製品を導入することになった背景

城東テクノは、60年の歴史を持つメーカーとして、主に木造住宅向けの建築部材の開発を行っています。そのコンセプトは「ユニークな建材で長持ち住まいを支える」であり、建築現場での困りごとの解消を目指して、日々お客様の声を取り入れながら商品開発を進めてきました。全国18拠点には約70名の営業担当がおり、日常的にお客様とのコミュニケーションを取りながら商品提案やニーズのヒアリングを行っています。しかし、営業リソースの限界から、一部のお客様とのコミュニケーションが難しく、その解決のためにマーケティングの強化を考えるようになりました。

導入前に企業が抱えていた課題

城東テクノの営業担当者は日常的にお客様との面談を行い、商品提案やニーズのヒアリングをしていました。しかし、限られた営業リソースの中で、全てのお客様と十分なコミュニケーションを取ることが難しく、特に会えないお客様とのコミュニケーションが課題となっていました。また、2017年当時、顧客情報は個別に管理されており、マーケティング活動に活用するには不十分な状態でした。情報の精度も担当者によって異なり、メールアドレスの登録率も低く、未登録の顧客情報も多かった。

導入前の課題に対する解決策

マーケティングの最終的な目標は、営業を行わなくても商品が売れる仕組みを構築することでした。デジタルマーケティングのツールは多数存在するものの、まずは顧客情報のデータベース化が必要でした。2017年当時の状況を踏まえ、2018年12月にSansanを導入し、顧客データベースの構築を開始しました。わずか2カ月で、顧客情報は3万件から13万件に増加し、マーケティング活動に必要なデータベースが整備されました。

製品の導入により改善した業務

Sansanの導入により、顧客データベースが大幅に増加し、マーケティング活動の強化が可能となりました。メールマーケティングを開始し、地域限定での配信をテストしながら、休眠顧客からの案件も増加しました。また、ウェビナー案内メールの開封率やクリック率が向上し、600名を超える応募が得られるようになりました。営業担当者もSansanのメール配信機能を活用し、月平均で数千通のメールを配信するようになりました。新型コロナウイルスの影響で訪問が難しくなった中でも、メールマーケティングを通じてお客様に情報を提供し続けることができました。