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脆弱性チェック(セキュリティ診断)とは?その必要性と具体的な手順を徹底解説

目次

脆弱性診断(セキュリティ診断)とは何か、その必要性と具体的な手順について知りたい方は多いのではないでしょうか。セキュリティの重要性が増す現代において、システムやアプリケーションの脆弱性を発見し、適切に対策を講じることは非常に重要です。しかし、「脆弱性診断」と聞いても、その具体的な内容や方法について詳しく理解している方は少ないかもしれません。

脆弱性診断とは、システムやネットワークに存在するセキュリティの欠陥や脆弱性を発見し、そのリスクを評価するプロセスです。このプロセスを通じて、潜在的な攻撃からシステムを保護するための対策を講じることが可能です。本記事では、脆弱性診断の基本概念から、具体的な診断手順、さらに診断を行う際の注意点まで、幅広く解説します。

脆弱性診断を実施することで、以下のようなメリットがあります。

  • セキュリティホールの早期発見と対策
  • 法規制や業界標準への適合
  • 顧客や取引先からの信頼性向上

セキュリティ対策を強化するためには、まず現状の脆弱性を把握し、それに対する適切な対策を講じることが不可欠です。本記事では、脆弱性診断の重要性とその手順を具体的に解説し、効果的なセキュリティ対策を支援します。

脆弱性診断に興味がある方や、実際に診断を行いたいと考えている方は、本記事を参考にしながら、効果的なセキュリティ対策を進めていきましょう。それでは、脆弱性診断の基礎から具体的な手順まで、詳しく見ていきます。

脆弱性診断(脆弱性チェック)とは

脆弱性チェック

脆弱性診断(脆弱性チェック)は、システムやアプリケーションのセキュリティ上の欠陥を特定し、潜在的な脅威から守るための重要なプロセスです。ここでは、脆弱性診断の定義、目的、そしてペネトレーションテストとの違いについて詳しく解説します。

脆弱性診断の定義

脆弱性診断とは、情報システムやネットワーク、アプリケーションなどに潜むセキュリティ上の脆弱性を検出し、それを評価するプロセスです。この診断を通じて、システムが外部からの攻撃にどれだけ脆弱であるかを把握できます。例えば、脆弱性診断には以下のような活動が含まれます。

  • システムのセキュリティ設定の確認
  • アプリケーションのコードレビュー
  • ネットワークの構成分析

これらの活動を行うことで、システムが持つ潜在的な脆弱性を見つけ出し、そのリスクを評価します。脆弱性診断の結果は、具体的な改善策を提供し、システムのセキュリティを強化するための基盤となります。

脆弱性診断を行う目的と必要性

脆弱性診断の主な目的は、システムのセキュリティを向上させ、サイバー攻撃から守ることです。特に以下のような理由で脆弱性診断が必要とされています。

  • 情報漏洩の防止:脆弱性を早期に発見し、対策を講じることで、機密情報の漏洩を防ぐ。
  • 法規制の遵守:多くの業界では、セキュリティ対策が法的に義務付けられており、脆弱性診断はその一環として重要。
  • 信頼性の向上:顧客や取引先に対して、セキュリティが確保されていることを示すことで、企業の信頼性を向上させる。

これらの理由から、定期的な脆弱性診断は企業や組織にとって欠かせないものとなっています。

脆弱性診断とペネトレーションテストの違い

脆弱性診断とペネトレーションテストは、共にシステムのセキュリティを評価する手法ですが、目的やアプローチに違いがあります。以下にその違いをまとめます。

脆弱性診断
  • 目的:システムの脆弱性を広範囲に検出し、リスクを評価する。
  • 手法:自動化ツールや手動による分析を用いて、脆弱性をリストアップする。
  • 結果:脆弱性の一覧と、その対策方法を提供。
ペネトレーションテスト
  • 目的:実際の攻撃者の視点からシステムに侵入し、どの程度の被害が発生するかを評価する。
  • 手法:脆弱性を悪用し、システムへの侵入を試みることで、攻撃のシナリオを実践する。
  • 結果:攻撃成功時の影響度と、具体的な侵入経路を示すレポートを提供。

