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マモレルの機能・料金を解説|脆弱性診断と危機管理広報を支援する特徴を解説

「脆弱性診断ツール/サービス」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • オートコンプリート機能有効化
    • Webアプリケーション診断
    • オープンリダイレクタ
    • SQLインジェクション
    • クロスサイトスクリプティング
    • グラスボックス診断
    • クラウド診断
    • プラットフォーム診断
    • スマホアプリ(iOS・Android)診断
    • デスクトップアプリ診断
    • アプリケーションエラーの開示
    • SSL設定
    • HttpOnly属性が付与されていないCookieの利用
    • ドメイン設定
    • X-Frame-Optionsヘッダの未設定
    • サーバ設定
    • X-Content-Type-Optionsヘッダの未設定
    • URL設定
    • ヘッダインジェクション
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
守りは鉄壁 世界基準
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
マモレルの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
クラウドのリスク、まとめて可視化
初期費用 無償
月額利用料 50,000円
1年間
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Webの守りと、万一の保険
初期費用 10万円
利用料金 45,000円/月額
備考
※3カ月のアウトバウンドデータ量が0.5TBまで
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
大事な操作、置くだけで見守り
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
丸投げしない、プロの目
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
世界の目で、見つける「穴」
初期費用 無料
月額費用 無料~
手数料 ホワイトハッカーへの報奨金の20%
備考
成果報酬型でご提供しております。
制限なし
IssueHunt バグバウンティの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
AIとヒトで、誤検知なし
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
見つけて、直すまでご支援
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
予算に応じてLight・Standard・Advancedの3つのコースがあります。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
診断と「学ぶ」セキュリティ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
プロの目配り、堅実な診断
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
「誰でも、すぐ」のAI診断
One Shotプラン お見積り
備考
まずは1サイト診断したい方
Businessプラン お見積り
備考
診断を内製化したい方
15日
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
「野良端末」も漏れなく診断
プロフェッショナル 85,000円
備考
ドメイン数:1~9個
プロフェッショナル 118,400円
備考
ドメイン数:100~199個
プロフェッショナル 160,000円
備考
ドメイン数:1000~2000個
エキスパート 85,000円
備考
ドメイン数:1~9個
エキスパート 118,400円
備考
ドメイン数:100~199個
エキスパート 160,000円
備考
ドメイン数:1000~2000個
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サイトの守り、すぐお任せ
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
オープンソースのソフトウェアです。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Wチェックと、無料再診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
お試しプラン 90,000円(税込)
備考
1社1回限りです。3リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
スタンダードプラン 440,000円(税込)
備考
10リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
ボリュームプラン 1,408,000円(税込)
備考
50リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
メーカー品質の、確かな目
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
エクスプレス診断 400,000円
備考
Webアプリケーション診断は、10リクエストまたは6APIまでです。報告会実施の場合別途10万円/回が必要です。再診断は無償です。
エキスパート診断 1,280,000円
備考
Webアプリケーション診断は、50リクエストまたは25APIまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
プラットフォーム診断 250,000円
備考
プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
エクスプレス診断 +プラットフォーム診断 550,000円
備考
Webアプリケーション診断は、10リクエストまたは6APIまでです。プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途10万円/回が必要です。再診断は無償です。
エキスパート診断 +プラットフォーム診断 1,430,000円
備考
Webアプリケーション診断は、50リクエストまたは25APIまでです。プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
ペネトレーションテスト 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
プロの診断を、自社で実現
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
デベロッパーライセンス 要相談
備考
自社で開発もしくは運営するWebアプリケーションの診断に利用する場合のライセンスです。各販売代理店から購入できます。
オーディターライセンス 要相談
備考
Vexを利用した脆弱性検査サービスを提供する場合には、こちらの契約が必要です。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ムダを省いた、プロの診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
新規 300,000円
備考
期間限定で99,000円~にて提供の場合もあります。診断方法は遠隔で、診断対象は25ページまでです。
フォローアップ診断 80,000円
備考
再診断メニューです。本診断のレポート提出後、20日以内までの依頼を対象とします。診断方法は遠隔で、診断対象は該当箇所だけです。
個別対応(ReCoVASプロ) 500,000円~
備考
内容は要相談です。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
ホワイトハッカーの確かな目
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
隠れた裏口、見つけます
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
ハッカー目線で守りを固める
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Webアプリケーション診断(手動) 240,000円~
備考
1リクエストで、報告書を含みます。
スマホWebAPI診断 250,000円~
備考
1リクエスト当たりの料金で、(報告書を含みます。Androidのみの対応となります。
おまかせプラン 要相談
備考
予算等に合わせて対象数を決定いただき、その数を上限にエンジニアが診断対象を選定し、診断を行うサービスです。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
nessus essentials $0
備考
教育関係者や、サイバーセキュリティのキャリアを始めようとしている学生、個人に理想的なサービスです。 IP アドレスを 16 個までスキャン可能です。
nessus professional $3,729/年額
備考
コンサルタント、ペンテスター、セキュリティ担当者向けのサービスです。サブスクリプションでスキャナー単位のライセンスです。
1年
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
通信の裏側を丸ごと可視化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン1 $6,995/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのStarterプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。5の同時スキャンができます。
プラン2 $ 14,480/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのGrowプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。20の同時スキャンができます。
プラン3 $ 29,450~/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのAccelerateプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。50以上の同時スキャンができます。
プラン4 $ 399/年額
備考
Burp Suite Professionalです。主要なWebセキュリティおよび侵入テストツールキットです。
1年
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
URL登録だけで安心診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
無料診断 0円
備考
診断回数1回、リスク件数のみ表示です。
ライトプラン 10,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は500ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
スタンダードプラン 17,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は1,000ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
ビジネスプラン 24,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は1,500ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
エンタープライズプラン 要相談
備考
診断ページ数 は1,501ページ以上です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
最低利用期間は1年間(有料版)
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
実績技術で穴を防ぐ
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
毎日チェックで安心可視
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
攻撃視点で安心設計
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
全ページ診断定額制
AIクイック・ツール診断 FQDNあたり25万円
備考
3か月以内の再診断付き
AIリモート脆弱性診断 FQDNあたり98万円
備考
3か月以内の再診断付き
モバイルアプリ診断 脆弱性診断:パッケージあたり78万円/OS
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
熟練技術で安心設計
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
開発期にセキュリティ備え
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ベーシックプラン 49,800円/月額
備考
1アプリケーションあたりの料金。手軽に続けられる高コストパフォーマンスプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
純国産の自動診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 300,000円
備考
1ライセンス1FQDNの診断の料金です。ページ数制限はありません。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
エージェント不要で脆弱見える化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Vuls OSS 0円
備考
脆弱性をスキャンします。
FutureVuls standard 4,000円/月額
備考
脆弱性を管理します。1台の料金です。
複数システムの脆弱性を横断管理 要相談
備考
複数システムの脆弱性を横断管理します。最小100台からのプランです。
1ヵ月
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
手軽に弱点を可視化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 0円
備考
オープンソースのソフトウェアです。Greenboneのクラウドサービスなどの料金はお問い合わせください。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
全方位視点で守る安心
初期費用 要相談
備考
問合わせの後個別見積
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

サイバー攻撃が経営リスクとして深く認識される昨今、企業には技術的な防御だけでなく、万が一のインシデント発生時にブランド毀損を防ぐための「危機管理広報」が強く求められています。しかし、高度なセキュリティ対策と適切なPR対応を別々の業者に依頼し、連携させるのは難易度が高く、課題を感じている担当者も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、2025年1月に提供が開始された新サービス「マモレル」を徹底解説します。500名以上のホワイトハッカーによる脆弱性診断と、PRのプロによる危機管理支援をワンストップで提供する独自のアプローチとはどのようなものか。機能の詳細、料金の考え方、メリット・デメリットまで、導入検討に必要な情報を網羅してお届けします。

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1.「マモレル」の特徴と基本情報

このセクションでは、サイバーセキュリティサービスの「マモレル」がどのようなサービスなのか、まず全体像を押さえます。提供開始時期や運営会社、サービスの位置づけを理解しておくと、後の詳細もスムーズに読み解けます。

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引用 – サイバーセキュリティ「マモレル」

マモレル」は、「サイバーセキュリティサービスマモレルの提供を開始」のプレスリリースによると、2025年1月24日に提供開始された法人向けサイバーセキュリティサービスです。サイバー攻撃に対する脆弱性診断や企業サイト・サーバーの健全性チェックに加え、危機管理コンサルティングやクライシスコミュニケーションまでをワンストップで支援する点が特徴です。

