製品を導入することになった背景

株式会社アクセルスペースは、2008年の創業以来、超小型衛星をプロダクトとして取り扱う宇宙ベンチャーとして知られています。これまでの活動としては、ウェザーニューズや国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの国内クライアント向けに専用衛星の開発を行ってきました。しかし、2015年に大型の資金調達を成功させ、自社で50機の衛星を保有し、その画像データの販売や解析データの提供という新たなサービスの展開を目指して事業拡大を進めている状況でした。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社アクセルスペースは、外国人エンジニアの割合が高く、全社員のうち外国人が3割程度を占めているという特徴があります。会社の規模が拡大する中で、就業規則などの重要な社内文書を外国人にも理解できる内容にする必要が出てきました。しかし、多くの文書を一つ一つ人力で翻訳すると、非常に多くの労力が必要となり、また、規程などの文書は法律に基づいて作成されているため、翻訳の際の誤解を避ける必要がありました。

導入前の課題に対する解決策

翻訳作業の効率化を目指し、外部の翻訳サービスの導入を検討することとなりました。その中で「ヤラクゼン」を選択した理由として、ユーザ側からのフィードバックが可能であり、アカウント別に辞書登録やフレーズ登録が行える点が挙げられます。これにより、翻訳結果に対してのフィードバックが容易になり、エンジニア向けや人事文書向けといった訳し分けも可能となりました。

製品の導入により改善した業務

ヤラクゼンの導入により、多様なファイル形式に対応した翻訳が可能となり、ファイルをアップロードするだけでフォーマットを保ったままの翻訳結果を得ることができるようになりました。これにより、文書の体裁にかかる時間が大幅に削減されました。さらに、情報セキュリティがしっかりとしているため、社内向けの文書も安心して翻訳することができるようになりました。これにより、これまで手をつけられていなかった文書にも翻訳の効率化を進めることができるようになりました。