脆弱性診断はシステムの脆弱性を網羅的に把握するために行われ、ペネトレーションテストは実際の攻撃シナリオを通じてセキュリティ対策の有効性を検証します。このように、両者を組み合わせることで、より堅牢なセキュリティ対策を構築することが可能です。

より具体的な違いについては、以下の記事で解説しています。

脆弱性診断とペネトレーションテストの違いは?役割とセキュリティ強化方法

これらの情報を踏まえて、脆弱性診断の重要性とその具体的な方法について理解を深められます。企業は自社のセキュリティ対策を強化するために、脆弱性診断とペネトレーションテストを効果的に活用することが求められます。

脆弱性診断の代表的な種類3つ

脆弱性チェック

脆弱性診断にはさまざまな種類があり、それぞれの方法には特有の利点と適用範囲があります。代表的な3つの脆弱性診断の種類について説明し、どのように選び、利用するかを見ていきましょう。

1.脆弱性診断サービス

脆弱性診断サービスは、専門のセキュリティ企業が提供するサービスで、企業のシステムやネットワークに存在する脆弱性を発見し、評価することを目的としています。このサービスを利用することで、内部リソースを使わずに高品質な診断を受けられます。脆弱性診断サービスの主な特徴は以下の通りです。

  • 専門的な知識と経験:セキュリティの専門家が診断を行うため、最新の攻撃手法や脆弱性に対応できる。
  • 包括的なレポート:診断結果は詳細なレポートとして提供され、具体的な対策も提案される。
  • 継続的なサポート:診断後のサポートやフォローアップがあり、脆弱性の修正を支援する。

脆弱性診断サービスを利用することで、自社のセキュリティレベルを高めることが可能です。特に、セキュリティに関する内部リソースが不足している企業にとっては、有効な選択肢となるでしょう。

2.クラウド型脆弱性診断ツール

クラウド型脆弱性診断ツールは、インターネット経由で利用できる診断ツールで、特別なインストール作業や設定が不要です。このツールは、利用者が指定した範囲を自動的にスキャンし、脆弱性を検出します。クラウド型脆弱性診断ツールの利点は以下の通りです。

  • 即時利用可能:インターネットに接続できれば、すぐに利用開始できるため、迅速な診断が可能。
  • コスト効率:初期投資が少なく、サブスクリプションモデルで利用できるため、コストを抑えられる。
  • 自動更新:ツール自体が自動で更新されるため、常に最新の脆弱性情報に基づいた診断が行える。

クラウド型脆弱性診断ツールは、特に中小企業や頻繁にシステム変更を行う企業に適しています。手軽に利用できるため、定期的な診断を実施するのに最適な選択肢です。

3.ソフトウェア型脆弱性診断ツール

ソフトウェア型脆弱性診断ツールは、自社の環境にインストールして使用するタイプの診断ツールです。クラウド型とは異なり、内部ネットワークやオフライン環境でも利用できる点が特徴です。ソフトウェア型脆弱性診断ツールの特徴を以下に挙げます。

  • 高度なカスタマイズ:自社のニーズに合わせて設定やカスタマイズが可能で、特定の脆弱性に対する診断を強化できる。
  • オフライン対応:インターネットに接続していなくても利用できるため、セキュリティリスクを抑えつつ診断が行える。
  • 包括的な機能:ネットワーク全体の診断や詳細なログの分析など、多機能であることが多い。

ソフトウェア型脆弱性診断ツールは、特に大規模な企業や高度なセキュリティ要求のある組織に向いています。自社のセキュリティポリシーに厳密に従って診断を行いたい場合に適しています。

これらの種類の脆弱性診断ツールやサービスを理解し、適切なものを選ぶことで、企業は効果的にセキュリティ対策を強化することが可能です。それぞれの利点を活用し、自社のセキュリティニーズに最も適した方法を選びましょう。

脆弱性診断サービスの選び方6つ

 

脆弱性チェック

脆弱性診断サービスを選ぶ際には、自社のニーズに合わせた選定が重要です。ここでは、目的の明確化や対象範囲の確認、レポートの分かりやすさなど、選定時に考慮すべき6つのポイントを紹介します。

