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エンタープライズサーチとは?機能や比較ポイントをわかりやすく解説

この記事で解説すること

エンタープライズサーチとは、企業内部の情報を横断検索できる機能です。紙の文書やマニュアル、製造設計書など、あらゆるドキュメントやファイル、コンテンツを横断して検索することで、目的の情報に迅速にたどり着くことができ、業務効率化を図ることができます。エンタープライズサーチの概要から、主要機能、導入のメリットなどを知り、ツールを比較検討する際の参考にしてください。

「エンタープライズサーチ」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • エンタープライズサーチ
    • サジェスト機能
    • ChatGPTと連携
    • 検索結果のランク付け
    • API連携
    • ユーザー辞書
    • 自然言語処理機能
    • スケーリング
    • 多言語対応
    • 検索結果のログ分析
    • 絞り込み検索(ファセット機能)
    • 検索履歴
    • 重複データ対応
    • 関連文書検索
    • ハイライト表示・ソート表示
    • OCR機能
    • アクセス権限管理・認証設定
    • サムネイル表示(プレビュー)
    • タグ検索
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
エンタープライズ 5,000米ドルから
Premium お問い合わせください
IBM Cloud Pak for Dataカートリッジ お問い合わせください
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 250万円
備考
初期費用はソフトウェアライセンスおよびハードウェア込みの価格です。
利用料金 60万円/年額
備考
ユーザー数等の条件次第で費用は変動します。別途年間費用が発生します。
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
FSエディション 要相談
備考
高コストパフォーマンスを発揮するファイルサーバー検索エンジンです。
RAエディション 要相談
備考
ファイル共有に便利な機能が満載のプランです。ファイルサーバーを丸ごとWEB共有できます。
CMエディション 要相談
備考
ファイルサーバーの文書管理体制を強化したプランです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
Enterprise Edition 要相談
備考
登録可能な文書数は無制限で、クライアント数も無制限です。導入規模は1,000名以上の企業です。
WorkGroup Edition 要相談
備考
登録可能な文書数は750万文書で、クライアント数は無制限です。導入規模は100名以上の企業全社導入です。
Basic Edition 要相談
備考
登録可能な文書数は300万文書で、クライアント数は無制限です。導入規模は100名以下の企業部門導入です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
Developer Edition 810 USD
備考
最初の30日間で最大750時間の無料利用枠があります。
Enterprise Edition 1,008 USD
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

企業内に蓄積されたさまざまなデジタルデータを、保管場所にこだわらず一括で検索可能にする「エンタープライズサーチ」は、業務の効率化を実現するシステムです。システムの導入によって、複数のデータベースやファイルサーバー、クラウドストレージに散在するデジタル情報を迅速に横断検索できるようになります。

本記事では、エンタープライズサーチの概要から、その主要機能や導入によるメリット、さらには導入を検討する際のポイントに至るまでを解説します。エンタープライズサーチについて理解を深め、導入検討の参考にしてください。

エンタープライズサーチとは?

エンタープライズサーチについて、その概要と仕組みを深く掘り下げて解説します。

概要

エンタープライズサーチとは、企業内に分散して保存されているさまざまなデジタルデータを、保管場所を問わず一括で検索できる企業内検索エンジンのことです。「Enterprise Search」「エンタープライズ検索」「企業内検索システム」「社内検索システム」「イントラネット検索」とも称され、企業内の情報検索を効率化することを目的とします。

現代のビジネス環境では、企業は日々大量のデジタルデータを生成しており、従業員数や取引先の増加に伴い、管理すべきデータの量も急速に増加しています。エンタープライズサーチは、このような環境下でインターネット上の一般的な検索エンジン(GoogleやYahoo!など)と同じような使い方で、企業内のデータベースやファイルサーバー、社内ポータル、クラウドストレージサービスなど、多岐にわたるデータソースから情報を迅速に横断検索することが可能です。

さらに、エンタープライズサーチは検索時間を大幅に短縮し、情報共有の効率化や迅速な意思決定をサポートします。従業員の生産性の向上に大きく貢献し、ビジネスプロセスの効率化を実現します。また、デジタル化が進む現代において企業内検索エンジンの市場規模が拡大しているのも事実です。企業内のデータの量が増加するにつれて、その管理とアクセスの容易さがビジネスの成功に直結するため、エンタープライズサーチの需要は今後も高まることが予想されます。

