製品を導入することになった背景

株式会社タイヨーアクリスは、金型設計製作からプレス加工までを手がける電子部品メーカーです。2006年5月に新生産管理システムの開発を他の開発ベンダーと始めましたが、途中で一時中断を余儀なくされました。その後、2007年8月にシステム開発を再開し、新システムの導入を決定しました。

導入前に企業が抱えていた課題

導入前、株式会社タイヨーアクリスはいくつかの課題に直面していました。旧販売管理システムの老朽化と、多品種少量生産への切り替えが必要でした。また、社内プロジェクト体制にも問題があり、システム設計に着手してすぐに一時中断を余儀なくされました。

導入前の課題に対する解決策

再開に際しては、過去の失敗を活かし新たな社内プロジェクト体制を確立しました。具体的には、トップダウン型組織を採用し、各部署から業務に精通した実行力のあるメンバーを選抜しました。さらに、推進事務局を設置してプロジェクトを進めました。

製品の導入により改善した業務

新システムの導入によって、生産計画の立案から材料手配までの業務が大幅に効率化されました。旧システムでは8時間かかっていた作業が、新システムでは新人でも40分で完了できるようになりました。また、在庫管理もリアルタイムで行えるようになり、納期遵守率が60%から100%に改善されました。