製品を導入することになった背景

株式会社キリガヤは、もともと明治15年創業の材木屋としてスタートしました。大手住宅メーカーによる工業製品を使った住まいが増加する中、無垢の木を活かした家づくりに取り組む工務店が少なくなっていました。この背景から、キリガヤは1998年に住宅事業部を立ち上げ、自ら家づくりを始めることとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

キリガヤは、無垢の木を活かした家づくりを提案していましたが、取引先の工務店からは「無垢の木の素材は高価」「加工が難しい」「反りや狂いが生じる可能性がある」といった懸念が寄せられていました。これにより、無垢の木を最大限に活用した家づくりの提案が難しくなっていました。

導入前の課題に対する解決策

キリガヤは、自らの手で無垢の木を活かした家づくりを行うことで、これらの課題に取り組むことを決意しました。また、家づくりだけでなく、ガーデン事業部の設立や家具業界への参入も行い、無垢の木を最大限に活用した生活空間の提案を強化しました。

製品の導入により改善した業務

Archicadの導入により、キリガヤは家具や庭の設計をより効率的に行うことができるようになりました。特に、家具設計では数ミリ単位の精密な設計が求められるため、Archicadの高い再現性が大きな助けとなっています。また、エクステリアの設計においても、Archicadを使用することで現場の高低差や勾配などの情報を正確に取り込み、よりリアルな3Dイメージを顧客に提供することが可能となりました。