この導入事例のポイント
- 保守期限終了に伴い、よりセキュアで利便性に優れたサービスへの刷新を検討していた
- 「安全性」、「利便性」、「保守性」の3つの点を評価し同社のツールを導入
- シングルサインオンを可能にし約5300人分のID、PASS運用を効率化した
USBメモリによる郵送を廃止し、PCI DSSに準拠した「クリプト便」を活用して安全かつスピーディな受け渡しを実現
※出典:USBメモリによる郵送を廃止し、PCI DSSに準拠した「クリプト便」を活用して安全かつスピーディな受け渡しを実現
この導入事例のポイント
- 顧客企業の個人情報の受け渡しをセキュアに行い、スピーディな対応を目指したい
- 「クリプト便」を導入、工数や運用コストの実現、セキュリティの向上を図った
- USBメモリのクレジットカード情報受け渡しから、オンラインの受け渡し移行を実現
- 様々な金融機関で実績あるサービスを採用、高度なセキュリティを担保することができた
- 特定メンバーのみに限定するアクセス制限・端末認証によって、安全性担保を実現
製品を導入することになった背景
株式会社ROBOT PAYMENTは、サブスクリプション型サービスに特化した決済代行サービスを提供しており、クレジットカード情報や顧客の個人情報といった高度な機密性を持つデータを扱っています。セキュリティ対策は、同社の事業の根幹を成しています。特に、クレジットカード業界のセキュリティ基準である「PCI DSS」やプライバシーマークに準拠するなど、堅牢な対策を実施してきました。しかし、最近の動向として、オンプレミス環境からパブリッククラウドへの移行が進められており、セキュリティを担保した外部の信頼できるサービスの活用が求められていました。導入前に企業が抱えていた課題
株式会社ROBOT PAYMENTは、顧客企業との間でクレジットカード情報の受け渡しを行う際、USBメモリなどの物理媒体を使用していました。この方法は、2種類のパスワードをかけて保護するなどの手間がかかり、紛失や盗難のリスクも伴っていました。また、データの移管後の消去作業を強制的に行う仕組みがなく、不安要素として存在していました。さらに、ビジネスのスピード感が求められる中、物理的な媒体を使用した受け渡しは、スピーディな対応が困難であるという課題が浮き彫りになっていました。導入前の課題に対する解決策
上記の課題を解決するため、株式会社ROBOT PAYMENTはオンラインでクレジットカード情報を受け渡しできる手段を模索しました。その中で「クリプト便」は初めから有力な候補として挙がっていました。これは、既にいくつかの顧客が導入している実績があったためです。システム担当者としても、他のサービスとの比較や自前でのシステム構築の検討を行った結果、クリプト便が最も適していると判断されました。特に、金融機関を中心に豊富な導入実績があり、NRIセキュアからのPCI DSS準拠の説明があったことが、導入の決め手となりました。製品の導入により改善した業務
クリプト便の導入により、株式会社ROBOT PAYMENTはUSBメモリを使用したデータのやり取りの手間を大幅に削減することができました。具体的には、オンラインでのデータやり取りが可能となり、工数や運用コストの削減が期待されています。また、クリプト便の機能を活用することで、業務に関わる特定のメンバーや端末のみがクレジットカード情報にアクセスできるようになり、セキュリティが強化されました。顧客との接点においても、クリプト便を使用していることを説明することで、顧客の安心感が向上しているとの声もあります。この導入事例のポイント
- 手間がかかっていた電子媒体でのやりとりを削減、情報セキュリティも向上させたい
- データ受け渡し費用労力削減、効果的なセキュリティを実現できる「クリプト便」を導入
- 個人情報共有に「クローズド送信機能」を活用、誤送信による情報漏洩リスク削減
- 安全性や費用面での優位性から、様々な作業をセキュアな環境で行えるように
製品を導入することになった背景
住友生命保険相互会社(以下、住友生命)は、多くの企業に「団体保険」や「企業年金保険」などの保険を提供しており、これに伴い、顧客情報を含むデータ交換が日常的に行われています。これまでの情報の受け渡し方法としては、FDやMO、CMTなどの電子媒体が使用されていました。しかしながら、セキュリティや業務効率の観点から、電子メールを用いたファイル交換に対する関心が高まってきました。また、電子媒体の将来的な利用可能性に対する懸念もあり、新しい送受信サービスの検討が始まりました。導入前に企業が抱えていた課題
住友生命では、顧客である企業との間で日常的に情報の受け渡しが行われていましたが、これには従来の電子媒体が使用されていました。この方法では、情報の誤送信や紛失のリスクが伴っていました。特に、重要な個人情報を取り扱う際には、セキュリティ対策を施したジュラルミンケースに収めて郵送する必要があり、その手間やコスト、さらには搬送時の紛失リスクが問題となっていました。導入前の課題に対する解決策
住友生命は、ファイル送受信サービスの中からクリプト便を採用することを決定しました。クリプト便の採用理由としては、多くの導入実績、セキュリティとコストの優位性、そして情報セキュリティ専門企業が提供するサービスである点が挙げられます。特に、クリプト便は金融機関としての厳格なセキュリティポリシーを満たすことができると評価されました。また、クローズド送信機能を活用して、誤送信リスクを極小化する仕組みも導入されました。製品の導入により改善した業務
