導入することになった背景

10万点以上の自動車部品を取り扱う中で、従来の販売管理システムでは増え続ける商品点数に対応しきれなくなるという将来的な懸念がありました。また、販売実績データは存在するものの、多角的な分析ができず経営戦略に十分に活かしきれていないという課題も抱えていました。データ分析を依頼する営業部門と、データを抽出・加工する情報システム部門、双方にとって時間と手間がかかる非効率な状況が常態化しており、システムの保守期限切れを機に、これらの課題を包括的に解決するためのシステム刷新を決断いたしました。

「e-image」を選んだ理由

今回のシステム刷新は、販売管理システム「販売指南」を中核とし、データ分析基盤「DIAPRISM」と電子帳票システム「e-image」を組み合わせたトータルシステムとして提案されました。「e-image」は、この全体構想の一部として、販売管理システムから出力される帳票類を効率的に管理し、ペーパーレス化を推進する役割を担っていました。特定の機能だけでなく、販売管理業務全体の質的向上とデータ活用の高度化を実現するという、ソリューション全体の提案力とコーディネート力が高く評価され、その一環として採用が決定しました。

製品の導入により改善した業務

導入後、販売管理システムと連携し、これまで紙で出力していた各種帳票を電子化することで、ペーパーレス化が大きく進展しました。これにより、帳票の印刷や保管にかかるコストが削減されただけでなく、必要な情報をシステム上で迅速に検索・確認できるようになり、業務効率が向上しました。また、刷新されたトータルシステムの一部として機能することで、受発注業務の精度向上やデータ分析の迅速化といった、他のシステムがもたらす効果を最大化し、組織全体の生産性向上に貢献しています。