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脆弱性診断ツール比較11選 (全33選)|無料/有料に分けて解説【澤 円 氏監修 / 2025年最新版】

1.1 サービスコンセプトと提供元

ここでは、「マモレル」の中核コンセプトと提供元企業の特徴を整理します。サービスの背景を理解することで、「どのような思想で設計されたサービスなのか」が見えてきます。

マモレル」のコンセプトは、「マテリアルデジタル、サイバーセキュリティサービスマモレルの提供を開始」が示す通り、「ブランド価値の保護」を目的としたサイバーセキュリティです。サイバー攻撃への対策を、単なるITコストではなくブランド保護・信頼獲得・競争優位性の確立につながる投資として位置づけています。

また、サービスサイトの「サイバーセキュリティマモレル」では、「サイバー空間における自社のサイバー攻撃やリスク状況を把握し、潜在的な脅威や弱点を早期に特定し、危機管理広報までをワンストップでサポートする」と説明されています。技術的な対策だけでなく、PR(広報)まで含めて支援する「技術×PR」のハイブリッド型であることが明確です。

項目 内容
サービス名 マモレル
サービス種別 サイバーセキュリティサービス(脆弱性診断・サイバーヘルスチェック・危機管理広報支援)
提供開始日 2025年1月24日
提供元企業 株式会社マテリアルデジタル(マテリアルグループ株式会社傘下)
主な対象 企業・団体(BtoBサービス事業者、EC、金融機関、メーカーなど)
主な目的 サイバー攻撃リスクの早期検知とブランド価値の保護

提供元は、デジタルマーケティングとPRを得意とする「マテリアルデジタル」およびその親会社である「マテリアルグループ株式会社」です。Flipdesk(WEB接客ツール)やCross Talk(チャットボット)などのプロダクト提供と、PR・コミュニケーション支援の実績を持つグループが運営しているため、「ブランドコミュニケーションに強いセキュリティサービス」という独自のポジションを取っています。

株式会社マテリアルグループ会社についてはこちら > マテリアルグループ株式会社

次の表は、コンセプトと提供元の関係を整理したものです。

項目 内容
コンセプト サイバーセキュリティとPRを統合し、サイバー攻撃によるブランド毀損リスクを最小化する
提供主体 株式会社マテリアルデジタル
グループ体制 マテリアルグループ株式会社の一事業として展開し、PR専業会社の株式会社マテリアルと連携
技術面の特徴 サイバーリスク調査、脆弱性診断、ペネトレーションテスト、脅威インテリジェンスなどのサービスを提供
PR面の特徴 危機管理方針策定、リスクマップ作成、インシデントシミュレーション、クライシスコミュニケーション支援

このように、「マモレル」は「マーケティング・PRに強いグループが提供するサイバーセキュリティサービス」という点で、純粋なセキュリティベンダーとは一線を画しています。ブランド価値を重視する企業にとっては、このバックグラウンドが導入時の安心材料になるでしょう。

1.2 対象企業・想定ユースケース

次に、「マモレル」が想定している対象企業や利用シーンを見ていきます。自社がターゲットに含まれるかどうかを判断する材料になります。

マモレル」が対象として想定されているのは、次のような企業です。

  • 顧客情報や金融情報など、機密性の高いデータを扱うSaaS事業者・Webサービス事業者
  • 会員情報や決済情報を扱うECサイト運営企業
  • セキュリティ要件が厳しい金融機関やフィンテック企業
  • 取引先・サプライチェーン全体のセキュリティレベルを問われるメーカーやBtoB企業
  • 上場企業や上場準備企業など、ブランド毀損リスクへの感度が高い企業

これらを整理すると、「マモレル」の対象企業像とユースケースは次のようにまとめられます。

対象企業とユースケースを整理した表です。

区分 具体例 関与部門 マモレル」で得られる主な価値
事業特性がBtoCの企業 ECサイト運営、サブスクSaaS、オンライン決済サービス 情報システム部門、事業部門 顧客情報漏えいリスクの可視化とブランド保護
規制対応が必要な企業 金融機関、フィンテック、保険会社 リスク管理部門、コンプライアンス部門 ガイドラインに沿った脆弱性診断とレポート提供
上場企業・上場準備企業 東証上場企業、IPO準備中のスタートアップ 経営企画、IR、広報 投資家・株主向けに説明しやすいセキュリティ体制の整備
サプライチェーンが広い企業 グローバル展開するメーカー、商社 調達部門、経営企画 取引先から求められるセキュリティ水準への対応
セキュリティ人材が不足する企業 情シスが少人数の中堅企業 情報システム部門、総務 外部ホワイトハッカーと危機管理専門家による伴走支援

このように、「マモレル」は「セキュリティリスクが事業継続やブランド価値に直結する企業」を中心ターゲットとして設計されています。単発の技術診断だけでなく、継続的なサイバーヘルスチェックや危機管理体制の構築まで見据える企業に向いていると言えます。

2.サイバー攻撃の最新動向と「マモレル」が求められる背景

直近数年のサイバー攻撃の傾向と被害額のデータをもとに、「なぜ今「マモレル」のような脆弱性診断・危機管理支援サービスが必要なのか」を整理します。単発のセキュリティ対策ではなく、継続的な診断と有事対応まで含めた体制づくりが求められていることが分かります。

2.1 サイバー攻撃の量と質が高度化している

まず、国内外のサイバー攻撃の「量」と「質」の変化を押さえておく必要があります。情報処理推進機構(IPA)の『情報セキュリティ10大脅威 2024』では、組織向けの脅威として「ランサムウェアによる被害」「サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃」「標的型攻撃による機密情報の窃取」などが上位に挙げられており、ここ数年連続してランキング上位を占めています。
単なるウイルス感染ではなく、事業継続や顧客情報の保護に直結する深刻な攻撃が中心になっていることが特徴です。

IPAの情報セキュリティ10大脅威について詳しくはこちら > 情報セキュリティ10大脅威 2024 | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

2.2 中小企業やクラウド利用企業にも被害が拡大

一方で、警察庁が取りまとめる国内統計によると、2024年に把握されたランサムウェア被害組織は222件で、その約63%が中小企業とされています。「大企業だけが狙われる」というイメージはすでに過去のものであり、取引先や委託先を足掛かりに攻撃が波及するケースも目立っています。特にクラウドサービスやSaaSを多用する企業では、自社システムだけではなく外部連携部分も含めたリスク把握が欠かせません。

サイバー攻撃の被害件数等について詳しくはこちら > サイバー空間をめぐる脅威の情勢等|警察庁Webサイト

2.3 1件で経営を揺るがすインシデント被害額

被害の金額面でも、1件あたりのインパクトは年々大きくなっています。「日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の『インシデント損害額調査レポート 別紙 2025年版』」ではランサムウェア感染組織の平均被害額は2,386万円、Emotet感染組織では1,030万円、Webサイトからの情報漏えいで個人情報のみが漏えいした場合は平均2,955万円、クレジットカード情報が漏えいした場合は3,843万円と報告されています。この金額には、復旧対応や調査費用だけでなく、業務停止による機会損失や顧客対応コストなども含まれており、1回のインシデントが中小企業の1年分の利益を吹き飛ばすケースも珍しくありません。

インシデント損害調査レポートについて詳しくはこちら > NPO日本ネットワークセキュリティ協会 報告書・公開資料

次の表では、日本国内とグローバルの代表的なデータをもとに、サイバー攻撃の被害規模を比較しています。

指標 国内の状況 グローバルの状況 示唆されるリスク
ランサムウェア被害組織数 2024年に222件、約63%が中小企業(警察庁集計に基づく報道) 主要統計でも中小企業を含む幅広い組織が標的 規模や業種に関係なく被害を受ける可能性が高い
1件あたりの平均被害額(日本) ランサムウェア2,386万円、Emotet1,030万円、Web情報漏えい2,955万〜3,843万円(JNSA 2023) 国際的な報告でも数千万円〜数億円規模が一般的 1回のインシデントで経営に重大な影響
データ侵害1件あたりの平均コスト 公的統計は限られるが上記の通り数千万円クラスが多数 データ侵害平均コストは4.88百万ドル 海外展開企業はグローバル水準の損失リスクを想定すべき

この表から、国内外ともに「1件あたりの被害が極めて大きい」ことが分かります。単にウイルス対策ソフトを導入するだけではなく、侵入経路の洗い出しや設定不備の修正、万が一のときの広報対応まで含めたトータルな備えが求められています。

