製品を導入することになった背景

三菱自動車工業株式会社は、100社以上の系列販売会社が利用する情報システムを主導で構築・運用しています。セキュリティ対策の標準化を目指し、ウイルス対策ソフトを導入しましたが、ウイルス定義ファイルの容量が大きく、ネットワークが逼迫することが頻繁に発生しました。このため、業務に支障が出ることがありました。さらに、ソフトベンダーからのサポートの質にも不満がありました。これらの課題を解決するために、新しいウイルス対策ソフトの導入を検討しました。

導入前に企業が抱えていた課題

三菱自動車工業株式会社の生産販売IT部は、国内の販売会社が利用するディーラーマネジメントシステムの構築と運用を担当しています。2002年にウイルス対策ソフトを導入したものの、ウイルス定義ファイルの容量が大きいため、9,000台以上のユーザーが同時に更新を行うとネットワークが逼迫しました。この結果、通常の業務が停止することもありました。さらに、ソフトベンダーからのサポートが不十分で、迅速な対応が得られないことも問題となっていました。

導入前の課題に対する解決策

三菱自動車工業株式会社は、現在のセキュリティソフト以外の7つの製品を比較検討しました。多くの製品でネットワーク負荷を改善するためには、インフラの増強が必要でした。しかし、ESETはウイルス定義ファイルが非常に軽量であり、ネットワーク負荷を軽減できると判断されました。ESETのウイルス除去能力も高く、インフラを変更せずに導入できるとの判断から、ESETの導入を決定しました。

製品の導入により改善した業務

ESETの導入により、ネットワーク使用率は以前の約7分の1にまで減少しました。これにより、ネットワークが逼迫することなく業務を進めることができるようになりました。また、ESETのウイルス検知精度が高く、IPS検知されたものがすり抜けることがなくなりました。さらに、ESETの管理ツールを使用することで、全PCのウイルス定義ファイルの更新状況やログ収集を効率的に行うことができるようになりました。