製品を導入することになった背景

北海道大学は、2026年に設立150周年を迎えるにあたり、世界の課題解決に貢献するというビジョンを掲げています。特に研究機器の戦略的な活用を目的としたコアファシリティ事業に力を入れており、その支えとなるのが「GFC(グローバル ファシリティ センター)」と「URAステーション」です。これらの組織は研究基盤IR(Institutional Research)を強化するために、ウイングアークのDr.SumとMotionBoardを基盤とするシステム構築を進めています。

導入前に企業が抱えていた課題

北海道大学では、研究力の強化と社会貢献を目指していましたが、そのためには多角的なデータ分析が必要でした。特に研究の実績や業績を評価する際、どのような先端機器を活用したか、どのような分析を行ったかといった情報も重要であり、これらのデータ活用が十分でなかったのです。

導入前の課題に対する解決策

この課題を解決するために、北海道大学はBIツールの導入を検討しました。多くのBIツールがクラウドタイプである中、ウイングアークのDr.SumとMotionBoardはオンプレミス環境でも運用可能であり、学内のニーズに合致していました。また、ウイングアークはデータの扱いも含めて信頼できる国内のベンダーであり、導入前から一貫したサポートが得られるという点も評価されました。

製品の導入により改善した業務

製品の導入により、研究基盤IRの強化が進んでいます。具体的には、研究の実績や業績、先端機器の利用状況などを多角的に分析し、それを基に戦略的な意思決定が可能となりました。例えば、研究基盤IRシステムのトップ画面に位置するダッシュボードは、先端機器全体を俯瞰してそれぞれの利用実績を把握し、今後の予算をどこに振り向けるかを判断できるようになっています。これにより、より効率的な研究活動と社会貢献が可能となりました。