2.4 マモレルの導入の必要性

ここで、「マモレル」のようなサービスが注目される理由が見えてきます。「マモレル」は、国内外あわせて約300名以上のホワイトハッカーリソースを活用し、グローバル基準(CREST認証パートナーによる監修)の手動診断やサイバーヘルスチェックを提供するとともに、危機管理広報までをワンストップで支援するサービスです。
単発の自動スキャンでは検出しきれない設定不備やビジネスロジックの脆弱性を洗い出し、有事には記者会見や謝罪文作成など広報面の支援も受けられるため、「技術面のセキュリティ」と「ブランド保護」の両方をカバーしやすくなります。

さらに、近年は取引先や親会社から「年1回以上の脆弱性診断実施」「第三者機関によるセキュリティ評価の提出」などを求められるケースも増えています。クラウドサービス利用やDX推進によって攻撃対象が広がる一方、社内にはセキュリティ専門人材も危機管理広報の専門家も十分にいないという企業が多数です。
このギャップを埋める意味でも、「マモレル」のように技術的な脆弱性診断と危機管理コンサルティングをパッケージで提供するサービスは、特に以下のような企業にとって有効です。

  • 上場企業・上場準備企業など、情報開示や説明責任が重い企業
  • 顧客向けWebサービスやアプリを展開し、ブランド毀損リスクが高いBtoC事業者
  • 社内にセキュリティ担当はいるが、ペネトレーションテストや広報対応の知見が不足している企業
  • 海外取引先やグローバル拠点を持ち、海外基準でのセキュリティ評価が求められる企業

このように、サイバー攻撃の高度化・被害額の増大・ステークホルダーからの要求レベルの上昇という3つの要因が重なった結果、継続的な脆弱性診断と有事対応まで含めて支援する「マモレル」のようなサービスの必要性が高まっています。単に「攻撃を防ぐ」だけでなく、「攻撃を受けた後にどれだけ速く、的確に立て直せるか」までを含めて、自社のサイバーリスク管理を設計していくことが重要です。
comparison-vulnerability-assessment-tool

脆弱性診断ツールの比較表を表示する

3.「マモレル」のサービス内容と機能

このセクションでは、「マモレル」が具体的にどんなメニューを提供しているのかを整理します。単なる脆弱性診断にとどまらず、サイバーヘルスチェックや危機管理コンサルティングまでを一気通貫で提供する点が特徴です。

公式プレスリリース「サイバーセキュリティサービス「マモレル」の提供を開始」では、「マモレル」の提供内容として、サイバーリスク調査・脆弱性診断・ペネトレーションテスト・脅威インテリジェンス・SOC(監視運用)・危機管理コンサルティング・クライシスコミュニケーション支援などが示されています。

次の表では、「マモレル」の主要メニューと役割を俯瞰します。

マモレル」が提供する主なサービスメニューの一覧です。

メニュー 役割・目的 主な対象システム・領域
サイバーヘルスチェック サイバー空間全体でのリスク状況の把握 アカウント情報、ダークウェブ、ブランド関連ドメインなど
脆弱性診断・ペネトレーションテスト システムやアプリの技術的な弱点の特定 Webアプリ、サーバー設定、クラウド、デスクトップアプリなど
サイバーリスク調査・脅威インテリジェンス 攻撃者視点での情報収集とリスク評価 サイバー空間全般、業界別の脅威動向
危機管理コンサルティング 平時の備え(方針・マニュアル・体制整備) 全社の危機管理体制、IR・広報・法務など
クライシスコミュニケーション支援 有事発生時のメディア対応・情報発信 プレスリリース、記者会見、ステークホルダー対応

このあと、3.1〜3.5では、それぞれのメニューをもう少し具体的に見ていきます。

3.1 サイバーヘルスチェックの内容

サイバーヘルスチェックは、企業の「サイバー空間の健康診断」にあたるサービスです。自社のアカウントやドメイン、ブランド情報がどのように扱われているかを広く調査し、目に見えないリスクを可視化します。

マモレル」のサイバーヘルスチェックでは、社内・顧客アカウントの不正利用有無、ダークウェブ上の自社関連データ、ブランドをかたる疑似ドメイン(なりすましドメイン)の存在などを調査対象としています。
また、企業サイトやサーバーの健全性チェックも組み合わせることで、早期検知・早期特定に役立つと説明されています。

次の表に、サイバーヘルスチェックで扱う主な調査項目と期待できる効果を整理します。

マモレル」のサイバーヘルスチェックで確認される主なリスク領域です。

調査項目 具体的な内容の例 期待できる効果
アカウント侵害状況 社員・顧客アカウントのID/パスワード漏えいの有無 不正ログインや成り済ましの早期発見
ダークウェブ上の情報 ダークウェブに出回る自社ドメインや機密情報の有無 情報漏えい・不正アクセスルートの把握
ブランド侵害・なりすまし 類似ドメインや偽サイトによるフィッシングなど 顧客・取引先の被害とブランド毀損の抑制
公開インフラの脆弱性 露出しているサーバーやクラウド設定の問題点 侵入口となる設定不備の是正

サイバーヘルスチェックの成果物としては、例えば次のような情報がレポートされます。

  • 見つかったリスクの一覧(アカウント単位・ドメイン単位など)
  • それぞれのリスクの重大度と、放置した場合に想定される影響
  • 追加で実施すべき脆弱性診断・ログ調査の優先順位
  • 社内ルールやユーザー教育で改善できるポイント

マモレル」の特徴は、このサイバーヘルスチェックを「単発の調査」で終わらせず、脆弱性診断や危機管理コンサルティングと組み合わせて、技術的な入口対策とブランド保護の両面を設計できる点にあります。

3.2 脆弱性診断とペネトレーションテストの特徴

脆弱性診断とペネトレーションテストは、「マモレル」の中核となる技術サービスです。Webサイトや業務システムに潜む脆弱性を洗い出し、攻撃者と同じ視点で侵入経路や影響範囲を評価します。

プレスリリース「サイバーセキュリティサービス「マモレル」の提供を開始」では、「各種アプリケーションの脆弱性診断、ペネトレーションテスト等」を提供内容として明記しています。
また、「マモレル」はクラウド診断、サーバー設定診断、Webアプリケーション診断、プラットフォーム診断、デスクトップアプリ診断など、幅広い対象に対応していることが分かります。

さらに、国内外で約500名以上のホワイトハッカーと連携し、企業ごとの要望に合わせたオーダーメイドの診断プログラムを複数名チームで実施していると紹介されています。これにより、診断対象にもよりますが、契約から納品まで最短3週間程度のスピードで対応できるとされています。

次の表では、「マモレル」が対応する主な診断種別と特徴を整理します。

マモレル」が対応する代表的な脆弱性診断種別と特徴です。

診断種別 主な対象 想定される脆弱性の例 特徴
Webアプリケーション診断 会員サイト、EC、SaaS管理画面など SQLインジェクション、XSS、認可不備など UI/機能単位での詳細な手動診断を実施しやすい
サーバー設定診断 Webサーバー、メールサーバー、VPN装置など 古いプロトコルの使用、不要ポート開放など インフラ運用チームと連携して設定修正しやすい
クラウド環境診断 AWS、Azure、GCPなどクラウド基盤 権限設定の不備、公開ストレージの誤設定など IaaS/PaaS特有のベストプラクティスに基づく
プラットフォーム診断 OSやミドルウェア パッチ未適用、既知脆弱性の放置 既存資産の棚卸し・更新計画に直結しやすい
デスクトップアプリ診断 社内業務アプリケーション 入力値検証不足、暗号化不備など クライアント側からの攻撃シナリオを確認可能

脆弱性診断の進め方は一般的に、

  1. 対象システムや利用目的のヒアリング
  2. 診断方針・テストケースの設計
  3. 自動ツールと手動テストを組み合わせた診断実施
  4. 検出結果の整理・分析
  5. レポート作成と報告会

という流れになります。

Webアプリ診断では通常、OWASP(オワスプ:Webアプリケーションセキュリティのベストプラクティスを整理したプロジェクト)の「OWASP Top 10」のような代表的な脆弱性カテゴリが意識されます。また、脆弱性の深刻度評価にはCVSS(共通脆弱性評価システム)のようなスコアリング手法が広く使われており、どの脆弱性から優先的に対処すべきかを判断する材料になります。

