導入することになった背景

市場環境の急速な変化に対応し、継続的な競争力を維持するため、全社的にDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が不可欠であるというコンセンサスが形成されていました。生成AIといった新技術を迅速に取り入れ、ビジネススピードを加速させるためには、既存のIT基盤を見直す必要がありました。変化へ柔軟に対応できる、発展性・拡張性のある新たなDX基盤を整備することが急務の課題となっていました。

「intra mart Procurement Cloud」を選んだ理由

選定にあたっては、まず旧来のNotesで構築していた複雑な申請画面や承認ルートを確実に再現できる、高度なワークフロー機能が必須条件でした。加えて、ワークフロー以外のアプリケーション開発も効率的に行えるプラットフォームであることも重要視しました。 「intra mart Procurement Cloud」は、これらの要件を満たすだけでなく、基幹システムや既存の各種業務システムともスムーズに連携できる高い拡張性を備えていました。将来的に業務部門の多様なニーズへ迅速に応えていくため、内製中心の開発体制を可能にするローコード/ノーコード開発環境が整備されている点も、DX基盤として高く評価しました。

製品の導入により改善した業務

導入後、従業員はポータル画面から業務に必要な情報やアプリケーションに網羅的にアクセスできるようになりました。特に、承認依頼をポータル上で一覧化し、確認できる仕組みにしたことで、従来発生していた承認漏れを一掃できました。 また、基幹システムとの連携を強化し、業務プロセスの自動化を推進しました。例えば、見積りの申請が承認されると、次のアクションに必要な情報が自動で反映される仕組みを構築できています。