  1. 自社にとっての目的を明確にする
  2. 診断サービスの対象範囲を確認する
  3. 診断レポートの分かりやすさを確認する
  4. 予算に合った費用であるかを確認する
  5. サポートの充実度合を確認する
  6. 実績や導入企業の例を確認する

1.自社にとっての目的を明確にする

脆弱性診断サービスを選ぶ際にまず重要なのは、自社の診断目的を明確にすることです。目的が曖昧では、適切なサービスを選定するのが難しくなります。具体的には、以下のようなポイントを考慮しましょう。

  • 全般的なセキュリティ強化:システム全体のセキュリティを向上させるために、広範囲をカバーするサービスが必要。
  • 法規制の遵守:特定の法規制に対応するための診断を行う場合、その法規制に詳しいサービスを選ぶことが求められる。
  • 特定の脆弱性対策:特定の脆弱性(例:SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング)にフォーカスした診断が必要な場合、その分野に強みを持つサービスを選ぶと良い。

目的を明確にすることで、自社のセキュリティニーズに最適なサービスを選びやすくなります。目的がはっきりすれば、それに合ったサービスを見つけるのも容易です。

2.診断サービスの対象範囲を確認する

診断サービスを選ぶ際には、そのサービスが提供する対象範囲を確認することが重要です。具体的には、以下の点に注意しましょう。

  • 診断対象:ネットワーク、サーバー、アプリケーションなど、どの部分を診断するのかを確認する。
  • 診断の深さ:表面的な診断だけでなく、詳細な診断までカバーしているかどうかも重要。
  • 対応する脆弱性の種類:診断がカバーする脆弱性の種類を確認し、自社システムに適したものを選ぶ。

例えば、Webアプリケーションの診断を重視するなら、その分野に特化したサービスを選ぶと効果的です。診断範囲をしっかり確認することで、期待通りの成果を得られます。

3.診断レポートの分かりやすさを確認する

脆弱性診断の結果を元に適切な対策を講じるためには、診断レポートの分かりやすさが鍵となります。分かりやすいレポートのポイントは以下の通りです。

  • 具体的な指摘:脆弱性の発見場所や具体的なリスクが明確に示されていること。
  • 対策案の提案:脆弱性に対する具体的な対策案が示されていること。
  • 視覚的な要素:グラフや図表を用いてデータを視覚的に示していること。

これらの要素が揃ったレポートは、内容を迅速かつ正確に理解する助けになります。サンプルレポートを確認して、分かりやすさを基準にサービスを選びましょう。

4.予算に合った費用であるかを確認する

脆弱性診断サービスの費用は、サービス内容や提供企業によって大きく異なります。費用対効果を考慮し、価格に見合った価値を提供しているかを確認することが重要です。具体的には以下の点に注目しましょう。

  • コストパフォーマンス:提供されるサービスが費用に見合っているかどうか。
  • 追加費用:追加のサービスやサポートに対して別途費用が発生するかどうか。
  • 契約形態:一回きりの診断か、継続的なサポートを含む契約かを確認し、自社の予算に合ったものを選ぶ。

予算に合ったサービスを選ぶことで、コストを抑えつつ効果的な脆弱性対策を実施することができます。

5.サポートの充実度合を確認する

診断サービスの選定において、診断後のサポートの充実度も重要な要素です。診断結果を元に適切な対策を実施するためには、フォローアップが欠かせません。以下の点に注目して選びましょう。

  • フォローアップ:診断後のフォローアップがしっかりしているかどうか。
  • トレーニング:従業員向けのトレーニングや教育プログラムが提供されているかどうか。
  • 問い合わせ対応:迅速かつ丁寧なサポートが受けられるかどうか。

充実したサポートがあれば、診断後のセキュリティ対策もスムーズに進められるのです。特に緊急時の対応が迅速であることが重要です。

6.実績や導入企業の例を確認する

最後に、診断サービスを選ぶ際には、その実績や導入企業の例を確認することが重要です。信頼性を評価するために以下の点に注目しましょう。

  • 過去の実績:診断実績が豊富であるかどうか。
  • 導入事例:導入企業の具体的な事例が公開されているかどうか。
  • 評判:利用者の評判や口コミを確認し、信頼性を評価する。