マモレル」の場合、海外を含む多数のホワイトハッカーと連携したチーム体制が特徴であり、

  • 自社だけでは再現しにくい高度な攻撃シナリオの検証
  • 限られた期間内での集中的なテスト
  • 海外拠点やグローバルサービスを含めた診断

といったニーズに対応しやすい点が、他サービスとの違いとして評価できます。

3.3 危機管理コンサルティングとクライシス広報支援

危機管理コンサルティングとクライシス広報支援は、有事のダメージを最小限に抑えるための「備え」と「対応」を支えるメニューです。サイバー攻撃は完全にゼロにできないからこそ、事前の準備と、起きてしまったときのコミュニケーションが重要になります。

マモレル」は危機管理コンサルティングやサイバー被害発生時のクライシスコミュニケーションなど、サイバーセキュリティに関するPR活動全般をサポートすると明記されています。
さらにプレスリリース「サイバーセキュリティサービス「マモレル」の提供を開始」では、グループ会社である「株式会社マテリアル」と連携し、危機管理対応方針の策定、リスクマップやマニュアルの作成、インシデントシミュレーション、メディアトレーニング、有事のクライシスコミュニケーションのアドバイスなどを提供すると説明しています。
株式会社マテリアルについて詳しくはこちら > 株式会社マテリアル | ブランドビルディングカンパニー

次の表に、危機管理・広報支援メニューのイメージをまとめます。

マモレル」が提供する危機管理・クライシス広報支援の主な内容です。

フェーズ 主な支援内容 関与部門の例
平時の準備 危機管理ポリシー策定、リスクマップ作成、対応フロー設計 経営企画、情報システム、法務、広報
マニュアル整備 情報漏えい・サービス停止などシナリオ別マニュアル作成 情報システム、CS、総務
シミュレーション 想定インシデントを用いた机上訓練、ロールプレイ 経営陣、広報、各現場責任者
メディアトレーニング 記者会見・インタビュー対応のトレーニング 経営陣、広報担当
有事対応 プレスリリース草案、質疑想定、ステークホルダー向け説明文作成 経営陣、IR、広報、法務

サイバー攻撃が発生した場合、技術チームは原因究明や復旧に追われますが、その一方で、

  • 顧客や取引先への第一報をどう出すか
  • 記者やSNSからの問い合わせにどう答えるか
  • 経営陣のコメントをどう組み立てるか

といったコミュニケーション対応が、ブランド価値維持の成否を分けます。

マモレル」は、PR専業会社グループの知見を活かして、こうした「対外コミュニケーション設計」をセキュリティ対策の一部として組み込める点が大きな特徴です。技術部門だけでなく、広報・IR・法務などとの橋渡し役を担えるため、セキュリティとブランドマネジメントを一体で考えたい企業に向いています。

3.4 診断レポートと改善提案のイメージ

診断レポートは、「マモレル」をはじめとする脆弱性診断サービスを活用するうえでの「成果物」であり、その質が改善活動の成否を左右します。ここでは、「マモレル」のレポートイメージと、それをどのように社内の改善に生かせるかを整理します。

業界一般のレポート構成と、公表されている情報を踏まえると、「マモレル」の診断レポートは概ね次のような要素で構成されると考えられます。

診断レポートの典型的な構成要素と役割をまとめた表です。

セクション 内容のイメージ 主な読者
エグゼクティブサマリ 全体の診断結果、重大なリスクの概要、推奨アクション 経営層、事業責任者
診断対象・スコープ 対象システム、期間、前提条件 情報システム部門
検出脆弱性一覧 脆弱性ごとの概要、影響度、該当資産 情報システム・開発部門
技術詳細・再現手順 攻撃シナリオ、再現手順、ログの確認ポイントなど セキュリティ担当、開発者
対策案・優先度 推奨対策、暫定対処・恒久対処、優先順位 情報システム・経営企画
付録・参考情報 用語解説、関連ガイドライン、追加調査の提案など 担当者全般

ここで重要なのは、経営層にも分かる言葉で要点をまとめたサマリと、現場がそのまま対策に落とし込める技術詳細の両方が含まれているかどうかです。

脆弱性診断レポートでは一般的に、CVSS(共通脆弱性評価システム)のような指標や、独自の段階評価(High/Medium/Lowなど)を用いて深刻度や優先度が示されます。こうしたスコアを活用すると、

  • すぐに対処が必要なクリティカルな項目
  • 次回のリリースタイミングで対応すべき項目
  • アーキテクチャの見直しが必要な根本的課題

といった具合に、限られたリソースをどこに投下するかを整理しやすくなります。

マモレル」を導入する企業としては、レポートを以下のように活用すると効果的です。

  • 年次・半期ごとの診断結果を並べ、改善状況を可視化する
  • 重大な脆弱性については、経営会議やリスク委員会への報告資料として転用する
  • 社内教育(開発者向けセキュリティ研修など)の教材として、実例ベースで利用する

このように、レポートを「一度見て終わり」にせず、中期的なセキュリティロードマップ策定のインプットとして活用できるところまで設計しておくと、「マモレル」の価値を最大限引き出しやすくなります。

4.「マモレル」の料金目安

マモレル」は、サイバー攻撃に対する脆弱性診断から企業サイト・サーバーの健全性チェック、さらに危機管理コンサルティングまでをワンストップで提供するサービスです。料金は画一的なパッケージではなく、企業ごとのリスクや診断ニーズに応じて個別に設計されるタイプと考えるのが現実的です。

2025年1月に公開された「サイバーセキュリティサービス「マモレル」の提供開始プレスリリース」では、サービス内容や背景は詳しく説明されているものの、具体的な金額や料金表は掲載されていません。したがって、マモレル」の料金目安を把握するためには、事前に自社の状況を整理したうえで資料請求・問い合わせを行い、個別見積もりを取得することが前提になります。

4.1 「マモレル」の料金が決まる主な要素

マモレル」は、単なる脆弱性診断だけでなく、継続的なサイバーリスク監視や危機管理広報までを含む総合的なサイバーセキュリティサービスです。
そのため、料金は次のような要素の組み合わせで大きく変動します。

  • 診断対象の種類(Webサイト、アプリケーション、サーバー、クラウド環境など)
  • 診断範囲・深度(ヘルスチェックレベルか、詳細なペネトレーションテストまで行うか)
  • 対象となるURL数・システム数・サーバー台数
  • 実施回数・期間(単発診断か、年数回の定期診断か)
  • 付帯する危機管理コンサルティングやクライシスコミュニケーション支援の有無
  • レポーティングの粒度や報告会・社内向け説明会の実施有無

次の表では、「マモレル」の料金を検討するうえで、ヒアリングされやすい主な項目と料金への影響イメージを整理しています。

マモレル」の料金設計で押さえておきたい検討項目は、以下の通りです。

検討項目 主な内容の例 料金への影響イメージ
診断対象の種類 Webサイト、モバイルアプリ、社内業務システム、クラウド環境、メールサーバーなど 対象が増えるほど診断ボリュームが増加
診断範囲・深度 外部公開部分のみ、管理画面を含む、インフラ層まで含める など 深度が高いほど工数が増え、費用も高くなりやすい
URL・システム数 診断対象となるURL数、ドメイン数、システム数、サーバー台数など 数が増えるとチェック項目・試験ケースが増加
実施回数・期間 年1回のスポット診断、年2回〜4回の定期診断、通年での監視連携 など 定期契約では単発よりも単価が抑えられるケースも
危機管理・PR支援の有無 危機管理方針策定、メディアトレーニング、インシデント発生時の広報支援など 追加の専門人材が関与する分、費用が上乗せ
レポート・説明会のレベル感 技術詳細レポート、経営層向けサマリ資料、担当者向けワークショップ など ドキュメント・説明会が増えるほど工数が増加

これらの項目をあらかじめ整理しておくことで、「マモレル」側との打ち合わせがスムーズになり、見積もりの精度も高めやすくなります。

4.2 「マモレル」の料金目安を把握するための実務的なステップ

具体的な「¥○○○,○○○〜」という料金レンジは現時点で公表されていないため、担当者としては次のようなステップで「マモレル」の料金目安をつかんでいくことになります。

1. 自社のサイバーリスクと対象システムを棚卸しする

  • どのサービス・システムがサイバー攻撃を受けた場合にブランド毀損や売上減少につながるか
  • 公開しているWebサイトやアプリケーション、クラウド環境、社内システムの一覧
  • 既に導入しているWAF(Webアプリケーションファイアウォール)やEDR(端末向け検知・対応ツール)の有無

