導入することになった背景

2021年に事業会社5社が統合し、従業員数がパート・アルバイト含め約2万人という大規模な組織になったことが最大の背景です。統合に伴い、将来を見据えた全社共通の教育体系を構築する必要がありました。しかし、従来は紙のマニュアルが主体であったため、店舗ごとに作業レベルのばらつきが生じてしまう課題を抱えていました。また、コロナ禍も重なり、広域に展開する店舗の従業員を集めての集合研修は実施が困難な状況となり、教育面でのDX化推進の一環としてeラーニングシステムの導入が急務となりました。

「shouin+」を選んだ理由

複数のサービスを比較検討した中で、「shouin+」が選ばれた理由は、学習者と管理者、双方にとっての「使いやすさ」が際立っていた点です。特に、学習履歴の確認はもちろん、クイズやチェックリスト機能によって個人の習熟度を可視化でき、双方向のコミュニケーションを重視する方針と合致しました。また、ビジネススキル動画は個人端末でも視聴させたい一方で、社内情報を含む動画はアクセスを制限したい、といったセキュリティ要件に対し、柔軟なカスタマイズ対応をしてもらえたことも大きな決め手となりました。クライアントの要望に真摯に応えようとする姿勢が、信頼につながりました。

製品の導入により改善した業務

導入によって、特に新人教育の業務が劇的に改善されました。これまで各店舗の教育担当者が一日付きっきりで行っていた入社時の説明や手続きを動画化し、全社で統一されたオペレーションを実現できました。これにより、教育担当者の負担が大幅に軽減され、店舗でのOJTを効率化することができました。また、全従業員を対象に、接客の基本動作から商品知識、資格取得支援まで幅広いコンテンツを提供することで、従業員のスキル向上と自律的な学習環境が整いました。さらに、動画での情報共有が定着したことで、各部署からも積極的に動画コンテンツが発信されるようになり、一方的な通達ではない双方向のコミュニケーションが活発化しました。