実績や導入企業の例を確認することで、信頼できるサービスを選ぶことが可能です。実際の利用者の意見を参考にし、自社に最適な脆弱性診断サービスを見つけましょう。

これらのポイントを考慮して、自社に最適な脆弱性診断サービスを選び、セキュリティ対策を強化しましょう。

おすすめの脆弱性診断サービス5選

市場には多くの脆弱性診断サービスが存在しますが、特に評価の高いサービスをいくつかピックアップし、その特徴や利用方法について解説します。これにより、最適なサービスを見つける手助けとなるでしょう。

Web Doctor

  • 脆弱性診断ツール/サービス

    日本RA株式会社のWeb Doctorは、SaaS型の診断用ツールを利用したWebサイトの自動脆弱性診断サービスです。インターネット経由で疑似攻撃を行う形で診断します。Web サーバーへのアプリケーションのインストールや、専用ハードの設置などは一切不要で、簡単なお申し込みだけですぐに始められるのが特長です。診断開始から3~5営業日で診断レポートを提出するので、スピーディに現状を把握することができます。

    基本的な機能 クロスサイトスクリプティング サーバ設定 SQLインジェクション Webアプリケーション診断 HttpOnly属性が付与されていないCookieの利用 X-Content-Type-Optionsヘッダの未設定 オープンリダイレクタ X-Frame-Optionsヘッダの未設定 アプリケーションエラーの開示 ヘッダインジェクション プラットフォーム診断 デスクトップアプリ診断

セキュリティ診断サービス

  • 株式会社トインクスのセキュリティ診断サービスは、脆弱性の有無を診断した上で、対策を提案するサービスで、官公庁や金融業界、インフラ業界などから幅広く支持されています。有資格者を含むチームがホワイトハッカーとしてテスト攻撃を行うことで、実際に攻撃を受ける前に脆弱性を見つけることができます。問題が見つかった際には推奨する対策を受けることができるため、自社の環境に適したセキュリティに見直すことが可能となっています。

    基本的な機能 クラウド診断 Webアプリケーション診断 プラットフォーム診断 デスクトップアプリ診断

DIT Security

  • 脆弱性診断ツール/サービス

    デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社の脆弱性診断ツールDIT Securityは、セキュリティ対策が重要ともいえる銀行で国内80%のシェアを誇り、検知、診断、防止といった幅広い方向からのセキュリティー対策を可能にしています。目的に合った機能をカスタマイズして利用することも可能で、導入までのオンライン相談や打ち合わせはもちろん、電話相談やチャットなど、導入後のアフターケアも充実しています。

    基本的な機能 クラウド診断 スマホアプリ(iOS・Android)診断 Webアプリケーション診断 プラットフォーム診断 デスクトップアプリ診断

AeyeScan

  • 脆弱性診断ツール/サービス

    株式会社エーアイセキュリティラボのセキュリティ診断サービスAeyeScanは、国内市場シェアNO.1の実績を誇っています。その理由として、セキュリティ担当者でなくても、社内の誰でも扱いやすい操作性と診断作業負担を解消してくれるAIによる自動診断や自動巡回機能が備わっているためです。また、高コストかつ短期間での診断が可能となり、スムーズにセキュリティの内製化につなげることができるのも魅力の一つです。

    基本的な機能 クロスサイトスクリプティング Webアプリケーション診断 SQLインジェクション ヘッダインジェクション

AEGIS-EW(イージスEW)

  • 脆弱性診断ツール/サービス

    AEGIS-EW(イージスEW)は、エンドユーザが所有するドメインに含まれるサーバ群に対して、脆弱性診断を行うためのプラットフォームです。エンドユーザは悪意ある攻撃が行われる前に、サーバに含まれる脆弱性リスクを知ることができます。それを「専門知識不要で運用できる」高機能Web脆弱性診断ツールです。
    現在お使いのドメイン名だけで開示IPアドレス、サブドメイン等の自動検索をして診断実行、調査してくれるため、ドメインに紐づく情報の総合的な脆弱性診断が可能となります。特に調査の重要ポイントである既に管理されていない昔のテストサーバ、忘れ去られた「野良IPアドレス」、「野良ドメイン&サブドメイン」の検知に大変優れています。診断結果は、グラフや色分けによるグラフィカルな表示で分かりやすく、これにより納品時の資料作成の際にも、大きな説得力をプラスすることが可能です。

