製品を導入することになった背景

キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、全国に多くの事業所を持つ大企業であり、新入社員が各地に配属されるため、その後の状況把握が難しいという課題を持っていました。特に、大企業特有の人材育成の課題として、大人数の従業員や物理的な距離のある従業員の育成が難しいと感じていました。入社後の研修を終えて各地に配属された新入社員の様子は、なかなか把握できず、従業員の不安や悩みに対応できているのかという疑問が生まれていました。

導入前に企業が抱えていた課題

キヤノンマーケティングジャパン株式会社のエリア事業戦略本部では、キヤノンの入出力機器やソリューションの間接販売を担当しており、新入社員を含む約1,000名が在籍しています。新入社員は研修を終えた後、全国各地に配属されるため、コミュニケーションが取りづらくなり、状況の把握が難しくなっていました。会社の離職率自体は高くないものの、新入社員の状況把握の不足による危機感を持っていました。

導入前の課題に対する解決策

キヤノンマーケティングジャパン株式会社の橋本和也氏は、新たな解決策として専用HRシステム「MotifyHR」の導入を検討しました。このシステムは、エンゲージメント向上や人と人とのつながりを重視しており、特にエンゲージメントという言葉に注目していました。2020年9月に開催された「HR EXPO」で「MotifyHR」を知り、システムのデモンストレーションを依頼しました。このシステムには、オンボーディングやコミュニケーション、コンディションチェック、目標管理などの多くの機能が含まれています。

製品の導入により改善した業務

「MotifyHR」の導入により、キヤノンマーケティングジャパン株式会社は新入社員の状況をリアルタイムで把握することができるようになりました。特に、パルスサーベイという機能を活用して、従業員の状況を定期的に知ることができるようになりました。このシステムを通じて、新入社員とのコミュニケーションが円滑になり、心理的安全性を高めることができました。また、新しいシステムの導入により、従業員が「やらされている」と感じることなく、自発的に取り組むことができる環境を整えることができました。