製品を導入することになった背景

フードリンク株式会社では、得意先ごとの独自Webサイトからの発注データの手動ダウンロードという効率の悪い業務がありました。この問題を解決するために、RPAによる業務自動化の可能性を探求し、2019年1月に「Autoジョブ名人」を導入することを決定しました。コスト面とメンテナンスの利便性がこの決定に大きく影響しました。

導入前に企業が抱えていた課題

同社は、複数の得意先のWebサイトから発注データを手動でダウンロードするという時間と労力のかかる業務を抱えていました。この手動プロセスは、ミスを引き起こす可能性があり、効率性に欠けていました。また、データの取得ミスが発生した場合、情報システム部門がデータのリカバリーを行う必要がありました。

導入前の課題に対する解決策

RPAを導入することで、定型的な受注データのダウンロード業務を自動化することが可能になりました。複数のRPA製品を比較検討した結果、「Autoジョブ名人」がコスト面で優れ、情報システム部門がメンテナンスしやすいと判断されました。この製品は、処理のコメントを分かりやすく入力でき、他の製品よりも優れたビジュアル面を提供していました。

製品の導入により改善した業務

「Autoジョブ名人」の導入により、受注データの取得業務が自動化され、約20体のロボットが稼働しています。これにより、業務のミスが減少し、情報システム部門の負担が大幅に軽減されました。さらに、ロボットがエラーで停止する場合に備え、月に1回の手動業務の練習日が設けられ、業務の継続性と品質が保たれています。