仕組み

エンタープライズサーチでは、システム内を巡回するクローラーと呼ばれるプログラムが各ストレージからデータを収集し、それらを整理して検索しやすくします。サーバー1台にクローラー・インデクサー・サーチャーというプログラムを備えるのが一般的ですが、データ量によっては変更が必要な場合もあります。

また、データ量の増加やシステム障害に対処するために、負荷分散を図る構成も広く採用されています。Googleなどのインターネット検索と基本的な構造は似ていますが、エンタープライズサーチではユーザーの権限に基づいて検索結果がカスタマイズされる点が大きな違いです。

エンタープライズサーチの主な5つの機能

エンタープライズサーチの技術は、企業内の膨大なデータの海から必要な情報を迅速かつ正確に見つけ出すことを可能にします。以下に、横断検索や絞り込み検索などエンタープライズサーチの主な機能について紹介します。

  • 横断検索
  • サジェスト
  • 絞り込み検索
  • 画像検索
  • あいまい検索

1.横断検索

エンタープライズサーチは、企業内のさまざまなデータソースを横断的に検索することが可能です。ファイルサーバー・ポータルサイト・データベース・Box・Notes・SharePointなど、多様なサービスにわたるデータに対して一元的にアクセスできます。サポートされるファイル形式は、Office系ファイル(Excel・Word・Powerpoint)やPDF・CSV・ZIPなど多岐にわたります。この機能により、資料探しにかかる時間を大幅に削減できるでしょう。

2.サジェスト

サジェスト機能は、ユーザーが検索キーワードを入力する際に、関連するキーワードの候補を自動的に表示する機能です。特に正確な検索キーワードを記憶していない場合や、どのようなキーワードで検索を続けるべきか迷ったときに非常に役立ちます。サジェスト機能により、ユーザーは簡単なヒントからでも求めている情報に素早くアクセスできるため時間短縮につながります。

3.絞り込み検索

絞り込み検索機能では、検索範囲を特定のフォルダやファイル形式・日付・サイズなど、具体的な条件でフィルタリングできます。この機能は、多くのドキュメントの中から特定の情報を探し出す際に特に便利です。例えば、プロジェクトや顧客ごとに整理された資料の中から、必要なドキュメントを素早く見つけ出せるでしょう。細かい条件を設定することで、検索結果を効果的に絞り込み、目的の情報に迅速にアクセスできます。

4.画像検索

画像検索機能は、検索結果をサムネイルやプレビューとして表示し、ユーザーが視覚的に内容を確認できるようにするものです。文書だけでなく、画像やビデオファイルなどのメディアコンテンツも検索対象に含まれます。視覚的なサムネイルやプレビューは、情報の検索と識別を直感的かつ迅速に行うことに役立つでしょう。

5.あいまい検索

あいまい検索機能は、キーワードをもとに似ているドキュメントを検索する機能です。キーワードの入力ミスや類似表現にも柔軟に対応し、ユーザーが求める情報を効率的に見つけ出すことをサポートします。必要な情報により早くより簡単にアクセスすることが可能となり、日々の情報収集がスムーズに行えるようになります。完全一致検索とは異なり、検索条件と完全に一致しなくても検索が可能です。

エンタープライズサーチのメリット

エンタープライズサーチの導入がもたらす具体的なメリットを詳しく解説します。メリットを理解し活用することで、企業は情報管理の戦略をより効率的に進められるでしょう。

アクセス可能な情報量が増える

エンタープライズサーチの技術を駆使することで、企業内のさまざまなデータソースにアクセスできるようになります。異なる保存場所やさまざまな形式で管理されているデータにもスムーズにアクセスすることが可能です。

従業員は必要な情報を素早く見つけ出すことができ、新しいアイデアやノウハウの発掘、過去の成功事例の再現が容易になります。高品質で効率的な企画やプレゼンテーション資料の作成などが可能となり、業務の生産性を大幅に向上させられるでしょう。

効率的にデータを収集できる

エンタープライズサーチは、検索キーワードの分析やAIの活用を通じてユーザーに最適化された検索結果を提供します。ユーザーは関連性の高い情報を素早く見つけられるため、情報収集にかかる時間を大幅に削減できるでしょう

ログデータを活用できる

エンタープライズサーチを導入することで、管理者は管理画面を通じて従業員の利用状況をリアルタイムで確認できます。検索傾向やニーズを把握し、組織内での情報の流れを最適化できるでしょう。ログデータの分析を通じて、従業員がどのような情報を求め、どのような課題に直面しているかを知ることが可能です。

