製品を導入することになった背景

2016年11月、株式会社ドリコムはスマートフォンゲームアプリ「ダービースタリオン マスターズ」を配信しました。このタイトルは、シリーズ累計販売本数900万本以上を誇る人気ゲームタイトルの初のスマートフォン版として、配信から約2ヵ月で100万ダウンロードを達成しました。このような注目を集めるタイトルをリリースするにあたり、ユーザーにストレスなく快適に楽しんでほしいという思いが背景にありました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社ドリコムは、ゲーム事業や広告・メディア事業を展開しており、特にゲーム事業ではヒット作を数々輩出していました。しかし、コンシューマー向けの事業を幅広く展開しているため、サービス品質には特に気を使っていました。これまでのインフラは一つのクラウドサービスに限定して利用していたが、サービスやゲームの特性や規模、利用ユーザーの傾向に合わせてインフラを選択する必要がありました。

導入前の課題に対する解決策

株式会社ドリコムは、マルチクラウドを目指しており、エンジニアがサービスに合わせて自由にインフラを組み合わせ、開発できる環境を追求していました。IDCフロンティアのクラウドサービスは、大規模アクセスに対応できる性能を持ち、価格も抑えられていたため、以前からの利用経験がありました。特に「ダービースタリオン マスターズ」のインフラ部分は、IDCフロンティアと共同で開発することになりました。

製品の導入により改善した業務

製品の導入により、株式会社ドリコムは、リリース直後の高いアクセス負荷にも迅速に対応することができました。特に、1秒あたり3,100アクセスに達した際や、リリース直後に発生したI/O処理の負荷問題に対して、IDCフロンティアは迅速に対応し、サービスの品質を維持することができました。このような迅速な対応と確かな技術力により、エンジニアのアイディアがサービスにすぐに反映・実現され、業務の効率化と品質向上が実現されました。