前提に、VDI/共有端末など特殊形態は事前に要件化

これらは、媒体掲載の条件（支払い・最低期間）と公式の条件（引継ぎ・ライセンス単位）を同一フォーマットで比較することで齟齬を防げます。

5. 他社比較でわかる選びどころ（おすすめ実名ピックアップ）

本節では、同ジャンルの代表的クラウド製品を横並びで比較し、「どれが自社の目的に合うか」を短時間で判断できるように整理します。まずは一覧表、その後に各製品の特徴をポイント解説します。

次の表では、主要な比較観点（主な領域、取得ログ/制御、勤怠・労務の支援、価格例、ログ保存期間の目安、運用メモ）を比較しています。

表の各項目を比較することで、「労務×セキュリティを横断する統合運用」ならEye“247”、 「MDM含む広範なエンドポイント一元管理」ならLANSCOPE、 「運用管理をクラウドで手軽に」ならSKYSEA M1、 「資産/ログ/制御のクラウド移行を価格明確に」ならMaLion、 「ログ深掘り・証跡重視」ならMylogStarといった棲み分けが見えてきます。

Eye“247” Work Smart Cloud

Eye“247”は1分間隔の作業ログに加え、印刷/USB/URL/ファイル操作/クリップボード監視や個人情報スキャンまで網羅し、勤怠乖離チェックや日報・月報、カレンダー連携などマネジメント機能も一体で提供します。価格は50ライセンス以上で¥500/台、初期費¥0、14日無料トライアルが公式提示。さらに透かし印刷の抑止も可能で、ASPIC会長賞を3年連続受賞するなど外部評価もあります。初期から「働き方×セキュリティ」を同時に前進させたい企業に適します。

LANSCOPE Endpoint Manager Cloud

LANSCOPEはスマホ～PCの一元管理に強く、操作ログ（PC/スマホ）・USB・プリント・Webなどをカバー。料金は月額¥300/¥400/¥500/台（契約条件等で変動）と公表され、ログ保存は最大5年（オプション利用）に対応。Splunk連携でログ可視化・分析を拡張でき、MDM観点（Apple Business Manager/Android Enterprise）も充実しています。

SKYSEA Client View M1 Cloud Edition

SKYSEA M1はPC1台からサーバーレスで始められるクラウド運用管理。資産管理/ログ管理/セキュリティ/デバイス管理/MDM/リモート操作など、オンプレ相当の機能群をクラウドで手軽に運用できます。テレワーク端末も含めた一括管理をしたいが、まずはスモールスタートしたい企業に向きます（価格公開は要問い合わせ）。

MaLionCloud

MaLionCloudは資産管理・操作ログ・操作制限・外部デバイス制御を中心に、勤怠システム連携やレポートまで備える総合ツール。100ライセンス時の価格例で月額¥900/台、初期費¥0が明示され、MDM（BizMobile Go!）などの追加も選べます。オンプレ相当の運用を価格構成が明快なクラウドで実現したい企業に適します。

MylogStar Cloud

MylogStar Cloudは操作ログの収集・保存・分析に特化したクラウドサービス。条件一致アラート（メール通知）など証跡重視の運用に向きます。価格は要問い合わせが基本で、検討時はログ粒度・検索性・エクスポートなど“深掘り度”を重点確認すると良いでしょう。

選定の要点（まとめ）

• 横断要件（労務×セキュリティ×資産）を最短で満たす：Eye“247”。ダッシュボード～勤怠乖離～個人情報スキャンまで一体。
• エンドポイントの裾野（PC＋モバイル/MDM）を広く一元管理：LANSCOPE。最大5年保存と外部SIEM連携が魅力。
• まずは小規模＆サーバーレスで運用開始：SKYSEA M1。PC1台から始められる。
• 価格と機能が明快、クラウド移行の定番：MaLionCloud。¥900/台（100ライセンス例）など具体的に試算しやすい。
• 証跡の深掘り（フォレンジック的観点）を重視：MylogStar Cloud。ログ活用中心の体制に合致。

なお、本比較の価格・仕様は公開情報に基づくため、正式見積り時は最新の契約条件・オプション構成を必ずベンダーに確認してください（例：ログ保存延長、外部連携、最低利用期間、トライアルからのデータ移行可否など）。

6. 導入・運用の実務ガイド（つまずき回避の段取り）

この章では、14日トライアルから本番移行までを“検証シナリオ”で通し確認する手順に落とし込みます。

まずは“実運用と同じ流れ”で検証します。乖離チェック→USB/WPD/印刷の制御→アラート通知→日報/週報/月報の配信→権限と例外の設計→エビデンスの定期エクスポートまで、1本のシナリオとして回すのが効率的です。

14日トライアルの検証観点：ログ粒度/検索性/CSV/レポート/アラート到達/誤検知

トライアルでは“見る・出す・飛ばす”の6要素を短期間で確認します（ログ粒度・検索性・CSV・レポート配信・アラート到達・誤検知）。

次の表では、観点×操作×判定基準を整理しています。とくにメール到達（レポート/アラート）は運用遅延の原因になりやすいため、宛先・頻度・件名規則まで試験します。

• 日報/週報/月報やUSB・作業ログアラート、AV未導入アラートは公式が提供するメール機能です。必要に応じて送信時刻・宛先・件名を試験してください。
• トライアルの初期設定・ログは本契約後に引継ぎ可です。

