製品を導入することになった背景

株式会社ピアラは、営業事務担当者がバックオフィスから営業部門を支える役割である一方、月次決算業務に伴う膨大な帳票整理や集計作業がボトルネックとなり、従来は決算完了までに8~9営業日を要していました。東京証券取引所マザーズ上場を控えた重要期に、スピーディかつ正確な決算プロセスを確立し、経営判断へのタイムリーな情報提供を実現する必要があったほか、オフィス内に紙資料が残存している状況下でオンラインだけでなくオフライン業務にも対応可能な体制を求めたことから、CASTER BIZ assistantと訪問型サービスCASTER BIZ assistant Visitの導入を決断しました。

導入前の課題に対する解決策

導入前は、帳票整理・データ入力・チェックといった定型化しにくい業務を営業事務が兼務し、準備段階で紙資料をPDF化するなど前処理にも時間を取られていました。そこでオンライン型のCASTER BIZ assistantにデータ入力と集計を委託し、並行してCASTER BIZ assistant Visitを活用してオフラインの紙資料取り扱いからデータ化まで一貫して対応。オンライン・オフライン双方の強みを組み合わせることで、業務フローの属人化を排除し、必要なタイミングでリソースを増減できる柔軟な仕組みを構築しました。

製品の導入により改善した業務

導入後は月次決算工数を従来の8~9営業日から5~6営業日に短縮し、実質3~4営業日の削減を達成。帳票整理のスピードアップに加え、訪問アシスタントによる二重チェック体制が標準化され、決算精度も向上しました。さらに、削減した時間を使って他部署の業務改善やマニュアル整備に着手できるようになり、社内全体でアウトソーシングの有効性が認知拡大。結果として、財務部門の働き方改革だけでなく、組織全体の生産性向上に大きく寄与しました。