製品を導入することになった背景

SBSロジコム株式会社は、物流センターの運営や店舗配送などの3PLサービスを提供し、より良い物流システムづくりをサポートしていました。しかし、社会の成熟化やグローバル化の進展に伴い、物流業務は単純な運送指示に留まらず、企業全体の効率化や国境を越えたサプライチェーンの最適化が求められるようになりました。このような状況の中で、SBSロジコムは経営の効率性、健全性、透明性の確保を目指し、適正な労働時間の管理に取り組むことを決定しました。

導入前に企業が抱えていた課題

SBSロジコムは、正社員、契約社員、パートそれぞれの就業チェックを行っていたものの、勤怠管理は紙のタイムカードに依存しており、各事業所から勤怠を集計するための管理コストが大きく、管理職が部下の残業時間を把握するためには拠点と本社間の確認が必要でした。これらの課題は、労務管理面での業務改善を求める声が高まっていました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題に対処するために、SBSロジコムは複雑な就業パターンや就業規則に対応可能なWeb就業管理システムを東芝ソリューション販売から導入しました。このシステムは、多様化する勤務体系の管理や勤務実態のリアルタイム把握、外部システムとのデータ連携が可能であり、全社レベルで就業時間の実績を可視化することができました。

製品の導入により改善した業務

システム導入により、SBSロジコムは計算締業務の大幅な作業負荷軽減を実現しました。また、適正な人員計画の立案により生産性が向上し、拠点での適正な就業管理が可能となりました。システムの高度なセキュリティは、データ保護と処理権限の委譲を可能にし、管理部門のコスト削減や業務効率化、経営戦略に即した人材活用やコンプライアンスへの対応も実現できました。