アクセス制限を設定できる

エンタープライズサーチでは、ユーザーごとにアクセス制限を細かく設定できるため、セキュリティレベルを大幅に高められます。インターネット上の一般的な検索エンジンでは実現できないセキュリティ対策であり、機密情報や個人情報へのアクセスを適切に制御することで、情報漏えいなどが防げるでしょう。

容易に導入できる

専用サーバの準備とシステムのインストールを行うことで、比較的容易にエンタープライズサーチを導入することが可能です。さらに、多くのエンタープライズサーチ製品は、直感的なユーザーインターフェースと充実したサポート体制を備えており、運用の助けとなるでしょう。

そのため、技術的な専門知識がないユーザーでも安心してエンタープライズサーチを利用することが可能です。導入から運用に至るまでのプロセスがスムーズであるため、組織内での情報検索効率を速やかに向上させることが期待できます。

DXの推進につながる

エンタープライズサーチは、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の重要な第一歩です。データのデジタル化と効率的な活用を実現することで、企業はデジタル時代の競争力を高められるでしょう。直感的な操作性を誇るエンタープライズサーチは、DX推進における障壁を減らします。データのデジタル化とその効率的な活用により、業務プロセスの最適化や意思決定の迅速化、顧客体験の向上など、DXのさまざまな側面でのメリットが得られます。

ナレッジマネジメントを実現できる

現代の企業は、日々膨大な量のデータと情報に直面しています。情報の中から有益なナレッジを抽出し組織全体で共有・活用することで、持続的な成長が可能です。エンタープライズサーチは、このプロセスを強力にサポートしてくれます。

高度な検索機能により、従業員は必要な情報を迅速に抽出でき、個人の知識や経験を組織全体の資産として活用することが可能です。ナレッジの再利用が促進され、イノベーションの創出や業務効率の向上に貢献します。結果としてエンタープライズサーチは、ナレッジベースの確立という形で企業の知的資産を最大限に活用するための強力なツールとなるでしょう。

エンタープライズサーチのデメリット

エンタープライズサーチは、組織内のあらゆるデータを検索しアクセスするための強力なツールですが、いくつかのデメリットも存在します。

デメリットに対しては、適切なツールの選定や内部ルールの整備、セキュリティ対策の強化などを通じて、エンタープライズサーチの効果を最大限に引き出しつつ、リスクを管理することが重要です。以下に、主なデメリットを解説します。

継続的にチューニングを行う必要がある

エンタープライズサーチの一つ目のデメリットは、データ検索精度を高めるために継続的なチューニングが必要である点です。組織内のデータ量は日々増加し、その内容も複雑になるため、システムを最適化し続ける必要があります。このプロセスは、社内のリソースを大量に消費し、管理上の手間や時間を要することがデメリットです。

しかし、タグ付けやデータの格納先に関するルールなどを設けて徹底させることによって、このデメリットを緩和できます。また、操作性が優れたシンプルなUIを持つツールの選定や、導入から運用までをサポートしてくれるサービスを選ぶことも、デメリットを軽減する一つの方法です。

セキュリティ対策が必要になる

エンタープライズサーチのもう一つのデメリットは、セキュリティ対策が必要である点です。検索範囲が幅広い場合、情報漏えいのリスクが高まります。機密文書や他部署で共有されると困る情報が検索範囲に含まれる場合、アクセス権限を細かく設定する必要があります。

誰がどの情報にアクセスできるかを事前に決定し、運用することが求められるでしょう。既存のアクセス権限を引き継げるツールを使用することで、新たな閲覧権限ルールを設定する手間を省くことができ、セキュリティ対策のデメリットをある程度軽減できます。

エンタープライズサーチの導入がおすすめの企業や業種

エンタープライズサーチの導入は、情報量が膨大で、管理と活用に課題を抱えている企業や業種に適しています。製造業・建設業・情報通信業を含む幅広い分野で活用され、大企業での利用が主流となっているようです。

これは、社員数にあわせてデータ量も増大するため、情報資産の効率的な管理が必要だからです。以下のような課題を抱える企業は、エンタープライズサーチの導入を検討しましょう。

  • マニュアルが作成されておらず、特定の担当者に依存する情報が多い
  • 資料やデータの保存場所が統一されておらず、必要な情報を探す際に困難を感じている
  • 顧客や社員からの問い合わせに対して、より迅速に対応する必要がある
  • 現在使用している検索ツールのレスポンス速度に満足していない

