製品を導入することになった背景

三井不動産株式会社の『WORK STYLING』は法人向けの多拠点型サテライトオフィスとして提供されています。2020年12月現在、600社、15万人の会員にご利用いただいており、2021年1月には拠点数が100拠点に到達する予定でした。しかし、入館する際には会員限定のWebサイトを経由してQRコードを表示する必要があり、一定期間を経過すると再ログインが必要となるなどの課題がありました。アプリの制作も検討されましたが、開発・運用コストや契約企業によるダウンロード制限などの問題が浮上しました。

導入前に企業が抱えていた課題

三井不動産株式会社は、会員にサテライトオフィスを便利にご利用いただくことを重要視していました。しかし、入館の際にWebサイトを経由してQRコードを表示する必要があり、再ログインの手間やアプリではないためのブックマーク登録の促進など、利用の継続に課題がありました。また、アプリの制作には開発・運用コストが大幅にかかることや、ダウンロード制限がある契約企業が多かったため、ユーザーの利便性を向上させる方法について悩んでいました。

導入前の課題に対する解決策

三井不動産株式会社は、KUZENの担当者とのコンサルティングを通じて、LINEでの入館サービスの実現を検討しました。KUZENの提案により、「LINEでの入館サービスを実現し、ユーザビリティー向上とコストダウンを図る」という新しい試みにチャレンジすることとなりました。KUZENの特長として、導入スピード、サポート力、提案力が挙げられ、会員サイトとのAPI連携を柔軟に対応してくれました。

製品の導入により改善した業務

KUZENの導入により、会員はLINEから会員QRコードを表示するだけで入館が可能となり、利便性が大幅に向上しました。導入後の数か月で、導入前の利用頻度が月1日から月4回以上に増加し、4倍の成果が得られました。また、LINE上での近い拠点の検索機能やお気に入り登録機能、複合機やWi-FiのID・パスワードの検索レスポンス機能など、多くの機能が搭載され、会員の利便性がさらに向上しました。