2. 診断・監視と危機管理支援の必要度を整理する

「マモレル」のプレスリリースでも、脆弱性診断だけでなく、サイバー攻撃発生時のクライシスコミュニケーション支援まで含むことが明記されています。
そのため、

  • 技術的な診断のみで良いのか
  • 万一のインシデント発生時に、広報・PR面での支援も必要なのか

をあらかじめ決めておくと、不要なメニューを外しながら費用対効果の高いプランを組みやすくなります。

3. 想定予算と優先順位を伝えたうえで問い合わせる

ざっくりとした年間予算レンジでも良いので、「優先的に守りたいサービス」と「今回は対象外にする領域」をセットで伝えると、「マモレル」側も現実的な提案・見積もりを作りやすくなります。
例えば、

  • まずは主要なBtoC向けWebサービスの脆弱性診断とクライシス対応のみを対象にする
  • その後、結果を踏まえて社内システムやその他サイトへ範囲を拡大する

といった段階的な進め方を前提に相談することも可能です。

4. 複数パターンの見積もりを依頼する

1パターンだけでは妥当性の判断が難しいため、例えば次のような複数案を依頼すると、社内稟議に乗せやすくなります。

  • 最低限のヘルスチェック中心の案
  • 主要システムの詳細なペネトレーションテストを含む案
  • クライシス広報支援まで含めた「フルセット」に近い案

このように、「マモレル」の料金目安は「公開された料金表を見る」というより、自社条件を整理したうえで、複数パターンの見積もりを比較しながら把握していくイメージになります。

4.3 「マモレル」の料金検討時に意識したいポイント

最後に、「マモレル」の料金検討で特に意識しておきたいポイントをまとめます。

  • 数値だけでなく「ブランド保護」の観点で費用対効果を評価する
    マモレル」はサイバーリスクへの技術的対策だけでなく、ブランド価値の保護やクライシスコミュニケーション支援まで含むサービスです。
    そのため、単純な診断単価だけで比較するのではなく、「万一のときにどこまで面倒を見てもらえるか」という観点でコストを捉えることが重要です。
  • 診断範囲を広げすぎず、優先順位を付けて依頼する
    すべてのシステムを一度にカバーしようとすると、どうしても費用が膨らみます。
    まずはリスクが高いBtoCサービスや重要インフラに絞り、効果を確認しながら範囲を広げる方が、予算を有効活用しやすくなります。
  • 短期のスポット診断だけでなく、中長期運用の視点も含めて検討する
    サイバー攻撃の手口は年々高度化・巧妙化しているため、1回きりの診断ではなく、定期的な診断・監視と危機管理体制のアップデートを前提にした方が、結果的にリスク低減コストを抑えやすくなります。

これらを踏まえて、「マモレル」の料金は「いくらか」だけでなく、「どこまで任せるか」「自社でどこまで対応するか」といった役割分担の設計とセットで考えることが重要です。そのうえで、公式サイトから資料請求・問い合わせを行い、自社条件に合わせた具体的な見積もりを取得していくと良いでしょう。

「脆弱性診断ツール/サービス」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • オートコンプリート機能有効化
    • Webアプリケーション診断
    • オープンリダイレクタ
    • SQLインジェクション
    • クロスサイトスクリプティング
    • グラスボックス診断
    • クラウド診断
    • プラットフォーム診断
    • スマホアプリ(iOS・Android)診断
    • デスクトップアプリ診断
    • アプリケーションエラーの開示
    • SSL設定
    • HttpOnly属性が付与されていないCookieの利用
    • ドメイン設定
    • X-Frame-Optionsヘッダの未設定
    • サーバ設定
    • X-Content-Type-Optionsヘッダの未設定
    • URL設定
    • ヘッダインジェクション
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
守りは鉄壁 世界基準
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
マモレルの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
クラウドのリスク、まとめて可視化
初期費用 無償
月額利用料 50,000円
1年間
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Webの守りと、万一の保険
初期費用 10万円
利用料金 45,000円/月額
備考
※3カ月のアウトバウンドデータ量が0.5TBまで
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
大事な操作、置くだけで見守り
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
丸投げしない、プロの目
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
世界の目で、見つける「穴」
初期費用 無料
月額費用 無料~
手数料 ホワイトハッカーへの報奨金の20%
備考
成果報酬型でご提供しております。
制限なし
IssueHunt バグバウンティの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
AIとヒトで、誤検知なし
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
見つけて、直すまでご支援
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
予算に応じてLight・Standard・Advancedの3つのコースがあります。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
診断と「学ぶ」セキュリティ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
プロの目配り、堅実な診断
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
「誰でも、すぐ」のAI診断
One Shotプラン お見積り
備考
まずは1サイト診断したい方
Businessプラン お見積り
備考
診断を内製化したい方
15日
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
「野良端末」も漏れなく診断
プロフェッショナル 85,000円
備考
ドメイン数:1~9個
プロフェッショナル 118,400円
備考
ドメイン数:100~199個
プロフェッショナル 160,000円
備考
ドメイン数:1000~2000個
エキスパート 85,000円
備考
ドメイン数:1~9個
エキスパート 118,400円
備考
ドメイン数:100~199個
エキスパート 160,000円
備考
ドメイン数:1000~2000個
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サイトの守り、すぐお任せ
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
オープンソースのソフトウェアです。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Wチェックと、無料再診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
お試しプラン 90,000円(税込)
備考
1社1回限りです。3リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
スタンダードプラン 440,000円(税込)
備考
10リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
ボリュームプラン 1,408,000円(税込)
備考
50リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
メーカー品質の、確かな目
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
エクスプレス診断 400,000円
備考
Webアプリケーション診断は、10リクエストまたは6APIまでです。報告会実施の場合別途10万円/回が必要です。再診断は無償です。
エキスパート診断 1,280,000円
備考
Webアプリケーション診断は、50リクエストまたは25APIまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
プラットフォーム診断 250,000円
備考
プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
エクスプレス診断 +プラットフォーム診断 550,000円
備考
Webアプリケーション診断は、10リクエストまたは6APIまでです。プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途10万円/回が必要です。再診断は無償です。
エキスパート診断 +プラットフォーム診断 1,430,000円
備考
Webアプリケーション診断は、50リクエストまたは25APIまでです。プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
ペネトレーションテスト 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
プロの診断を、自社で実現
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
デベロッパーライセンス 要相談
備考
自社で開発もしくは運営するWebアプリケーションの診断に利用する場合のライセンスです。各販売代理店から購入できます。
オーディターライセンス 要相談
備考
Vexを利用した脆弱性検査サービスを提供する場合には、こちらの契約が必要です。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ムダを省いた、プロの診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
新規 300,000円
備考
期間限定で99,000円~にて提供の場合もあります。診断方法は遠隔で、診断対象は25ページまでです。
フォローアップ診断 80,000円
備考
再診断メニューです。本診断のレポート提出後、20日以内までの依頼を対象とします。診断方法は遠隔で、診断対象は該当箇所だけです。
個別対応(ReCoVASプロ) 500,000円~
備考
内容は要相談です。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
ホワイトハッカーの確かな目
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
隠れた裏口、見つけます
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
ハッカー目線で守りを固める
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Webアプリケーション診断(手動) 240,000円~
備考
1リクエストで、報告書を含みます。
スマホWebAPI診断 250,000円~
備考
1リクエスト当たりの料金で、(報告書を含みます。Androidのみの対応となります。
おまかせプラン 要相談
備考
予算等に合わせて対象数を決定いただき、その数を上限にエンジニアが診断対象を選定し、診断を行うサービスです。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
nessus essentials $0
備考
教育関係者や、サイバーセキュリティのキャリアを始めようとしている学生、個人に理想的なサービスです。 IP アドレスを 16 個までスキャン可能です。
nessus professional $3,729/年額
備考
コンサルタント、ペンテスター、セキュリティ担当者向けのサービスです。サブスクリプションでスキャナー単位のライセンスです。
1年
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
通信の裏側を丸ごと可視化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン1 $6,995/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのStarterプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。5の同時スキャンができます。
プラン2 $ 14,480/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのGrowプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。20の同時スキャンができます。
プラン3 $ 29,450~/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのAccelerateプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。50以上の同時スキャンができます。
プラン4 $ 399/年額
備考
Burp Suite Professionalです。主要なWebセキュリティおよび侵入テストツールキットです。
1年
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
URL登録だけで安心診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
無料診断 0円
備考
診断回数1回、リスク件数のみ表示です。
ライトプラン 10,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は500ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
スタンダードプラン 17,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は1,000ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
ビジネスプラン 24,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は1,500ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
エンタープライズプラン 要相談
備考
診断ページ数 は1,501ページ以上です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
最低利用期間は1年間(有料版)
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
実績技術で穴を防ぐ
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
毎日チェックで安心可視
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
攻撃視点で安心設計
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
全ページ診断定額制
AIクイック・ツール診断 FQDNあたり25万円
備考
3か月以内の再診断付き
AIリモート脆弱性診断 FQDNあたり98万円
備考
3か月以内の再診断付き
モバイルアプリ診断 脆弱性診断:パッケージあたり78万円/OS
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
熟練技術で安心設計
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
開発期にセキュリティ備え
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ベーシックプラン 49,800円/月額
備考
1アプリケーションあたりの料金。手軽に続けられる高コストパフォーマンスプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
純国産の自動診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 300,000円
備考
1ライセンス1FQDNの診断の料金です。ページ数制限はありません。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
エージェント不要で脆弱見える化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Vuls OSS 0円
備考
脆弱性をスキャンします。
FutureVuls standard 4,000円/月額
備考
脆弱性を管理します。1台の料金です。
複数システムの脆弱性を横断管理 要相談
備考
複数システムの脆弱性を横断管理します。最小100台からのプランです。
1ヵ月
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
手軽に弱点を可視化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 0円
備考
オープンソースのソフトウェアです。Greenboneのクラウドサービスなどの料金はお問い合わせください。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
全方位視点で守る安心
初期費用 要相談
備考
問合わせの後個別見積
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