高速なレスポンスを提供できるエンタープライズサーチ製品への移行は、企業の業務効率を大幅に向上させる可能性があります。情報の迅速な検索と適切な管理を通じて、企業はより効率的な意思決定を行い、競争優位性を高めることが可能です。

エンタープライズサーチの導入事例2選

エンタープライズサーチの導入事例として、株式会社アイシンと株式会社ニチリンを取り上げます。これらの事例を通じて、エンタープライズサーチがどのように業務効率化に貢献しているかを具体的に見ていきましょう。

1.株式会社アイシン(導入商品:Neuron ES)

株式会社アイシンでは生産技術部門に「Neuron ES」を導入。導入前の調査で、スタッフが資料作成に多くの時間を費やしており、特に情報の検索に時間が取られていることが明らかになりました。こうした課題を解決するため、「Neuron ES」の導入を決定。導入の決め手となったのは、その高速な検索性能でした。実際に導入後、検索時間が1,039時間/月も削減されるという顕著な効果が得られたそうです。

2.株式会社ニチリン(導入商品:QuickSolution)

株式会社ニチリンでは、技術部門での業務効率化のために「QuickSolution」を導入。ニチリンでは、従来のエンタープライズサーチ製品に使い勝手や検索速度・精度の課題を感じており、これを解決するために新たなソリューションを探していました。住友電工情報システムの「QuickSolution」は、その要件を満たす製品であり、導入によって検索時間の大幅な短縮と検索精度の向上が実現され、業務効率化に寄与したそうです。

エンタープライズサーチの比較ポイント

エンタープライズサーチの製品を選択する際には、さまざまな比較ポイントを考慮する必要があります。ここでは、機能・料金・サポートに焦点を当てて解説します。

1.機能

エンタープライズサーチは、検索機能・分析機能・ダッシュボード機能など、製品によって提供される機能が大きく異なります。企業が直面している課題や具体的な利用シーンに応じて、必要な機能を事前に特定しておくことが重要です。例えば、迅速かつ正確に情報を見つける必要があるカスタマーサポートの場合、高度な検索機能を備えた製品が望ましいでしょう。

また、グローバルに事業を展開している場合は、多言語対応が可能かどうかも検討する必要があります。セキュリティ機能も非常に重要で、企業の重要情報を安全に扱うためには、アクセス制限や認証機能がどの程度カスタマイズ可能かを確認することが大切です。

2.費用

料金構造は、提供される機能の範囲やサポートするデータの量によって製品ごとに大きく異なります。特に、大規模なデータセットを扱う場合、それを支えるために複数のサーバーを導入する必要が生じることがあり、初期設定費用だけでなく維持管理に関わる費用も考慮する必要があるでしょう。

かかる費用は、導入初期費用や継続的な保守費用、そして月額利用料などがあります。企業の予算やプロジェクトのスケジュールに応じて、最適な料金プランを選択できる柔軟性があるかどうかも考慮すべき点です。買い切り型プランやサブスクリプションベースのプランの選択肢があるかどうか、また、システムの機能性を試せる試用版やデモ版が提供されているかどうかも確認しておきましょう。

3.サポート

エンタープライズサーチの導入と維持管理には、情報システム部門などの内部リソースとの密接な協力が求められます。しかし、必要なリソースの確保が難しい場合も少なくありません。そのため、導入から運用までをサポートする製品を選択することが重要です。

特に、導入段階での技術的なサポートが手厚い製品を選ぶことで、プロジェクトの進行がスムーズになります。さらに、導入後の保守サポートや定期的なバージョンアップ対応、運用時の問い合わせへの迅速な対応など、ベンダーが提供するサポートサービスの質は、長期的な運用において重要な選択基準となります。適切なサポート体制が整っていることで、エンタープライズサーチシステムの効果を最大限に引き出すことが可能です。

エンタープライズサーチのおすすめ製品26選

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • マネージド型サービスなので管理や設定をベンダー側にお任せできる
  • データやクエリのボリュームに応じて自動スケーリング
  • 豊富な検索機能により快適な検索体験を実現

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 膨大な量のコンテンツから必要な情報をすぐに探し出せる
  • Salesforce、SAPなど100種類以上のサードパーティに対応可能
  • お客様のニーズを満たすプライバシーとセキュリティ