    基本的な機能 脆弱性診断ツール クラウド診断 クロスサイトスクリプティング オープンリダイレクタ サーバ設定 X-Frame-Optionsヘッダの未設定 X-Content-Type-Optionsヘッダの未設定 Webアプリケーション診断 SQLインジェクション URL設定 SSL設定 ヘッダインジェクション プラットフォーム診断 ドメイン設定

 

そのほかの製品については下記記事で詳しく解説しています。もし興味がある方はぜひあわせてご覧ください。

クラウド型脆弱性診断ツールおすすめ7選と失敗しない選び方

脆弱性診断の進め方|5つのステップ

実績や導入企業の例を確認する

脆弱性診断は計画的に進めることが重要です。ここでは、システムのバックアップから診断結果の分析、脆弱性の修正までの具体的な手順を詳しく説明します。

Step1.システムのバックアップを取る

脆弱性診断を始める前に、まずはシステムのバックアップを取ることが非常に重要です。バックアップを取ることで、診断中に予期せぬトラブルが発生した際にシステムを元の状態に戻すことが可能です。特に重要なデータや設定ファイルについては、定期的にバックアップを行い、安全な場所に保管しておくことが推奨されます。

  • 全システムのバックアップ:システム全体を対象にしたバックアップを行うことで、復元がスムーズに進む。
  • 重要データのバックアップ:顧客情報や機密データなど、特に重要なデータは個別にバックアップしておくことが必要。
  • 設定ファイルのバックアップ:システム設定や構成ファイルは、復元時に重要な役割を果たすため、必ずバックアップを取る。

バックアップを取ることによって、安心して脆弱性診断を進められるのです。これにより、診断中に問題が発生しても迅速に対処でき、ビジネスへの影響を最小限に抑えることが可能です。

Step2.診断対象の範囲を明確にする

次に、脆弱性診断の対象範囲を明確にすることが重要です。診断対象を明確にすることで、効率的かつ効果的な診断が可能となります。具体的には、以下のようなポイントを確認しましょう。

  • システム全体:全体的なセキュリティ状況を把握するために、システム全体を対象に診断を行う場合。
  • 特定のアプリケーション:特定のアプリケーションに対する脆弱性診断を行う場合、そのアプリケーションの詳細を把握しておくことが重要。
  • ネットワーク構成:ネットワーク全体の脆弱性を診断するためには、ネットワーク構成や使用しているデバイスの情報を収集しておく必要がある。

診断対象を明確にすることで、診断の精度が高まり、効果的なセキュリティ対策を講じることが可能です。具体的な範囲を決定し、それに基づいて診断を実施することが成功の鍵です。

Step3.自動診断と手動診断を組み合わせて実行する

脆弱性診断では、自動診断ツールと手動診断を組み合わせることが推奨されます。自動診断ツールは迅速に広範囲をカバーでき、手動診断は詳細な検査や特定の脆弱性に対する深掘りが可能です。

  • 自動診断:一般的な脆弱性や既知の脆弱性を効率的に検出する。定期的に実行することで、セキュリティ状態を継続的に監視できる。
  • 手動診断:自動診断では検出しきれない複雑な脆弱性や、新たに発見された脆弱性に対して、詳細な分析を行う。

これにより、より包括的な脆弱性診断が可能となり、セキュリティリスクを効果的に軽減できます。自動診断と手動診断をうまく組み合わせることで、最適な結果を得られます。

Step4.診断結果を分析し、レポートを作成する

脆弱性診断の結果を元に、診断結果を詳細に分析し、レポートを作成します。このレポートは、今後のセキュリティ対策の基盤となる重要な文書です。

  • 脆弱性の特定:発見された脆弱性をリストアップし、それぞれの詳細情報を記載する。
  • リスク評価:各脆弱性のリスクレベルを評価し、優先度を決定する。
  • 対策提案:具体的な対策案を提案し、どのように脆弱性を修正するかを示す。