5.「マモレル」のメリット・デメリットと向いている企業

マモレル」は、脆弱性診断だけでなく、サイバーヘルスチェックや危機管理コンサルティングまでを含む「サイバーセキュリティ×PR」型サービスです。ここでは、メリットと注意点の両方を整理し、自社に合うかどうかを判断しやすくします。

まず全体像として、「マモレル」の立ち位置をメリット・デメリットの観点から整理すると次のようになります。

観点 マモレル」の特徴 他の一般的な脆弱性診断サービスとの違い
サービス範囲 サイバーヘルスチェック+脆弱性診断+危機管理コンサルティング 診断部分に特化したサービスが多い
技術力 国内外500名以上のホワイトハッカー体制、国際標準に準拠した診断品質 自社人員のみ、または特定領域に特化したチームが多い
PR・広報支援 クライシスコミュニケーションを含む広報支援までカバー PR領域は別サービスに委ねるケースが一般的
料金開示 要問い合わせ(個別見積もり) パッケージ料金を公開しているサービスも多い

5.1 「マモレル」を選ぶ主なメリット

マモレル」の最大の強みは、「技術的なサイバーセキュリティ対策」と「ブランド価値を守る危機管理広報」を一体として提供できる点です。ここでは、企業の意思決定者が押さえておきたい代表的なメリットを整理します。

5.1.1 診断〜危機管理広報までワンストップ

マモレル」は、サイバーヘルスチェック、脆弱性診断、危機管理コンサルティングという3つの柱を中心に、予防から有事の広報対応までワンストップで支援するサービスとして説明されています。

プレスリリースによれば、サイバー攻撃に対する脆弱性診断や企業サイト・サーバーの健全性チェックに加えて、グループ会社と連携した危機管理コンサルティングやクライシスコミュニケーション支援まで含まれています。

そのため、従来は「セキュリティベンダー」と「PR会社」の2社に分かれて依頼していたような領域を、1つの窓口で統合的に設計できる点が大きなメリットです。

5.1.2 高度なホワイトハッカー体制と国際標準準拠

「サイバーセキュリティ対策サービス「マモレル」では、国内外で500名以上のホワイトハッカーによる診断体制を持ち、CREST認証パートナーと連携して国際水準の診断品質を担保していることが紹介されています。

また、複数名のチーム体制でオーダーメイドの診断プログラムを提供する点が強みとして挙げられています。

これにより、単純なツールスキャンだけでは検知しづらいビジネスロジックの脆弱性や、複合的な攻撃シナリオを想定したペネトレーションテストも実施しやすくなります。

5.1.3 オーダーメイド診断と短納期対応

マモレル」は、診断内容を「企業ごとの要望と状況に最適化したオーダーメイド」で設計し、対象によっては最短3週間でサービス提供が可能とされています。

これは、上場審査や大規模キャンペーン開始前など、限られた期間で一定の診断を終えたいケースにとって大きな利点です。標準メニューしか選べないサービスと比べると、必要な範囲に絞りつつも深度の高い診断を実施しやすくなります。

5.1.4 ブランド価値・レピュテーション保護に強い

マモレル」は「企業のブランド価値と信頼を守るために設計されたサイバーセキュリティサービス」であり、レピュテーションリスクの最小化に重点を置いていると考えられます。

単に「脆弱性が何件あったか」を報告するだけでなく、ブランド侵害やダークウェブでの情報流通など、企業イメージに直結するリスクも可視化できるため、マーケティング・広報部門も含めた全社的な議論がしやすくなります。

次の表では、「マモレル」の主なメリットを整理しています。

メリットカテゴリ 内容 マモレル」ならではのポイント
ワンストップ対応 ヘルスチェック〜診断〜危機管理広報まで一貫支援 セキュリティベンダーとPR会社の役割を統合しやすい
技術力・診断品質 国内外500名以上のホワイトハッカー、国際標準に準拠 CREST認証パートナー連携により、グローバル水準の診断が可能
柔軟性・スピード オーダーメイド診断、最短3週間のスケジュール感 上場準備や大型プロモーション前などタイトな案件にも対応しやすい
ブランド保護 レピュテーションリスクも含めた調査・支援 サイバーセキュリティと広報・PRを横断した意思決定がしやすい

5.2 想定されるデメリット・注意点

一方で、「マモレル」は何もかもに最適な「万能サービス」というわけではありません。料金開示の方法やサービススコープの広さなど、導入前に理解しておきたいポイントも存在します。

1. 料金が公開されておらず、事前比較がしづらい

マモレル」の料金は、Web上で具体的な金額は公開されていません。

そのため、「予算◯◯万円以内でサービスを一覧比較したい」といった初期検討フェーズでは、他サービスと単純に横並び比較することが難しい点はデメリットになり得ます。

2. サービス開始からの期間が比較的新しい

マモレル」は、「サイバーセキュリティサービス「マモレル」の提供を開始」によれば、2025年1月から提供が開始されたサービスです。

一方、国内の老舗セキュリティベンダーの中には10年以上にわたり脆弱性診断を提供している企業も多く存在します。そのため、「10年以上の長期運用実績があるベンダーでなければ難しい」といった要件がある場合には、「マモレル」はまだ実績蓄積の途中フェーズと捉えるべきでしょう。

3. サービス範囲が広く、ニーズによってはオーバースペックになり得る

マモレル」は、診断に加えてサイバーヘルスチェックや危機管理コンサルティングまでカバーするため、「最低限の自動診断だけできればよい」「レポートだけ出してもらえれば社内で対応できる」といった企業からすると、サービス範囲がオーバースペックとなり、費用対効果が合いづらい可能性があります。

特に、すでに社内に強力な広報・危機管理体制を持ち、サイバーセキュリティ部門も厚い企業では、「診断だけを切り出して外注したい」というニーズの方が強いケースもあります。

4. 導入前に整理しておきたい確認ポイント

以上を踏まえると、「マモレル」導入前には次のような点を確認しておくと安心です。

  • サイバーセキュリティとPR領域をどこまで一体運用したいか
  • 診断だけではなく、危機管理マニュアルや記者会見対応支援まで必要か
  • 他サービスとの料金比較よりも、「ブランド保護」を重視した投資スタンスがあるか
  • 最低限確保できる年間予算感(単発ではなく複数年での運用を見据えるか)

次の表では、「マモレル」の想定デメリットと、その影響・対処の考え方を整理しています。

次の表では、導入前に押さえたい注意点を比較しています。

デメリット・注意点 内容 事前に確認・検討したいポイント
料金が非公開 初期費用・月額ともに要問い合わせ 複数ベンダーから見積もりを取り、費用対効果で比較する
サービスが新しい 2025年開始と比較的新しい 過去の導入事例や診断実績の有無、パートナーの実績も含めて確認する
サービス範囲が広い セキュリティ+PRまでカバー 診断だけで十分な企業にはオーバースペックにならないか整理する
自社側の体制依存 広報・危機管理体制が薄いほど価値が高い 社内でどこまで対応でき、どこから外部支援が必要かを棚卸しする

5.3 「マモレル」が特に向いている企業の条件

マモレル」は、すべての企業にとってベストな選択肢というより、「ブランド価値やレピュテーションリスクを重視する企業」と相性が良いサービスです。ここでは、どのような条件を満たす企業にフィットしやすいかを整理します。