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • アプリケーションの文脈に応じた検索結果を表示
  • Microsoft365の全体を検索し、素早く目的の情報を取得できる
  • プライバシー設定でセキュアな環境を構築できる

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 高性能な文書構造の理解と画像の読み取り技術
  • キーワード検索だけでなくファセット検索も可能
  • NLPを基盤としてLLMモデルを活用して情報を抽出

エンタープライズサーチ

トライアル 無し
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 全文検索エンジン「SAVVY」を利用したツール
  • SAVVY/NEOは蓄積されたデータの検索に対応
  • 自社開発だからこそ独自の要件に柔軟に対応できる

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 日本語に強い多彩な検索機能でスムーズな検索をサポート
  • 検索結果を構造化できる多観点ツリー機能を搭載
  • あらゆる業界・業種のユースケースで業務改善を図れる

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 全文検索やサムネイル表示などの充実した検索補助機能
  • ファイルの中身をプレビューで確認でき、視覚的に検索できる
  • 検索キーワードを分析して有効データを素早く上位表示

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 独自開発のAI-OCR機能により手書き文字まで高精度にデータ化
  • 文書の自動分類とタグ付けにより業務負担が軽減
  • オンプレミス製品ならではのセキュアな環境で文書管理が可能

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 業界トップクラスの最速マルウェア検索エンジン
  • クラウドを活用した革命的なプラットフォームで脅威を検知
  • セキュリティオペレーションセンターの負荷を軽減

エンタープライズサーチ

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 一問一答型AIと文書検索型AIにより、幅広く質問内容を網羅できる
  • 社内・社外のサーバーを分けることで強固なセキュリティを構築
  • コールセンターやホームページの問い合わせなどに活用できる

エンタープライズサーチ

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • わかりやすく使いやすい検索画面とさまざまな機能
  • パーソナライズダッシュボードやアクセス制限などの多彩な機能
  • 辞書登録やAPI連携など利用状況に合わせてカスタマイズできる

エンタープライズサーチ

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 独自アルゴリズムにより高精度のヒットと高速応答が可能に
  • 社内規定やマニュアルをまとめて検索できる
  • 手厚い伴走支援で課題をスピーディに解決できる

エンタープライズサーチ

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 複数のクローリング機能と国際化されたインデックスデータベース
  • 類語辞書機能やスポット検索などの充実した検索支援機能
  • 冗長化と負荷分散を可能にするクラスター機能

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • よりアイテムが探しやすく、見つけやすくする高機能・多機能な最先端の検索エンジン
  • リリース後も安心して運用を任せられる導入・最適化サポート
  • 少ない導入コストで簡単に多くのサービスが利用できるNaviPlusシリーズ連携

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • データ処理高速化でサイト内の検索スピード向上、検索結果の並び替えも可能
  • 段階的な絞り込み検索の実装、表記ゆれも検索結果に反映
  • 売上200%、検索利用数135%となった事例も

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • ページを早く簡単に探せる、今すぐ導入できるセルフサービス
  • PDFファイル内の文字も検索対象、高いアクセシビリティ
  • 豊富な検索機能、オンライン・セルフサービスで簡単導入

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • トレーニングなしで見たまま使えるUI、日本語に強い検索エンジン
  • 専門知識なしで運用・管理が可能、多彩な検索オプション
  • 既存資産をそのまま 有効活用可能、簡単ログ操作

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • わかりやすく簡単なユーザーインタフェース
  • 高性能な全文検索、ブラウザだけで内容確認できるファイルプレビュー
  • Windowsファイルサーバーの検索に特化、シングルサインオンにも対応

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • NLP技術による高速かつ高精度な検索エンジン
  • Office365やBoxなど各種クラウドサービス対応、高いスケーラビリティ
  • 直感的ユーザーインタフェイスとCBデスクトップで効率化

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 検索性向上を考えた仕組み、問い合わせ情報の蓄積でさらに便利に
  • 検索精度向上のための学習機能が充実、きめ細やかな情報制御が行えるので安心
  • ファイル分割によるピンポイント検索、FAQ情報のコンテンツ登録機能も

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 チャット 

製品のおすすめポイント

  • 構造化・非構造化コンテンツどちらもサーチ、NLPも使用可能
  • コンテンツの属性・ユーザーの行動などから検索結果はカスタマイズ
  • OpenSearch向けのインテリジェントランキングも提供