乖離チェックの現場オペ：外部勤怠CSV取込→閾値設定→アラート対応手順

他社勤怠のCSVを取り込み、PCログ（1分粒度）と突合して乖離を可視化するのが定石です。公式の「勤怠乖離チェック」では、CSV取込→乖離日のアラート表示→1分ログのポップアップまで画面内で完結でき、乖離アラートのメール通知にも対応します。

推奨SOP（標準手順）

1. CSV取り込み：勤怠システムから当月分を出力→乖離チェック画面へ一括取込
2. 閾値設定：早出・残業・深夜・休日の基準を“集計マスタ”に合わせて設定
3. 一次確認：乖離日のアラートマークを起点に担当者の1分ログを確認
4. 通知運用：乖離検知のメール通知を人事/所属長へ。件名規則を標準化
5. 対応記録：コメント欄に対応メモを残し、CSVエクスポートで証跡保全

制御ポリシーの段階導入：USB/WPD/印刷制限の“周知→段階適用→全面適用”

制御は一足飛びに強めず、3段階でのロールアウトが現実的です。

• USB/WPDの使用制限・履歴、ファイル操作履歴、印刷履歴は公式で機能が公開されています。
• 透かし印刷は“ユーザー名・日時・IP”等を自動印字して持出し抑止に有効です。

管理運用の平準化：日報/週報/月報メール、自動アップデート/権限分掌、除外設定

運用は“配る・権限を分ける・例外を設ける”で安定します。日報/週報/月報の自動送信や作業ログアラート/USBアラート/AV未導入アラートは標準機能です。検疫的に強い制御を行う場合は、除外設定で誤検知・過検知を回避します。

運用テンプレ（週次ルーチン）

• 月報送信：前月の稼働・乖離サマリを管理部/各部門長へ配信
• 週報レビュー：ヒートマップ/ランキングの偏り確認と是正タスク化
• アラート棚卸し：USB/作業キーワード/AV未導入の誤検知率確認
• 権限分掌：閲覧権限と設定権限を分離、変更履歴を記録
  （メール配信・各種アラートの設定は機能一覧に記載）

ガバナンスの可視化：監査証跡（ファイル操作/印刷/URL/ダウンロード履歴）を定期エクスポート

“いつ・誰が・何をした”の証跡は定期CSVエクスポートで保全します。印刷履歴（ドキュメント名/ページ数/タイムスタンプ/プリンター名等）やUSBコピー/接続日時/デバイス情報、ファイル操作履歴の取得は「製品ページ」で公開されています。

次の表では、監査要求→取得元→出力フォーマット→保管先をひも付けました。メール日報と組み合わせると、説明責任の即応性が上がります。

PR/最新情報の参照
運用の幅を広げる際は、製品ラインの最新発表や関連ソリューションも把握しておくと設計の選択肢が増えます。フーバーブレインのニュースでは、多層防御パッケージ等の発表が継続しています。

以上を2週間のトライアル→月次運用の型化で回せば、乖離の是正・不正抑止・監査即応を1ツールで同時に実現できます。正式移行前に、メール配信（レポート/アラート）の到達性とCSVの整形互換性だけは必ず本番条件で再確認してください。なお、動作要件（例：メモリ4GB以上・空き500MB）は公式トップに記載があるため、古いPCが混在する環境はトライアルで適合性を確認しましょう。

7.【まとめ】14日間トライアルで要件検証

まずは自社の要件表を作成し、「Eye“247” Work Smart Cloud」の14日間トライアルで乖離チェック・USB/WPD制御・個人情報スキャン・レポート/メール通知の4領域を“通し”で検証します。台数レンジとオプション条件を揃えて相見積りし、運用工数を含めた総コストで意思決定します。

要件表テンプレ（この表を作って検証を始める）

次の表では、Eye“247”で検証すべき4領域を成功基準（KPI）付きで整理しています。表の各行を埋め、トライアル中に達成可否を確認してください。

上表の「勤怠乖離」「USB/WPD」「レポート/メール通知」は、公式のCSV取込・1分粒度ログ・USBコピー検知・日/週/月報送信の機能で検証できます。KPIに時間（分）や割合（%）などの単位を必ず付けて記録してください。

相見積りの整え方（条件を“揃えて”総コスト比較）

次の表では、台数レンジと単価、初期費用、最低利用期間、オプションを並べて比較するテンプレートを示します。単価は税抜/台・月で記録し、実勢レンジは比較サイトの掲載例を参考にします。トライアル引継ぎ可否も確認しておくと移行が滑らかです。

表の金額/条件は、公式の「50ライセンス=¥500/台・月」「初期費用¥0」「14日無料トライアル」および比較サイトの台数レンジ別単価の掲載例を根拠に入力します。トライアル設定・ログの引継ぎ可は公式に明記されています。

実行ステップ（14日でここまでやる）

• 要件表の初稿を2日以内に作成し、KPIと必須ログ/アラートを確定
• 「Eye“247” Work Smart Cloud」のトライアルを申込、5–10台でパイロット開始
• 乖離CSV→閾値→アラートの一連を現場手順化し、ヒートマップ/ランキングで偏り検知をレビュー
• USB/WPD制御→段階適用→全面適用の3段階で周知と検証
• 日/週/月報メールでマネジメント報告の平準化、CSVエクスポートで監査証跡を確保
• 相見積りは台数レンジ・オプション・最低利用期間・トライアル引継ぎ可否を同条件で比較

上記はEye“247”の1分粒度ログ、USBコピー検知、日/週/月報メール、CSV出力などの機能を前提にした運用シナリオです。導入実績は1,900社以上（2022年12月31日現在）で、アワード受賞の実績も公開されています。

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