1. センシティブ情報を扱うSaaS・EC・金融・メーカー

マモレル」はSaaS、EC、金融機関、メーカーなどへの導入実績が多くあり、センシティブな情報を扱う企業への適合性が示されています。

これらの業種は、1件のインシデントが売上・株価・信頼の面で大きなダメージにつながるため、技術的対策だけでなく危機管理広報まで含めた備えが求められます。「マモレル」はまさにそのニーズに応える設計となっています。

2. 上場企業・上場準備企業

上場企業や上場準備中の企業は、投資家・監査法人・取引先からのセキュリティ水準への期待が高く、インシデント発生時の説明責任も大きくなります。「マモレルの料金・評判・口コミについて」でも、取引先や監査法人からセキュリティ診断を求められている企業の利用シーンが想定されています。

マモレル」は、サイバーヘルスチェックと脆弱性診断を組み合わせることで、上場審査や取引先からの要求に応えつつ、有事の広報対応も含めた体制づくりを支援できるため、証券市場・投資家への説明責任を意識する企業に向いています。

3. BtoCサービスなどブランド毀損リスクが大きい企業

BtoCサービス事業者、とくに消費者向けアプリやECプラットフォーム、サブスクリプションサービスなどは、SNSを通じた炎上リスクや口コミの影響が大きく、ブランド毀損に直結します。レピュテーションリスクの最小化を重視したフレームワークが紹介されており、このような企業との相性の良さがうかがえます。

4. セキュリティ・広報の専門人材が十分でない企業

社内にセキュリティ部門がない、または人員が限られている企業にもおすすめのサービスとされています。

同様に、広報・危機管理の専任者がいない企業にとっては、「有事の会見対応や謝罪文をどう書くか」といった領域まで伴走してくれる点が大きな価値になります。

次の表では、「マモレル」が特に向いている企業タイプと、その背景・得られるメリットを整理しています。

企業タイプ 背景・課題 マモレル」導入で得られる主な価値
SaaS・EC・金融・メーカー センシティブ情報を扱い、情報漏えい時のインパクトが大きい 技術的診断+ブランド保護を一体で設計し、インシデント時の被害・風評リスクを最小化
上場企業・上場準備企業 投資家・監査法人・取引先からの説明責任が重い ヘルスチェックと脆弱性診断を組み合わせて、第三者への説明しやすい体制を構築
BtoCサービス事業者 SNS等によるブランド毀損リスクが高い クライシス広報支援により、有事の情報発信をコントロールしやすくなる
セキュリティ・広報人員が限られる企業 専任人材が少なく、ノウハウも不足 外部の専門家チームを「仮想CSIRT+広報チーム」として活用できる

comparison-vulnerability-assessment-tool

脆弱性診断ツールの比較表を表示する

6.4 「マモレル」を含めたサービス選定ステップ

最後に、実際に「マモレル」を含めて複数の脆弱性診断サービスを検討するときの「ステップ」を具体的に示します。単に見積もり額だけで比較するのではなく、自社のリスク構造と目的を起点として選ぶことが重要です。

おすすめの進め方は、次の5ステップです。

  1. 自社のリスクと目的の整理
  2. 診断対象システムの優先順位付け
  3. 3〜5社への見積もり依頼
  4. レポートサンプル・体制の比較
  5. 試験導入と継続運用の設計

次の表では、各ステップで確認したいポイントを整理しています。

ステップ 目的 具体的な確認ポイント マモレル」を活かす場面
1. リスクと目的の整理 「何を守りたいか」を明確にする 個人情報・決済情報・知財・ブランドなど、被害が顕在化したときのインパクトを洗い出す ブランド価値・レピュテーションリスクを特に重視する場合に「マモレル」を候補に入れる
2. 診断対象の優先順位づけ 限られた予算で最大効果を出す 重要システム(本番環境)、対外公開しているサービス、過去インシデントのあった領域などを優先 重要な顧客接点となるサイトやアプリを「マモレル」の診断+クライシス広報支援の対象にする
3. 3〜5社への見積もり依頼 費用感と提供範囲を把握する 診断手法(自動/手動)、診断日数、対象範囲、レポートの粒度、危機管理支援の有無を比較 マモレル」からは診断+広報支援を含む見積もりを取得し、大手診断会社や中小向けサービスと合わせて比較
4. レポートサンプル・体制の比較 実務で使えるかを評価する レポートの分かりやすさ、再現性、優先度の付け方、説明会の有無、診断チームの構成を確認 経営層向けサマリやメディア対応を意識したアウトプットが必要なら「マモレル」が有力候補
5. 試験導入と継続運用 継続的な改善サイクルを回す まずは1システムで試験導入し、効果と社内の受け止め方を検証したうえで年次診断や再診断へ発展させる 重要サービスは「マモレル」で年次診断+クライシスプラン見直し、それ以外は中小向けサービスでスポット診断といった組み合わせも有効

このプロセスを踏めば、「技術的な脆弱性を見つける会社」と「ブランドを守るためのコミュニケーションまで支援する「マモレル」を適切に組み合わせ、自社のリスクと予算に合った最適なポートフォリオを構築しやすくなります。

脆弱性診断ツールの導入事例8選|導入前の課題や導入後の効果を紹介

7. まとめ「マモレル」活用で自社の安全体制強化

本記事では、企業を取り巻くサイバーセキュリティの脅威と、それに対抗するための脆弱性診断サービスの重要性について解説してきました。具体的なサービスとして「マモレル」のような手軽に利用できるものから、専門家による詳細な診断まで、多様な選択肢があることをご理解いただけたかと思います。

重要なのは、自社の現状のリスクを正しく把握し、事業規模や特性に合った対策を講じることです。セキュリティ診断は、単に脆弱性を見つける「点」の作業ではなく、継続的な改善プロセス(PDCA)に組み込む「線」の活動として捉える必要があります。

マモレル」をはじめとする各種診断サービスは、その第一歩を踏み出すための強力なツールとなります。しかし、どのサービスを選ぶべきか迷われるかもしれません。

そこで最後に、自社に最適なセキュリティ体制を構築するために、まず担当者様が確認すべきアクションステップを表にまとめます。

ステップ 実施内容 確認すべきポイント
1. 現状把握 自社のIT資産(サーバー/Web/ネットワーク機器)を一覧化する 個人情報・決済情報を扱う重要資産はどれか

現状どのセキュリティ対策を入れているか

2. リスクの特定 資産ごとに想定される脅威(不正アクセス、情報漏えいなど)を書き出す 業種特有のリスク(例:EC、金融など)はないか

過去のトラブル・ヒヤリハット事例は何か

3. サービス比較 マモレル」を含む複数の診断サービスをリストアップし、比較する 診断範囲(Web/プラットフォーム/アプリ)は自社資産をカバーしているか

診断頻度・料金は予算と運用イメージに合うか

診断後の報告・再診断などサポートは十分か

4. 体制整備 脆弱性が見つかった際の対応フローと担当者を決める 社内の窓口・責任者は誰か

外部ベンダーと連携する手順は明確か

セキュリティ対策に「完璧」はありませんが、脅威の進化に合わせて対策をアップデートし続けることが、企業の信頼と事業継続性を守る鍵となります。

まずは、この表のステップ1「現状把握」から始めてみてください。本記事が、貴社のセキュリティ体制強化に向けた具体的な一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