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 導入からサポートまで、一気通貫でソリューションを提供
  • 既存システムと連携も可能、Wikiやoffice製品等などの資料を一元化して管理
  • タグ付け・絞り込みなどで効率的な検索、タイムリーな情報発信

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 社内サーバー・Webサイト・アプリケーションなどのデータを横断検索可能
  • ログ・メトリック・パフォーマンスデータのトレース
  • Elasticsearchの高速性を生かしてセキュリティログを一元的に管理
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 洗練された検索・分析ビジュアライズインターフェース
  • 200種類以上の外部システム接続用コネクターが提供
  • 高度な自然言語処理(NLP)× 機械学習・深層学習で高度な情報解析

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 社内外の情報を横断検索、複雑な日本語や画像内の文字情報も検索可能
  • Click Naviで簡単に情報検索、純国産・自社開発のサポートサービスで安心
  • 高速・高精度な検索機能や、ページをピンポイント表示するビューワでさらに効率化

エンタープライズサーチ

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 社内に散らばった資料を横断的に一括検索、暗号化ファイルの全文検索にも対応
  • 大規模・大容量でも高速な検索結果を実現、管理者向けのレポートや設定も充実
  • サムネイル・プレビュー機能で素早く目的の文書へ、効率化に貢献

ビジネスの生産性と情報アクセスの効率を高めるエンタープライズサーチのおすすめ製品を厳選して紹介します。さまざまな選択肢が存在しますが、それぞれの製品が持つ独自の機能性や拡張性、利便性を比較検討することが不可欠です。

 

エンタープライズサーチの歴史

エンタープライズサーチの歴史は、2000年代初めに遡ります。この時期、システムとして登場し始めたエンタープライズサーチは、2005年頃には一部製品として実際に利用されるようになりました。一般的な検索エンジンであるGoogleが1997年頃に登場した後のことであり、企業内情報の検索と管理の必要性が高まった結果と言えます。

当時、多くの企業では資料のデジタル化がまだ十分に進んでおらず、エンタープライズサーチの利用は限定的でした。しかし、2010年代に入ると企業のデジタル化が加速し、ビッグデータの扱いが重要な話題になります。デジタル化の進展は、企業内での情報管理と検索の方法にも大きな変化をもたらしました。

近年はAIの活用が進み、エンタープライズサーチの能力は大きく向上しました。特に、検索時の類似文書のクラスタリングやリコメンドの精度が改善され、より関連性の高い情報を迅速に見つけ出すことが可能になっています。今後もAIなどの技術の進化に伴い、エンタープライズサーチはさらに高度な機能を備え、企業内外の情報管理と活用の中心的な役割を果たす可能性があるでしょう。

生成AIのChatGPTとエンタープライズサーチの違いは?

ChatGPTは、OpenAIによって開発されたAIに基づく対話型のチャットツールで、インターネット上の膨大な情報をもとに質問に対する回答を導きます。一方で、エンタープライズサーチは企業内の多様なデジタルデータを横断的に検索するためのシステムです。

ChatGPTとエンタープライズサーチの間の主な違いは、検索範囲・結果の精度・そしてアクセス権の考慮にあります。ChatGPTは広範囲のインターネット情報を扱いますが、回答の精度には保証がなく、アクセス権を考慮しません。一方でエンタープライズサーチは、企業内に蓄積された情報を検索の対象とし、部門や職位に基づくアクセス権を考慮しながら、正確な情報を提供してくれます。

エンタープライズサーチを用いることにより、検索時間とコストを減少させ、ナレッジマネジメントを強化し、DXを促進することが可能になります。ChatGPTとエンタープライズサーチにはそれぞれ独自の利点があり、情報検索のニーズに応じて適切に選択し活用することが重要です。

まとめ:エンタープライズサーチは業務効率化を強力に支援

企業内検索エンジン「エンタープライズサーチ」について紹介しました。エンタープライズサーチは、横断検索や絞り込み検索のような機能に加え、サムネイル表示やプレビュー機能など、ユーザーに喜ばれる便利な機能を多数備えています。さらに、導入の手軽さや活用状況のログといった、管理者にとって役立つ機能も充実しています。

日々増加する大量のデジタルデータの中から必要な情報を見つけるのは、簡単な作業ではありません。だからこそ、エンタープライズサーチがその価値を発揮するでしょう。従業員の生産性向上や業務効率の改善を目指して、エンタープライズサーチの導入をぜひ検討してみてください。

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