導入することになった背景

全社的に推進しているDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、「経理業務の高度化」が重要なテーマとなっておりました。特に、従来は多大な手間を要していた請求書処理業務は、効率化が急務でした。加えて、働き方の多様化に対応するため、経理部門においてもリモートで業務を完結できる体制の構築が求められていました。これらの課題を解決し、業務効率化と柔軟な働き方を両立させるための戦略的な施策として、請求書処理システムの導入検討が開始されました。

「Concur Invoice」を選んだ理由

選定にあたり、当社の業務環境に即した運用が可能であることが最重要視されました。その中でConcur Invoiceが選ばれた理由は、まず既存の会計システムとスムーズにデータ連携できる点です。これにより、システム基盤を大幅に変更することなく、現行の業務フローを有効活用しながら効率化を図れると判断しました。また、ノンコア業務の削減による高い費用対効果が期待できること、そして将来的な電子帳簿保存法への対応というコンプライアンス面での要件を満たしていることも、導入を決定する大きな決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

導入により、従来は多大な手間がかかっていた請求書処理業務の効率化を目指しています。既存の会計システムと連携することで、データ入力の重複や手作業によるミスを削減し、承認までのリードタイム短縮を図ります。これにより、経理担当者は場所を選ばずに業務を遂行できるリモートワーク環境が実現し、より戦略的で付加価値の高い業務に集中することが可能になります。また、電子帳簿保存法に準拠した請求書の電子保存への移行も進められ、ペーパーレス化によるコスト削減とガバナンス強化を両立させる業務基盤が整います。