分かりやすいレポートを作成することで、関係者全員が脆弱性の状況を理解し、迅速に対応することが可能となります。

Step5.診断結果を元に脆弱性の修正と再診断を行う

診断結果に基づき、発見された脆弱性を修正します。修正作業は、脆弱性のリスクレベルに応じて優先順位をつけて行います。

  1. 修正計画の策定:脆弱性の修正計画を立て、リスクの高い脆弱性から順に対策を講じる。
  2. 修正作業の実行:技術チームと連携し、脆弱性の修正を実施する。
  3. 再診断:修正後に再度診断を行い、修正が適切に行われたかを確認する。

脆弱性の修正と再診断を繰り返すことで、システムのセキュリティを確実に強化できます。これにより、より安全なシステム運用が可能となるのです。

これらのステップを踏むことで、効果的かつ包括的な脆弱性診断が行えます。システムの安全性を高めるために、計画的に脆弱性診断を実施しましょう。

脆弱性診断を実施する際の注意点

実績や導入企業の例を確認する

脆弱性診断を実施する際には、プライバシーの保護や適切なツールの選定など、いくつかの重要な注意点があります。これらのポイントを押さえることで、効果的かつ安全な診断を行えます。

プライバシーとデータ保護を確保する

脆弱性診断を実施する際には、プライバシーとデータ保護を確保することが極めて重要です。診断中に取り扱うデータには、機密情報や個人情報が含まれることが多いため、適切な対策が必要です。

  • データの暗号化:診断時に使用するデータは必ず暗号化して保護する。これにより、第三者による不正アクセスを防ぐ。
  • アクセス制御:診断チームのアクセス権限を制限し、必要最低限の権限のみを付与する。これにより、内部からの情報漏洩リスクを低減する。
  • プライバシーポリシーの遵守:企業のプライバシーポリシーに従い、データの取り扱いを厳格に管理する。外部業者を利用する場合は、NDA(秘密保持契約)を締結し、機密情報の保護を徹底する。

これらの対策を講じることで、診断中のデータ保護を確実にし、顧客や社員の信頼を維持できます。プライバシーとデータ保護を徹底することで、安心して脆弱性診断を進められるのです。

自社にとって最適な診断ツールを選定し、適切な設定を行う

脆弱性診断を成功させるためには、自社の環境に最適な診断ツールを選定し、適切な設定を行うことが重要です。ツールの選定と設定が不十分であれば、診断結果の精度が低下し、効果的な対策が難しくなります。

  • ツールの選定:自社のシステム環境や診断の目的に合ったツールを選ぶ。Webアプリケーション、ネットワーク、クラウド環境など、診断対象に応じた専門ツールを利用することが推奨される。
  • 適切な設定:ツールを適切に設定し、正確な診断を行うために、診断範囲や深度を細かく設定する。例えば、検出感度やスキャンの頻度などを調整し、ニーズに合わせた診断を実施する。
  • ツールの更新:診断ツールは常に最新の状態に保ち、最新の脆弱性情報に対応できるようにする。これにより、最新の脅威に対しても効果的に対応できる。

最適なツール選定と適切な設定を行うことで、診断の精度を高め、効果的な脆弱性対策を実施することが可能となります。

定期的に診断を行い、継続的なセキュリティ強化を図る

脆弱性診断は一度実施すれば良いというものではなく、定期的に行うことで継続的なセキュリティ強化を図ることが重要です。セキュリティ脅威は日々進化しており、新たな脆弱性が発見されることも多いため、継続的な診断が必要です。

  • 定期診断のスケジュール:定期的に脆弱性診断を行うスケジュールを設定し、継続的なセキュリティ監視を行う。例えば、四半期ごとに診断を実施するなどの計画を立てる。
  • 新たな脆弱性の検出:新たな脆弱性が発見された場合には、即座に追加の診断を行い、対策を講じる。これにより、常に最新のセキュリティ状態を維持できる。
  • 診断結果のフィードバック:診断結果を元に、継続的にセキュリティ対策を強化し、システムの改善を図る。例えば、診断後のレポートを活用し、具体的な改善策を実施する。

