製品を導入することになった背景

日本有数のばねメーカーである日本発条の販売子会社、日発販売株式会社は、データドリブンの考え方を徹底してビジネスを支えてきました。しかし、2000年初頭に導入したデータウェアハウスが、データ量の増大やデータ連携の複雑化により、レスポンスの低下を招いてしまいました。これにより、データの抽出・集計に長時間を要する状況が発生し、現場からの不満が増加。これを解消するため、より高速で使い勝手の良いデータ活用・分析基盤の導入が必要とされました。

導入前に企業が抱えていた課題

日発販売株式会社は、既存のデータウェアハウスのレスポンス低下に直面していました。データ抽出・集計に十数分から1~2時間も要する状況で、現場の作業効率と意思決定のスピードが大きく阻害されていました。また、エンドユーザー用のBIツールの自由度の低さと扱いづらさも、大きな課題となっていました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するため、日発販売株式会社はウイングアークのDr.Sumを導入することを決定しました。Dr.Sumは、実データを用いたデモでその高いパフォーマンスを証明。特に、データ抽出・集計のレスポンス時間を大幅に短縮できる点が評価されました。また、ユーザーのニーズに応じてDatalizer for WebやDatalizer for Excelなど、異なるインターフェイスを使い分けることが可能です。

製品の導入により改善した業務

Dr.Sumの導入により、データ抽出・集計のレスポンスがわずか4秒に短縮され、売上や在庫など多岐にわたる項目の柔軟な集計が実現しました。これにより、データのスピーディーな並び替えが可能となり、ユーザーの思考を止めることなくデータ分析を支援。BIツールの操作性の向上により、ユーザーからの満足度も高まりました。さらに、MotionBoardの導入により、経営層向けのダッシュボードの提供やデジタルサイネージとしての活用が拡がり、ビジネスの迅速な意思決定を支えています。