「脆弱性診断ツール/サービス」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • オートコンプリート機能有効化
    • Webアプリケーション診断
    • オープンリダイレクタ
    • SQLインジェクション
    • クロスサイトスクリプティング
    • グラスボックス診断
    • クラウド診断
    • プラットフォーム診断
    • スマホアプリ(iOS・Android)診断
    • デスクトップアプリ診断
    • アプリケーションエラーの開示
    • SSL設定
    • HttpOnly属性が付与されていないCookieの利用
    • ドメイン設定
    • X-Frame-Optionsヘッダの未設定
    • サーバ設定
    • X-Content-Type-Optionsヘッダの未設定
    • URL設定
    • ヘッダインジェクション
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
守りは鉄壁 世界基準
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
マモレルの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
クラウドのリスク、まとめて可視化
初期費用 無償
月額利用料 50,000円
1年間
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Webの守りと、万一の保険
初期費用 10万円
利用料金 45,000円/月額
備考
※3カ月のアウトバウンドデータ量が0.5TBまで
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
大事な操作、置くだけで見守り
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
丸投げしない、プロの目
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
世界の目で、見つける「穴」
初期費用 無料
月額費用 無料~
手数料 ホワイトハッカーへの報奨金の20%
備考
成果報酬型でご提供しております。
制限なし
IssueHunt バグバウンティの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
AIとヒトで、誤検知なし
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
見つけて、直すまでご支援
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
予算に応じてLight・Standard・Advancedの3つのコースがあります。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
診断と「学ぶ」セキュリティ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
プロの目配り、堅実な診断
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
「誰でも、すぐ」のAI診断
One Shotプラン お見積り
備考
まずは1サイト診断したい方
Businessプラン お見積り
備考
診断を内製化したい方
15日
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
「野良端末」も漏れなく診断
プロフェッショナル 85,000円
備考
ドメイン数:1~9個
プロフェッショナル 118,400円
備考
ドメイン数:100~199個
プロフェッショナル 160,000円
備考
ドメイン数:1000~2000個
エキスパート 85,000円
備考
ドメイン数:1~9個
エキスパート 118,400円
備考
ドメイン数:100~199個
エキスパート 160,000円
備考
ドメイン数:1000~2000個
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サイトの守り、すぐお任せ
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
オープンソースのソフトウェアです。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Wチェックと、無料再診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
お試しプラン 90,000円(税込)
備考
1社1回限りです。3リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
スタンダードプラン 440,000円(税込)
備考
10リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
ボリュームプラン 1,408,000円(税込)
備考
50リクエストまで。無料の再診断がありますが、診断結果が「危険度Medium」以上の項目のみとなります。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
メーカー品質の、確かな目
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
エクスプレス診断 400,000円
備考
Webアプリケーション診断は、10リクエストまたは6APIまでです。報告会実施の場合別途10万円/回が必要です。再診断は無償です。
エキスパート診断 1,280,000円
備考
Webアプリケーション診断は、50リクエストまたは25APIまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
プラットフォーム診断 250,000円
備考
プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
エクスプレス診断 +プラットフォーム診断 550,000円
備考
Webアプリケーション診断は、10リクエストまたは6APIまでです。プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途10万円/回が必要です。再診断は無償です。
エキスパート診断 +プラットフォーム診断 1,430,000円
備考
Webアプリケーション診断は、50リクエストまたは25APIまでです。プラットフォーム診断は、3 IPまたは3FQDNまでです。報告会実施の場合別途15万円/回が必要です。再診断は無償です。
ペネトレーションテスト 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
プロの診断を、自社で実現
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
デベロッパーライセンス 要相談
備考
自社で開発もしくは運営するWebアプリケーションの診断に利用する場合のライセンスです。各販売代理店から購入できます。
オーディターライセンス 要相談
備考
Vexを利用した脆弱性検査サービスを提供する場合には、こちらの契約が必要です。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ムダを省いた、プロの診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
新規 300,000円
備考
期間限定で99,000円~にて提供の場合もあります。診断方法は遠隔で、診断対象は25ページまでです。
フォローアップ診断 80,000円
備考
再診断メニューです。本診断のレポート提出後、20日以内までの依頼を対象とします。診断方法は遠隔で、診断対象は該当箇所だけです。
個別対応(ReCoVASプロ) 500,000円~
備考
内容は要相談です。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
ホワイトハッカーの確かな目
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
隠れた裏口、見つけます
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
ハッカー目線で守りを固める
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Webアプリケーション診断(手動) 240,000円~
備考
1リクエストで、報告書を含みます。
スマホWebAPI診断 250,000円~
備考
1リクエスト当たりの料金で、(報告書を含みます。Androidのみの対応となります。
おまかせプラン 要相談
備考
予算等に合わせて対象数を決定いただき、その数を上限にエンジニアが診断対象を選定し、診断を行うサービスです。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
nessus essentials $0
備考
教育関係者や、サイバーセキュリティのキャリアを始めようとしている学生、個人に理想的なサービスです。 IP アドレスを 16 個までスキャン可能です。
nessus professional $3,729/年額
備考
コンサルタント、ペンテスター、セキュリティ担当者向けのサービスです。サブスクリプションでスキャナー単位のライセンスです。
1年
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
通信の裏側を丸ごと可視化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン1 $6,995/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのStarterプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。5の同時スキャンができます。
プラン2 $ 14,480/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのGrowプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。20の同時スキャンができます。
プラン3 $ 29,450~/年額
備考
Burp Suite Enterprise EditionのAccelerateプラン。自動化されたスケーラブルなWeb脆弱性スキャンを可能にします。50以上の同時スキャンができます。
プラン4 $ 399/年額
備考
Burp Suite Professionalです。主要なWebセキュリティおよび侵入テストツールキットです。
1年
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
URL登録だけで安心診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
無料診断 0円
備考
診断回数1回、リスク件数のみ表示です。
ライトプラン 10,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は500ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
スタンダードプラン 17,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は1,000ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
ビジネスプラン 24,000円/月額
備考
1ドメインあたりの料金で、診断ページ数 は1,500ページ以下です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
エンタープライズプラン 要相談
備考
診断ページ数 は1,501ページ以上です。毎日診断実施可能で、リスク件数、発生している脆弱性の内容・対策方法の案内があります。
最低利用期間は1年間(有料版)
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
実績技術で穴を防ぐ
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
毎日チェックで安心可視
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
攻撃視点で安心設計
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
全ページ診断定額制
AIクイック・ツール診断 FQDNあたり25万円
備考
3か月以内の再診断付き
AIリモート脆弱性診断 FQDNあたり98万円
備考
3か月以内の再診断付き
モバイルアプリ診断 脆弱性診断:パッケージあたり78万円/OS
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
熟練技術で安心設計
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
開発期にセキュリティ備え
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ベーシックプラン 49,800円/月額
備考
1アプリケーションあたりの料金。手軽に続けられる高コストパフォーマンスプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
純国産の自動診断
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 300,000円
備考
1ライセンス1FQDNの診断の料金です。ページ数制限はありません。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
エージェント不要で脆弱見える化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Vuls OSS 0円
備考
脆弱性をスキャンします。
FutureVuls standard 4,000円/月額
備考
脆弱性を管理します。1台の料金です。
複数システムの脆弱性を横断管理 要相談
備考
複数システムの脆弱性を横断管理します。最小100台からのプランです。
1ヵ月
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
手軽に弱点を可視化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 0円
備考
オープンソースのソフトウェアです。Greenboneのクラウドサービスなどの料金はお問い合わせください。
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
全方位視点で守る安心
初期費用 要相談
備考
問合わせの後個別見積
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

よくある質問

「マモレル」とはどのようなサービスですか?

株式会社マテリアルデジタルが提供する、法人向けのサイバーセキュリティサービスです。脆弱性診断やペネトレーションテストといった技術的な対策に加え、インシデント発生時の危機管理広報(クライシスコミュニケーション)支援までをワンストップで提供するのが特徴です。

マモレルを導入するにはどれくらいの金額がかかりますか?

具体的な金額は公開されておらず、個別見積もりとなります。診断対象(Webサイト、アプリ、サーバー等)の数や、診断の深さ(ヘルスチェックか詳細診断か)、危機管理コンサルティングの有無によって変動するため、まずは問い合わせて見積もりを取得することをおすすめします。

診断から報告までの期間はどのくらいかかりますか?

診断対象の規模や内容にもよりますが、独自のチーム体制により、契約から納品まで最短3週間程度でのサービス提供が可能とされています。

他の脆弱性診断サービスとの違いは何ですか?

最大の違いは「PR・広報支援」が統合されている点です。一般的なセキュリティベンダーは技術診断が主ですが、マモレルはマテリアルグループの知見を活かし、危機管理マニュアルの策定や、有事の記者会見・謝罪文作成のサポートまで行います。

「サイバーヘルスチェック」とは何をするのですか?

イバー空間における企業の「健康診断」です。社員や顧客のアカウント情報の漏えい有無、ダークウェブ上での自社情報の流通状況、ブランドをかたる「なりすましドメイン」の存在などを調査し、リスクを可視化します。

どのような企業におすすめですか?

顧客情報や金融情報を扱うSaaS・EC事業者、上場企業または上場準備企業など、情報漏えいによるブランド毀損リスクが高い企業に特に適しています。また、社内にセキュリティ専門家や危機管理広報の担当者が不足している企業にも向いています。

診断を担当するのはどのような人たちですか?

国内外合わせて約500名以上のホワイトハッカーリソースを活用しています。CREST認証パートナーによる監修のもと、国際的な基準に準拠した高品質な診断を提供できる体制を整えています。

既にセキュリティ対策を導入していても利用できますか?

利用可能です。既存の対策(ウイルス対策ソフトやファイアウォールなど)の抜け漏れをチェックするための「セカンドオピニオン」として活用したり、欠けている「危機管理広報」の部分だけを補強する目的で検討することも有効です。

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