クリプト便の導入により、住友生命はコストと業務効率の向上を実現しました。従来の電子媒体の受け渡しにかかる郵送料の抑制や、データの修正・再送が迅速に行えるようになったことで、業務の迅速化が図られました。さらに、クローズドグループの導入により、誤送信リスクが極小化されました。この結果、情報セキュリティの向上とともに、業務の効率化が実現し、多くの顧客からの好評を得ることができました。約5,300アカウントのファイル転送サービスをクリプト便に移行 セキュリティ強化&社内情報基盤とのシングルサインオンを実現
※出典:約5,300アカウントのファイル転送サービスをクリプト便に移行 セキュリティ強化&社内情報基盤とのシングルサインオンを実現
この導入事例のポイント
- 従来のファイル転送サービスから、よりセキュアで利便性に優れたサービスへ移行したい
- 安全性と利便性、保守性に優れているファイル転送サービス「クリプト便」を導入
- 安全性と利便性、保守性に優れ、誤送信防止やログ取得、承認機能が重宝した
- 認証部分の設定やユーザー移行なども、提供会社の支援サービスで解決できた
- 約5,300人分のIDパスワード運用を効率化、一元管理化が可能になった
製品を導入することになった背景
2015年の夏、株式会社NEXCOシステムソリューションズは、グループ企業からファイル転送サービスのリプレース提案の要請を受けました。これまで、該当の企業は自社開発のファイル転送サービスを使用していましたが、保守期限の終了を機に、よりセキュアで利便性が高いサービスへの移行を検討していました。導入前に企業が抱えていた課題
株式会社NEXCOシステムソリューションズが抱えていた課題として、旧サービスがIE11に対応していないこと、そしてファイル容量の上限が100MBまでという制約が挙げられます。これらの問題を解決するために、新しいファイル転送サービスを探す必要がありました。導入前の課題に対する解決策
NEXCOシステムソリューションズは、クラウドベースのファイル転送サービスの選定を開始しました。3社の中から、最終的にクリプト便を選択しました。選定の際、最も重要視されたのは、同社のセキュリティ要件が完全に満たされているかどうかでした。クリプト便は、安全性、利便性、保守性の3つの要件をすべてクリアしていました。製品の導入により改善した業務
クリプト便の導入により、約5,300アカウントの大規模ユーザーの利便性が向上しました。特に、社内認証基盤とのシングルサインオン機能は、ユーザーがActive DirectoryのID/パスワードをそのままクリプト便で使用できるため、利便性が大幅に向上しました。また、クラウドサービスとしてのクリプト便の導入により、オンプレミス時代の経費が削減され、セキュリティ機能の更新もNRIセキュアに委ねることができるようになりました。この導入事例のポイント
- メールシステムを移行、個人情報保護の仕組み構築と、作業コスト削減を図りたい
- 「クリプト便」を導入、セキュアな環境での個人情報管理と作業の効率化を図った
- 外部委託の物理メディア管理業務がなくなり、年間200万円のコストを削減
- APIによってクリプト便とシステムを連携、送受信作業の効率を大幅に向上できた
- 物理メディアの管理負担が削減、運用コストと担当者の心理的な負担低減につながった
製品を導入することになった背景
第一生命カードサービス株式会社の主要な業務の1つとして、生命保険や損害保険の保険料の収納代行業務がありました。この業務において、取引先企業や保険会社からのお客さまの個人情報を受け取り、その情報を基に収納代行を行い、業務完了後に再び送り返すという処理が日常的に行われていました。しかし、従来の方法では大量の個人情報を郵送や宅配便でやりとりしており、物理メディアに頼った授受にはセキュリティの限界があると感じていました。このため、よりセキュアな方法への移行が必要となりました。導入前に企業が抱えていた課題
第一生命カードサービス株式会社では、取引先が約1,300社、年間の振替件数が約170万件にものぼる中、情報セキュリティの強化が必要でした。物理メディアを使用した郵送や宅配便には、メディアの破損や行き違い、紛失などのリスクがありました。また、遅延が発生すると契約の約定日を過ぎる可能性も考慮されました。導入前の課題に対する解決策
新しい個人情報の送受信システムの導入を決定した後、第一生命カードサービスは第一生命情報システム株式会社に情報提供を依頼しました。そして、クリプト便オートパイロットオプションが提案されました。この製品は、大手保険会社での導入実績があり、必要な機能を備えていることが確認されました。この製品を導入することで、情報セキュリティの強化と業務の効率化が期待されました。製品の導入により改善した業務
クリプト便オートパイロットオプションの導入により、導入コストと運用コストが大幅に削減されました。具体的には、郵送費の増加を抑制し、年間200万円のコスト圧縮が実現しました。また、すべてのデータをメールでの送受信に移行することで、データの到着が1~2日短縮され、作業のスピードアップと効率化が実現されました。さらに、物理メディアに関連するインシデントが減少し、システム運用のコストと担当者の負担が軽減されました。この導入事例のポイント
- 物理媒体で直接やりとりをしており、盗難等の個人情報漏えいのリスクを軽減したい
- セキュアな環境でファイル管理可能、情報漏洩のリスクも少ない「クリプト便」を導入
- 物理媒体でのデータ受け渡しを撤廃、情報漏洩リスクやメディア管理負荷軽減を実現
- 高度なセキュリテイが担保された暗号化機能と、使い勝手の良さが非常に助かった