製品を導入することになった背景

エレコム株式会社は、パソコン周辺機器やスマートフォン関連製品の開発・販売を行っており、その製品点数は約17,000にも及びます。新製品開発のペースも年間2,000以上と非常に速く、全国の販売網を通じて顧客の多様なニーズに迅速に対応してきました。しかし、営業活動のプロセスが便利になる一方で、各サービスのデータを個別にレポーティングすることしかできず、営業プロセス全体における課題の判断が困難になっていました。

導入前に企業が抱えていた課題

エレコム株式会社では、複数のシステムに分散していたデータを手動で集計・統合するために、営業全体で月100時間以上の工数と労力を要していました。さらに、営業担当ごとにレポートのフォーマットが異なり、部門全体での定点的なKPI観測や比較、課題分析が難しい状況でした。

導入前の課題に対する解決策

この課題に対して、エレコム株式会社は、営業・マーケティング領域において豊富なテンプレートを有する「MotionBoard」を導入しました。また、ウイングアークのData Empowerment Solution(DES)を活用し、データプレパレーションの作業負担を委託することで、データの統合と可視化を実現しました。

製品の導入により改善した業務

MotionBoardの導入により、エレコム株式会社は営業活動フェーズのデータを一元的に可視化し、受注プロセスの改善に生かすことができるようになりました。これにより、営業担当者はそれぞれ週20分かけていたレポート作成の時間を削減し、営業全体で月100時間以上の工数を削減することが可能になりました。また、Excelではできなかった差分比較も簡単になり、営業マネージャーが同じ指標を見て活動できるようになったのです。