製品を導入することになった背景

明治6年に創立された株式会社第四銀行は、新潟県内で長らく地域の人々に親しまれてきました。この銀行は、新中期経営計画「ステップアップ New Stage ~変革と飛躍~」に基づき、デジタライゼーションを活用した業務改革を進めています。デジタライゼーションの一環として、2017年3月頃から各店舗に大規模なタブレット端末の導入を検討し、2019年3月までに約850台の「Surface Pro」を業務用端末として導入しました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社第四銀行は、新潟県内に113店舗、新潟県外に9店舗を展開しており、約2,300人の従業員を抱えています。デジタライゼーションを進める中で、各店舗の窓口でペーパーレスでの業務を行うためのシステムの導入が必要でした。しかし、約1,000台の端末にシステムをインストールするためには、本部で一旦回収し、個別にインストールを行う必要があり、これは大きな時間とコストの負担となっていました。

導入前の課題に対する解決策

課題解決のため、株式会社第四銀行はJALインフォテックのIT資産管理ソリューション「PalletControl」の導入を検討しました。PalletControlは、Windows 10の大型アップデートや業務アプリケーションのインストール、設定変更などの課題を解決する機能を持っていました。JALインフォテックは、デモンストレーションを通じて、PalletControlの機能を実証し、株式会社第四銀行の課題を解決できることを示しました。

製品の導入により改善した業務

「PalletControl」の導入後、株式会社第四銀行は、端末の更新や設定変更をスムーズに行うことができるようになりました。特に、端末のロック解除やパスワード初期化などの作業が、PalletControlを使用して自動化され、作業負荷が大幅に軽減されました。また、窓口受付システムのインストールも、1,000台の端末を回収することなく、リモートで行うことができ、2019年3月に予定通りシステムをリリースすることができました。