定期的な診断を行い、継続的なセキュリティ強化を図ることで、常に高いセキュリティレベルを維持し、サイバー攻撃から企業を守ることが可能です。これにより、安心してビジネスを展開することが可能となります。

まとめ

脆弱性診断は、企業のセキュリティを強化するために欠かせないプロセスです。本記事では、脆弱性診断の重要性とその具体的な進め方について解説しました。以下のポイントを押さえておくことが重要です。

  • 脆弱性診断の重要性:脆弱性診断は、システムのセキュリティホールを発見し、サイバー攻撃から企業を守るための第一歩。
  • 診断前の準備:診断を始める前に、システムのバックアップを取ることが不可欠。これにより、診断中にトラブルが発生しても復旧が可能。
  • 診断対象の明確化:診断範囲を明確にし、効率的に診断を進めるための計画を立てることが重要。
  • 診断方法の組み合わせ:自動診断ツールと手動診断を組み合わせることで、より包括的な脆弱性診断が可能になる。
  • 診断結果の活用:診断結果を詳細に分析し、具体的な対策を講じることが必要。再診断を行い、修正が適切に行われたか確認する。
  • 継続的な診断:セキュリティ強化には定期的な診断が欠かせない。新たな脆弱性に対応するためにも、継続的に診断を実施する。

脆弱性診断を定期的に行い、その結果を元に適切な対策を講じることで、企業はサイバー攻撃からのリスクを大幅に軽減できます。セキュリティは一度確保すれば終わりではなく、継続的な努力が求められます。以上のポイントを踏まえ、計画的に脆弱性診断を実施し、強固なセキュリティ体制を築き上げましょう。

これらのステップを守ることで、脆弱性診断は企業のセキュリティを確実に向上させる効果的な手段となります。今すぐ行動に移し、定期的な脆弱性診断を通じて、より安全なビジネス環境を構築してください。

