製品を導入することになった背景

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、筑波大学から生まれた産学連携スタートアップとして、多方面での活躍を見せています。独自の波動制御技術を中心に、大学での研究成果を社会実装する取り組みを進めています。特に、少子・高齢化による労働人口の減少や障がい者の生活の質向上を目的とした社会課題の解決に注力しています。このような背景の中、新たな拠点の設立や本社の移転が進められ、セキュリティの確保や効率的な管理が求められるようになりました。

導入前に企業が抱えていた課題

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、新たな本社への移転を機に、ラボやストックルームなど、セキュリティが必要な部屋の設置を計画していました。これらの部屋では機密事項を取り扱うため、高いセキュリティが求められていました。また、将来的には拠点の増加も予想され、それに伴い、本社からの一元的な管理や、コストの抑制も大きな課題として挙がっていました。

導入前の課題に対する解決策

セキュリティの確保と効率的な管理のため、新たな施錠システムの導入が検討されました。その中で、信頼性の高いシステムを選ぶこと、本社での一元管理が可能なシステムを選ぶこと、そしてコストを抑えることが重要な要件として挙げられました。電池錠のシステムも検討されましたが、電池交換の手間や信頼性の面での懸念から、電気錠の『iDoors(アイドアーズ)』が選ばれました。このシステムは、クラウドでの一元管理が可能であり、ドアの形状に制限がないため、既存の施設や古いドアにも対応できるというメリットがありました。

製品の導入により改善した業務

『iDoors』の導入により、機密事項を扱う部屋のセキュリティが大幅に向上しました。特に、ラボでは入退室履歴の管理が強化され、セキュリティの確保が実現されました。また、クラウドでの一元管理により、リーダーごとの設定変更やアラートの設定など、管理者の業務負担が大幅に軽減されました。新たに開設された茨城県の開発拠点でも『iDoors』が導入され、遠隔での管理が可能となり、そのメリットを実感しています。さらに、新拠点の既存施設にもマグネット錠を取り付けることで、問題なくセキュリティが確保されました。