「脆弱性診断ツール/サービス」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • グラスボックス診断
    • X-Frame-Optionsヘッダの未設定
    • プラットフォーム診断
    • スマホアプリ(iOS・Android)診断
    • Webアプリケーション診断
    • デスクトップアプリ診断
    • SSL設定
    • HttpOnly属性が付与されていないCookieの利用
    • ドメイン設定
    • サーバ設定
    • クロスサイトスクリプティング
    • X-Content-Type-Optionsヘッダの未設定
    • URL設定
    • アプリケーションエラーの開示
    • オートコンプリート機能有効化
    • ヘッダインジェクション
    • オープンリダイレクタ
    • SQLインジェクション
    • クラウド診断
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
簡易プラン 30万円(税別)
備考
機密情報や個人情報を扱わないサイトの診断をご希望のお客様
標準プラン 98万円(税別)
備考
ログイン認証や個人情報を扱うサイトの診断をご希望のお客様
モバイルアプリ診断 72万円(税別)~
備考
パッケージあたり72万円~
(15画面以下の小規模システムについては別途お問い合わせください)
3か月以内の再診断付き
制限なし
脆弱性診断(株式会社レイ・イージス・ジャパン)の資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 300,000円
備考
1ライセンス1FQDNの診断の料金です。ページ数制限はありません。
制限なし
Web Doctorの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 無償
月額利用料 50,000円
1年間
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
利用料金 45,000円/月額
備考
※3カ月のアウトバウンドデータ量が0.5TBまで
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 無料
月額費用 無料~
手数料 ホワイトハッカーへの報奨金の20%
備考
成果報酬型でご提供しております。
制限なし
IssueHunt バグバウンティの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
予算に応じてLight・Standard・Advancedの3つのコースがあります。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
One Shotプラン お見積り
備考
まずは1サイト診断したい方
Businessプラン お見積り
備考
診断を内製化したい方
15日
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
プロフェッショナル 85,000円
備考
ドメイン数:1~9個
プロフェッショナル 118,400円
備考
ドメイン数:100~199個
プロフェッショナル 160,000円
備考
ドメイン数:1000~2000個
エキスパート 85,000円
備考
ドメイン数:1~9個
エキスパート 118,400円
備考
ドメイン数:100~199個
エキスパート 160,000円
備考
ドメイン数:1000~2000個
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
オープンソースのソフトウェアです。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
お試しプラン 90,000円(税込)
備考
1社1回限りです。3リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
スタンダードプラン 440,000円(税込)
備考
10リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
ボリュームプラン 1,408,000円(税込)
備考
50リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
エクスプレス診断 400,000円
備考
Webアプリケーション診断は、10リクエストまたは6APIまでです。報告会実施の場合別途10万円/回が必要です。再診断は無償です。
エキスパート診断 1,280,000円
備考
Webアプリケーション診断は、50リクエストまたは25APIまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
プラットフォーム診断 250,000円
備考
プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
エクスプレス診断 +プラットフォーム診断 550,000円
備考
Webアプリケーション診断は、10リクエストまたは6APIまでです。プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途10万円/回が必要です。再診断は無償です。
エキスパート診断 +プラットフォーム診断 1,430,000円
備考
Webアプリケーション診断は、50リクエストまたは25APIまでです。プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
ペネトレーションテスト 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
デベロッパーライセンス 要相談
備考
自社で開発もしくは運営するWebアプリケーションの診断に利用する場合のライセンスです。各販売代理店から購入できます。
オーディターライセンス 要相談
備考
Vexを利用した脆弱性検査サービスを提供する場合には、こちらの契約が必要です。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
新規 300,000円
備考
期間限定で99,000円~にて提供の場合もあります。診断方法は遠隔で、診断対象は25ページまでです。
フォローアップ診断 80,000円
備考
再診断メニューです。本診断のレポート提出後、20日以内までの依頼を対象とします。診断方法は遠隔で、診断対象は該当箇所だけです。
個別対応(ReCoVASプロ) 500,000円~
備考
内容は要相談です。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Webアプリケーション診断(手動) 240,000円~
備考
1リクエストで、報告書を含みます。
スマホWebAPI診断 250,000円~
備考
1リクエスト当たりの料金で、(報告書を含みます。Androidのみの対応となります。
おまかせプラン 要相談
備考
予算等に合わせて対象数を決定いただき、その数を上限にエンジニアが診断対象を選定し、診断を行うサービスです。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
nessus essentials $0
備考
教育関係者や、サイバーセキュリティのキャリアを始めようとしている学生、個人に理想的なサービスです。 IP アドレスを 16 個までスキャン可能です。
nessus professional $3,729/年額
備考
コンサルタント、ペンテスター、セキュリティ担当者向けのサービスです。サブスクリプションでスキャナー単位のライセンスです。
1年
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン1 $6,995/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのStarterプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。5の同時スキャンができます。
プラン2 $ 14,480/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのGrowプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。20の同時スキャンができます。
プラン3 $ 29,450~/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのAccelerateプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。50以上の同時スキャンができます。
プラン4 $ 399/年額
備考
Burp Suite Professionalです。主要なWebセキュリティおよび侵入テストツールキットです。
1年
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
無料診断 0円
備考
診断回数1回、リスク件数のみ表示です。
ライトプラン 10,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は500ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
スタンダードプラン 17,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は1,000ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
ビジネスプラン 24,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は1,500ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
エンタープライズプラン 要相談
備考
診断ページ数 は1,501ページ以上です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
最低利用期間は1年間(有料版)
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ベーシックプラン 49,800円/月額
備考
1アプリケーションあたりの料金。手軽に続けられる高コストパフォーマンスプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Vuls OSS 0円
備考
脆弱性をスキャンします。
FutureVuls standard 4,000円/月額
備考
脆弱性を管理します。1台の料金です。
複数システムの脆弱性を横断管理 要相談
備考
複数システムの脆弱性を横断管理します。最小100台からのプランです。
1ヵ月
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 0円
備考
オープンソースのソフトウェアです。Greenboneのクラウドサービスなどの料金はお問い合わせください。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせの後個別見積
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /

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